リア「いっけー!!」
バリアブルフィールドが、ガジェット特有の魔力無効化フィールドを中和する。
そして...貫く。
ドゴーーーーーン!!!!
爆発するガジェット。
それをきっかけに、周辺のガジェットの攻撃対象が、建物から私になる。
リア「チャンスだよレイ!バインドの準備!」
レイ『了解しました』
バリアブルフィールドを修復しながら、次の標的を見定める。
リア「バリアブルーーーーーーーーーーーーーブレイク!!!!」
また一機、ガジェットが爆発した。
その後、数機を落とし、ガジェットが一箇所に集まるのを見計らいバインドを行う。
リア「よし、今!」
レイ『バインド発動』
動き回りながら仕掛けていたバインドを、一気に作動させる。
リア「おお~...まさに大漁」
レイ『では、行きますよ』
リア「うん、遠距離砲撃モードスタンバイ!」
レイ『了解、遠距離砲撃モードスタンバイ...スタンバイ完了』
槍から杖に変化させ、そして構える。
リア「フォトーンーーーーーーーーーーーーーーーーーーーバスターーーーーー!!!!!!!」
今までよりも強力な砲撃をぶちかます!
連続する爆発音、ガジェットの機影は、完全に消えた。
レイ『...反応消滅、機影ゼロ、殲滅完了しました』
リア「...レイ、おかしいと思わない?」
レイ『確かに妙ですね...これだけの戦闘を行いながら、管理局の職員や先ほどの【ワルプルギス】を名乗る男も、その仲間すら現れないとは』
リア「そうだね...う...」
レイ『大丈夫ですかマスター!?』
リア「平気...少し疲れただけだから...そんなことより、誰か人を探そう?流石にこれは変だよ」
レイ『了解しました、検索を開始します』
しかし、魔法はここまで疲れるものなのだろうか?
待つこと数秒
レイ『検索結果出ました』
リア「どう?」
レイ『管理局上空に、巨大な魔力反応1...推定オーバーSランク相当の魔力量です、それから、生体反応が複数、微弱ですが、魔力反応があります』
リア「...行こう、レイ」
嫌な予感しかしないが。
レイ『了解しました、マスター、最大限の注意と警戒を』
そして、管理局上空へと向かう。
管理局上空に佇む一人の男、コートを着たその男は、まだかなり若い。
せいぜい20程度であろう。
その顔には、狼のような刺青がある。
先ほどの大男と同じ絵柄であった。
?「...あれほどのガジェットをひとりでか...ダタラの報告では民間人らしいが...まあ、それは関係ない」
男に杖を向けながら、私は彼に尋ねる。
リア「あなたは...だれ?」
静かに、その男の口が開く。
?「俺の名はブライダル...【ワルプルギス】のリーダーだ」
リア「...管理局の人たちに、何をしたの?」
ブライダル「リンカーコアから、魔力を抜き出しただけさ...知っているだろう?魔導師にとっての第二の心臓とも言えるリンカーコア...そこから魔力を抜き出すのが、一番効率がいいんだ」
彼の下に転がる管理局の職員らは、倒れているものの、かろうじて息はある。
リア「一体...どうしてこんなことを?」
リアは震える体を必死に抑え、その口を開く。
ブライダル「それは教えられない、秘密事項だからな」
ブライダルは少し上を見上げると、再び私に視線を移した。
ブライダル「さて、ここで帰らせてもらおうか」
リア「待ちなさい!」
ブライダルの空間転移を止めようとするが、リアが動こうとした瞬間に、そこにブライダルの姿は無かった。
リア「一体...何だったの?あの威圧感...物凄く怖かった」
レイ『...!?マスター!さらに上空から魔力感知!砲撃です!』
リア「え!?」
上空からの砲撃を目視し、それをギリギリでかわす。
だが、すぐに私の体にバインドが巻かれる。
そして目の前に、白いバリアジャケットに身を包み、ピンク色の杖を持ったあの人が現れる。
なのは「あなたね?こんなに人を傷つけたのは!」
エース・オブ・エース
戦術の切り札
高町なのは一等空尉
私の憧れの存在が、私の目の前に現れた。