Fate/Corruption Justic 作:らららい
色々とリアルが忙しく、ちまちまと書いていたので、途中で文体が変わってるかも知れません。
それと!ついにお気に入り登録者数が100を突破しました!
いや〜長かった。
これからも、作者共々この作品をよろしくお願いします!
「えーっと、衛宮、今いいか?」
なんでこんな時間のこんな所に美綴が……
「お前何やってんだ?学校で夜あんまり出歩くなって言ってただろ?」
美綴は、少しムッとしながらも
「衛宮だって出歩いてるじゃないか」
む、確かにそうだ。
俺が、どうやって美綴を家に帰すか考えて唸っていると美綴はふふっと笑ってこう続けた。
「まあ、衛宮のことだからまたどっかの誰かを助けるために動いてるんだろうけどな」
そして、
「でも、ほどほどにしとけよ。お前のこと心配してるやつもいるんだから。藤村先生とか、柳洞とか………私…とか」
ん?と聞くと、何でもないと言いくるりとその場で回った。
「とにかく!衛宮も外出は程々にしろ!」
と、自分の事を少し棚に上げて言ってきた。
「分かったよ。で、お前は何で出歩いてるんだ?」
「散歩だけど」
本当に人のこと言えないじゃないか。
「最近夜の散歩にハマってきたんだよな。どことなく不思議な雰囲気じゃん?」
「やめろっ!」
思わず怒鳴ると、美綴は急に怒鳴られたことに驚いたのか固まってしまった。
「いや、ほら。最近この辺りで殺人事件が起きてるから心配して」
わたわたと説明していると、目の前の彼女は
「分かってるよ。あーったく。やっぱりかぁ」
何かを悟ったかのようにスッキリとした表情で
「やっぱりさぁ」
「何だ?」
「私、衛宮のこと好きだわ」
…………………………
!?
脳の処理が追いつかない。あの美綴が、えっと、誰を好きだって?
あれ?待て。え?何でだ?こんな自分勝手な理由で部活やめた男を。
な!え!ちょ?るえ?
「落ち着け衛宮。私から見ても分かるほど慌ててるぞ」
何でコイツはこんなに冷静なんだ。
「大丈夫だよ衛宮。私は上手くやってくから。だから、さ」
瞳を少し潤ませながら
「遠坂を頼んだよ」
「え?何で?」
え、いや、本当に何で?
「知ってるかもしれないけどアイツ、結構危なっかしい所あるからからってえ?お前、遠坂と付き合ってるんじゃないの?」
「いや、別にそういうのはないぞ」
みるみると美綴の顔が赤く染まっていく。
それは勘違いした事を恥ずかしがっていら事から来る物か、それとも
「でも!看病しに言った時に当たり前のように家にいたし!」
「アレは…………フェムト関連だよ」
「でも!」
美綴は興奮からか更に顔を赤らめて
「最近いっつも一緒にご飯食べてるし!」
「アレもフェムト関連だ」
「じゃあさ、この前教室に迎えにきたのは?」
「アレは慎二関連」
「でも!でも!」
「落ち着け美綴。俺から見ても分かるくらい慌ててるぞ」
スーハーと深呼吸を繰り返した後、美綴は俺に詰め寄った。
「じゃあ、お前は、遠坂とは付き合ってないんだな?」
そうだけど、と言い返す。すると美綴は、じゃあさ、と言って
「私が、その……お前の彼女って奴に……立候補しても……いいか?」
美綴はそのまま固まる。俺も固まる。
この瞬間、俺の心の中から、キャスターだのアーチャーだのと言った悩みは全て消し飛び、目の前の問題で手一杯になっていた。
でも、答えは決まっている。これがもし聖杯戦争中じゃなかったとしたらあるいは、と言ったことがあったかも知れないが……
「………ダメ、か?」
目をまたまた潤ませながら上目遣いで聞いてくる美綴。
ああ、そうだな。
「ごめん、今はお前の恋人にはなれない」
「そっか……分かった」
ただでさえ暗い道が、更に暗く見えた。
「それなら仕方ないな。誰か好きな人がいるとか?」
「いや、今はちょっと色々とごたついてて恋愛とかしてる余裕はない」
そうか、うん。そう呟いた美綴は、パチンと頰を叩くと
「分かった!うん、ちょっと受け入れ難いけど、頑張って受け入れる」
振られた女は黙って去るよ!とダッシュで俺が居る所とは反対に向かって行った。それと同時に俺は目の端で何かが動くのを捉える。頭で考えるよりも先に体が動いていた。
「衛宮流投影術1式・
美綴に向かって行った物を投影した双剣で打ち砕き
「大丈夫か?美綴」
と言い振り向いた。
俺の背後にある街灯で、尻餅をついてしまった美綴の顔が明るく照らされる。
美綴は腰が抜けてしまったようで、なかなか立ち上がれない。
しょうがないので、俺は美綴を抱え、美綴の家まで向かった。
美綴の家に着くと、俺は美綴を下ろして、注意をした。
「今みたいなのがあるから、出来るだけ夜の外出は避けるように。それじゃあ、俺は結構切羽詰まってるから」
と言い、その場を離れた。
残された美綴は、しばらくその場にとどまっていたが、ある程度すると家の中に入って行った。
どこか思いつめたような表情をして。
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家に着くと、当たり前のように遠坂がいた。
「今まで何してたのよ!衛宮君」
「いや、ちょっとな…….あれ、もう集合時間か?」
遠坂は、顔をしかめ、
「いいえ、けど、かなりマズイわ」
間髪入れずに
「バーサーカーが敗退した。つまり……イリヤスフィールが死んだわ」