ハイスクールD×D 永遠の皇帝<エターナル・エンペラー> 作:てこの原理こそ最強
さて、十六夜とコカビエルが戦い始めて数分が経った
コカビエル「ぐぁぁぁぁぁ!!」
もう何度目だろうか。コカビエルが吹っ飛ばされているのを見るのは…
コカビエル「はぁ…はぁ…おもしろい、おもしろいぞ!!これが戦闘だ!!!」
十六夜「うるせぇ!」
ドゴッ!!!
コカビエル「グハッ!!」
十六夜のアッパーにより上空へ舞い上がるコカビエル
コカビエル「ふふふ…ははははは!!お前最高だ!この高揚感は魔王以上だぞ!!」
十六夜「そうかよ」
コカビエル「だが本当にここにいる連中はよくここまで戦うものだ。特にそこの聖剣使いはな!」
蓮夜(おいおい、まさか言うつもりか?)
コカビエル「使える主はもういないというのに」
コカビエルが言った一言にここにいるほとんどのやつに衝撃が走る
リアス「っ!どういうこと!?」
ゼノヴィア「コカビエル!主がいないとはどういうことだ!」
コカビエル「おっと口が滑った」
ゼノヴィア「答えろ!!コカビエル!」
特に協会側のゼノヴィアはそれを聞いて声を荒げている
コカビエル「はははははは!!そうだな、そうだった。戦争を起こそうとしているのに今更隠す必要はなかったな。先に三つ巴の戦争で四大魔王と共に神も死んだのさ!!!」
『っ!!!』
オレ達以外の奴らは驚愕の顔をする。当然か…
ゼノヴィア「う、嘘だ…」
リアス「神が…死んでいた…馬鹿なことを、そんな話聞いたこともないわ!」
コカビエル「あの戦争で悪魔は四大魔王と多くの上級悪魔を失った。堕天使も幹部以外のほとんどを失った。もはや純粋な天使は増えることすらできず悪魔とて純血種は貴重なはずだ」
アーシア「…そんな……そんなこと…」
これまでずっと主のことを信じてきたアーシアにとってはショックが大きいようだ
コカビエル「どの種族も人間に頼らねばならないほど落ちぶれた。天使も堕天使も悪魔も。三大勢力は神を信じる人間を残すためにこの事実を封印したのさ」
それを聞いた瞬間ゼノヴィアは地面にへたりついてしまった
ゼノヴィア「嘘だ…嘘だ…」
コカビエル「そんなことはどうでもいい。オレが耐え難いのは神と魔王が死んだことで戦争継続は無意味だとなり戦争が終局したことだ!耐え難い!耐え難いんだよ!!!」
アーシア「主はもういらっしゃらない…じゃあ私達が捧げる愛は…?」
コカビエル「ふっミカエルはよくやっているよ。神の代わりに天使と人間をまとめているのだからな」
蓮夜(あ、そんな中ジブリール取っちゃったのオレだ…)
ゼノヴィア「大天使ミカエル様が神の代行だと…では、我等は…」
コカビエル「システムさえ機能していれば神への祝福も悪魔祓いもある程度操作できるしな」
アーシア「っ!」
一誠「アーシア!」
アーシアはショックのあまり倒れそうになる
ゼノヴィア「無理もない…私だって理性を保っているのが不思議なくらいだ…」
コカビエル「聖と魔を司る者がいなくなったためにそっちのやつのようなイレギュラーが存在する。本当なら聖と魔が融合することはありえないからな。そしてオレはお前らの国を土産に新たな戦争を引き起こす!!」
リアス「また、つまらない意地を張って…私のせいで……」
一誠「ふざけんな!!お前の勝手な言い分で俺達の街を、仲間達を消されてたまるかぁ!!!」
一誠が思いをぶちまける
一誠「それに俺はな、ハーレム王になるんだ!!!お前なんかに計画を邪魔されたくねぇんだよ!」
犬千代「…台無し」
ごもっとも。しかし…
蓮夜「あぁちょっといいか」
リアス「蓮夜?」
蓮夜「とりあえず神はいない。これは事実だ」
ゼノヴィアは絶望の顔をする
蓮夜「だがな、別に祝福が受けられないわけじゃねぇ。ジブリール」
ジブリール「はい、マスター」
オレが名前を呼ぶとすぐにジブリールが現れた
ゼノヴィア「あなた様は…」
コカビエル「!まさか!!」
蓮夜「そのまさかだろ。ジブリール、お前"天界"にいたときどんな立場だったっけ?」
ジブリール「私は嘗て
『っ!!』
ジブリールの言ったことにまたもやみんなが驚愕する
蓮夜「じゃあミカエルから許可もらえればお前を神として扱っていいってことだよな?」
ジブリール「その通りでございます。しかし今はマスターの眷属となった身ですので天界の事情に口を出すことはできないと思いますが…」
蓮夜「それだけわかれば十分だ。ありがとな」
ジブリール「いえ♪」
お礼の意味でジブリールの頭を撫でる
蓮夜「今聞いた通り神はいないがその神と同等のやつならここにいる。これが終わったらミカエルに許可をもらいに行ってくる。そうすればみんな今まで通り祈りを捧げることができる」
じゃあ今までなんでやってこなかったのかっていう質問はやめてほしい。ただ単に忘れてたなんて言えない…
蓮夜「さて話すことも終わったしそろそろ終わりにしてくれないか?十六夜」
十六夜「もうちょっと遊びたかったけどな。しょうがねぇ」
蓮夜「あ、殺すのはダメらしい」
十六夜「マジか!?わかったよ」
これでやっと終わるなぁ
コカビエル「既に勝ったつもりとは…舐められたものだ!」
十六夜「はっ!そんなことやる前からわかってたことだ」
コカビエル「舐めるな小僧!」
光の剣を持ち十六夜に斬りかかるコカビエル。しかし…
十六夜「しゃらくせぇ!」
十六夜はパンチでその剣を破壊し、さらにもう1発、今度はコカビエルの顔面に直撃した
コカビエル「ガハッ!!!」
さっきよりの威力は強かったのでコカビエルは意識を失い戦闘不能となった
蓮夜「はぁ長った。十六夜おつかれ」
十六夜「別に疲れてねぇよ」
蓮夜「そんなこと知っとるわ」
蓮夜(ん?)
そんな会話をしていると頭上に気配を感じる
「ほぉ堕天使の幹部を軽々とか…」
十六夜「なんだありゃ?」
「アザゼルの使いできた。よければこの結界を解いてくれないか」
蓮夜「あ、あぁ。みんなもういいぞ」
そう言うとみるみる結界が消えていく。そして声の発生源が降りてきた
リアス「あれは!」
朱乃「白龍皇!」
蓮夜「お前か」
白龍皇『コカビエルとあそこのはぐれ祓いは引き取らせてもらう』
蓮夜「あぁ、オレは問題ない。リアスもそれでいいか?」
リアス「え、えぇ…」
白龍皇『では…』
白龍皇が2人を抱え帰ろうとすると…
『無視か白いの』
一誠の籠手から声がする
白龍皇『生きていたか赤いの』
どうやら赤龍帝と白龍皇の対面らしいな
それからしばらくして白龍皇は飛んでいきコカビエルとの戦闘は終わった。しかしオレはその後もすぐには休むことはできなかった。ジブリールを連れて天界に行ってミカエルと会いいろんな設定をしなければいけなかった。その際に天界にいるやつにとっ捕まりそうになって逃げまくってたし、ジブリールもジブリールでその追っ手を排除すると言って天界滅ぼそうとするしで大変だった
帰ったら帰ったらで学校の修復を手伝えと休まる時間はなかった…主に学校を壊した原因である十六夜と、その主人の立場であるオレは強制的に働かせれた…
「つ〜か〜れ〜た〜」
「嘘をつけ」
「なんだよ、達也。そりゃ瓦礫なんてプリンぐらい軽いけどさ、おんなじ作業を何時間もさせられて精神的にまいってんだよ」
「なら蓮夜くん、どうぞ」
達也と話しながらオレが精神的にやられてソファでぐったりしてると隣に座るレムが自分の膝をポンポンとしていた
「どうぞ、とは?」
「そんなの決まってるじゃないですか。膝枕ですよ♪」
「それは雰囲気からなんとなくわかったが、なぜ?」
「レムの膝枕で癒されてほしいからです♪」
「いや、でもなぁ〜…」
おそらくとても癒されるのであろうがちょっと恥ずかしいと思って頭をかく
「嫌、ですか…?」
「別に嫌とかじゃなくてだな…」
「蓮夜くんにはレムは必要ありまあせんか…?」
「いやいや、話が飛躍しすぎだろ」
「では♪」
レムは一度シュンとして顔をするが再び目をニッコリ笑顔に戻り膝をポンポンする
「…じゃ、じゃあ…ちょっとだけ」
「はい♡」
オレはレムの期待の眼差しを裏切ることができずゆっくりとレムの膝に頭を乗せた。しかもそれだけではなくオレの頭を優しく撫で始めた。オレは不覚にも気持ちいいと思ってしまった
「レム…」
「はい?」
「いつもありがとな」
「っ!」
オレはいつもの感謝をレムに伝えて眠りについてしまった
レムは蓮夜が眠りについたとわかってからも頭を撫で続けた。いつもは凛としてしっかりした顔つきをしているが、寝ているときは柔らかくなるその寝顔を見ながら
「蓮夜くん…」
その最中にレムの頭にはいろんな映像が流れてきた。楽しかったこと、嬉しかったこと。不思議なことにレムの顔には笑顔が消えなかった
「レムも感謝してますよ」
蓮夜はレムのことをどう思ってるのか。蓮夜の中でのレムはどんな存在なのか。そんな不安は1mmもなかった。彼はいつでもレムのことを、そして家族みんなのことを第一に考えてくれている。それを思うだけでレムの心はポカポカしてくる
「レムの英雄は、世界一です」
レムはそっと蓮夜の額に口づけをした
「はは〜ん」
「っ!!!」
レムは不覚にもその場を見られてしまった。それも一番見られたくないであろうシノアに
「なななななななな!!!」
「はい静かに。蓮夜さんが起きちゃいますよ」
レムが恥ずかしさと驚きで奇声をあげるところをシノアが人差し指でレムの口を押さえて止める
「レムさんも大胆になりましたね〜」
「そ、そんなことは…」
「まぁいいですよ〜。それにしても気持ちよさそうに寝てますね、蓮夜さん」
「そうですね。いつもは蓮夜くんが寝る前にレム達が先に寝てしまっているので、蓮夜くんの寝顔は新鮮です」
さっきまで恥ずかしさで耳まで真っ赤にしていたレムも今は少し落ち着いたようでシノアと一緒に蓮夜の寝顔を堪能している
「さて、私も失礼しま〜す」
シノアは少しだけ蓮夜の眠っている姿を見てからそっと蓮夜の上に乗っかった
「ちょっ!シノアさん!」
「いいじゃないですか〜、レムさんは膝枕してるんですから〜」
「それはそうですけど…」
「んん〜…」
「「っ!」」
シノアの振動と二人のやりとりの声で蓮夜が起きてしまった
「んぁ、シノアか…?」
「は、はいはい。あなたのシノアですよ〜」
「シノアは…もう少し、素直になって…いいんだぞ…zzz…」
寝ぼけている蓮夜はシノアの体に手を回し抱きしめ、そのままシノアを抱き枕にして再び眠ってしまった。シノアの顔は蓮夜の胸に埋まっているため見えないが、トマトのように赤くなっているだろう
レムは蓮夜の言葉を聞いてムスッと頬を膨らまし軽くデコピンを食らわした