ハイスクールD×D 永遠の皇帝<エターナル・エンペラー> 作:てこの原理こそ最強
ロキの攻撃を受けてしまった祐斗、ゼノヴィア、匙の3人はソーナと椿先輩から何か液体のようなものをかけられてケガが回復した。どうやらあれがどんなケガでも一滴で治してしまうという“フェニックスの涙”のようだ。さぁて一度崩れかけた体制が戻り始めてる。ここからはどうなるかな…すると
ロセ「間に合いました!」
一誠「何だ!?」
そこへロキを倒すため事前にオーディンのおっさんから借受けることを約束していたものがそこへようやくが届いた
ロセ「トール様の武器、どんな敵にも裁きの一撃を与える絶対の槌!」
ロキ「ミョルニルだと!?」
ロセ「オーディン様よりそこに赤龍帝がいるなら彼に任せよとのことです」
一誠「俺!?」
ロキ「オーディンめが!」
ロキはミョルニルを何とかしようと移動を試みるが、それは復活した匙によって阻まれた
匙「行かせねぇよ!」
リアス「一誠」
一誠「はい、部長!」
一誠はミョルニルめがけて飛んでいく
蓮夜「(あいつら周りが見えてねぇな)…霞」
霞「あいよ」
オレの合図で霞が狙撃した。その狙いは一誠に噛み付こうとしていたフェンリルだった
リアス「っ!蓮夜!」
蓮夜「詰めがあめぇよ。さっさとやれ」
一誠「ありがとよ!行くぜロキィィィ!!」
一誠はミョルニルを手にしロキめがけて振りかぶった。しかしその瞬間、ミョルニルが消えてしまった…
一同『っ!』
ロキ「ふふふ、ははははは!やはりとっておきは最後まで取っておくべきだな!」
ロキの手にはなにやら円形の道具があった
ロセ「あれは!強制転移装置!なぜあなたが!!」
ロキ「そんなことはどうでもいい。間も無くラグナロクが始まる終焉の黄昏に殉ずるがいい」
ロキの言葉で空間が歪み始めた
蓮夜「限界だな。なぁロセ」
ロセ「…はい。残念ながらミョルニルがなければもう…」
蓮夜「…みんな、よく頑張った。悪神相手にここまでできれば十分だ。あとはオレ達に任せろ」
オレは立ち上がりそう叫ぶ。その周りの明日葉、黒歌、霞も立ち上がった
蓮夜「3人はフェンリルを頼む」
霞「あいよ」
明日葉「ん」
黒歌「わかったにゃ」
フェンリルを任せると伝えると三人は周りから姿を消し、オレは飛翔しロキの前に出て相対した
ロキ「永遠の皇帝、貴様も邪魔を!」
蓮夜「あぁ、他の神話の方々に迷惑だからな」
ロキ「ふん!なら止めてみよ!」
ロキはさっきよりも断然強い魔力の一撃を放ってきた。しかしオレはそれをワンパンで蹴散らした
蓮夜「こんなもんか」
ロキ「クッ!」
蓮夜「さっさと終わらせるか。我、神崎 蓮夜が汝の枷を解き放つ。来やがれ!7番目の眷獣、夜摩の黒剣(キファ・アーテル)!」
オレの提唱で出現したのは三鈷の形をした巨大な剣だ
ロキ「“意思を持つ武器”(インテリジェンスウェポン)!裁きの剣だと!?バカな!」
蓮夜「バカにすんなよ。そいつキレんぞ」
そう言っているときには夜摩の黒剣はロキの頭上へ移動していた
蓮夜「あ〜あ。はぁ、ご愁傷様…」
オレは手を合わせ合掌をする。そして夜摩の黒剣はロキめがけて落下していった。それも能力である重力を一杯にかけて
ロキ「お、おのれぇぇぇぇぇ!!!」
ロキは跡形もなく消滅した
蓮夜「お前は相変わらず喧嘩っ早いな。誰に似たんだか…」
オレは消える前の夜摩の黒剣に言っておいた。消える前のそいつは「うるせぇ」と、返した気がした
フェンリルの方も黒歌が出した鎖で動けなくなっているようだ
蓮夜「3人ともお疲れ」
そうは言ったものの3人に疲れの表情は全くない。リアス達の方を見てみるとみんなは驚きすぎて言葉も出ないような表情をしている
蓮夜「どうしたみんな」
一誠「どうしたじゃねぇよ!オレ達がフェンリルの子供を倒すのにだってめちゃくちゃ苦戦したのに、そのフェンリルをたった3人で軽々とだぞ!?」
匙「そうだ!どんだけ強い人たちだよ!?」
みんなも一誠と匙の言葉に頷いている
黒歌「ところで蓮夜。こいつどうするにゃ?」
蓮夜「そうだな。なんかそこにこいつ欲しそうに見てる奴がいるんだけど」
オレが指差す方には
「やはりバレていましたか。私はヴァーリチームのアーサーと申します」
蓮夜「じゃあこいつ欲しがってんのはヴァーリってことか」
一誠「ヴァーリ!」
アーサー「その通りです。つきましてはそのフェンリルをお譲りいただきたいのですが」
霞「いやいや、なに言っちゃってんの?」
蓮夜「すまないが敵に塩送る趣味はないんだ」
アーサー「そうですか。残念です。では…」
アーサーは転移していった
明日葉「それで蓮にぃ。ホントにどうするの?」
蓮夜「う〜ん…ペットにでもするか。ユウキやちびっ子達も喜ぶだろ」
明日葉「そう」
蓮夜「いいか?ロセ、リアス、ソーナ」
ロセ「え、は、はい。オーディン様には私から報告しておきます」
リアス「私も構わないわ」
ソーナ「私も異論ありません」
蓮夜「なら黒歌、よろしく」
黒歌「わかったにゃ♪」
黒歌はフェンリルに近づき目を見て妖術でフェンリルに催眠をかける。それが終わって鎖を解くとオレに懐いてきた
蓮夜「さすがだな」
黒歌「当たり前にゃ♪」
そしてオレ達はグレモリー邸へ帰還した
帰ってきたオレ達はとりあえず休んでくれ言われて各々が自分の部屋に戻った。しかしオレだけは事後報告として集まりに参加しなければいけなかった
オーディン「今回は、いや、今回もじゃが…本当に蓮夜がいてくれて助かった。まさかロキの奴がそんな隠し球を持っていたとは…」
ミカエル「しかしロキ殿はそちらの重要な神。よろしかったのでしょうか…」
オーディン「時代は変わらなければならん」
悪神でも神は神、やはり北欧的には痛手なのだろうか
アザゼル「しかし、ようやく赤龍帝が禁手化に至ったか」
蓮夜「あぁ。今までとは段違いに強くなったと思う」
アザゼル「だがヴァーリと戦うにはまだまだ足りんな」
蓮夜「そうだな。あいつとやるならまだ修行が必要だ」
いくら禁手化を成功したと言っても、その扱いや持続時間はヴァーリには遥かに劣る。そこは一誠次第だな
蓮夜「そうだサーゼクス、1つオレから提案なんだが」
サーゼクス「何だね?」
蓮夜「オレは悪魔だ。だがどちらかと言えば人間の方に近い。だからオレはオレ達だけの“新しい勢力を作ろうと思う”」
一同『っ!』
サーゼクス「…確かに君と君の眷属達だけで我々三勢力を圧倒するだけの力があるが」
蓮夜「だからだ。オレが悪魔側にいるだけで三勢力が同等にならないと言う輩もいるそうだ。だったらオレが中立の立場に立てばいい。悪魔、堕天使、天使の全てと手を組む中立としてな。そう思ったんだ」
オーディン「ふむ、良い考えかもしれんな」
蓮夜「メリットは他にもある。オレには多くはないが日本神話の方々と交流がある。もしオレが独立したとなればその人達とも同盟が組める。ヴァーリ達の禍の団がどんな戦力を有しているかわからない以上、戦力は多く且つ幅広い方がいいと考えるが…どうだ?」
アザゼル「オレは賛成だぜ?その方が蓮夜も動きやすいだろ」
蓮夜「面倒ごとを押し付けやすいの間違いじゃないのか?」
アザゼル「そ、そんなわけないだろ…」
アザゼルは明らかに図星の顔をする
ミカエル「私も異論ありません」
サーゼクス「…わかった。いいだろう」
蓮夜「ありがてぇ。ついでにで悪いんだがそれぞれのとこでこの情報を公開しといてくれ。あ、何日かあとに天界行くからミカエルよろしく」
ミカエル「わかりました」
オレはそう言って部屋を出た
ー屋敷ー
オレは自分の屋敷に戻り全員を広間に集め、さっき決めたことの事情を話した
蓮夜「…というわけだ。タツマキ達には前々から話してたから大丈夫として、他の奴らがこれからどうするか聞きたくて集まってもらった。別に今すぐ結論を出す必要はない。オレ達が帰るまでに言ってくれればいい。では解散!」
その場では答えは聞かず、とりあえず今日のところは解散にした。そしてオレは行かなければいけないところがあったので雪菜や深雪に言って屋敷を出た
ー天界ー
オレはミカエルが帰るのを機に天界へ顔を出すことになっていた
天界に到着してミカエル達天界の偉い奴らがいるという宮殿に案内された。宮殿の中に入ると
「蓮夜様〜!!」
蓮夜「うおっ!」
長い廊下の奥からもの凄いスピードでこっちにきた1人の天使にそのスピードのまま抱きつかれたので危うく倒れるとこだった
「もぅ、会いに来るの遅すぎですよ!!」
蓮夜「わ、悪い。久しぶりだな、ガブリエル」
ガブリエル「はい!お待ちしておりました!!」
蓮夜「このままじゃ歩けないからとりあえず離れてくれ」
ガブリエル「はっ!し、失礼しました!では参りましょう♪」
そう言って離れてはくれたのだが今度は右腕をガッチリホールドされてしまった
彼女の名は熾天使ガブリエル。天界でミカエルを含む四大天使の中の1人である。前に天界が危機に見舞われたときに危うく命を落としていたところからオレが救ったらこういう風になってしまった。よく堕天しないよな…
とある部屋に案内され、そこには残りの四大天使のラファエルとウリエルの姿もあった
ラファエル「蓮くんお久ー」
ウリエル「こらラファエル!大恩人の蓮夜様になんて無礼を!申し訳ありません!」
蓮夜「大丈夫だから。大恩人とかもやめろ。もうすぎたことだ」
ラファエル「そうだよ。ウリちゃん堅いんだよ〜」
ウリエル「お前はもっとシャキッとせい!」
いつものほほんとしているラファエルと自分にも他人にも厳しいウリエルじゃあこうもなりますね
ミカエル「皆さん早く席についてください」
ラファエルとウリエルの口論をミカエルが止める
ミカエル「今日は皆さんに大事な話があります。それは蓮夜くんを筆頭に“新たな勢力”が作られるそうです」
ガブリエル「そうなんですか!?では、私もそちらに…」
蓮夜「待て待て!四大天使の1人が抜けるのはマズいだろ!」
ガブリエル「それなら私は早急に堕天します!」
蓮夜「落ち着け!」
ガブリエル「ひゃん!」
オレはなんともおバカなことを言い出したガブリエルをチョップして止めた
ミカエル「今あなたにいなくなられるのは困るのですが」
ガブリエル「でも!」
目元に涙を浮かべて懇願するガブリエル
蓮夜「はぁ…」
ラファエル「蓮くん蓮くん。じゃあこう言ってみ」
蓮「ん?」
オレがため息をついているとラファエルがなにやら耳打ちしてきた。オレはその言葉を一言一句間違えずにガブリエルに伝えた
蓮夜「なぁガブリエル。オレは天使でいるお前が好きなんだがな。それに天界にお前がいるからこそ安心できるんだ」
オレはホントにこんなことでいいのかと思っているのだが、そんな思いとは裏腹にガブリエルはニヤけ始めた
ガブリエル「そ、そんな〜、私のことが大好きだなんて〜///蓮夜様ったら大胆なのですね〜///」ウフフ
大好きとは言ってないけどな
ガブリエルは両頬に手を当て体をクネクネさせながらすごくニヤけている
ミカエル「はぁ」
ウリエル「始まったよ」
蓮夜「何がだ?」
ラファエル「ガブちゃんは蓮くんのことになるというもああなっちゃうの」
蓮夜「そ、そうか。なんか悪いな」
ミカエル「いえ、蓮夜くんのせいではありません」
ウリエル「そうですよ!しかしあと3、4時間はこのままですね…」
オレはマジかと思いながらガブリエルを見る。その本人は「蓮夜様〜♪」と言いながらクネクネしている
蓮夜「みんなには悪いけどオレはこの辺で失礼するよ」
ラファエル「え〜、もう行っちゃうの〜?」
蓮夜「すまんな。他にも行かないといけないところがあってだな」
ウリエル「蓮夜様もお忙しいのだ!」
ラファエル「う〜、わかった…でもまた来てよ?」
蓮夜「あぁ、約束する。じゃあミカエル、よろしくな」
ミカエル「えぇ、お気をつけて」
蓮夜「あぁ」
オレは3人に別れを告げ、天界を後にした
余談だがガブリエルが正気に戻りオレがいなくなってて今度は3時間自分の部屋に閉じこもったらしい…