あ、タイトルの募集しようかと思ったんですが、今回はこのタイトルで行こうと思います。考えてくれている方がいましたら、申し訳ありませんでした。
※短いです。
「や!止めてくれ!俺は戦う気は無いんだ!!殺さないでくれ!!」
「知るか。俺はただ殺したい。それだけだ」
「ヒッ!ワァァァァ!……」
躊躇なく撃ち殺した。これで何人目だろうか。あの後、何度か人の追加があった。人が少なくなると追加され、また少なくなると次が入ってくる。その繰り返しだった。今撃ち殺したのが、ついさっき追加された人間だ。一夏の周りは、肉片や血で出来た水溜まり、腕、脚、頭などが転がっている。殺し方を変えているようだ。
そしてゲートが開くと、また追加された。今度は60人とやや少な目だ。まぁ、もうトータルで300人程殺している。流石にストックが無くなってきたのだろう。
「追加か。今度は俺を楽しませるのは出てくるか?」
拳銃に弾丸を込めて、ナイフを構えながらゆっくりと近付いていった。暗い空間故、時間は分からないが、今日で4日目だ。この間食事はとっていない。睡眠も休息もとっていない。ただひたすらに殺し続けていた。その事に体が、心が、悦びを覚えていた。
新しく入ってきたメンバーは驚いている。転がっている沢山の人であったものと、人でありながら1匹の獣となっている一夏に。驚きと恐怖を覚えている。
ゲートが閉じると、一夏は走り出した。それを見たメンバーは、与えられた銃とナイフを抜き取り一夏に向けた。そして一斉に撃った。
「フハッ!今度の連中は活きが良いな!!俺を楽しませろ!!」
放たれた無数の銃弾を避けて、相手に突っ走る。自分の攻撃範囲に相手が入ると、1番近くに居る相手をナイフで斬る。ただ斬るのではない、腕を斬るのだ。悲鳴を上げ、動揺する様子を見て楽しむ。
「ウワァァァァァ!!!」
「大声を出すな。ガキか」
拳銃をホルスターにしまうと、転がってるナイフを手に取り、他のメンバーも次々と斬殺していった。逃げ回るが、誰も一夏からは逃げられない。
「逃げるなよお嬢さん。せっかくの楽しいパーティーだぞ?」
「止めて!放して!」
「そう言うな。周りを見てみろ。あれがハツ。あっちがミノ。こっちにはレバーもあるぞ?楽しめよ」
「いやぁぁ!!!放して!!私を助けて!!」
「ビィビィ喚くな。一生黙ってろ」
それ以降、彼女は何も言わなくなった。言えなくなった。
「あ~らら~全部殺っちゃったか。予想以上だ」
「あぁ~?次の相手はお前か?」
歪んだ笑顔を男に向けながら聞いた。もうこの一夏が本来の一夏に戻ることは無いのかも知れない。
「いや。今日で4日だ。お前を回収しにきた。部屋を用意してやった。血を流したら指定された場所までこい。話がある」
「ふん。良いだろう」
男からスマホの様な端末を受け取り、自分の使っていた拳銃とナイフを代わりに男に投げ渡した。その後は端末の指示に従って、部屋に向かった。
部屋は綺麗で、高級ホテルの様な感じだった。部屋に入って最初に目が付いたのは、テーブルの上に置いてある果物の盛り合わせだ。恐らく飾りだろうが、本物のが使われている。4日間も何も食べていないので、手に取り食べることにした。一々皮を切るのは面倒なので、切る必要のないリンゴやオレンジをかじっている。
シャワーで血と硝煙の匂いを流しとると、用意されている服に着替えて、指定された場所に向かった。別に行く義理は無いのだが、元々律義な性格故、その場所へと行く。
「ようやく来たか。遅いぞ」
「時間までは指定されていない。いつ来ようが俺の勝手だろ」
随分と大きい態度だが、一夏にも相手にも、今は攻撃の意思は無いようだ。
「用件は何だ?」
「お前を、この組織専属の殺し屋とする。それだけだ。まぁどのみちお前に拒否権は無いけどな。ターゲットを始末すれば報酬は払ってやる。どうだ?」
「そんなことか……良いだろう。なってやるよ」
「契約成立。ほらお前の武器だ。いつでも仕事に行けるように肌身離さず持っておけ。帰って良いぞ」
武器はさっきと変わらない。M92Fと大型のナイフだった。後は手入れ用の道具が入ってる箱、弾丸、マガジン、砥石だ。この7つを受け取り、部屋へと戻った。
(俺をバラバラにした男は居なかった……何としても見つけ出す。そして殺す!お前の顔は絶対に忘れない……いつか必ず復讐する……!首を洗って待ってろよ)
あっちの方の一夏は覚えていない様だが、こっちの一夏は覚えているようだ。誰が自分をこんな体にしたのかを。そして誰なのかも知っている。復讐を誓い、眠りに入った。
2話目です。次回もお楽しみに!感想もよろしくお願いします!!