ハイスクールD×D 永遠の皇帝<エターナル・エンペラー> 作:てこの原理こそ最強
第11話
使い魔を探しに行った次の日、朝6時に目が覚めた。が...
蓮夜(どうしてこうなった...)
犬千代「zzz.....zzz......」
仰向けに寝ているオレの上にトラの着ぐるみのような寝間着を着て寝ている犬千代がいる。ユウキやクロメほど頻繁ではないがこれはよくある事だからあんま気にしない、のだが...
深雪、雪菜「すぅ......すぅ......」
右側を見ると水色の半袖とショートパンツの寝間着を着ている雪菜が寝ている。左側を見ると水色と白のボーダー柄のパーカーとショートパンツの寝間着を着ている深雪が寝ている
蓮夜(この2人ってのは珍しいな...)
まだ6時だし起こすのは早いと思い、レムには悪いがオレも二度寝に突入する
ー40分後ー
また3人より先に起きた。犬千代はともかく深雪と雪菜はそろそろ起きなければいけない時間帯だろう、ということでオレは2人を起こそうと試みる
蓮夜「おーい、深雪、雪菜、そろそろ起きな」
雪菜「ぅん……」
深雪「…おはよう、ございます……」
蓮夜「はい、おはよう」
2人は目をすぐに目を覚ましゆっくりと起き上がる
蓮夜「はい、おはよう。2人が来るのは珍しいな」
深雪「申し訳ありません」
雪菜「ご迷惑でしたか…?」
蓮夜「いや、別にいいんだけどさ」
オレはまだ犬千代が乗っかってるため起き上がれないが、2人は体を起こし横になっているオレを見て申し訳なさそうな顔をしたので手を伸ばし2人の頭を撫でつつ返答する
蓮夜「とりあえず着替えてきな」
深雪「わかりました」
雪菜「犬千代さんに変なことしないでくださいよ?」
蓮夜「しねぇよ!雪菜はオレをそうな風に見てるんだな…」
雪菜「ふふっ、冗談ですよ♪」
深雪「蓮夜さんがそんなことしないのはみんなわかってますから♪」
犬千代「んぅ…蓮夜……」
少し大きい声を出してしまい、犬千代が薄目でムクッと起きた
犬千代「…蓮夜……」
蓮夜「どした?」
犬千代「…もう少し寝たい……」
蓮夜「…わかった」
それを聞いて犬千代は再び眠りについた。それもオレに抱きついたまま…
蓮夜「もう少しこのままだな…」
雪菜「そうですね」
深雪「では、先に行ってますね」
そう告げて2人は自分の部屋に戻って行った。そして犬千代が7時を少し過ぎたあたりで起きるまでそのままだった
学校ではあの三馬鹿トリオが馬鹿やったのに制裁をくだしたぐらいで、いつもと変わらなかった
ー放課後ー
時間は過ぎて夜、今日は達也と黒歌に巡回をしてもらっている。オレは家で待っていたんだが突然達也から連絡があり、その場所に行ってみると…
パァーン!
その場から何かを叩くような音が鳴り響いた
リアス「少しは目が覚めたかしら?」
祐斗「…すみませんでした」
どうやらリアスが祐斗の頰を叩いたようだった
リアス「どうしたの?あなたらしくもない」
祐斗「調子が悪かっただけです。今日はこれで失礼します」
リアス「祐斗…」
祐斗はそう言い残しその場を去っていく。それを一誠が追いかける
一誠「おい、木場!お前マジで変だぞ」
祐斗「君には関係ない」
一誠「心配してんだろうが!」
祐斗「心配?誰が誰をだい?」
祐斗は一誠に背を向けながら続ける
祐斗「悪魔は本来利己的なものだろう?」
一誠「お前、何言ってんだよ」
祐斗「今日は僕が悪かったと思っているよ。それじゃ…」
一誠「おい、木場!何か悩み事があるなら相談してくれよ。俺達仲間だろ!?」
祐斗はそれを聞いて一誠の方を振り向く。その目はなにかに取り憑かれたような目をしている
祐斗「仲間、仲間か…一誠君は熱いね。でも僕は今基本的なことを思い出したんだ」
一誠「基本的なこと?」
祐斗「生きる意味…僕がなんのために戦っているかってことさ……」
一誠「そりゃ、部長のためだろ?」
祐斗「違うよ…僕は復讐のために戦っている」
そう言い残して去ろうとするが…
蓮夜「おい、祐斗…」
祐斗「はぁ…何かな蓮夜く……」
ドガッ!!!
オレは祐斗が言い終わる前に、振り向こうとした祐斗の顔面を殴る。達也と黒歌から事情を聞き、祐斗がぼーっとしてたせいで小猫がケガをしたと聞いたからだ。祐斗はその反動ですっ飛ばされた
蓮夜「お前がどう思ってようが知らねぇがな、小猫がケガしたのはお前のせいだよな?それは小猫の分だ。そんなもんですんでよかったな。黒歌はお前を殺そうとしてたがな」
祐斗は頰を抑えフラフラになって去って行った。オレは黒歌と小猫のもとへ行き頭を撫でながら言う
蓮夜「今回はオレに免じてこれで許してやってくれ。小猫もすまんな」
黒歌「ホントは私がやりたかったけど、わかったにゃ…」
小猫「私は大丈夫です」
蓮夜「リアス、オレらはこれで帰るが、一誠達にいろいろ話しとけよ?」
リアス「えぇ、わかってるわ」
オレはリアスの返事を聞き、達也と黒歌と帰宅した。なぜかそれに小猫もついてきた。ちゃんとリアスには許可取ったらしい
ー次の日ー
今日オレが起きた瞬間"ある気配"を感じた
蓮夜「ジブリール」
ジブリール「お呼びでしょうか、マスター」
オレが小さい声でジブリールを呼ぶと壁からスルスルっと出てきた
蓮夜「この気配は"聖剣"か…?」
ジブリール「はい、間違いないと思います」
蓮夜「そうか」
ジブリールに確認を取り、オレはその気配が何か確信した
ジブリール「ところでマスター…」
蓮夜「ん?」
ジブリール「なぜマスターのベッドに駄猫がいるんですか…?」
オレのベッドでは小猫と黒歌がオレに抱きついて寝ていた
小猫、黒歌『すぅ……すぅ……』
蓮夜「昨日小猫が一緒に寝るってなったら、黒歌も一緒にな…お前らも早く起きな」
オレは2人の肩を揺らしながら起こす
小猫「ぅん…おはよう、ございます…兄様……」
黒歌「…にゃ〜」
小猫はすぐに起きたが黒歌はまだ寝ぼけているのかまだ抱きついたままだ
ジブリール「早くマスターから離れてください、この駄猫」
黒歌「お前に指図される筋合いはないにゃ、この屑鳥」
蓮夜「(起きてんじゃねぇか)2人とも、朝っぱらからケンカはやめろ」
一触即発状態の2人の頭を撫でながらやめさせる
ジブリール「マスターがそうおっしゃるなら…」
黒歌「気持ちいいにゃ♪もっと撫でてにゃ♪」
蓮夜「早くどきなさい」
それからリビングに降りていくと既に全員揃っていたので、みんなで朝食を食べ登校した
ー放課後ー
登校してすぐにオレはリアスから今日ある者と会談するからオレにも同席してほしいと連絡があった。誰との会談かは聞いていないがおそらく…
オレらがオカルト研究部の部室に着いた5分後ぐらいに客人達が現れ、通された2人は白のマントのようなもので身を包んでいる。2人はリアスとは反対側のソファに座った
「会談を受けていただき感謝する。私はゼノヴィア」
「紫藤イリナよ」
青い髪に緑のメッシュが入ったショートカットのゼノヴィアと茶髪のツインテールの紫藤イリナがそれぞれ簡単にそれぞれの名前をみんなに教えた
リアス「神の信徒が悪魔に会いたいだなんて、どういうことかしら?」
イリナ「元々行方不明だった1本を除く6本のエクスカリバーは協会側の3つの派閥が管理していましたが、そのうちの3本が堕天使の手によって奪われました」
『ッ!』
一誠「奪われた!?」
そのことを聞いた瞬間、グレモリー眷属のみんなは驚いている
ゼノヴィア「私達が持っているのは残ったエクスカリバーのうち、この
イリナ「私の持つ、この
ゼノヴィアは自分の横にある大剣を、イリナは自分の左腕に巻いてある紐のようなものをそれぞれ聖剣だと説明した
リアス「それで?私達にどうしてほしいわけ?」
ゼノヴィア「今回の件は我々と堕天使の問題だ。この町に巣食う悪魔に要らぬ介入をされたくないのでな」
リアス「随分な物言いね私達が堕天使と組んで、聖剣をどうにかするとでも…?」
ゼノヴィア「悪魔にとって聖剣は忌むべきものだ。堕天使との利害が一致するじゃないか」
その言葉を聞いたリアスは明らかに機嫌が悪くなり眉間にシワが寄る。言い方ってもんがあるだろ
ゼノヴィア「もしそうなれば、我々はあなたを完全に消滅させる。たとえ魔王の妹だろうとな…」
リアス「そこまで私を知っているのなら言わせてもらうけど、私が堕天使なんかと手を組むことはないわ。グレモリーの名にかけて、魔王の顔に泥を塗るような真似はしない」
ゼノヴィア「それが聞けただけで十分だ。今のは本部の意向を伝えただけでね。魔王の妹がそこまでバカだとは思ってはいないさ。」
リアス「なら私達が神側、つまりあなた達にも協力しないことも承知しているわけね?」
ゼノヴィア「無論、この街で起こることに一切の不介入を約束してくれればいい」
リアス「…了解したわ」
ゼノヴィア「時間を取らせてすまなかった」
リアスが了承の返事をすると、ゼノヴィアとイリナは立ち上がり去ろうとするが…
ゼノヴィア「!」
アーシア「?」
ゼノヴィアは立ち止まり、アーシアを見つめる
ゼノヴィア「兵藤一誠の家を訪ねたときもしやと思ったが…」
イリナ「ん?」
ゼノヴィア「アーシア・アルジェントか?」
アーシア「あ、はい…」
ゼノヴィア「まさかこんな地で、"魔女"に会おうとはな」
アーシア「ッ!」
アーシアを見ていきなり魔女と言い放った
イリナ「あー、あなたが魔女になったっていう元聖女さん?堕天使や悪魔をも癒す能力を持っていたために追放されたとは聞いていたけど、悪魔になっていたとはねー」
アーシア「あ、あの…私は……」
アーシアは下を向いてしまい肩を震わせている
ゼノヴィア「しかし聖女と呼ばれていた者が悪魔とはな、堕ちれば堕ちるものだ」
一誠「てめぇ!いい加減にしろ、お前ら!!」
小猫「一誠先輩…」
ゼノヴィアとイリナに突っかかりそうになる一誠を小猫が止める
ゼノヴィア「まだ我等の神を信じているのか?」
イリナ「ゼノヴィア、彼女は悪魔になったのよ?」
ゼノヴィア「いや、背信行為をする輩でも罪の意識を感じながら信仰心を忘れられない者がいる。その子にはそういう匂いが感じられる」
イリナ「へー、そうなの。ねー、アーシアさんは主を信じているの?悪魔の身になってまで」
アーシア「…す、捨てきれないだけです…ずっと、信じていたのですから……」
イリナの質問に対しアーシアは返事を返すが、さっきよりも肩の震えは激しくなり涙も流しているようだ
ゼノヴィア「ならば、今すぐ我等に斬られるといい」
アーシア「ッ!!」
ゼノヴィア「君が罪深くとも我等の神は救いの手を指し伸ばしてくれるはずだ。せめて私の手で断罪してやろう。神の名の下にな」
リアス「そのくらいにしてもらえるかしら」
さすがにしびれを切らしたのか、リアスがゼノヴィアの言葉を止める
リアス「私の下僕を、これ以上貶めるのなら…」
ゼノヴィア「貶めているつもりはない。これは信徒として当然の情け」
バッ!
ゼノヴィアが不敵な笑いを浮かべ返答した瞬間、怒りを露わにした一誠がアーシアとゼノヴィアの間に割って入った
リアス「イッセー!」
朱乃「いけませんわ!」
アーシア「イッセーさん!」
一誠「アーシアを魔女と言ったな!!?」
ゼノヴィア「少なくとも、今は魔女と言われる存在にあると思「ふざけんな!!!」…」
ゼノヴィアが言い終わる前に一誠がその言葉を遮る
一誠「自分達で勝手に聖女に祀り上げといて、アーシアはな…!ずっと一人ぼっちだったんだぞ!」
アーシア「イッセーさん…!」
ゼノヴィア「聖女は神からの愛のみで生きて行ける。愛情や友情を求めるなど、もとより聖女になる資格などなかったのだ」
一誠「何が信仰だ!何が神様だ!アーシアの優しさを理解できない奴らなんかみんなバカ野郎だ!」
それを聞いてアーシアもリアスも顔が少し明るくなる
蓮夜(一誠、いいこと言うじゃねぇの)
ゼノヴィア「…君はアーシア・アルジェントのなんだ?」
一誠「家族だ!友達だ!仲間だ!お前らがアーシアに手を出すのなら、オレはお前らが全員敵に回してでも戦うぜ!!!」
一誠はアーシアを守るため啖呵を切った
ゼノヴィア「ほぅ、それは私達協会全てに対する挑戦か?一介の悪魔が大口を叩くね」
リアス「イッセー、おやめなさい」
蓮夜「いい加減にしろ」
ゼノヴィア「ん?」
蓮夜「話が終わったんならさっさと帰れよ。それなのにグダグダと。なに?お前らそんなに暇なの?」
イリナ「なんですって!」
ゼノヴィア「最初から気になっていたが、お前は何者なんだ。そんな幼女を膝に乗せて戯れている変態がなぜこんなところにいる?」
オレはこいつらの言っていることにイライラしていたためアンナを膝に乗せて頭を撫でながら癒されていた。それに対してのゼノヴィアの発言にオレの背後から2人に向かって強力な殺気が放たれた
『ッ!』
グレモリー眷属のみんなを含め全員大量の汗を掻いてその殺気に気圧されている
蓮夜「みんなよせ」
犬千代「でも、こいつら蓮夜のこと侮辱した…」
シノア「蓮夜さんの悪口は許せませんね〜」
クロメ「今ここで殺ってもいんだよ…?」
蓮夜「大丈夫だから」
そう言ってみんなに殺気を抑えるように言い渡しみんなはそれに応じて殺気を出すのを止めた
蓮夜「こんなもんか」
ゼノヴィア「なんだと…」
ゼノヴィアは大剣を構えだす
蓮夜「そういうのを待ってたのがそこにいるみたいだぞ?」
オレはそう言いながらドアの方を親指で指差す。全員がその方向に目をやるとそこには壁にもたれかかっている祐斗がいた
祐斗「丁度いい、僕が相手になろう」
ゼノヴィア「誰だ、君は?」
祐斗「君達の先輩だよ…」
リアス「祐斗…」