先代巫女と行く幻想郷生活   作:篠崎零花

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日常でほのぼのするだけのお話です。

それでも平気だよって方などは、下からが番外編ですので適当にどうぞ


番外編 幻想郷風七夕

ようやく文月の七日になった。

若干暑いけど、やっぱり夏だからだろうね。

 

よし、ちょっと竹林に寄る前にお守り持っていこ。

健康守りで、いいかな?…あえて2個にして、さ。

問題は受け取ってくれるかだよなー…。大丈夫だといいんだけど。

 

 

「あら、霊夢。どこへ行くの?しかもお守りなんて持って」

 

「んー?…あぁ、ちょっと竹林へ貰い物ってところかしら。そのついでに気持ちだけど、プレゼントってところかしらね」

 

「プレゼント…ね。……それってなにをするの?私、そういうのって詳しくないのよね」

 

え。うっそー…。なんとなくですら分からないの?

と、とりあえず簡単にでも…

 

「あー…物をあげるとか、そういう感じよ。紫からたまになにか貰ったでしょう?それのことよ。大体が報酬かもしれないけども」

 

 

「なんとなくは分かったわ。それを誰かにあげるのね。……それで、なにを持ってくるというの?」

 

「えっ?竹よ?本当ならささがあればよかったんだけども…ね」

 

(あぁ…。ささって…まさか…ね)

 

お?なんか気づいたようだね。

んふふ、どう聞いてくるかなー。

 

 

「まさかとは思うけども、また外の世界の行事?なんか結構するわね、あなた。…おかげさまで退屈しなくていいのだけれども」

 

あ、あれ?

この間の如月の十四日にやったこととか弥生の十四日にやったことを教えてないはずなのに…。

なんでそんな言い方をするんだろう。不思議だなぁ。

 

「そ、そう…。とりあえず、ちょっと取ってくるわね」

 

「はいはい。お茶でも用意して待ってるわね」

 

え、それなら…

「だったらたまには霊華も休憩したらいいんじゃないかしら。体を鍛えるのはいいけども、たまには休めないと」

 

ムッとしないてください。怖いです(震え声)

 

「……まあ、分からないわけじゃないし、そうするわね」

 

「そ、そう?それはよかったわ。…それじゃ、今度こそ行くわね」

 

 

ああ、うん。そうやって笑ってた方がいい。

ムスッとした顔とかすこぶる怖いんだからね。夢に出そうだわ。いや、出たことはないんだけどさ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

また竹林の前に来てみた。

いやいや、約束もしてないし、来るはず…

 

「本当に竹を取りに来たんだね。でも、竹を取ってなにをするんだい?」

 

「文月の七日って言ったらあれよ、あれ。外の世界では比較的やられるイベントね」

 

「いやいやいや。なんだそれ。私は聞いたことないんだけど…」

 

あ、そっか。七夕って幻想郷に伝わってないんだ。

それなら分からないのも仕方ないね。

 

「博麗神社で七夕でもしようかと思っているのよ。それでささの代用品が欲しくってね」

 

「代用品って…お前な。…ああ、とりあえずあそこだろう?行こうか」

 

「そうね、ずっと立ってても変わらないし」

 

 

そのあと、竹を取ったはいいけど、輝夜と遭遇した。

妹紅がそのまま命がけのけんかをしだしたので帰ることに。いや、そこは竹林燃えるでしょ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…あれ、よく竹林無事だよね。

いや、そうでもないのかな?

 

「あら、もう戻ってきたのね。それで、その竹はなにするのよ。あとお守りは?」

 

―――あっ、渡すの忘れてた。

 

「竹で七夕をするつもりよ。ささじゃないし、つけにくいけども成長しきってないし、きっといけるわ!……お守りはすっかり忘れてたわね。今度慧音にあげてしまおうかしら」

 

「へぇ、その人でもいいのね。…んで、七夕って?」

 

あ、そうか。知らないんだっけ?

 

「七夕っていうのは「よっ!お前ら、なにやってるんだ?」」

 

んっ?このタイミングで来るとは…いいとも悪いとも言えないね。

 

「七夕の準備よ。説明するからあんたも一緒にする?」

 

「へぇ、よく分からないけど、面白そうだから混じるぜ」

 

なんだそりゃあ…。

っていうかこれから説明するんだけどね?

 

「はいはい。別にいいわよ。……あと、そこにいる人もいいわよ。魔理沙が来てからというもの、視線を感じてしまって落ち着かないし」

 

そう言って出てきた人は…

 

「まあ、さすがに霊夢だものね。分からない方が不思議かしら。…あ、いえ。貴方は分からないこともあるんだったわね。失礼したわ」

 

「いやいやいや!パチュリー、なんでお前がここに来てるんだよ!」

 

「そ、そうよ!前に霊華を紹介しにいったらずっと大図書館の中にいて動こうとすらしなかったじゃない!」

 

小悪魔って子ならまるで司書みたいに動き回ってたんだからね!

イタズラしたそうな顔してたのにする暇がないのかこれっぽっちもしてなかったんだからね!

 

 

「…もういっそのこと、全員に教えたら?」

 

「……そうね。あ、パチュリーは七夕って知ってるかしら?外の世界でやってたからやりたいんだけども…」

 

「なんだ、七夕祭りをしたかったのね。その竹でしようだなんてとても変わっているけども…なんなら私が魔理沙に教えましょうか?そうすれば貴方は霊華に教えれるわよ」

 

え、嘘!外の世界の奴なのに知ってるの!?

なんでかはともかく、ちょうどいい。お願いしちゃおう。

 

「んじゃ、パチュリーにお願いするわね。その方が話しやすいでしょうし」

 

「れ、霊夢。…私、霊夢から説明されたいんだけど、駄目か?」

 

え?いきなりどうしたんだろう。

魔理沙はパチュリーにでもなんかあるの?

 

 

 

「あら、魔理沙。霊夢とこそこそとなにを話してるのかしら?……まさか、本を無断で借りてくことを言われると思ったのね?」

 

「へぇ、そんなことしてるのね、魔理沙って。大変そうだわぁ」

 

「「えっ?」」

 

 

いやいや、魔理沙にパチュリーよ。2人してそんな風に驚かなくてもいいんじゃないかな?

しかも、タイミングが一緒って……実は仲がよかったりして。

 

「えっ?って言われてもほら、私がとやかく言うことじゃないし、七夕とは関係ないもの。んじゃ、もういっそのこと私とパチュリーで教えた方が早く感じてきたわ」

 

「むきゅー…そうなるなら最初っからそう提案していればよかったわ。無駄な体力を使ったような気がするわね。分かったわ、大体は霊夢が話してちょうだいね。残りなら話すから」

 

はいはい、分かったよ。

そういうことなら…

 

「分かったわ。ええと、とりあえず七夕に使うものは竹じゃなくてささよ。全くの別物だから、それだけはまずね。…まず、七夕っていうのは―――」

 

 

 

 

 

 

男女が仕事放り出してイチャイチャしてたら離れ離れにされた。

んでも、ずっと会えないのはあれだから年に1度だけ会えるようにしてもらったっていう感じに教えた。

パチュリーから呆れられたのはちょっと理不尽な気もするけど。

 

「本当に簡潔にして教えるのね…。まあいいわ。大体そんな感じだったし。問題はその竹に飾りつける物と飾る方法ね」

 

「私は飛べばいいと思っていたわ。脚立(きゃたつ)なんてもの、ないでしょうし」

 

「……脚立についてはよくわからないけども、ないでしょうね」

 

「脚立は無理だけど…そうだわ、確か紙ならいいのがあるから持ってきてあげましょうか?」

 

え、紅魔館に紙?

いや、確かにパチュリーのとこならありそうだけど…。

 

「霊夢、気にしなくともいいわ。ただ下手するとレミィがついてくるだけだし」

 

「そう?なら取りに行くの手伝うわよ」

 

あ、笑った。パチュリーのも可愛い…。

 

「あっ、それはお願いしたいわ。さすがに私も…ね?楽な姿勢できたのはいいけども、紙を持ってくることになるとは思わなかったもの」

 

 

 

あ、そりゃそうか……?

 

「なら私は竹でもなんとかしてるな!だから気にせず行ってこいよ」

 

「そうね。私と魔理沙とでちゃんとやっておくわ。竹を置くだけだからすぐでしょうけどね」

 

ん、そういうことなら…。

 

「分かったわ、行ってくるわね」

 

「なら霊夢。行きましょ」

 

「ええ、そうね」

 

 

そういえばなんでパチュリーは外に出てきたんだろうな。

不思議でならないような…。

まあ、いいか。パチュリーのあとについていって、紙をとればいいんだし。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しばらくして戻ったら、霊華と魔理沙が仲良く話をしていた。

なんの話をしているのやら…。

 

「戻ったわよ、2人共。それで、なにをしているのかしら?」

 

「………!れ、霊夢!遅かったじゃないか!」

 

い、いやいや。不要になった紙を私4分の3持って、パチュリーが4分の1持ってるんだからね?

それにいざ一緒に空を飛んでみたら体力は少なく、持病があってそれが喘息だというじゃないですか。

もうどうしろと。

 

「無理もないわ。…ま、とりあえず準備しましょ?」

 

「あ、ああ…そうだな」

 

「まだ未遂なのにね。不思議だわ。…ま、でも確かに七夕の準備はしなきゃできないものね」

 

う、うん?霊華、魔理沙になにをしようとしてたの?

ほんと、大変だねぇ…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

準備が終わって竹を見上げてみたところ、なんかこれじゃないという感じがそれとなくする。

多分ささでやったことがあるからなのかな?

 

「やっぱり違うわね…」

 

「そりゃそうだろ。竹でやってるんだから違う感じになるのは当たり前じゃないのか?」

 

そ、それを言われたらなにも言えないなぁ…。

ぐぬぅ…。

 

「まあ、仕方ないわね。そもそも七夕自体を再現したことはなかったもの」

 

「そーだぞー?いつまでも困ったような顔しないで七夕やろうぜ」

 

「そういう貴方はいつになったら本を返してくれるのかしらね?」

 

「おっと、本は死ぬまで借りるって言ったはずだぜ?まだ返せないな」

 

寿命差のことを言いたいのかな?魔理沙は。

 

「七夕の再現手伝いよりこっちの方が頭を抱えてしまうわね。…でも魔理沙?今日はちょうど調子がいいのよね。この意味、分かるかしら?」

 

「……なっ!?ま、待て!弾幕ごっこはやめないか?せっかくの行事なんだぞ?な、なあ…霊夢?霊華?」

 

「私からはなんとも言えないわ。魔理沙、頑張ってちょうだい」

 

「私から言わせてもらえば、行事とそれは違う気がするわ。ま、あなたなら大丈夫でしょう」

 

 

 

ふふ、なんか面白いね。

…あっ…弾幕ごっこをしだした。やれやれ、この2人は仲がいいんだか、悪いんだか…。

 

「あら?夕方になったし、頃合いと見てきたらパチェと魔理沙はなにをしているのよ」

 

「あー、あれ?気にしなくてもあとで来るでしょ。…あんたの方も別に気にはしてなかったんだけどもね?」

 

「あら、来るものだと思われていたの?ビックリね。…それで、霊華も参加しているなんて」

 

「私は先代の巫女であって今代ではないもの。…それに霊夢がそばにいた方が私も楽しいわ。すこぶるね」

 

えっ?なにそれー。

 

「それってどういうことよー」

 

「ああ、本人に聞かれてしまったわ。困っちゃうわねー」

 

「あんたねぇー」

 

 

なんてうだうだしてたら夜に。

七夕は最終的に私、魔理沙、霊華、パチュリー、レミリア、咲夜で行った。

フランと美鈴も途中で参加してきたから色々と説明しなきゃいけなかったけど。

でも楽しい1日だったよ。

…いや、幻想郷の自然あってこそ出来たものだったけど。今度もやってみるかな。

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