なのはさんは杖を向ける。
なのは「本当なら、先にお話を聞きたいところだけど【ワルプルギス】は撃墜してから捕獲しろとの命令だから悪く思わないで!」
怒ってる、確実に怒ってる!
リア「レイ!」
レイ『解析中...』
なのは「ディバイーンーーー...」
レイ『解析完了』
バインドが壊れた
なのは「バスター!!!!」
リア「きゃあ!」
ギリギリで避けたが、かすった。
なのは「アクセルシューター!」
光の玉が、私を狙う。
リア「は...話を聞いて!」
避けながら声をかけるが、なのはさんの耳には届かない。
リア「仕方ない...戦うよ、レイ!」
レイ『了解しました』
リア「アクセルシューター!」
私はなのはさんと同じ数の光の玉を出現させ、全て相殺させる。
そして、背後をとるために空中を移動する。
なのは「なるほど、空中戦ってわけね!」
なのはさんも私の後ろを取るように移動を続ける。
リア「フォトンバスター!」
なのは「ディバインバスター!」
後ろを取って砲撃、取り返して砲撃を行う私となのはさん。
なのは(なんで!?この飛び方はー)
リア(後ろ取られた!)
なのは「ディバインバスター!」
迫り来る砲撃を、ギリギリで回避する。
なのは「違う!そこでの正しい回避の仕方は.........!」
リア「え!?あ、はい!」
何故か避け方の注意を受ける。
なのは(あれはまるで私の飛び方!てか、なんで私は敵に指導を!?)
リア(動きが鈍くなった!?今なら...!)
リア「レイ、バインド!」
なのは「な!?しまった!!」
バインドで縛られるなのはさん、抵抗するが、なかなか抜け出せないようだ。
リア「レイ、やるよ...収束砲!」
レイ『了解、バレル展開、空中に散布された魔力を収束します』
杖の先端が少し伸び、魔力の収束を始める。
そう...スターライトブレイカーを撃つために!
リア(集中するんだ...イメージをしっかり持って、魔力を集める...)
なのは(しっかりと魔力が収束している...けれども、まだまだ全然不格好で安定してない)
ピキピキ
バインドに亀裂が生じる。
リア(しまった!バインドが持たない!...まだ不完全だけど...撃たなきゃやられる!)
リア「スターライトーーーーーーーーーーブレイカーーーー!!!!!!!!」
不完全なスターライトブレイカーが、なのはさんに直撃する。
リア(不完全とはいえ、かなりダメージはあるはず...)
スターライトブレイカーの衝撃で生じた煙で、なのはさんの姿はまだ見てない...その時。
魔力が収束を始める。
私が撃ったスターライトブレイカーと、収束しきれなかった分の魔力を全て、それも高速で収束していく。
なのは「確かに、今の選択は間違いじゃないよ」
煙が晴れ、その魔力が現になる。
なのは「でもね...」
バインドが私を縛り付ける。
リア「この距離でバインド!?」
なのは「まだちょっと、練習不足かな?」
そしてその杖が振り下ろされる。
なのは「行くよレイジング・ハート!威力は抑えての...スターライトーーーーーーブレイカーーーーーーーーーーー!!!!!!!!」
リア「きゃあああああ!!!!」
そして私は、目の前が暗くなってきたのに気がついた。
堕ちてゆくその少女を両手で抱きかかえる。
なのは「これが凶悪犯の一味...?」
バリアジャケットが解かれ、私服姿になった少女を見る。
年はヴィヴィオと同じくらいに見える。
違和感しかない。
レイジング・ハート
《マスター、通信です》
なのは「誰から?」
レイジング・ハート
《はやてさまからです》
なのは「繋いで」
はやて{なのはちゃん!大変や!}
なのは「ど、どうしたのそんなの慌てて!?」
はやて{例の天才少女が行方不明なんや!救助者リストにも載ってへん!しかもその子一人だけ!もしかしたら逃げ遅れたのかもしれへん!}
なのは「お、落ち着いてはやてちゃん!とにかく私が探しに行くから、その子の顔写真を出して!」
はやて{この子や!}
そこに写っていたのは、今まさに私の両手にいる女の子だった。
なのは「...」
はやて{...なのはちゃん...その子...}
なのは「...例の凶悪犯だと思って、間違えて撃墜しちゃった...」
バタ
レイジング・ハート
《マスター、通信が切れました》
なのは「...どうしようレイジング・ハート...私、民間人撃墜しちゃった...」