一瞬で、私の服装が変化する。
白を基調とした、バトルドレス...装甲板と布を組み合わせたような服と、ミニスカート。
電池による魔力近似のエネルギー発生装置を内臓したこの服は、魔導師が使用するバリアジャケットと同じような防護服であると同時に、使用者の身体能力を向上させるパワードアーマーの意味合いも大きい。
リア「レイ、最大稼働時間と戦闘時における稼働時間を教えて」
レイ『デバイス状態で520時間、アーマージャケット使用時で96時間、全力戦闘で24時間程度です』
予想以上に長い稼働時間に驚くが、魔力だけでは相手をしきれない敵の存在がここ数年、何度か登場したために、このデバイスが作成されたのなら、ある意味当然の結果なのかもしれない。
しかし、管理局がこのような質量兵器に近い存在を作るのは少し驚きだが。
レイ『マスター、一つ忠告が』
リア「何?」
レイ『このアーマージャケットには、飛行機能、及び防御機能程度の能力がありません』
リア「つまり...戦えるないってこと?」
レイ『その通りです』
リア「まあ...そうだよね、少し期待したけど出来ないなら仕方ないよ」
確かに期待はしていた、憧れのあの人と共に戦えることを。
しかし、出来ないものは仕方がない。
あくまでもこのアーマージャケットの機能は予備...魔力運用が出来ない空間での移動手段として開発されたのだろう。
あくまでも兵器ではなく、移動手段...それが、このようなモノが存在出来る理由なのだろう。
そう感心していた時だった。
サイレンが部屋に鳴り響く。
このサイレンを、私は一年前に聞いたことがある。
敵襲だ。
バルド「指令室、私だ、どうなっている!?」
指令室{現在、何者かの襲撃を受けています。現在確認されているのは人影が2つと、無数のガジェットです}
バルド「まるで一年前と同じ状況ではないか...!?」
指令室{現在、魔導師が対応にあたってはいますが、こちら側の被害は甚大です}
バルド「わかった、なら私達もそちらに向かう。なんとかしてでも、もたせろ!」
マギ「ごめんねリア、せっかくの時間だったのに...。いい?なんとしてでもここから逃げなさい。一人で行けるわね?」
リア「...わかった」
マギ「いい子ね...流石、私達の娘よ」
管理局本局上空
?「この程度...か、8年前のことがあるから、すこしはやるかと思ったのだが...拍子抜けだな」
そういう彼の下には、幾人もの職員が倒れていた。