管理局の中でも、かなり高い階から下へと進むには、エレベーターか、もしくは窓から外へ飛び降りてしまうのが楽だろう。
しかし、エレベーターは停電で使用できず、飛び降りるにも外には無数の機械...父と母が話していたガジェットとかいうものだろう...が、浮かんでいるため危険。
仕方がないために、階段を使って下へと進む私達。
リア「...どうする?」
レイ『流石にこれでは、アーマージャケット程度では無理でしょう」
目の前に広がる光景は、火炎、そして無数のガジェット...そして倒れる管理局の魔導師。
レイ『提案1、無理やり突っ切る。提案2、窓から外へ」
リア「どちらも却下、危険すぎる」
レイ『なら提案3、新た脱出経路を探すため上に』
リア「そんなもの、全て潰されていたでしょ?」
?「そうそう、つまりお前はここでゲームオーバーだ」
リア「誰!?」
突然後ろから声がして、思わず振り返る。
そこには腕に狼のような刺青をした、大きい鎌を持った大男であった。
?「おいおい誰ってそりゃあ、【ワルプルギス】の者に決まってるじゃねえか、管理局の職員なら知っていて当然だろ?」
リア「あいにく、私はただの一般人で、あなたのこともワルプルギスとかいうのも知らないよ」
?「そうか、俺はダタラっていうんだ、よろしくな。んじゃあ早速死んでくれ」
その巨大な鎌が振り下ろされる...死を意識したその刹那...
レイ『プロテクション』
魔力の盾が、その攻撃を受け止めた。
リア「...レイ、どうやったの、コレ?」
レイ『当初のプログラムが動いたようです、それも魔力駆動の』
リア「...それって...!!」
ダタラ「オイオイオイ!不意打ちでの攻撃を守った上に、バリアも崩れてないってどういうことだよ!」
レイ『考えるのは後回しです、今は目の前の敵を排除しましょう』
リア「う、うん!」
レイ『運用方式をバッテリーから魔力に変更、バリアジャケット展開します』
私の体が光に包まれる。
純白のドレスのような服、青が良く映える。
レイが、ペンダントから杖に変わる、ピンクと黄色を基調とした杖に。
ダタラ「くそ!管理局の魔導師はザコばっかりじゃなかったんかよ!」
鎌の攻撃を杖で受け止める。
リア「だから私は...」
ダタラの両手両足を、バインドで縛る。
レイ『〈フォトン〉』
リア「民間人だってば!」
レイ『〈バスター〉』
零距離砲撃
その砲撃は、ダタラを飲み込む。
そしてそのまま、後ろの壁を壊す。
リア「少し...やりすぎた?」
レイ『Don't worry』
リア「何故そこだけ?」
レイ『はて...何故でしょう?』