Fate/Corruption Justic   作:らららい

10 / 17
お久しぶりです!狐神です!
新生活で疲れてなかなか更新できなくてすみません。
皆さんの応援とても嬉しいです!お気に入り登録者数の推移や評価、感想で一喜一憂しております。
このシリーズも年末までには終わらせる予定なので、それまで応援よろしくお願いします!


決戦ーⅠ

「イリヤが……死んだ?」

 

 つい数時間前まで楽しく話していたからか、それともあの黒い化け物(バーサーカー)が居たからかは分からないが、とても信じられるものでは無かった。

 

「誰が…殺したんだ?」

 

 遠坂は机を叩きながら

 

「分からないわ」

 

 一呼吸置いて

 

「現場を見るに相当な威力の攻撃を、相当大量に行ってる。いったい誰が、どうやって殺したのか…」

 

 話を聞くに、この局面で新たな、しかも強力な敵が現れたらしい。

 そしてその敵は、イリヤを殺したのだ。戦いの結果仕方なかったのかもしれない。でも、俺はそいつを許すことができなさそうだ。

 

「ともかく。衛宮君、そんなに怖い顔しててもどうにもならないわ。まずはキャスターをどうするか考えなくちゃ」

「そう……だな」

 

 イリヤの事は忘れる事はできないが、一時的に意識の外へ外す。

 心が軋む音が聞こえて来るが、無視する。こんな心境でキャスターに挑んだら確実に負けるだろう。だから、無理矢理にでも切り替える。

 

「俺たちだけで、勝てるのか?」

 

 遠坂は一度考えるそぶりをした後

 

「キャスターなら、私単体で勝てる見込みがある。問題は葛木とアーチャーね」

「アーチャーなら僕が相手するよ」

 

 フェムトの提案に意外そうな顔をする遠坂。

 

「何を意外そうな顔をしてるんだい?赤いマスター。僕はシロウのサーヴァントだよ。そりゃあ戦いもするさ」

 

 初めて、かも知れない。フェムトが最初から戦う為に出るなんて。

 

「それじゃあ、葛木は俺だな」

 

 遠坂は頷き

 

「もうそろそろ7時。準備はいい?衛宮君」

 

 俺も頷く。向かうのは言峰教会。俺は遠坂よりも一足先に外に出た。

 

 ———————

 —————

 ———

 

 ふと空を見上げると、星が見えた。

 ここ数日で色々なことが起こったな、と思い返す。

 まず、フェムトを呼んだところから始まり、その後数時間のウチにイリヤと戦った。

 次の日には慎二の結界を解除。そして衛宮流投影術を作った。……そのネーミングがカッコいいのかは分からないが……

 そして、その翌日にはキャスターやアサシンと戦い、さらにその次の日にはイリヤと仲直りをした。そしてその日の内にイリヤは殺され、美綴からは告白を。

 笑ってしまうほどに充実しているな。

 悲しい事はとことん悲しいし、嬉しかった事はとことん嬉しい。

 ここ数日の間に俺は様々なことを経験したのだと思う。

 それこそ漫画のような。

 そして、これから俺は戦いに行く。生死をかけた戦いだ。下手しなくても死ぬかも知れない。

 死ぬのは怖いか?

 自分に問う。

 怖いさ。でも、何も成し遂げずに生きる方が怖い。

 なら、ここでは何かを成し遂げれるか?

 ここでは出来ないだろう。けれど、成し遂げる為の力を得る事はできそうだ。

 

 覚悟は決まった家から出てくる遠坂とフェムトを迎え、いざ。

 教会へ。

 

 教会に着くまでは、他愛のない会話をしていたと思う。

 これから戦闘だと思えないほどほのぼのとした内容。

 その中でも特に記憶に残っているのは、フェムトの名前の呼び方の話と遠坂の家の話。

 フェムトは、自分が認めた相手でないと名前で呼ばないらしい。と言うか、名前を覚えれないらしい。

 遠坂家は代々うっかりの家系らしく、今回遠坂はセイバーを引く予定だったらしいのだが、召喚の時間を間違えたせいでアーチャーになってしまったらしい。学校ではそれを全力で隠したいて、うっかりを知っているのは美綴だけらしい。

 不覚にも、美綴の名前が出てきた時にピクリと反応してしまった。

 と、そんな会話をしていると、いつのまにか教会に着いていた。

 

「ほう、やはり今日来たか。待ってたぞ、凛、衛宮士郎に、……セイバー」

 

 教会の門で待ち構えていたのは、アーチャーだった。

 

「アーチャー。一度聞くわ。貴方私のサーヴァントに戻る気はない?」

「戻る気があっても戻れない、と言うのが現状だよ。凛」

 

 あくまでも冷静に答えるアーチャー。遠坂はそれを意識してか、それとも無意識か分からないが、対抗するかのように冷静に返した。

 

「そ。なら、お願いねセイバー」

「おーけー」

 

 俺と遠坂は教会に向かって行った。アーチャーは、当然止めようとしたが、フェムトがその間に割って入った。

 

「おっと、君の相手は僕だよ〜○○○」

「っ!!!」

 

 フェムトがなんて言っていたのか分からないが、その言葉を聞いた瞬間アーチャーは顔色を変えてフェムトを攻撃した。

 

「なぜ私の……それを知っている!!!!」

 

 その攻撃は確かにフェムトに当たったのだが、フェムトの姿は蜃気楼のように搔き消え、アーチャーの背後から出現した。

 

「HAHAHA、そりゃあそれくらい知ってるさ。そ・れ・に!君の目的も知ってるよ」

 

 するとフェムトはふとこちらを向き

 

「まだいるのかいシロウ。ほら、早く行きな」

 

 と手を払った。俺はその言葉に従い、教会の中へと入っていった。




決のⅠ〜Ⅳは、元々一つの話に納まっていたのですが、ちょっと多いなって言うことと、繋ぎが不自然だったので分けました。なのでⅣは少し短めとなっています。ご了承ください。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。