Sword Art Online For Dark Souls 作:心折れた男
あと、SAOのゲームでも確かありましたよね、パリィ。
何故パリィで回避や弾いた後に致命を入れないのかわからない(不死人感)
ダークソウル無印はネット知識のみ、SAOはアニメと貰ったゲームしかやったことがないのですが、精一杯頑張りたいです、はい。
【幻影
そして、呪い...】
追記 誤字修正をしてくれた方、最高にありがとうです!
心から感謝...まさかはじめのはじめからなっていたなんて...心が折れそうだ...
始まりは、彼の身に、忌まれる不死の印が刻まれたことだった。
細々とながらも、安定した人並みの幸せを営んでいる筈だった男は、その身に現れたダークリングにより、不死者となり、牢獄へと送り込まれ。
ある騎士に解放してもらい、檻から放たれ、自由の身となって尚、彼に、元の幸せは還ることは無かった。
そこは地獄。
否、地獄という言葉すら、もはや生温い。
不死に苛まれ、亡者と化した者達に襲われ、囲まれ、嬲られ、千切られ、引き裂かれ、貫かれ、燃やされ。
犬に食い千切られ、矢に射抜かれ、死した回数など、最早数十の領域では無く、常人には耐えきれない苦しみだ。
そして、その最中で見いだした希望とも言える、戦場で出来ていった仲間達も、時繰るにつれ、少しずつ、何かがおかしくなっていった。
ある者は裏切り、ある者には突き落とされ、ある者は...自分の求めたものの真実を知り。
亡者や獣といった類のみではなく、彼は、同じ人という存在にも、数え切れないほど殺されていた。
しかし、敵をさも平然と殺していく彼等もまた、この世界の被害者。
不死という概念、狂った世界の中で、人間という精神や概念は、あまりにも無力でしかない。
だが。
太陽を求めた者、混沌にのまれた者、友の墓を守り続けた者。陰の太陽の神となった者。
一人一人、彼等もまた、どんな形でも世界に抗ったのだ。
そんな者達を、誰が愚者と罵る資格があろうか。
そして、彼等を悔恨と悲哀の末に虐殺し、彼等の魂を食み、冒し、一時の救いを求め火継ぎの贄となった男も、そうだ。
不死である故に逃げ場などなく、延々と狂い、果て続けた彼は、その一瞬あるかすらもわからない、火継ぎという痛みを無限に伴う世界へと身を投じた。
使命という大義名分を利用するという、あまりにも分の悪すぎる賭け事。
知らぬ者からすれば、救済主のように謳われるほどの自己犠牲、その本来の理由は、欲しもしない力を持ち、殺し殺され続けた虐殺の不死者が行った、逃避の手段でしか無かったのだ。
だが、そこから先に立ちふさがる火継ぎという円環の呪いは、決して彼を手放すことは無かった。
世代は流れ、火継ぎの寿命が終わりに近づいた時、永久に眠れる筈だった彼は、引きずり起こされたのだ。
新たに火継ぎの贄とされる、火無き灰としての存在に生まれ変わって。
—新たな出会いもあり、その分、いやそれの何十倍もの死と別れ、悲しみに襲われる。
猛毒の沼地が広がる鬱蒼とした森の奥では、あの墓が立った場所で、嘆きながらも殺してしまった、優しい『彼』の匂いに誘われ。
かの深淵を歩いた存在の使命を引き継いだもの達、その首をこの手で奪い取った。
そうせざるを得ないとはいえ、自らの事を許す事ができず、憤怒のままに何度も不死の身体に、彼等が持つ大剣と短剣を突き刺した。
既に深淵の監視者は狂っていただろうが、そんなことは関係無い。
あの大狼を殺したその時の感触、彼の悲しみの声が記憶の底から引き出され、かつて感じた想いを、何かに叩きつけずにはいられなかったのだ。
かつて栄華を誇っていたある国は、事実上の滅びを迎えていた。
強き騎士達は、もはや傀儡となって徘徊し。
何度も心を救われた巨人の鍛冶屋は、惨たらしく死を迎え。
誓約を交わした存在は、神喰らいと呼ばれた、薪の王に貪られ。
ほとんどが灰に還った神喰らいと共に、恐らく、いやきっと、かの太陽は墜ちただろう。
誓約を誓ったというのにも関わらず、何をすることもできなかった自分が、何処までも悔しかった。
かつて継いだ火は、既に時が流れ過ぎて死に近く、もはやこの身を投げてすら、あまりにも弱い火にしかならないという真実に、巨人の王、深淵の監視者、双王子を殺した後に気付いたその瞬間には、哀れな王達への罪悪感に押しつぶされそうになり...
だが、彼の心は折れることはなかった。
使命とはいえ、自らの身勝手に、優しさを込めて従ってくれた火守女。
大切なものを調達してくれ、彼なりに無事を祈ってくれていた不死街の盗賊。
強力な武器を鍛え、朗らかな言葉で激励してくれた神代の鍛冶屋。
口ではあれこれと言ってはきたが、魔術のいろはを教わる時は学院の真似事だ、と言いつつも真摯だった魔術の師。
そして。
「私は、自らの意志で薪の王となった。そのことに誇りもある。だから君も、自分の意志で選びたまえよ。…それが酷い裏切りであれば、尚更ね」
「『彼等』も、きっとそれを望んでいるだろうさ」
「だから、行ってくるといい」
「君がどのような選択を取ろうと、私は君を肯定する」
——かの火継ぎは、かつて継いだ本人、そして、彼を後押しした友人達によって、終止符を打たれたのだ。
そうして、彼は遂に最期の眠りへと誘われゆく。
幾多もの犠牲、数々の死、そして、別れ。
もはや不死となる前のことは磨耗して思い出せない中、自分の友でいてくれた者達の面影を脳裏に浮かべながら、ようやく使命を終えて朽ちようとしていた。
—ああ、ようやく眠る事ができる。
不死という地獄を終えて、『死ぬ』ことができるのだ。
これまでの道程、それは絶望の塊だ。
だが、不幸だとは思っても、この世で一番だとは思わなかった。
アストラの騎士よ。
太陽の騎士よ。
そして、火継ぎの果てに出会った者達よ。
彼等の助けがなければ、私はきっと一亡者として、死ぬ事もない地獄に屈するのみだった—
自らが溶けていく微睡に身を委ねながら、最期まで、友人達に最大限の敬意と感謝を捧げていた彼。
無音と無感が支配したその時、待ち望んでいた終焉が、彼を包み込んだのだった。
今明かされる衝撃の真実として、プレイしたダクソ3は借り物、ブラボの方は今正に禁域の森付近をプレイ中です。
恐らくどこかダクソ、SAO共に設定が食い違ったりしているところが出てきてしまうと思いますが、よろしければガンガン指摘とかしてください。
あ、タグの方は増やしたりするかもしれません。
アンチヘイトも一つの保険として置いてあります。
では、この辺で。
【この先、篝火があるぞ】