インフィニット・ネクサス   作:憲彦

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咳が長く続いたのでオデノカラダハボドボドダ!

と言うわけではなく、普通心配されたのと体が辛かったので昨日病院に行ったら急性気管支炎とぜん息。と診断されました。……ウゾダドンドコドーン!

ボロボロとまでは行かなくてと、結構な事になってましたね笑。5日間の自宅安静を言い渡されたので、大人しく小説書きます。

あ、長らく更新してなかったので、話の流れなどいろんな物を思い出すために、忘れてしまった方はお手数ですが最初から読んでください。お願いします。


慈愛の戦士と銀色の巨人

「ん!」

 

「お!サンキュー!俺はタイガ。よろしく~!…ん?なんだこれ?いつの間に?」

 

あの状態から奇跡的な生還を果たしたタイガは、手頃な場所に座って体を休めていた。そこに、先程タイガが助けた子供が水の入った水筒を持ってきて差し出してくれたのだ。その子に礼を言いながら、肩に手を置くと、自分の腕に見慣れない物が巻き付けられていることに気が付いた。

 

『俺とお前が、1つになった証だ』

 

どこからともなく、妙な声が聞こえて来て周りを見渡した。隣に座った子に声が聞こえなかったかを確かめるが、首を傾げるだけ。どうやらなにも聞こえなかったようだ。

 

「あ~。幻聴ね」

 

ガッツイーグルのα号で追突して子供を助けたのだ。頭に強い衝撃も当然受ける。その為か、幻聴として自己完結させて納得していたが、次の言葉を聞いて幻聴ではないと確信することになった。

 

『よく聞けタイガ。俺はゼロ。ウルトラマンゼロだ』

 

「ブフック!!?」

 

「ッ!?」

 

「う、ウルトラマン!?」

 

飲んでいた水を吐き出して、腕に巻かれているブレスレットに目を向けた。声が聞こえるとき、それに合わせるかのようにクリスタル部分が点滅している。どうやら幻聴とかの類いではないようだ。

 

『ヘヘッ。子供を助けたお前の勇気に感動したぜ。これから俺たちは、一心同体だ!』

 

「出てけ」

 

『そうそう。出てけ!…えっ?』

 

自分と同化したウルトラマンが色々と言っているが、それら全部を無視して「出てけ」と即答した。流石のゼロもこの反応には大いに驚いた。と言うか驚いている。

 

「何で俺ん中に勝手に入った!俺はウルトラマンの力なんて要らない!今すぐ俺の体から出てけ!!」

 

『イヤイヤイヤ!お前は瀕死の重症だったんだぞ!俺が居なかったら命を―』

 

「うん。ありがとう。でも出てけ。出でけよぉぉぉ!!!」

 

「?…ッ?!」

 

『アッ!チョチョッ!』

 

何故かウルトラマンを受け入れらないタイガは、ブレスレットごとゼロを無理矢理引き剥がそうとしている。しかし、ゼロが居なかったら死んでいたのは確かだが、そもそもα号で突っ込むと言うことをしておいて、即死ではなく瀕死だったと言う方に驚きだ。タイガの体が丈夫すぎる上に運が良かったのかもしれない。

 

『ギャアオ!』

 

「ウォォア!?」

 

「ッ!?」

 

そんな時だった。巨大な地鳴りがした後に、大きな生物の鳴き声の様な物が聞こえてきた。その方向に目を向けると、タイガとタイガの助けた子供は驚いて派手に後退りした。

 

『ギャアァ!ギャアァ!!』

 

「か、怪獣!?」

 

出てきたのはドリルの様な角を付けた魚に近い見た目をした怪獣だ。それが出てくると、タイガに着けられたブレスレットからメガネの様な物が飛び出してきた。

 

『タイガ!これを装着して、俺になれ!俺と一緒に戦うんだ!』

 

「…ホイ!」

 

『ウソォ……』

 

出てきた物を叩いて無理矢理引っ込めると、子供の腕を引いてその場から全速力で逃げる。変身を拒絶したのだ。

 

「うわぁぁぁぁあ!!!」

 

『おい!逃げるな!!俺に代われ!!』

 

「ウルセェェェ!!俺は絶対にウルトラマンにはならない!!」

 

『はぁあ!?』

 

ゼロはタイガに対して自分に代わるように何度も言うが、その度にタイガは否定して変身を拒絶する。そして丁度橋の上を走っていたときだ。怪獣が橋の下を流れる海に飛びこみ、タイガ達を下から角で攻撃したのだ。当然橋は崩落してしまう。

 

「ウオォアァァア!!ヤバいヤバいヤバいヤベー!!ウオォオ!!」

 

苦し紛れからの行動か、子供を抱き抱えて思いっきり上に跳んだ。そして器用に橋の破片の上を跳んで渡っていくのだ。最終的に着地した場所は、怪獣の角の上。

 

『ギャアァ!!』

 

「ウオォォォ!トットト!ウォイ!ォオイ!どうよ!?俺の華麗なバランス感覚!って、さっきから俺どうなってんだぁぁぁぁ!!!」

 

怪獣は角を回転させてタイガ達を振り落とそうとするのだが、何故かタイガの身体能力が高く上がっており、上手くバランスを取りながら落ちないようにしていた。

 

『わーわーウルセーぞタイガ。お前の中に俺が入ってんだ。これくらい当然だ』

 

「え?!そうなの?」

 

おかしな身体能力の向上は、中に入っているゼロのお陰だったようだ。怪獣が急ブレーキをかけて止まると、タイガ達は飛んでいってしまったが、難なく着陸できた。そして怪獣に向かって振り向くと、走っていた怪獣が急ブレーキをかけた理由が分かった。

 

「ッ!?」

 

『ハァァァ……ディヤ!シュワ!』

 

そこには、ゼロではない青いウルトラマンが立っていたのだ。

 

『コスモス!?ヤツもあの声に呼ばれたのか?』

 

ゼロの言葉を聞くと、タイガはコスモスの戦いに目を向けた。その戦い方は、拳や蹴りを使うわけではなく、的確に怪獣の攻撃を避けながら戦っていくと言うものだった。突進してきた怪獣を避けると、そのままビルとビルの間に挟まってしまったが、尻尾を掴んで引きずり出し、再び自分と向かい合わせる。

 

『ハァァ…ティヤ!』

 

そしてまた突進してくると、必要最低限の動きで避けて攻撃を受け止め、怪獣を横たわらせる。

 

『ハァァァ……』

 

「よし!今だ行け!フィニッシュ!!」

 

光を溜め始めたコスモスを見て、タイガはトドメを指すものと思い声を上げている。だが、その光は怪獣を貫くのではなく、優しく包み込んで行った。すると暴れていた怪獣は気分が落ち着いたのか、大人しくなってコスモスと一緒に和んでいる。

 

「あれ?ひょっとして和んでる?和んでるよね!?」

 

コスモスに撫でられると、怪獣は街から背を向けて海の方向に帰っていた。それを見届けたコスモスは、光となって消えていった。

 

「あ~ッ!」

 

「あ!おいちょちょちょっと!?」

 

それを見ると、タイガと一緒にいた子供はコスモスのいた場所まで走り出した。それに続いてタイガも走り出す。

 

「お~い!お~い!!スゴいね君!てか…誰?」

 

「僕は、春野ムサシ」

 

コスモスのいた場所に立っていた1人の青年。胸ポケットに何かをしまいながら、軽く自己紹介をして2人に歩み寄ってきた。

 

「あのさ、どうして怪獣が急に大人しく…?つーかムサシ君!なんでウルトラマンなのに怪獣見逃した訳!?」

 

「さっきの怪獣は、興奮していただけだ。倒す必要は無いよ。怪我はない?」

 

タイガの質問に冷静に答えると、一緒にいた子供に近づいて怪我は無いかと尋ねた。子供は大丈夫と言うように首を縦に振る。どうやら戦いに巻き込まれたものの、怪我は全くしていないようだ。

 

「あぁ~。斬新だね~。でも…また、襲ってきたら!?」

 

「その時は、また大人しくさせれば良い」

 

どこまでも優しいムサシのやり方に、タイガは感嘆の声を上げた。そして、話を聞いていたゼロも、タイガと同じ様に声を上げる。

 

『成る程。慈愛の戦士コスモス。噂通りだな』

 

「コスモス……」

 

「ひょっとして、君の中にもウルトラマンが!?」

 

「え!?コイツの声、聞こえてんの!?」

 

タイガ自身、ゼロの声は同化している自分にしか聞こえないと思っていた様だが、同じくウルトラマンと同化しているムサシにはゼロの声を聞くことが出来るようだ。驚いたように自分のブレスレットをムサシに見せると、突然自分達の立っている場所の下から飛行機の様な物が2機飛び出してきた。そして空中で人型に変わって、タイガ達を囲むように降り立った。

 

「え?なになに!?」

 

「タケル!」

 

「探したよ。タケル」

 

「あ~。お知り合い」

 

どうやら、タイガと一緒にいた子供。タケルを探しいてた人達の様だ。言葉的に何と無く理解したのか、すぐに安心したような態度に戻る。

 

「でどっちなの!さっきの青いウルトラマンは」

 

「え?あ~、コッチ!」

 

「え!?」

 

「じゃ、俺はこれでぇ~」

 

「あ、ちょっと!?」

 

リーダー的な女の人が、やや高圧的な態度でさっきのウルトラマンについて聞いてきた。ムサシを生け贄に差し出すような形で事実を延べ、その場からタイガは離れようとするのだが、

 

パチン!

 

ガン!!

 

さっきの女が指を鳴らすと、もう1機の方がアームをタイガに向けて飛ばしてきた。それはタイガの数センチ先に突き刺さっており、あと1歩踏み出していたら確実に脚が吹き飛んでいたと思われる。その行動を見て、恐怖したからなのか驚いたからなのかは不明だが、固まってしまった。

 

『キャアァァア!!』

 

「「「「「ッ!?」」」」」

 

驚きの行動に固まっていた時、突然人間の悲鳴に近いような鳴き声が辺りに響き渡った。その気味の悪い声に全員目を向ける。そこにいたのは全身紫色のブヨブヨした感じの巨大な海牛?だ。

 

「ウワッ!?今度はなに!?あれなに!?」

 

「キモッ!?」

 

突然現れた異形の化け物にそれぞれ声を上げ、ムサシは先程しまった物を取り出して再びコスモスに変身しようとしている。だが、その必要は無くなった。

 

『ディヤ!!』

 

空から、銀色の巨人が現れて紫色の化け物を殴り飛ばしたのだ。その光景に、また全員固まってしまった。

 

『ウソだろ……なんでここに!?』

 

「知ってるの?」

 

『このブレスレット。ウルティメイトブレスレットを俺に授けた伝説の巨人。ウルトラマンノアと同じ力を、あのウルトラマンから感じる……何故だ?ノアは全宇宙を監視する存在の筈だぞ!?』

 

ゼロが驚きの声をあげると、タイガはゼロの言葉を頭に入れながら銀色のウルトラマンの戦いに目を向ける。




『今だから言える、小説あれこれ~』

バット
「唐突に始まりましたね。長らく休止していたのに」

鉄血
「らしいと言えばらしいですね。このコーナーは、名前の通り今まで言えなかったこと、後悔している事等をうp主が暴露していくコーナーです。取り敢えず全部の作品について言うのかな?」

バット
「前書き後書きのどちらかで行い、毎回2つか3つのペースでやっていく予定です。それでは最初に『ISと無気力な救世主』と『インフィニット・ネクサス』の2作品についてぇぇぇ、暴露!」

無気力な救世主、本当は最終章で一音には牙狼でお馴染みの烈火炎装を使わせるつもりだった。

インフィニット・ネクサス、白式は本当は福音戦で死んでもらうつもりだった。そして、溝呂木の授業などの日常を書きたかった。

鉄血
「なんか重要な事サラッと言ったよ!?」

バット
「烈火炎装は何故使わせようと思ったんですか?」

鉄血
「冷静に質問!?流石ベテランね!」

スライガーが主な理由だよ。馬の形態がリクエストで来たとき、真っ先に牙狼の魔導馬が出てきたから、色とかを考えて絶狼の銀牙をモチーフにしたんだ。それにあのバトルシーンでは全員限界を超えた状態で戦ってた。だから一音にも新しい技とかを出させたかったんだ。千冬の百人斬りみたいな見せ場をね。結果は全力全開のデルタ&スライガーのルシファーズハンマーだったけど、投稿した後に「あ、赤い炎を纏わせて烈火炎装みたいにすれば良かった」と言うのが出てきましてね。今更直しても仕方無いと思ったので、そのままだよ。

鉄血
「な、成る程。じゃあインフィニット・ネクサスの方は?」

まぁ、単純に何故溝呂木が溝呂木真也として生きる事に拘るのか。それを書きたかったんだよ。でも、当事学生最後の長編更新って考えてたから、焦ってて駆け足気味に書いてました。結果必要な部分も削ってしまい、溝呂木の日常シーンを書けなかった事を後悔してます。しかも完結してから自由登校に入って余裕もあったって言う……

今後時間があって、なおかつ俺の精神的身体的状態を見て更新できたら書いてどこかに入れたいと思っています。ですので、サーガ編が終了してもこれの更新があった時、1回目次に行って更新日を確認してから読んで欲しいです。どこかに溝呂木のストーリーがはまってると思うので。

バット
「白式死亡については?」

本当は一夏が元に戻ってからのストーリーなんて一切考えてなかったんですよ。だから1人に戻ってからは、その後なんて書かずになんか良い感じに終わらせよう。とか思ってたんですけど、「ウルトラマンの力を持っていて、溝呂木の記憶も持ってる。そんな一夏ならどんな物の考え方をするだろう」と言う疑問が生まれまして、その結果が臨海学校終了以降のストーリーです。もっと言うと、バルタン戦は一夏と仲の良い専用機持ち全員を出すつもりだったけど、出来なかったから新しいの書き直して投稿しようと思ってます。その部分だけ1回消してね。話が脱線したけど、白式が生存しているのは、そんな一夏がどんな行動をするかと考えたとき、真っ先に浮かんだのが、

「自分が原因で戦いが生まれるなら、自分の大切なものを守るために皆の前から姿を消す」

だったんです。なので白式に生存してもらいました。あそこで終わらせるなら、福音を助けるために自分の全エネルギーを使って暴走プログラムを掻き消すってストーリーになってたよ。破壊されてではなく、自らの命を使って救うって感じになってました。

鉄血
「ストーリーの根本に関わることを後悔してたんだね」

バット
「書いてる人にはありがちな後悔ですね」

悩みは尽きないものですね。ではでは!次回もお楽しみに!感想と評価もよろしくお願いします!!
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