Fate/Corruption Justic 作:らららい
新生活で疲れてなかなか更新できなくてすみません。
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このシリーズも年末までには終わらせる予定なので、それまで応援よろしくお願いします!
「イリヤが……死んだ?」
つい数時間前まで楽しく話していたからか、それともあの
「誰が…殺したんだ?」
遠坂は机を叩きながら
「分からないわ」
一呼吸置いて
「現場を見るに相当な威力の攻撃を、相当大量に行ってる。いったい誰が、どうやって殺したのか…」
話を聞くに、この局面で新たな、しかも強力な敵が現れたらしい。
そしてその敵は、イリヤを殺したのだ。戦いの結果仕方なかったのかもしれない。でも、俺はそいつを許すことができなさそうだ。
「ともかく。衛宮君、そんなに怖い顔しててもどうにもならないわ。まずはキャスターをどうするか考えなくちゃ」
「そう……だな」
イリヤの事は忘れる事はできないが、一時的に意識の外へ外す。
心が軋む音が聞こえて来るが、無視する。こんな心境でキャスターに挑んだら確実に負けるだろう。だから、無理矢理にでも切り替える。
「俺たちだけで、勝てるのか?」
遠坂は一度考えるそぶりをした後
「キャスターなら、私単体で勝てる見込みがある。問題は葛木とアーチャーね」
「アーチャーなら僕が相手するよ」
フェムトの提案に意外そうな顔をする遠坂。
「何を意外そうな顔をしてるんだい?赤いマスター。僕はシロウのサーヴァントだよ。そりゃあ戦いもするさ」
初めて、かも知れない。フェムトが最初から戦う為に出るなんて。
「それじゃあ、葛木は俺だな」
遠坂は頷き
「もうそろそろ7時。準備はいい?衛宮君」
俺も頷く。向かうのは言峰教会。俺は遠坂よりも一足先に外に出た。
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ふと空を見上げると、星が見えた。
ここ数日で色々なことが起こったな、と思い返す。
まず、フェムトを呼んだところから始まり、その後数時間のウチにイリヤと戦った。
次の日には慎二の結界を解除。そして衛宮流投影術を作った。……そのネーミングがカッコいいのかは分からないが……
そして、その翌日にはキャスターやアサシンと戦い、さらにその次の日にはイリヤと仲直りをした。そしてその日の内にイリヤは殺され、美綴からは告白を。
笑ってしまうほどに充実しているな。
悲しい事はとことん悲しいし、嬉しかった事はとことん嬉しい。
ここ数日の間に俺は様々なことを経験したのだと思う。
それこそ漫画のような。
そして、これから俺は戦いに行く。生死をかけた戦いだ。下手しなくても死ぬかも知れない。
死ぬのは怖いか?
自分に問う。
怖いさ。でも、何も成し遂げずに生きる方が怖い。
なら、ここでは何かを成し遂げれるか?
ここでは出来ないだろう。けれど、成し遂げる為の力を得る事はできそうだ。
覚悟は決まった家から出てくる遠坂とフェムトを迎え、いざ。
教会へ。
教会に着くまでは、他愛のない会話をしていたと思う。
これから戦闘だと思えないほどほのぼのとした内容。
その中でも特に記憶に残っているのは、フェムトの名前の呼び方の話と遠坂の家の話。
フェムトは、自分が認めた相手でないと名前で呼ばないらしい。と言うか、名前を覚えれないらしい。
遠坂家は代々うっかりの家系らしく、今回遠坂はセイバーを引く予定だったらしいのだが、召喚の時間を間違えたせいでアーチャーになってしまったらしい。学校ではそれを全力で隠したいて、うっかりを知っているのは美綴だけらしい。
不覚にも、美綴の名前が出てきた時にピクリと反応してしまった。
と、そんな会話をしていると、いつのまにか教会に着いていた。
「ほう、やはり今日来たか。待ってたぞ、凛、衛宮士郎に、……セイバー」
教会の門で待ち構えていたのは、アーチャーだった。
「アーチャー。一度聞くわ。貴方私のサーヴァントに戻る気はない?」
「戻る気があっても戻れない、と言うのが現状だよ。凛」
あくまでも冷静に答えるアーチャー。遠坂はそれを意識してか、それとも無意識か分からないが、対抗するかのように冷静に返した。
「そ。なら、お願いねセイバー」
「おーけー」
俺と遠坂は教会に向かって行った。アーチャーは、当然止めようとしたが、フェムトがその間に割って入った。
「おっと、君の相手は僕だよ〜○○○」
「っ!!!」
フェムトがなんて言っていたのか分からないが、その言葉を聞いた瞬間アーチャーは顔色を変えてフェムトを攻撃した。
「なぜ私の……それを知っている!!!!」
その攻撃は確かにフェムトに当たったのだが、フェムトの姿は蜃気楼のように搔き消え、アーチャーの背後から出現した。
「HAHAHA、そりゃあそれくらい知ってるさ。そ・れ・に!君の目的も知ってるよ」
するとフェムトはふとこちらを向き
「まだいるのかいシロウ。ほら、早く行きな」
と手を払った。俺はその言葉に従い、教会の中へと入っていった。
決のⅠ〜Ⅳは、元々一つの話に納まっていたのですが、ちょっと多いなって言うことと、繋ぎが不自然だったので分けました。なのでⅣは少し短めとなっています。ご了承ください。