徳川家康の寵愛を受けた、
わたくし不幸な未亡人オーラと色気に溢れた不世出のクソビ○チの物語。

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男もすなる戦といふものを、女もしてみむとてするなり


彼女は大和撫子ですか? いいえ、クソビ○チです

世の中にはクソビ○チと呼ばれる女性達がいる。

勿論その中には女性に勝手に夢を見る捻くれた童貞や、同性の嫉妬による謂れの無い冤罪のような場合も多くあるだろう。

だが、確かにクソビ○チという女性は存在する事をマシュ・キリエライトは知った。

 

「旦那様ぁ、わたくしめとは一緒に伽を過ごすには値しないのですか…よよよ」

 

「そっそんなつもりは無いけれど…」

 

 

「まあ、旦那様。 なんてお優しい…」

 

同性からすれば直ぐに判る嘘泣きから一転、世界を救う戦いの為に、

過去の、果ては創作や異世界の英雄たちをも束ねる最後のマスターとなった立香に対し、

しな垂れかかる様に密着する女に、マシュは何処となく不快な感情を感じた。

世間一般ではその感情は嫉妬と言う。

 

「止めて下さいっ!!」

 

「…わたくしたちの間を切り離そうとはなんと無粋な御方」

 

酸いも甘いも知り尽くしすぎた女と、自身の感情すら満足に名付け出来ない少女との間に、

静かに、しかし鮮烈な火花が奔った。

 

 

この立香にしな垂れかかるクソ○ッチ…もとい女性は例に漏れずサーヴァントである。

彼女はこのカルデアにおいて最大の権力者となり得る、最後のマスターの藤丸立香に取り入ろうと日()奮闘している。

無論その動機は彼女が生前に行ってきた行動と同じである。

 

社会の中で上手くやっていくためには、その中の権力者と仲良く(・・・)やっていくのが一番。

それが、女の戦だと彼女は認識していた。

故に立香へ迫る。流石はビ○チである。

 

 

マスターへと想い…いや、重いをぶつける、『通称:愛が重い勢』もブチ切れる案件だが、

彼女らもやっていること事体は噂のクソビ○チと何ら変わりなく、

マシュからすれば慎んでほしいと思っているのはおかしい事でもなかった。

 

初代カルデアビ○チクイーンのエロいルイズこと、ケルトからやって来たピンクのハチミツ女王は、

男に与えるものは無く、男に縋り続けるだけの彼女に冷ややかな目を送っていたが、

マシュからすれば経血をハチミツに混ぜるどこぞのビ○チさんにも素行を改めて欲しいとのことらしい。

傍から見れば誇り高いクソビ○チも、なりふり構わないクソビ○チもどちらも同じクソビ○チなのだから。

 

 

次に彼女の容姿だが、

大和撫子がまだ滅びていない時代であったはずなのに、グレイトフルにビ○チな彼女のスタイルは、

ビ○チな性格とは対極に慎ましげで、露出も多くない。だが、男なら思わず手を出したくなる怪しさに溢れていた。

 

ケルトのタケシと呼ばれた女好きの螺旋剣使いは、権力者にしか身体を開かないビ○チにまるで相手にされずに涙を流したそうだ。

因みにケルトのタケシは一応王様であった事もあるし、かつては凄まじい権力者であったはずなのだが、

クソビ○チはかつて権力が在ろうと、今持ち得て無ければ直ぐに男を吐き捨てるからこそクソビッ○なのだ。

 

 

 

さて、何故ビッ○さんが○ッチになったかという事だが、

その始まりは彼女が幼いころにその美しさに目を付けた僧侶の愛人にされた事が起源であるという。

泣き叫んだところで誰も助けてくれない。それならば寺の最高権力者の愛人として生きて行くのが良いと彼女は幼い心で理解した。

 

そしてその素性を隠して金物屋の夫と結婚したが、その夫もどこかのユダヤ人の王のように、

権力者によって殺された。勿論彼女を手に入れる為に、だ。

その話を聞いたダビデは大いに憤慨した。

 

「力無き者の妻を、夫を殺して奪い取ろうだなんて最低な権力者がいたものだねぇ。

可愛そうに、僕が慰めてあげよう」

 

そう言ったダビデに、彼の素行や過去を知る者達は大いに呆れた。

恐らく大いなる天の神も嘆いている事だろう。

天国のウリヤさんも、ダビデを諌めた預言者も、

反省していないのか、不謹慎なヘブライジョークは止められないのか、

そんなダビデに激怒しておかしくない言動だった。

 

 

 

 

 

また、例のクソビ○チの過去の話に戻る。

 

実は噂話で素性を知りつつも受け入れてくれていた夫の復讐を遂行するために、

後の時の最高権力者となった旅中の徳川家康に直訴。

 

本来なら死刑ものだが、その女と娘の美しさに目が眩んだ家康は、

伴の長谷川と言うものに敵討ちを代行させて、強制的に例のクソ○ッチを側室に迎えた。

そして娘は花井というロリコン武将の妻になった。

 

 

クソビ○チは家康に飽きられてしまえば終わりと聡明に判断した結果、速やかな子作りと、

家康の寵愛以外でも有効な権力基盤を根回しや内部政治によって構築した。

また、家康の寵愛を受ける他の女性を排除したいと思いつつも、利用するためにその女性にそっくりな名前に改名した。

其れにより、周囲のものは迂闊にクソビ○チの悪口を言えなくなってしまった。

家康に内部の全てを任された女性に似た名前を貶しては、何かの勘違いをでっち上げられた時に首が回らなく、

いや、物理的に首が360度回る様になるかも知れなくなるからだ。

クソビ○チは只のクソビ○チでは無く、自分やライバルたちの家康からの寵愛が残っても残らなくても生き残れるように動く、

有能なクソビ○チだったのである。

 

 

まあ、クソビ○チの来歴はこれくらいにしておいて、

とにかく権力者という理由で気になっている少年に近づいてくるビ○チを面白く思わない同性は少なくなく、

第一次、『ビ○チをどうにかし隊』が発足した。

 

だが、残念な事にメンバーもある意味ビ○チの御同類というか、結局やる事は同じ様なメンバーであり、

抜け駆けしたクソビ○チに制裁したいだけの様にしか、周囲の男性の目には映らなかったのは御愛嬌である。

無論、クソビ○チが周囲にそう思わせるように誘導した事が無かったわけでは無い。

彼女は有能なクソビ○チだったのである。

 

普段、立香の寝室に入り込むような女性達が、立香の寝室に着いて行こうとするクソビ○チにクレームを付けても説得力は無かった。

寧ろ、あくまで様々な理由を付けて招かれようとしているクソビ○チの方が、

勝手に寝室に侵入する女性陣よりも慎ましげに見えると男性陣は判断し、

その事で男性陣は売女の色香に騙された歩く性欲共と女性陣に見下され、カルデアにちょっとした不和が起こった。

クソビ○チは、権力奪取に無関係な女性達には配慮を払わない事も、それに強力に後押ししていた。

 

 

 

また、どこぞの兄貴は高性能ビッチ避けセンサーが反応したのか、

バーサーカー化しても薄着の女性を見ると赤面して元に戻る意外な初心さが功を制したのか、

その色香に惑わされる事は無かったが、その事でその兄貴の師匠がどこかご満悦になるも、

「…まあ、ケルトも慎ましくないしなあ」とその師匠の方を向いて呟いたがために、

人でなしの師匠に殺されかけた事や、

 

「モルガンの方がまだ節操が…」と呟くどこかの騎士王の部下が、

未亡人オーラと人妻フェロモンが合わさってその方面には最強に見えるクソビ○チにドストライクに誘発されて、

クソビ○チがマスター一筋を演出するために困っている様子を作る寸劇に一役を買ったり、

 

男に縋るしかなく、男に怯えて男を憎んだ何処かの語り部な大臣の娘に、

ある種の希望と絶望を与えたりしたのは完全に余談なのでここでは置いておく。

 

 

 

 

さて、肝心のクソビ○チだが、溜息さえ一々色っぽい様子に男性たちを前かがみにし、

女性達にワザとらしいと憎まれつつも、今日も今日とてさりげなく、しかし淀みなく立香にアプローチを怠らない。

 

其れは何故か?

決まっている彼女は――――――――――――――クソビ○チだからである。




捏造入っていますが、詳しい本来の歴史を知りたい人は『茶阿局』で検索検索ぅ~。

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