頭に、ぽとっと落ちて来た暖かいものが、ため息をついてのしかかる感覚を感じた。
思わず顔をしかめ、振り落とそうとすると、抵抗するよう髪の毛にしがみつく。
......いや、何故
目を徐々に開くと、一面に木々が屹立し、葉を生い茂らせているのが、霞んだ視界一杯に広がっている。
胸一杯に空気を吸い込むと澄んだ空気が胸を満たした、と同時に喉が渇いていたようでむせた。
寄りかかっていた木に手をつき、ゆっくりと立ち上がると、頭上の暖かいものが、驚いたようにくっついた。 身体自身も、長く寝ていた時のように気怠い。
「生きているな... どういうことだ? 死んだはずだが。」
手を左右見比べても、何処もおかしくない。
そういえばと、頭に何か乗っかっていることを思い出し、頭から剥すと、リスがくっついていた。
「......」
「......?」
小首を傾げやがった。 何だこいつ。可愛い。
手に載せて、頬を撫でたら、くすぐったそうに目を細めた。
...引き続き頭に乗ってて頂こうと思う。可愛すぎる。あと若干旨そうに見えた。
頭に乗っけたリスは、何かを感じ取ったかのように、ぶるぶる震えた。
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状況を少し確認し、周囲の探索を終えた。
まず、目がしっかり凝らせるようになってくると、右下に周囲の地図の様なものがあることに気付いた。顔を動かしても、同じ位置に動き続けることも分かっている。
頭上に鎮座しているリスを近づけても、何も反応が無いことも分かっている。予測段階ではあるが、ARに近いモノなのだろう。
服装だが全身黒の戦闘服に、カーキ色に近いタクティカルベストを着ていて、ポーチには何も刺さっていなかった。 また、周囲には刀身が黒くコーティングされた、25センチのタクティカルナイフと、8センチ程度の折り畳みナイフ、
ベレッタM96が散らばって落ちていた。
弾倉も3、4本落ちていて、すでに一本はベレッタに装填されていた。今はベストのポーチに収まっている。
久しぶりのベレッタは、紛争地で使い慣れていたのか、無骨にデカい銃把が手に馴染むのか、懐かしい気分になった。だが、そんな自分に嫌悪も抱いたが。
弾倉を抜き、スライドを引き、チャンバーに弾が入っていないこと確認し、弾倉を再び入れ、チャンバーに初弾を装填した。 セーフティを掛け、腰に付いているホルスターに差し込むと、胸に鞘があるタクティカルナイフを右手に抜いた。
取り合えず、飲める水を探すことにした。 何故生きているかは後回しだ。 延々と考えこんでしまいそうだったからだ。
先ほどから、ゆったりと吹く冷たい風に逆らうように、ゆっくりと歩き出した。
リス殿は眠くなったのか、ベストの空いてるポーチから顔をだして、すやすやと寝ていた。可愛い、やっぱり木の実でも食べるのだろうか、歩きながら拾おう。
。。。見切り発車小説、一話です。
戦闘を次は入れたいと思います。
あと、タグにリス教を追加しておきたいと思います。
でわでわ。。。っ!