オベリスクは必要ない!   作:蓮太郎

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 説明文は遊戯王wikiから抜き取りました。


一誠vs転生者+α

「うおおおっ!」

 

 一誠はDホイールで一直線に爆走し、彼が狙っている男に突撃していた。あわよくば轢き殺せないか考えたが、当たる前に止まるようブレーキをかけた。

 

「お前、アンチノミー!」

 

「久しぶりとでも言っておこう。コカビエルの時以来だな兵藤一樹」

 

 全てを奪った憎き敵が、一誠を憎むような目で睨んでいた。まるで前の手柄を持って行かれたような嫉妬も含めて。

 

「どうやら全く成長していないらしいな。またコカビエルの時と同様に無様な姿を見せるつもりか」

 

「ふざけるな!もうあんな様にならない!」

 

「そうよ、前は利害が一致していたけど貴方が一樹を害するなら私は容赦しないわ」

 

 一樹と共に立ちはだかるのはリアス・グレモリー含むその眷属たち、一部眷属は時を止める神器をもつハーフヴァンパイアの救出に向かって居ない。

 

 だが一誠はそんな事情なぞ気にしない。ライフ1000くらいしかない一樹を見て成長はしておらず、厄介なのはその周りと判断した。

 

「俺たちがやることは一つ、デュエルだ兵藤一樹!」

 

「お前を倒してハーレム生活安定させてやる!」

 

「「デュエル!」」

 

 そう宣言した瞬間、一誠はDホイールを走らせリアスと一樹含むこの場にいた彼女の眷属達が悪魔の翼を広げて並走する。

 

 この時、一樹はアザゼルに禁手(バランスブレイカー)のデメリットを緩和する腕輪を持っていた為、無理矢理禁手(バランスブレイカー)となり龍のような赤い鎧を纏って飛んでいた。

 

 だが、ここで先行を取ったのが先に走った一誠だった。

 

「俺のターン!手札から『調律』を発動!」

 

「チッ、またか!」

 

 調律・通常魔法

 (1):デッキから「シンクロン」チューナー1体を手札に加えてデッキをシャッフルする。

 その後、自分のデッキの一番上のカードを墓地へ送る。

 

 一誠が手札に加えたのは『ジャンク・シンクロン』、そしてデッキの上から墓地に送られたカードは『エフェクト・ヴェーラー』だった。

 

「モンスターを1枚セット!カードを2枚伏せターンエンド!」

 

「よっしゃ、俺のターン!ドロー!」

 

 ドローしたカードを見て一樹はニヤリと笑う。

 

「手札から『SPYRAL-ジーニアス』を通常召喚!召喚成功時、効果発動」

 

「それにチェーンしてリバースカードオープン、『連鎖除外』!」

 

 

 連鎖除外・通常罠

 攻撃力1000以下のモンスターが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる。その攻撃力1000以下のモンスターをゲームから除外し、さらに除外したカードと同名カードを相手の手札・デッキから全て除外する。

 

 

 召喚に成功したため、『SPYRALージーニアス』の召喚時成功効果である『デッキから「SPYRAL GEAR」カード1枚を手札に加える』効果のため『SPYRALージーニアス』は急いでパソコンを操作して発動するものの、攻撃力が500のため消滅するギリギリのタイミングでカードを一枚出し、フィールドから1枚、デッキから二枚除外される。

 

「罠だって!確か一樹が言ってた重要カードを一気に除外!?」

 

「くそっ、対策カード持ってやがったか!」

 

 この時、一樹の手札には『機械複製術』を一枚握っており、『SPYRAL GEARードローン』を手札に加えるも通常召喚召喚権を使ったため展開ができなくなった。

 

「なら、手札にある『SPYRALーダンディ』の効果発動!お前のデッキトップはモンスターだ!」

 

 一誠のデッキの1番上のカードが強制的にめくられる。めくられたカードはモンスターカードである『クイック・シンクロン』だった。

 

「残念だったな!手札から『SPYRALーダンディ』を特殊召喚だぜ!」

 

 

 SPYRALーダンディ・効果モンスター

 星4/地属性/戦士族/攻1900/守1200

 このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

(1):このカードが手札に存在する場合、カードの種類(モンスター・魔法・罠)を宣言して発動できる。相手のデッキの一番上のカードをお互いに確認し、宣言した種類のカードだった場合、このカードを手札から特殊召喚する。

(2):このカードが「SPYRAL」カードの効果で特殊召喚に成功した場合、相手フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。

 

 

「自身の効果でお前のその伏せカードを破壊ー」

 

「特殊召喚にチェーンして『連鎖破壊』を発動!」

 

「する…………えっ?」

 

 

 連鎖破壊・通常罠

(1):攻撃力2000以下のモンスターが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時、その表側表示モンスター1体を対象として発動できる。その表側表示モンスターのコントローラーの手札・デッキから対象のモンスターの同名カードを全て破壊する。

 

 

 もちろん、SPYRALデッキのキーカードであるダンディな男だが伏せカードを破壊する前にデッキから『SPYRALーダンディ』が二枚墓地に送られた。

 

「なっ、て、テメェ!どうやってそれ仕込んだ!」

 

「仕込みなんぞしていない」

 

「クソがぁっ!」

 

 憎々しげに睨んできても、一誠は気にもしない。

 

「もう手札に使えるカードがねぇ…………バトルフェイズ!行け、ダンディ!伏せカードに攻撃だ!」

 

 金髪で黒スーツの『SPYRALーダンディ』が伏せカードに向けて拳銃を放つ、しかし…………

 

「甘いな、俺が伏せていたのは『マッシブ・ウォリアー』!」

 

 マッシブ・ウォリアー・効果モンスター

星2/地属性/戦士族/攻 600/守1200

このカードの戦闘によって発生する自分への戦闘ダメージは0になる。

このカードは1ターンに1度だけ、戦闘では破壊されない。

 

 弾丸は現れた岩石の巨人(?)が持つ岩によって防がれた。

 

「戦闘破壊耐性!?どこまでメタってやがる!」

 

「これが最善策だから…………なにっ!?」

 

 防ぎきったはずの『マッシブ・ウォリアー』が別方向から放たれた雷に撃たれてもろく崩れてしまった。

 

 雷が飛んできた方向を見るとにこやかな笑みを浮かべた姫島朱乃が並走していた。

 

「隙だらけだったので、ついつい攻撃してしまいましたわ。思った以上に脆いんですね」

 

「くっ、外野からの攻撃…………っ!」

 

「なるほどね、みんな攻撃するなら今よ!」

 

 デュエル中は野外からの攻撃はしない、なんてルールはこの世界にはない。この事に気付いたリアスや朱乃がDホイールに向けて攻撃する。

 

 だが、コナミ君(仮)にテクニックも鍛えろと散々言われたため今放たれてる攻撃を紙一重で避けるくらいならできるほど上達していた。

 

 どこで走っていたか場所は伏せる。

 

「伏せるカードもないしターンエンド!みんな、攻撃の手を止めちゃダメだ!」

 

「もちろんですわ」

 

「相手が隙を見せてるうちに攻撃するのよ!」

 

 その図はどう見てもフルボッコにされてる図で一誠も避けることに精一杯になってしまう。

 

 手札に魔法罠の方ではなくドローンが加えられたということはSPYRALデッキのコンボのうちの一つである『機械複製術』を手札に握ってることを予測した。

 

 なら、できる限りこのターンに仕留めたい。

 

「くっ、俺のターン!うおおぉっ、危ねえ!ドロー!」

 

 デッキからカードをドローし、すぐさまハンドル操作で悪魔達の攻撃を回避する。

 

 幸いにも魔王クラスの悪魔や堕天使は別のことにかかりっきりでこちらには来ない。校庭を何周もしてデュエルをしているが、それはそれで間抜けな姿に見えるかもしれない。

 

 奴のデッキは強い、奴自身が弱点という点を除けば。

 

「手札から『クイック・シンクロン』の効果発動!」

 

 

 クイック・シンクロン・チューナー・効果モンスター

 星5/風属性/機械族/攻 700/守1400

 このカードは「シンクロン」チューナーの代わりとしてS素材にできる。

 このカードをS素材とする場合、「シンクロン」チューナーを素材とするSモンスターのS召喚にしか使用できない。

(1):このカードは手札のモンスター1体を墓地へ送り、手札から特殊召喚できる。

 

 

 手札から墓地に送ったカードは『ダンディライオン』というモンスターであり、墓地に送られたら星1で攻守0の綿毛トークンを2体特殊召喚するのだ。

 

 一誠の場にガンマン風の小人と顔のついた綿毛が2体現れた。

 

 そしてすぐさま『クイック・シンクロン』が5つの輪になり綿毛トークンがその輪の中に入る。

 

「レベル5の『クイック・シンクロン』とレベル1のトークンをチューニング!集いし力が、大地を貫く槍となる!光差す道となれ!シンクロ召喚!砕け!『ドリル・ウォリアー』!」

 

 現れたのは右手にドリルを構えた戦士、その大きさは『SPYRALーダンディ』を超えていた。

 

 

 ドリル・ウォリアー・

 シンクロ・効果モンスター

 星6/地属性/戦士族/攻2400/守2000

 「ドリル・シンクロン」+チューナー以外のモンスター1体以上

 1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に発動できる。このカードの攻撃力を半分にし、このターンこのカードは相手プレイヤーに直接攻撃できる。

 また、1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に発動できる。手札を1枚捨ててこのカードをゲームから除外する。次の自分のスタンバイフェイズ時、この効果で除外したこのカードを自分フィールド上に特殊召喚する。その後、自分の墓地のモンスター1体を選んで手札に加える。

 

 

「行くぞ、バトルフェイズ!『ドリル・ウォリアー』の効果により攻撃力を半分にしてダイレクトアタック!ドリルシュート!」

 

 手にあるドリルを地中に向けて撃った時はどうしたかと他の奴らは思ったが、一樹の下から飛び出して鎧の胴体部分に命中した。

 

「うぐっ!あがががっ!?」

 

「一樹!よくも私の眷属を!消し飛びなさい!」

 

 リアスがご自慢の滅びの魔力を放つも『ドリル・ウォリアー』はすぐさま地中に潜り回避した。そのまま飛んでいった滅びの魔力は一誠の上を通り過ぎ地面を抉って消滅した。

 

「(今のマジヤベェ!破壊どころか下手すりゃ除外レベルじゃねえか!しかも兄がいるって事だからもっとヤバイの放たれる…………?)」

 

 この時、一誠はかなり焦っていた。リアスの滅びの力を見せつけられた事もあるが、何よりデュエルが終わっていない(・・・・・・)

 

「ぐあぁ…………き、効いたぞ今のはぁ!ぜってえに許さねぇからな!」

 

 兵藤一樹LP1500→300

 

 そう、まだくたばっていなかったのだ。一誠からしたら『一/樹』になって欲しかったが鎧が強固で初期ライフが想定より僅かに上回っていたのだ。

 

 今、一誠のフィールドにいるのは綿毛トークンのみ。通常召喚権は残っているものの、相手の手札にドローンと機械複製術が入っている事は分かりきっているため展開されるのは明白であった。

 

 同時にプレイミスにも気づいてしまった。パッと出た『SPYRALーダンディ』より次のターンに出てくる『SPYRAL GERAードローン』に『連鎖破壊』を使えばよかった、と。

 

 さらに言うには手札に加えた『ジャンク・シンクロン』を召喚して『ドリル・ウォリアー』で

 

「くっ、手札から『ジャンク・シンクロン』を召喚!効果で墓地の『マッシブ・ウォリアー』を特殊召喚!」

 

 別の小人がまた現れ、先ほど破壊された岩石で出来た巨人(?)が復活する。

 

「レベル3チューナー『ジャンク・シンクロン』とレベル2の『マッシブ・ウォリアー』、そしてレベル1の綿毛トークンをチューニング!疾風の使者に鋼の願いが集う時、その願いは鉄壁の盾となる!光差す道となれ!『ジャンク・ガードナー』!」

 

 

 ジャンク・ガードナー・シンクロ・効果モンスター

 星6/地属性/戦士族/攻1400/守2600

 「ジャンク・シンクロン」+チューナー以外のモンスター1体以上

 1ターンに1度、相手フィールド上に存在するモンスター1体を選択し、表示形式を変更する事ができる。この効果は相手ターンでも発動する事ができる。

 このカードがフィールド上から墓地へ送られた場合、フィールド上に存在するモンスター1体を選択し、表示形式を変更する事ができる。

 

 

 今度は両腕に緑の盾を備えた戦士が現れ、盾を構えて立ちはだかる。

 

「くっ…………ターンエンド」

 

 だが、これ以上やれる事がないためターンエンド宣言をするしかなかった。

 

 この時から『ジャンク・ガードナー』に向けてリアス達は攻撃しているが、防ぐ流すでダメージを与えられていない。

 

 だが、一誠の危機には変わりなかった。

 

「へへっ、仕返しの時だ!俺のターン!ドロー!」

 

 腹に穴が空きそうになったのにもかかわらず、獰猛に笑いカードを引く。

 

 激闘を繰り広げる彼らを暗い影が覆っていた。




 これといった特殊ルールが見当たらない(無能)。転生者のライフは頑張って鍛えて500上がりました。


 自らのミスにより危機に陥ってしまった一誠、そこに転生者が時間ある限り全てを叩き込もうとする。その時コナミ君(仮)は超弩級砲塔列車に乗って白龍皇と戦っていた。半減する砲弾の威力に困り、思った以上に大きい車体は校庭を横切る。

 次回、『デュエリストと決別』

 事故って怖いよね、デュエルスタンバイ。
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