先代巫女と行く幻想郷生活   作:篠崎零花

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これで大体は拾えたでしょうか…(遠い目



このような二次創作が平気な方は下からが本編になっていますので適当にどうぞ


第41話 今日は雨。心にも降りそうです

「…前の異変のことになるんだけどもね、あれは本来こうなる前に解決できたかもしれないの。でもちょうど私も衰え始めていたんでしょうね、解決できなかったのよ。…ま、皮肉な話よね」

 

ふむふむ、なるほど。

1つだけ分かったことがある。

 

 

 

 

―――話の内容がよく分からない

 

「その話、まだ続きがあったりしないのか?今の流れだと、どうしてこうなったのか全然理解できないんだが」

 

「そりゃそうよ。まだあなたの言うとおり、続きがあるのだから。…それでね、言ったでしょう?外の世界の人間も巻き込んで現代の幻想郷にきたと。あれ、ここについての知識…というべきかしら。それを持ってる人が優先的に狙われてたみたいなのよね」

 

「ちょっとその話、突拍子もないわよ。もし、霊華の言うことが本当だとするならば私は今ごろその知識も使ってるはずよ?」

 

外の世界で覚えた知識だって使ったり、応用したりしてるんだから使わないはずないと思うんだけどね。

私だけかな、そう思うの。

 

「…そこなのよね。私もそれ以上のことは聞けなかったわけだし、その上調べようにも難しいのよね。記憶を読めばいいんでしょうけど、本人にない記憶は読めないでしょうし…」

 

「そういうこともあったのですね。ただそうすると霊華。貴方にその衰えを感じないのですが、なにかしたのですか?」

 

 

か、華仙もだいぶ踏み込むよね。

大体の人や妖達は先代の巫女ってだけですごく気にしてるみたいだったのに…。

 

(…霊夢が苦笑いしてるな。まあ、こんな話になっちゃどうしようもないか)

 

 

「特になにもしていないわよ?強いて言えば何故か若返ってしまったぐらいかしら。おかげさまですこぶる動きやすいから特段気にはとめていなかったのだけども」

 

「それ、気にするところでしょう!?」

「それは普通気にするもんだぜ!?」

 

 

「……。まあ、そうですね。普通なら最初に疑問を持つべき場所ですね」

 

「あ、あなたまでそれを言うのね。参っちゃうわ」

 

困ったように笑ってるけど、気づいてるなら不思議に思おうよ、霊華!そうでなくともなにかしら起こったとか思おうよ!

幻想郷だからって考えたらキリないって!

 

「とりあえず、霊華は謎の若返りをしてこちらに、霊夢はなんやかんやあってこちらにきたことは分かりました」

 

「なんやかんやってなによ!?私だけ略されすぎじゃないのかしら?!それは私も傷つくわよ!?」

 

「つっこ巫女って言ったら笑うか?」

 

「魔理沙、それはちょっと違うと思うわよ。あとそんなにつっこんでなんかいないわ」

 

 

(霊夢、あなただいぶつっこんだりしてきてると思うわよ。…まさか、無自覚?……どんな子よ)

 

「まあ、今回の知りたいことが知れたのでもう帰りますね。ただまだ語りたいことはたくさんあるので次も来ることにします。では、また」

 

「うぇっ!?また来るのかよ!」

 

「映姫よりはマシなんじゃないのかしら、華仙の説教って」

 

魔理沙、そこは「あ~…確かに」とかって言わない方がいいんじゃないかな。

 

「説教にマシもなにもないと思うのですけどね。さて、ペットもいるので本当に帰りますね。では」

 

「はいはい、またね」

「じゃあな、華仙」

「また会いましょうね、華扇」

 

 

 

そう別れの挨拶をしたら今度こそ帰っていった。

ってあれ。いつの間にやんだんだろう。

 

「なんか急にやんだな…。まあ、いいんだけどさ。ところでお前んとこに映姫とかって奴、来てるのか?」

 

「ええ、たまに来てるわよ。ねぇ、霊華?」

 

大体“少し貴方は優しすぎる”とか“少し貴方は掃除が適当すぎる”とかもはや聞きなれたもんだよ。

いや、あの。掃除は目をつぶってほしいなー、なんて。

……まあ、うん。駄目なのは知ってるけど。

 

「ええ、挙げ句には私にもしていくのよ。確かにあれも閻魔らしいんでしょうけど…説教が好きなんて、変わってるわね」

 

「たまに来るっていうだけいいだろ。私なんてしょっちゅう来られるんだからな。しかも長いし」

 

「なるほど、長いですか。……では、貴方は地獄へ行きたいと?」

 

 

……お?

この声、どっかで…

 

「げっ!?お前は…四季映姫!?なんでここにいるんだよ!」

 

「あら、映姫ー。あの異変もどき以来ね」

 

(この2人でこんなに差が出るなんてねぇ…。魔理沙のところの方によく行ってるのがよく分かるわ)

 

 

「魔理沙、貴方は会って早々そんな風に反応するのですね。いけませんね。また、ありがたい話でもしないといけないのでしょうか?…それと霊夢。そうですね、あの時以来あまり顔を見に来る機会がなかったのですが、ふむ。どうやら前より落ち着いたようなんですね。それはなによりです。強いて言えばやはり優しすぎます。退治すべきものはちゃんと退治しているみたいなんですけど、それ以外の反応は……はぁ」

 

 

うん、こりゃ酷い。

 

「ため息つく必要ないじゃないの。あんまりよ?」

 

「そんなに困った顔していないじゃないようなので大丈夫そうですね。―――あぁ、それと貴方には1つ。前に死んだらというもしもの話をしましたね。覚えてますか?」

 

ん?…あぁ、小町の首根っこをひっつかまえながら言ってきたことね。

 

「ええ、覚えているわ。確か、地獄に行けるとか行けないとか。あの世には行けるって考えたから間違ってないはずなんだけども…」

 

(ってことはこいつ、あの異変の時にすぐ動いていたってことか?ぐっ、いつの間に動いてたんだ…?しかもそんな素振りをこいつはしてなかったし。…素直に驚きだな)

 

 

「はい。その話についてなんですが、最近地獄になら行けるようになりましたよ。ですが、少し貴方はポジティブすぎる面があるのでこれからも善をつめるよう頑張るように。いいですね?」

 

せ、説教を抜きにしてもそういうことを言うんだね…。

うう…根の真面目な人だなぁ…。

 

「霊夢、“いいですね?”」

 

「わ、分かったわよ!分かったから!そんな強く言わなくたっていいじゃないの!」

 

コワイデス!

 

「それならよいのです。頑張るようにしてくださいね」

 

「ふーん、霊夢もちゃっかりそういう説教をされるんだな。いいとこ見たわ」

 

「貴方はもっと善行を行う!そんなんだから地獄にしか行けないんですよ!その手グセをはやく直すように!」

 

「うっ……。わ、わぁーったよ…」

 

「それ以外にもダメなところがたくさんあるんですからね。ちちゃんと自覚してくださいね」

 

 

「……閻魔、というのはなんとなく察してたけども、まさかそこまでの人だとは思わなかったわ。結構厳しいのね、基準が」

 

 

いやいや、厳しすぎやしませんか。

華仙はそこまで魔理沙に言ってなかったようだけど、映姫にはたくさん言われてるのかどことなく嫌そうな顔をしてるし。

私も分からなくはないんだけどね。

……うん(遠い目)

 

 

「当たり前です。私はなるべく正しい道を進んでもらうために話をしているのですから。……それにしても先代の巫女、貴方は……いえ、なんでもありません。ただもう少し自分を労るように。では、私は少し寄っただけですので他の場所へ行きますね」

 

「はいはい、分かったわ。気をつけてはみるわね」

 

 

 

 

 

 

うん、なんか意味深だったけど別にいいか。

それにしても今日はやけに説教好きな人が来るね。いや、多分違うだろうけど。

 

「はぁ………。なんかやけに人が来るな、この神社」

 

「ねぇ、魔理沙。鏡でも見てみなさいよ。この神社にもう1人来てる人がいるから」

 

ハハハ、と笑ってもダメだよ?

 

「霊夢、私は親友だ。ただ遊びに来て泊まるだけなら来客じゃないだろう?」

 

「…なんかそれ、違う気がするんだけども」

 

「まあ、いいんじゃないかしら?たまにだったら来られても問題ないし、魔理沙は人間の魔法使いなんでしょ?」

 

「ああ、そうだな。…っていうか前に教えたの、覚えたのか。もう忘れてるかと思ったぜ」

 

「いくらなんでも、そこまで老いてはないんじゃないかしら?」

 

「さて、どうでしょうね。華扇と話した内容を思い出すように、としか言えないわ」

 

なんだそりゃあ。

 

 

 

「あ、そうだわ。ちょっと霊夢と魔理沙。弾幕ごっこを練習させてちょうだい。…異変を解決しに行かなくともスペルカードルールに慣れておきたいわ」

 

「あっ、それならオーケーよ。私の分かる範囲で教えるわ」

 

「んじゃ、私はその残りをやることにするな」

 

 

………魔理沙?(ニッコリ)

 

 

「な、なんで無言でこっちを見るんだよ。あと目が笑ってないからな?……分かったよ、私も教えることにする。それでいいだろう?」

 

「ん、ならいいわ」

 

「お前なぁ…」

 

 

そこからほぼ1日霊華と1対2の弾幕ごっこをした。

昼食とか夕食とかとりつつ、だけどね。

…いや、うん。魔理沙が泊まるのは確定なのね。

 

仕方ないから私の部屋で一緒に寝ることにした。

特に変なことをするわけじゃないだろうしね。

 

 

 

 

 

ってまぁ、寝たのはいいけど…

『いやぁ、同じ夢を見るもんね。あ、前はつい一言いってしまったけど、あの時、ちょうど昼休みに寝てしまったのね。それでちょっと干渉できてしまったのよ。仕方ないでしょう?』

 

いや、なに言ってるのかよく分からないです。

というか、昼休み?え、あなたどこにいるの?

 

『今は家だけども、平日は学校ね。名前も××って言って、最近はようやく他人(ひと)に興味を持てたの。体育のおかげね』

 

そ、そうなの…。まあ、興味を持てたんならよかったんじゃないの?

 

『そういうものなのかしら。本当は私、博麗霊夢って名前だと言うのに。名乗ろうにも名乗れないわ』

 

―――はい?博麗、霊夢?

 

『ええ、そうよ。なんだったらどうして考えてることが読めてるか教えましょうか?』

 

あっ、じゃあ…お願いするね。

ちょっと気になってたし。

 

『夢ならなんでも出来る。こういうのを、明晰夢っていうらしいじゃない?外の世界ってすごいわね』

 

せいだいに馴染んでる……。

いや、あの、霊夢さん?

 

『あー、別に敬称はいらないわよ。強いて言えばゲェムの攻略法を教えてほしいわ。あんたもやってたんでしょう?夢の中だけでいいから教えてちょうだい』

 

うん、答えついでにすごいのを聞いてきたね。

それで…ゲームの攻略法だよね?そんなんでいいの?

もっとこう…他のじゃなくていいの?

 

『いいのよ。外の世界は案外楽しいのだから。まあ、遠出すると車や人が多くて大変だけれども。……なにせ私もどうやら幻想郷に帰れないようだから』

 

うん?帰れない?

まさか霊夢も…

 

『ええ、原因は分からないのだけれども何故か戻れなくなってしまったのよ。別に慣れたから悪くはないのだけども……』

 

そ、そうなんだ。

 

『あ、この異変、あと少しで解決するようよ?残念ながらお互い、元の世界に戻れるわけじゃないようだけども。…あ、これはあくまでも私の推測よ?本当かどうかなんてならなきゃ分からないわ』

 

えっと…私は戻れないって魔理沙から聞いたよ。

ちなみにそれを言ったのは紫だってその魔理沙から教えてもらったよ。

 

『あら、あいつがそんなことを?…ふぅん。ま、いいわ。あとはあんたが決めることよ。私は案外この生活に馴染んじゃったから戻らなくてもいいって感じだけども。……ほんと、ゲェムって楽しいわね。全然飽きないわ』

 

あ、そう…。なんか楽しそうでなによりです。

それで、何故にまた夢で会ってるのかな、私達。

 

『あぁ、忘れてたわ。…恐らく、あんたの元悪夢と私の夢が関係あるんでしょうね。ほら、私は悪夢を見なかったわけだけども、元々は幻想の住民じゃない?んであんたはあの異変のせい――ああ、なんで知ってるかは私でも知らないわ――で悪夢を見たせいでしょうね。それ以上は分からないわ。専門家がいればまた分かるかもしれないけども…』

 

な、なるほど…。

いい情報交換になるね。寝てるのに。

 

『いいんじゃないかしら。私も助かるし。さて、私はそろそろ起きなきゃいけないから起きるわね。学校があるから遅刻したくないのよ』

 

……あー、そうか。学校にはそんな概念があったんだったね。

すっかり忘れてたよ。

 

『んじゃ、また今度ね。それとまた偶然幻想郷に誰か来ちゃったら前みたいにお願いね。なんか私がやらかして行っちゃうみたいだから。宜しく~』

 

―――あの幻想入りした生徒はあなたのせいかぁーー!!

 

 

 

 

そう叫んで、私も目覚めた。

魔理沙が横に寝ていたのを思い出して見てみたら、ぐっすり寝ていた。

よかった。実際にそう叫んでいたらどう説明しようか悩むところだったよ。

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