Fate/Corruption Justic 作:らららい
別にfgoのシナリオが面白すぎてなかなか書けなかったわけじゃないよ?
それでは、どうぞ!
遠坂が、新たな情報を持ってきた。
バーサーカーと、そのマスターの居場所。
森の中にある城に居るらしい。
森の中に城があるなんで聞いたこともないぞ。
その旨を遠坂に伝えると、
「前回の時に城を建てていたみたい。全く、どれだけ聖杯戦争に力を入れているのやら。うちにもそれだけの資金力があればなぁ……」
そのままブツブツと自らの思考に埋まっていく遠坂。
バーサーカー、か。
あの圧倒的な存在感。それに実力。一言で言うと化け物だ。
その化け物と
「同盟、を結びに行くんだな?」
遠坂はそれに頷き
「ええ。そして、今回の要は衛宮君。あなたよ」
「おれ!?」
何で俺が…それが顔に出てたのかどうなのか分からないが、ともかく。
「なぜかって?バーサーカーのマスター覚えてる?あの子、何でか知らないけど、衛宮君の事凄く気に入っていたわ。気づいて……るわけないわよね」
イリヤスフィール、だったか。あの子が俺を?あまりそうは見えなかったけど、殺そうとしてきたし…
「と・に・か・く!あんただけが頼りなんだから!私のアーチャーは居ないし、あんたのとこのセイバーは当てにならないし」
そう言われたら仕方ない。
つまり、俺が話をつけろってことか……頑張るしかないな。
ところで
「遠坂、今何時くらいだ?」
「だいたい3時くらいだけど、何で?」
「いや、昼くらいなら今から行った方がいいかなって3時!?」
半日以上寝てたのか…
そして納得がいった。美綴は、多分学校でプリントでも持って来いって頼まれたんだろう
「じゃあ、今から行くか」
「そうね」
俺は、一度自室に戻り美綴に帰るように言ったあと、下に戻り出発する準備をした。
美綴が、遠坂を見かけた時に悲しそうな表情をして居たのが少し気になった。
「……今回、フェムト。お前は来るのか?」
「いくいくいく!行くとも!」
……なんでこいつはこんなに今回乗り気なんだ
「だって、あの白いホムンクルスがいるんだろう?なら行くしかないじゃないか!どんな構造か気になるし」
「こいつを連れて行ったらダメな気がしてきたわ…」
「奇遇だな、遠坂。俺もだ」
木々をかき分けながら進む。時は約3時半。
俺たちは森の中で……
「クソッ!なんでこんなにトラップが多いのよ!」
「そりゃそうだろ。だって俺たち一応敵だぜ」
「話し合いましょうって手紙出したのに!!!」
見事なまでにトラップに引っかかっていた。
「それでも警戒はす
飛んできた木の棒を剣で叩き落とす。
「…….今すごい略し方したねシロウ」
「まあ、一々あんな長いの言ってられないしな」
それはそれとして、さっきから遠坂トラップに引っかかりすぎじゃないか?今だってぽかんと突っ立ってるし。
と思ったら急に
「なんで詠唱の短縮がそんなに簡単にできるのよ〜〜!!」
うるさい。
「まあ、それは百歩、いや万歩譲ったとして、今衛宮君何もないところから宝具投影してなかった!?」
いや、してたけど、お前今まで気にしてなかったよな?
そういうと
「うっかりしてたのよ」
うっかりか、なら仕方がないな。
なら、さっきから遠坂ばかりトラップに引っかかってるのも、納得だ。うっかりなら仕方がないな。
「っ!!見えてきたわよ、衛宮君」
切り替えの速さがすごい。
「あれがアインツベルンの城……大きすぎじゃない?」
本当に……大きい。
俺は行ったことはないけど、ローマの凱旋門よりも大きいんじゃないか?
「えーっと、入り口は……あっちね」
と言い進んで行く遠坂。……俺には目の前に入り口があるように見えるんだけど。
「キャーーー!」
遠坂の悲鳴が聞こえ、走って帰ってくる。
そして、遠坂がいた方には………竜がいた。
「なんでさ」
竜、というのは伝説上の生物だろう?なのになんでいるのさ。
「落ち着けよシロウ。たかが幻覚だ。ほら」
と言いながら手を振るうフェムト。竜は、フェムトの手の動きに連動するかのようにだんだんと姿を消していき
「今のはドイツの竜の幻影。たしかリンドブルムだったっけ?」
そして全て消えてしまった。
フェムトは、スタスタと入り口に向かって歩き出す。
遠坂と俺は、どこにもちょっかいを出さないように気をつけながら城の中へと入って行った。
「いらっしゃいませシロウ様。リン様、セイバー様」
メイドさんだ。本物のメイドさんだ。
「へえ、これもホムンクルスかぁ。何から何までなんだねぇ」
フェムトが、メイドさんに触ろうとするが、手で払われる。
「それではこちらへ。お嬢様がお待ちです」
案内のままに進んで行くと
「待ってたわ。シロウにリンにセイバー」
黒い筋肉と白い少女がいた。
「ここに来た要件は分かってるわね?」
「ええ、キャスターに対する同盟よね。お断りよ」
なっ、と遠坂が呻く。
ここからが俺の出番だ。と、意気込んで話しかけようとしたのだが
「と、言おうと思ったんだけどね。この手紙読んだらちょっと考えたくなっちゃった」
「手紙って私が送った同盟の申請のやつのこと?」
「ううん。この、キリツグについての手紙」
衝撃が走る。キリツグ、とはおそらく衛宮切嗣のことだろう。あんな珍しい名前なんて、他にいない。
「この手紙にはね、こんな事が書いてたの。『衛宮切嗣は、毎年イリヤスフィール・フォン・アインツベルンを迎えに行っていたが、毎回結界に阻まれていた』……これって本当?シロウ」
たしかに、毎年一時期何処かに行っていたけど……
「……そう。なら、さ。シロウが知ってるキリツグの話を聞かせて。それが、私の出す交換条件」
分かった。イリヤスフィールの知ってる爺さんの話も聞かせてくれ、と、俺はイリヤスフィールと話し始めた。
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「ねえ、セイバー」
「なんだい?赤いマスター」
「あんたでしょ、あの手紙書いたの」
「……」
「沈黙はイエスと捉えておくわ。で、本題。あんた一体なんて書いたの?あの時に感じた憎しみは、到底手紙一つでかき消せるほどのものではなかったわ」
「さあね。あれを書いたのも、僕のためだ。あのホムンクルスの構造が気になったからね」
「……そういうことにしておいてあげる。それと、もう一つ聞きたいことがあるんだけど」
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イリヤと俺が爺さんの、衛宮切嗣の話をしていると、いつのまにか外が暗くなってきた。それに気づいた遠坂は
「そろそろいい?イリヤスフィール。同盟の話なんだけど」
イリヤは、少し不満そうな顔をしたが
「……いいわ。それで、いつ攻め込むの?」
遠坂は、外をちらりと見て
「今夜よ」
ハッと息を飲んだ。明日のこの時間には、もうこの世にいないのかもしれないんだ。
「キャスターは、協会に攻め込んだわ」
今度は隣から息を呑む音が聞こえた。
「だけど、キャスターは聖杯を見つけれなかったみたい。その証拠に、まだ協会に張り付いてるわ。だから」
少し間を空け
「今叩く。セイバーの言ってることを信じるなら、アサシンはあの山門に縛られてるの。で、サーヴァントの少ない今、バーサーカー陣営と協力してキャスター陣営を打倒。ついでにアーチャーを取り戻すってわけ」
イリヤは、少し考えるそぶりを見せた後、頷いた。
「分かったわ。じゃあ、シロウの家の前に、7時に集合でいい?」
時計を見ると、5時半くらいだった。ここから家に帰って、準備をしたら丁度いいくらいだろう。
「それじゃあ、シロウ。また後で」
遠坂とも途中で別れ、俺とフェムトは戦いの準備をするべく家に向かっていた。
「ねえ、シロウ」
「なんだよフェムト」
フェムトは不気味に笑いながら続けた。
「多分この先君には矢継ぎ早に強敵と連戦することになると思う。それも想定外の敵とね。だから、
期待、というのは勝てということだよな。当たり前だろうそんなこと。
フェムトは、一度フッと微笑むと
「じゃあ、僕は先に帰るよ。君に用がある人間がそこにいるようだしね」
と言い一瞬で消えてしまった。
それよりも、俺に用があるって
「えーっと、衛宮、今いいか?」
ああ、なるほど。俺は、背後の声の正体を予想しながら振り返った。
そこには、予想して居た人物。美綴がいた。
ふう、集合時間まであと1時間とちょっと。
「ねぇ、バーサーカー」
「■■■■■」
「うんうん、ありがとね」
シロウとも仲直り、って言っていいのか分からないけど仲良くなれた。
切嗣が私とお母さんを捨ててなかった事も分かった。
これでもう気兼ねなく、協力できる。
「絶対に大丈夫。私のバーサーカーは、何よりも強いんだから」
その、瞬間だった。部屋の壁が破壊され、そこから見知らぬ少年と、見知らぬ
「喜べ聖杯。