憧れのあの人 1
はやて「は~~~~~あ..........」
なのは「は~~~~~あ..........」
例の撃墜してしまった女の子の病室に向かう私達。
あの後、運の悪いことに、私が女の子を撃墜してしまった所を見た管理局のエライ人たちから散々叱られ、もしその女の子が起訴した場合、通常の裁判ではなく管理局の裁判所で裁かれることとなった。
最低でも降格、場合によっては数ヶ月の拘留降格もありえる。
ヴァイスさんの時とは、また違うのだ。
あれは誤射、しかし今回は完全な撃墜...とてつもなく、マズイのだ。
なのは「失礼します」
病室に入る私達、そこにはその女の子と、以前お世話になったマギ執務官の姿があった。
彼女が敬礼したので、私達も敬礼をする。
そして、敬礼を解くと、すぐさま頭を下げる。
なのは「申し訳ございません、今回は、私めの不甲斐なさが招いてしまった...」
リア「え?あ、あの、そんな...顔を上げて下さい」
一瞬、え?と思いつつ、顔を上げる。
リア「え、えっと...サイン下さい!」
私が目を覚ました時、私はしらない部屋にいた。
リア「...知らない天井だ」
マギ「あら、やっと起きたみたいね」
母の姿が目に映る、暖かい微笑みで...。
リア「...夢?だったのかな...」
だとしたら、あまりにもリアリティーのある、絶対にありえない夢だが...。
レイ『夢なんかではありませんよ、マスター』
リア「レイ!」
ベット横のサイドボードに、充電器に繋がれたレイがあった。
マギ「流石はなのはさんね...アレだけの攻撃で、魔力ダメージのみに完全に抑えるとは...デバイスへのダメージは皆無だったわ」
リア「私...本当にあの人と戦ってたんだ...」
身体を見る、何処にも傷はない。
マギ「...検査の結果、身体の問題は一切無し、リンカーコアも正常値よ...」
そこで一旦、母は話しを区切る。
マギ「...まだ、正式な結果はまだだけど...最低でも魔力量はオーバーS...残った記録の解析結果から、空戦AA+以上」
そう告げられ、私は驚くと共に、どこか冷めていた。
実感が無い。
母は、いくつかの映像データを表示した。
一つはガジェットを写したもの...あのワルプルギスのリーダーを名乗った男の戦闘データ...その他にもいくつか。
そして...私となのはさんの戦闘映像。
ああ、確かにコレは私だ。
実感する。
風を切るあのスピード、一瞬も気を抜けない緊張感、かすった砲撃の痛み...その全てを思い出す。
マギ「...ねえ、リア」
マギさんが話しかける。
マギ「ごめんね、辛い思いさせちゃって...ごめんね、守れなくて」
マギさんは...泣いていた。
マギ「...ごめんなさい、これじゃあ母親失格だわ。娘も守れない、こんな母親じゃあ、嫌われても避けられても当然だわ...」
母は、泣いていた。
違う、違う。
嫌いなわけじゃない、違う。
嫌いだから避けているんじゃない、違う。
嫌いになんて...ならない。
なのに...声が出ない。