現代傭兵の異世界休養録   作:フリズム

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連日投下。 ちまちま書くとは以下に。


最終話 傭兵が、異世界に拠点を構えるようです。

ギルドに呼ばれることになった。 内容は、『急成長をし、かなりの悪事を働いた山賊の拠点を見つけ、主格の頭領を捕まえた』ことに褒美が送られるらしい。

そういうことで、シルヴィの車椅子を、その山賊のアジトから連れて来た、人間とエルフのハーフであるらしい、シャノンにお願いしている。

どうやら、ろくに注意をせず山道をうろうろしていた時に、拉致されたらしい。 あと、シャノンについての一悶着があるのだが、また別の話。

 

「達哉、どこ行くんだっけ?」

「ギルドだが、って、今朝話さなかったか?」

「多分話した、ごめん、すぐ忘れちゃって」

 

どうも嫌いになれないが、忘れっぽく、常にぼーっとしている印象がある。

 

「ふふふ」

「シルヴィは笑ってればいいと思ってるだろ...」

「そんなことないですよ~?」

ふふふ、と朗らかにに微笑みつつ、後ろを振り返り、シャノンと頷きあっていた。

溜め息をもらしつつ、前を見やると、そろそろ中央区につく所だった。

 

~~~

重鎮のようにギルドの奥に招かれ、左にシャノン、右に車椅子のシルヴィを侍らせ? 待つこと数分。

 

「待たせた、フォルトヌス支部長、アーロンだ。」

「ああ、待っては無い、浅間達哉だ。」

「いやいや、わざわざ立ってまで挨拶しようとしてくれなくて結構だ。」

「そうか」

 

座り直し、腰に巻いていた()()を背の低いテーブルに立てかける。

 

「で、何の用だ」

「ランクを『青』に上げようと、思って―――」

「いらん」

「じゃあ、他に欲しい物は...?]

 

支部長の額に冷や汗が流れる。

 

「んや、南門の先に村があっただろ? そこの家を崩して、新しくそこに家を建ててくれないか?」

「えっ、そんなのでいいの?」

 

シルヴィと支部長の目が見開かれる。驚きで姿が出ている

 

「はあ? こっちの方が面倒な依頼だろ。」

「いや、土地の管理者が出来るからその方が有り難いんだよ、良ければ、今日にも造るが、どうだろうか?」

「そうか、今日ともいわず、ぼちぼち作ってくれれば良いが。」

「そうか、そうか いやぁ、何か無理難題を吹っ掛けられるかと思ってビックリしたよ。」

 

支部長は晴れやかな顔をして、額の冷や汗をぬぐった。

 

~~~

ギルドから帰り、一晩を過ごした後。

 

「えっ、ここを出て行かれるのですか?」

「そうだが? 近くに家を建てるからな、そこに移る」

 

残念そうにして言っているのは、宿屋の女性である。

 

「そうですか、四日ほどでしたが、御贔屓に有難うございました。

 

顔を赤くしながら、こちらを微笑んでいる女性に、シルヴィがムッとした顔を向けているが、無視してシャノンに車椅子を押してもらう。

 

「また、宜しくお願いします」

 

そういう女性に、宿からでていきながら、ひらひらと手をふった。

今日は、村に俺の家を作ってもらう日である。

 

~~~

村に着き、建築士である魔法使いに、家の要望を伝えながら家を錬成してもらう。

 

「魔法って、理不尽だな」

「そうですか? 私は、達哉さんの銃に理不尽を感じますよ?」

「うん。 防御出来ないことはないけど、多分、咄嗟に撃たれたら、防御魔法の展開が間に合わない。」

「そうなのか...」

 

そんなことを話しながら、家の建造をまっていると、魔法使いが声を掛けて来た。

「出来ました。 また増築や、改装をご要望のときはお声をお掛け下さい」

「おう、ありがとさん」

「いえいえ、では」

 

そう言い、丁寧にお辞儀すると、転移魔法を使ったのか、直ぐに姿が消えた。

木造の我が家は、背景の木々と川によって、何とも言えない良い雰囲気があった。

 

「中、はいりましょ!」

ルンルンなシルヴィを横目に、車椅子のために緩やかなスロープを登りながら、家に入っていった。

 

~~~

部屋を割り当て、買ってきた食材をシルヴィが料理し、一息ついた所で、風呂に入ることにした。

なんと、お湯に浸かれるのだ。 日本人にとっては、嬉しいことこの上無い。

 

「ふぅ。 後はシルヴィが入ってこないか気にするだけだな。」

因みに、シルヴィには、宿裏で水を浴びていた所に乱入しようとした前科がある。

天井を見上げながら、浴槽の壁に寄りかかった。

 

「そうですねぇ~」

「そうだね」

「そうなんだよなぁ... ん? んん!?」

 

無理でした。もう両隣にいました。全然気づけなかった。意味わからん。

 

「お背中お流しします、ね?」

「いいよ、もう。俺の休息の時間返せよぉ」

 

溜め息を着くしかなかった。因みに、三人で入っても余裕があるくらい広い浴槽だ。

ひとりと腕に抱き着かれるのを感じながら、考えることを辞めた。

 

...シャノンは可もなく不可もない大きさだった。 まあどうでも良いか。

 




お疲れまでした。次回、閑話です。
主人公の直剣についてのお話しですね。

では。 多分今日書き終わるかな?
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