ただ偶然…道路に出た子供に向かってきた暴走車から子供を助けて大怪我をした…
それで…俺は…
『
「はぁ…はぁ…」
暗闇の森の中、一人の女が走りながら剣を構える。
後ろから来る、強烈なる殺気を纏わせる気配をいくつか感じる。
(くっ…この私が2、3匹倒すので精一杯か…)
木々が途切れた場所に着く…向こうは切り立った崖。
「くっ…ここまでか…」
そして殺気の元が現れる。
その姿は異形…そう、まるで蟻を無理矢理、人の形にしたモノ…
「ニンゲン…チカラ、モツ、ニンゲン…」
「ロード、ニ、カエス…」
化け物達の殺気が異常に高まる。
「…ふっ」
それに応じて女の殺気も高まる。
(戦ばかりの人生だった…激しく生きて、娘も三人…『雪蓮』、『蓮華』、『小蓮』…三人で力を合わせな。『祭』、『冥琳』…私に似て至らない娘達を頼む…)
「さあ…こいやぁぁぁ、ってあれ?」
化け物達が突然、女を無視し、空を見ている。
女も化け物達と同じ方向を向くと、
「なっ!?」
シュゴォォォォォォォォォォォォッ!
眩い光が…
ぽよんっ
女のふくよかな胸に落ちた。
「ん…ぐぅ…」
むにゅん、むにゅ…
(なんだ…柔らかい…俺は、死ねたのか…)
「お、おいコラ…」
むにゅ、むにゅ…
(ああ、なんて凄い柔らかさ…そうか、俺は天国に来れたのか…)
「コラ
「な、ん…」
俺はゆっくりと目を開ける…
するとそこには、少し頬を赤らめて、こちらを睨みつける…
「ああ、俺はやっと『死ね』たんだ…」
「なに?」
「こんな綺麗な」
まだ意識がはっきりしないが、これだけはわかる。
「『女神』さまがいるんだな」
「にゃっ…にゃにをいって!」
少しずつはっきりしていく意識。
ああ、これは…男にとって桃源郷の仙桃…
「ごめん、それなら俺が…」
-夫になるよ…-
「なぁ!?」
「ロード…」
「んっ…あれ、ここは…!?」
俺は妙な声が聞こえた先をみると、意識がはっきりする。
「くっ…テメラェは…『
「当たり前だ、いきなり現れてテメェは何だ!?」
『女神』が俺を睨みつけていう。
随分と口の悪い『女神』だ。たぶん『闘神』の類だ
「ロード…チガウ…」
「コノ、キ…『ギルス』…」
「デキ、ソコナイ…」
「…相変わらずムカつく奴らだな…」
俺は立ちあがり、『女神』を持ち上げる。
「こ、こらっ、気安く私を…」
「はっ!」
俺は一気に『
「ぎゃっ!」
飛び上がり、一匹の頭に踏みつけて、
「ここで待っててくれ」
木の上に『女神』を置く。
「お、おい!?」
「さてと…」
(変身…)
俺はふと、『女神』を見る。
(いやだ…見られたくない…)
俺は両手、両足に力を送る。
「今の俺なら…こいつら程度ならこのままで!?」
(何者なんだ、あの
童は化け物の一匹に近づくと、そのまま素手で化け物の胸を貫いた。
そのまま別の一匹を蹴りこかし、頭を踏み潰す。
首を斬り落す、引き千切る、八つ裂きにする。
私が全身全霊の全力でやっと倒せる敵を、簡単に殺していく。
そこで私は思い出す。
最近、伝え聞く『天の御使い』の話を…
「ぐぅぅぅぅ!らぁぁぁぁぁ!」
最後の一匹を仕留める童…
『グギャ…ガガ…』
化け物の頭に光の輪が現れ、
ドガァァァァァンッ!
爆砕した。
「…ふぅ、これでよ…ケホケホ…やっぱ、内臓まだ完全修復してないか」
すると童は私を置いた木に登ってくる。
「ごめん『女神』さま。今降ろす」
私を再び抱えて、飛び降りた。
「よっと…」
「お、おい。とりあえず礼をいう」
「いや、お構いなく。怪我してないですか?」
童は私が怪我をしていないか確認していく。
「あ~、やっぱり俺生きてるんだな。しっかし…貴女みたいな美人がいるなんて世の中広い」
「お前…さっきからかなり恥ずかしい事いってるぞ。それにさっきお前はまるで…」
そうこの童はさっき、
『やっと死ねたんだ…』
死にたがりの言葉を言った。
「でも…」
「!?」
その時の、童の顔は
「助けられて本当によかった…」
童には似合わない、喜びも絶望も全て見てきた者だけができる…この世には本来あってはならない優しい貌だった
。
これが私『孫堅文台』…『炎蓮』とこれから私や娘、友が幾度も傷つけてしまう愛しい人…『天の御使い・本郷一刀』との出会いだった。
設定:一刀はギルス…『仮面ライダーになってしまった男』です。
:『アギトの力』は本編の三人より、遥かに強力。
:本編には存在しない『火のエル』を倒した形態はエクシードではないです。
:翔一さん達が『アンノウン』を倒している陰で、たった一人で闘い続け、
:『アンノウン』だけではなく何度も人間(友人・恋人)に化け物と呼ばれ、
:殺されかけても『アンノウン』から守り続けた『バケモノ』になれない男です。