ハイスクールD×D 永遠の皇帝<エターナル・エンペラー>   作:てこの原理こそ最強

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第5話

 

ーとある夜ー

 

はぐれ悪魔討伐から数日後、何やら堕天使が例の協会に集まってきているという情報を得た。それを聞いてちまちま殺っていくのはめんどくさいということで、今日一網打尽にすることにした。なぜ今日なのかというと特に意味はない。強いて言えば堕天使の気配の数が増えなくなったからだ。なので今日ようやく教会で何やら企んでいる堕天使を掃討しようと思っている。今日は眷属みんなで行く。問題はないだろうし正直これぐらいのレベルならうちの連中誰でも1人で片付けられるしな。完全なオーバーキルだ

 

蓮夜「みんな準備はいいか?」

 

オレはみんなに聞くとみんな頷く。それぞれ大丈夫なようだ

 

蓮夜「じゃあジブリール、頼む」

 

ジブリール「はいマスター」

 

ジブリールに例の教会までの転移をお願いする。ジブリールはオレの眷属の中で最も魔力量が多い。もしかしたらオレよりも多いかもしれない。よってジブリールにかかれば100人でも1度で転移できる。実際にしたことはないがな

 

一瞬で教会に着くとそこには小猫と祐斗そして一誠がいた

 

蓮夜「お前らはこんなところで何をしている?リアスの指示か…?」

 

一誠「違う!これはオレの独断だ!部長は関係ねぇ!」

 

蓮夜「そうか、まぁ何でもいいが邪魔はするなよ?」

 

一誠「蓮夜頼む!オレも連れていってくれ!アーシアを助けたい!」

 

蓮夜「アーシア?誰だ?」

 

一誠「心優しい聖女さんだ」

 

蓮夜「聖女?この前十六夜が言ってたやつか?」

 

ちょっと遡ったある日、十六夜からとある家ではぐれ悪魔祓い(エクゾシスト)と会ったと聞いた。そのときに一緒に聖女もいたと報告があった

 

十六夜「あぁ、あのときのやつか」

 

蓮夜「だが、一誠だけならともかく祐斗と小猫までいるなんてな。二人はどうして?」

 

小猫「先輩だけでは不安だったので…」

 

祐斗「一誠くんは仲間だからね。放ってはおけないさ。それに個人的にも堕天使や神父は嫌いでね。恨んでるほどに…」

 

さっきまでの優しい祐斗の表情が一瞬だけ鋭くなった

 

蓮夜「まぁ事情はわかった。その聖女さんはお前が助けてやれ、一誠。だがそれまではオレの指示以外の勝手な行動はやめてくれ。いいな?」

 

一誠「すまねぇ。恩にきるぜ」

 

蓮夜「そんじゃまぁ、行きますか」

 

一誠「えっ、正面からでいいのかよ!」

 

蓮夜「あちらさんも気づいてるだろ。特に一誠は気配消せてないし」

 

一誠「そ、そうだったのか…」

 

蓮夜「まぁ仕方ないさ。じゃあ達也は向こうにいる3匹よろしく」

 

達也「はぁ…わかった、すぐ追いつく」

 

達也は森の方へ歩いて行った。オレ達も協会に正面から堂々と侵入する。すると奥の方に一人の男がいた

 

「やぁやぁやぁ。再会だねー、感動的だねー。おやぁ?なんか増えてんじゃん」

 

一誠「フリード!」

 

フリード「俺的には同じ悪魔に二度会うことなんてないんすよ。俺、めちゃくちゃ強いんで。一度会ったら即これなもんで☆」

 

一誠がフリードと呼んだ男は何やら自慢げに話し始め親指を立てた手を首の端から端に移動させる。首が落ちるようなときに使うジェスチャーだ

 

フリード「だからさぁ、お前はムカつくんだよ。俺に恥かかせたからさぁ!!!」

 

一誠「アーシアはどこだ!」

 

フリード「あぁ、悪魔に魅入られたクソシスターならこの祭壇から通じてる地下祭儀状におりますですー。まぁ行けたらですけどね」

 

蓮夜「あぁ、前置きはもういいか?」

 

フリード「あん?」

 

蓮夜「話長いんだよ。早く帰りたいからそこのけ」

 

フリード「へぇ…この俺様に対してそんな態度取って、余程死にたいらしいですねぇ?」

 

蓮夜「はぁ…もういいや。十六夜よろしく」

 

十六夜「マジか。めんどくさ」

 

フリード「まったく…悪魔はうざいですねぇ!」

 

十六夜「いいからやるならとっととかかってこいよ」

 

フリード「なら、あなたからあの世に送ってやりますよ!!」

 

フリードはそう言いながら剣を取り出し十六夜に襲いかかる。が…

 

十六夜「しゃらくせー!」

 

フリード「グヘッ!」

 

十六夜のパンチが腹に炸裂。天井をぶち破りどこかに吹っ飛んでいった

 

蓮夜「相変わらず加減を知らないな」

 

十六夜「んだよ。あれでも加減したのわかってんだろうが」

 

一誠「マジかよ…」

 

一誠や祐斗は驚いているがもし十六夜が手加減しないで殴っていたらあいつの体は木っ端微塵になっていただろう

 

そしてフリードの言っていた祭壇をぶっ壊し、その下にあった階段を降りていく。すると下には広間がありそこには堕天使がざっと五百ほどの群れがあった

 

蓮夜「よくもまぁここまで集まったな」

 

ジブリール「まさに烏合の集でございますね」

 

蓮夜「深雪、頼めるか?」

 

深雪「わかりました」

 

深雪は手に携帯のようなものを出し、同時に魔法を発動させその場の空気が一気に寒くなる

 

「うゎぁぁぁ!!!何だこれは!!」

 

堕天使の体が足からどんどん凍っていく

これは深雪の魔法の一つ【ニブルヘイム】領域内の物質を比熱、相(フェーズ)に関わらず均質に冷却する領域魔法。上級者にもなれば液体窒素すらも作り出すことができる

 

蓮夜「ジブリール…」

 

ジブリール「はいマスター」

 

ジブリールはオレの言いたいことを瞬時に理解し天撃、すなわち雷撃を一つ放ち凍らされた堕天使を木っ端微塵にした

 

蓮夜「深雪、ジブリールありがと」

 

オレは2人の頭を撫でてあげる

 

深雪「いえ、滅相もございません」

 

ジブリール「光栄です」

 

ユウキ「むぅ…出番なかった」

 

蓮夜「そうむくれるな。一対一ならユウキや雪菜の方が強いが、一対多なら深雪やジブリール、アンナの方が強いし効率的だ」

 

そう。騎士であるユウキや雪菜、それに剣を使うクロメや槍を使う犬千代は一対一になるとものすごく強い。だが今みたいに多数の敵を相手にする場合は全体攻撃ができる深雪達の方が有利となる。まぁこれぐらいの雑魚ならユウキ達でも数分もあれば一人でやれんだろうけど

 

そうこうしていると達也が追いついてきた。当然か達也には"あれ"があるからな

 

蓮夜「おう、達也。さすがに早いな」

 

達也「あぁ」

 

一誠「お前の眷属のみんなすげーんだな…」

 

祐斗「僕も驚いた…」

 

二人は微笑を浮かべている

 

蓮夜「一誠、この奥にいるぞ」

 

一誠「っ!アーシア!」

 

アーシア「一誠さん!」

 

そこには十字架に手足を縛られている聖女と例の堕天使がいた

 

「どうしてここに!?外のやつらは何をしている!」

 

蓮夜「そいつらならオレらがやっちまった」

 

「なんですって!?カラワーナ!ミッテルト!ドーナシーク!何をしてるの!?早く来なさい!」

 

蓮夜「誰を呼んでるか知らんがおそらくその三人は達也のおかげで粒子になってるぞ?」

 

「っ!使えないやつらね…まぁいいわ あとはこの子から神器を抜き取るだけ」

 

蓮夜「ティナ」

 

ティナ「はい!」

 

ティナはあらかじめ構えていたライフルで親玉の翼を撃ち抜いた

 

レイナーレ「ぎゃああああああああ!!!」

 

蓮夜「一誠、行け」

 

一誠「アーシアに手を出すなー!」

 

一誠は左腕に神器を召喚しそれでレイナーレを殴り飛ばした。あれは…やっぱりか……

 

一誠「アーシア!」

 

アーシア「一誠さん!」

 

一誠「よかった」

 

蓮夜「さてクソ堕天使、なんか消える前に言い残すことはあるかい?」

 

レイナーレ「助けて一誠くん!私はあなたを本当に愛していたわ!」

 

一誠「もういい、蓮夜終わらせてくれ…」

 

蓮夜「あいよ」

 

達也「オレがやるか?」

 

蓮夜「いやいい、これはオレのけじめだ。我、神崎蓮夜が汝の枷を解き放つ。来い!五番目の眷獣、【獅子の黄金(レグルス・アウルム)】!」

 

オレが呪文を唱えるとそこのは雷を纏った巨大な黄金の獅子がいた

 

レイナーレ「その力は…!」

 

蓮夜「やってくれ」

 

レイナーレに向かって獅子は突進し跡形もなく消し去った

 

一誠「蓮夜、サンキューな。それにしてもお前ってヤバいんだな…」

 

蓮夜「礼なんていいさ。ってそれは褒めてんのか?まぁそれよりもその子が無事でよかったな」

 

一誠「あぁ。これも蓮夜達のおかげだ、ありがとう!」

 

一誠はオレに頭を下げてきた

 

蓮夜「頭を上げろ、一誠。ほら、お前んとこの部長のお出ましだぞ」

 

一誠「え…」

 

一誠が頭を上げたと同時に魔法陣が出現しそこからリアスと朱乃が姿を現した

 

リアス「イッセー!」

 

一誠「ぶ、部長!」

 

リアス「よかった…無事で…」

 

一誠「えぇ。蓮夜達のおかげです」

 

リアスは現れてすぐイッセーに抱きつく。そして一誠に怪我がないことを確認し安堵する。オレはみんなに目で合図を出すとジブリールが魔法陣を形成した

 

リアス「蓮夜!」

 

蓮夜「ん?」

 

リアス「来週、部室に来てちょうだい」

 

蓮夜「わかった」

 

オレはそれだけ言ってジブリールの作った魔法陣に入り家に帰ってきた

 

クロメ「ねぇ、今日全員で行く必要あった?私何もできなかったんだけど」

 

蓮夜「そうだな。悪かったな、こんなことに付き合わせて」

 

クロメ「いいよ。蓮夜のご飯で許してあげる」

 

カナリア「あ、それさんせーい!」

 

ユウキ「ボクも!」

 

蓮夜「わかったよ」

 

レム「では、お手伝いしますね」

 

深雪「私もお手伝いします」

 

雪菜「私もやります」

 

蓮夜「ありがと。じゃあできたら呼ぶから」

 

『はーい』

 

みんなはそれぞれ自分の部屋に戻ったりリビングに残りゲームをするなどした。オレ達は仲良く料理をする。レムは昔から料理が得意だったが深雪と雪菜はそうでもなかった。特に雪菜は自分が使っている武器以外の刃物の使い方が全くなっていなかった。包丁なんて持たせようならそれはすんごいとになってたので、オレとレムで一から教えて今は一人でもある程度の料理はできるようになったらしい

 

まぁそんなこんなで夕飯を食べ終え、明日に備えて就寝した。あ、明日土曜で学校休みだった

 

 

 

 

 

ー土曜ー

 

ユウキ「わー!蓮夜蓮夜!あっち行ってみようよ!」

 

蓮夜「勝手にどっか行くんじゃねぇぞー。迷子になっても知らないからな」

 

オレは今アンナ、ティナ、犬千代、ユウキ、クロメ、黒歌を連れて動物園に来ている。なぜこうなったかと言うと、朝早くどっか連れてってと起こされたからだ。全員を連れては来れないので今日の土曜と明日の日曜で人数を分けた。それで今日はこのメンツで動物園ということである

 

土曜ということで園内には多くの人がはびこっている。その中をユウキははしゃいでいて今にも迷子になりそうな勢いである。オレはというと犬千代を肩車し左をティナと右をアンナと手を繋いで歩いている。その横にはクロメと黒歌が並んで歩いている。側から見たら仲のいい兄妹にでも見えるのだろうか

 

今日はみんな私服できている。ユウキは黒いフリル付きのタンクトップに薄紫のノースリーブのフード付きのパーカーを着ていて下はデニムっぽいショートパンツを履いている。それに黒のニーソックスとパーカーと同じ色のスニーカーを合わせている。クロメはなぜか全身真っ黒のセーラー服に赤いリボン、黒のストッキングに靴もローファーとどこかの学生みたいな格好だ。でもこれが彼女にとっては私服らしい。ティナは深緑色のワンピースで裾と胸元にはフリルが付いている。足元は黒いハイソックスとブーツだ。犬千代はいつも通り黄色いTシャツと黒い短パン、それにトラの被り物をしている。アンナは赤と黒のフリル付きのワンピースに薄手で同じ色合いのフード付きのポンチョのようなものを羽織っている。黒歌もいつも通り黒い着物を着崩して肩をはだけさせている。靴も下駄でカランカランと歩くたびに音を立てている。みんな可愛くてそれを伝えると一斉に顔を俯かせていた

 

それからはほとんどユウキの行きたいと言うところを回っていった。その間でティナがフクロウと会話してる風に見えたり、黒歌のことを熱い眼差しで見てくる黒豹がいたりと、なかなかユニークな動物がいるらしかった。犬千代がトラの被り物をしているからなのか本物のトラに威嚇されたように感じたのは気のせいだろうか…

 

さて、回るに回って今は触れ合いコーナーに来ている。ここではウサギやモルモット、ヒヨコを直接抱っこしたり、ポニーに乗せてもらえる体験コースがあるなど様々なイベントがあるらしい

 

ーウサギ、モルモット組ー

 

ティナ「とても可愛いですね」

 

黒歌「モフモフだにゃ」

 

クロメ「黒歌も猫のときはこんな感じ」

 

蓮夜(オレのとこにすごい集まってきたな)

 

ーポニー組ー

 

ユウキ「蓮夜ー!」ブンブン

 

犬千代(……馬刺し、食べたい…)

 

アンナ「…」

 

蓮夜(アンナが乗りたいなんて珍しいな)フリフリ

 

そんな久しぶりの遠足気分にみんな満足したようでよかった

 

 

 

 

 

ー日曜ー

 

深雪「お兄様もいらしたらよろしいのに」

 

蓮夜「あいつは仕事もしてるからな。忙しいんだろ」

 

雪菜「それよりも本当によろしかったんですか?お金出してもらって」

 

蓮夜「いいんだよ。こんなときくらい男を立たせてくれ」

 

レム「さすが蓮夜くんです」

 

今日は水族館に来ている。メンツは深雪、雪菜、レム、ジブリール、シノア、カナリアだでメンツ的に静かな場所の方がいいかと思ってここにした。カナリアは昨日のメンツでもいけそうだけど

 

昨日の動物園ほどではないがここにも多くの人が来客しているようだ。だが館内で空調も聞いてるし静かなので昨日よりも落ち着いて回ることができそうだ

 

今日のみんなも私服で来ている。深雪は薄水色のロングシャツに水色のパンプス。雪菜は黄緑色の水玉キャミソールに白いパーカー、デニムのショートパンツに黒歌ニーソとちょっとかかとの上がった白い靴。ただそのパーカーはいつだかオレが貸してそのままパクられたものというのはオレしか知らないだろう。レムは上半身は白で下半身は黒のほぼメイド服のようなワンピース。それに黒のニーソにローファーだ。ジブリールはいつもと変わらない。特に服を変える意味がわからないんだと。シノアは黒いシャツに赤のネクタイ、黒のスカートに白いスニーカーと合わせている。カナリアは白のニットのような素材のオフショルダーのトップスとブラウンのスカートに白いニーソに赤いスニーカー。みんなが通る道の男どもは全員彼女たちを目で追っていた

 

周りからの視線を感じながら館内を歩いて回っていた。ジブリールは見るもの全てが珍しいようで本では見たことがあるが現物でしかも動いているのを見るのは初めてだったらしく目をキラキラさせていた

 

しかし今日のメンツは気が使えすぎてて逆にこっちがダメになりそうだ。喉が渇いたと思った瞬間レムが飲み物をくれたり、次は何のエリアだろうとマップを見る前に雪菜が「次は〇〇のエリアです」と教えてくれたり、トイレはどこだと探そうとすると深雪が教えてくれたりとなんとも優秀なメンツであった。オレはそんなみんなに嬉しいやら申し訳ないやらで…

 

ートンネル水槽ー

 

深雪「幻想的ですね」

 

レム「はい。綺麗です」

 

雪菜「下から見るとこんな感じなんですね」

 

蓮夜(絵になるな)

 

ーイルカショーー

 

ジブリール「これから何をするのでございますか?」

 

カナリア「イルカさん達がいろんな技を見せてくれるんだよ!」

 

シノア「調教済みというわけです」

 

蓮夜(言い方…)

 

今日もみんな楽しんでくれたようでよかった

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