?『初めまして、マイマスター』
リア「うわ!?え?喋ってる...普通に言葉で喋ってるの!?」
インテリジェットデバイスと呼ばれる種類のデバイスは、AIを搭載しているために言葉を発することができる。
しかし、その言葉は私達人が使うような言葉ではい。
だが、このデバイスは確かに、私達と同じ言葉を発した。
?『驚かれるのも無理はありません、何故なら私は民間にはまだ出回ってすらいない技術によって作成されたデバイスなのですから』
バルド「さあ、マスター登録をしなさい、そのデバイスはお前のものとなるのだから」
リア「...わからない、なんで私なの?管理局の試作品なら、なんで私みたいな民間人に?」
考えてみれば当然のことだ、そんな体操立派なデバイスならば、私のような民間人に渡すべきではない...むしろ渡すべきではないだろう。
マギ「それはその...」
なんだかいいずらそうにするマギさん。
デバイス『マスターの能力が欲しいと考える人物が、この時空管理局に大勢います。そのため、嘱託扱いとなりますが、是非とも管理局の職員として迎え入れるために、この私がマスターの補佐役として渡されたのです』
リア「私が、管理局に?...でも待って、理由はそれだけじゃないでしょう?」
バルドさんもマギさんもまだ、気まずそうな顔をしている。
デバイス『その通りです、流石マイマスター』
リア「じゃあ、その理由を話して」
デバイス『簡単な答えです、私は失敗作でもあるのです』
リア「失敗作...」
デバイス『私は、多くの状況下を考慮して作成されたデバイスです。しかしながら、私の本来の機能であるべき魔力運用技術について、何故か使用出来ないという欠陥がわかりました。原因が不明なため、処分するにも、運用するにも困ったために、最もこの私を必要とするであろう人物が選ばれました。それがマスター、あなたです』
つまり...私は、失敗作を渡された...と。
しかし、確かにこのデバイスは私の手に渡るのが正解なのかもしれない。
失敗作でも何であれ、魔力を持たない私がインテリジェットデバイスなどという物を使用出来るのだ。
マギ「もちろん、あなたが管理局に入りたくないという考えであっても、それはあなたが持つべきもの...返却する必要はないからね...」
バルド「管理局に入る、入らないのは後回しでいい...とにかく今は、マスター登録をしよう」
リア「...わかった」
リア「マスター認証、リア・アルバーナ」
本来ならば、地面には魔法陣が形成されるはずだが、魔力運用がないため、魔法陣はない。
リア「方式をバッテリーによる運用に設定、個体名称登録、正式名称『レイ』...」
バッテリーに頼った方式ならば...もしかしたら...そう思い、確認する。
リア「レイ、アーマージャケット使える?」
レイ『もちろんです』
リア「なら...アーマージャケットオン!」