Sword Art Online For Dark Souls 作:心折れた男
ちょっとこの話は粗いかもしれません。
アニメはほとんど覚えてない、となるとやはり台詞もかなり抜かなきゃならないですし。
非力な私を許してくれ...そして前に残したメッセージも卑劣な嘘でした、今回は『準備』のダイジェストのようなものとなります。
【用心深さ万歳!】
人々の賑わい。
眩しく照る太陽の下、その何もかもが、忘れ去った記憶を刺激して、焦がれるほどにまで懐かしい。
もっとも、シンダーが慣れ親しむこの鎧、その明らかに退廃した見た目は、この人気のある場所では、違和感が拭えることはないのだが。
...あるいは、そんなものを纏い慣れてしまったことも、不死人になったときの弊害である、神経の麻痺の一つなのであろうか。
あまり好ましくない視線が飛び交うシンダーの隣で居るのは、現在の師といっても過言ではない片手剣使いの少年。
『何故片手剣を両手持ちしないんだ』、などと考えた時期もあったが、どうやらこの世界では両手で待とうとも、武器の記憶の享受を強く受ける、その
そも、『ゲーム』の中にある武器は、『実物の武器』ではないらしく、夢のようなものだとシンダーは解釈している。
ならば武器の力を借りることができない、というよりも、そんな概念は存在しない、とでも言えばいいのだろうか。
断定できないのは、この世界の武器に、まだシンダーが触れていない、ということもあるのだが...
さて、そろそろ今現在の状況を語るとしよう。
やがて始まると風の便りで聞いた特定の場所の一つ。
まるでピラミッドの台を逆さにしたかのように、幾多もの段差が下は、下へと並ぶ場所。
彼等二人の他にも、会議開催時間に集まる人は何人か存在しているところ、やはり現状——『既に死者が大勢出ている』ということを良く思っていない人間がいた、ということか。
普通の人間ならば、死を恐れ、戦うことを放棄しても愚かとは言えないだろうに。
それでもと剣を取る彼等の姿は、もはやそのデメリットもあまりなくなったシンダーから見れば、どんな神代の武器よりも強靭で、美しい宝石よりも尊いものに映る。
そんな彼等が、どんな風に、強者へと挑むのか。
この会議というものを経て、見てみたい。
素直に、かつての人としての探究心。
心から望む、不死人だった。
が。
何やら騒がしいかと思えば、中心辺りで口論がはじまる。
『ベータテスター』やら、等と言った言葉とともに罵声と、何かしらの反対を叫んでいることのみがシンダーには届いたが、その内容を理解しているらしい隣のキリトの表情は、少々歪んでいた。
「貴公...何か、アレが言っていることに後ろめたい事があるのか?」
「!...ああ、いや...」
師であり、また年齢においては後輩となる少年は、良くも悪くも『素直』。
反応として、ソレは、さまざまな交渉と駆け引きを行ってきた『燃え殻』には悪手であった。
「...ふむ」
手酷い仇返しとはいえ、興味がないと言えば嘘となる。
しかし、交友関係を崩してまで切り込む必要があるだろうか。
「まぁ...こんな時勢だ、貴公にも何か思うところがあるのだろう」
——そう、例えば彼が、その『ベータテスター』とやらに位置するのではないか。
だが、もしそれがわかったところで、価値があるかと言えばやはり無かった。
少々微妙な空気を作り出しただけという結果に終わり、果たして真の悪手を取ったのは、シンダー自身だったという末路。
「すまない、余計なことを言ったな...」
「...大丈夫だ」
そんなこんな言っている内に、中心では、また別の展開が起こっていた。
反論を申し立てていた橙の髪を持つ男が、たった今乱入してきた褐色の大男に述べていた言葉を論破されたらしい。
少々噛み付く牙が弱ったところで、この場を仕切るリーダーらしき青髪の男が上手く諭し、中断されていた会議が幕を開ける。
...その光景のある一部。
リーダーを務める青年の、一瞬だけ見せた表情。
先程師が見せたものに似たソレ。
実際に会議の説明に入るまで、長く灰の目に焼き付けられていた。
——敵の名前、武器の詳細、専門的な用語はキリトに問いかけながら、シンダーは着々と脳内で対処法を考える。
あまりに強靭な一撃でも無ければ、彼が使ってきた一つの武器の真価を発揮できるのだ。
それを念頭においておきつつも、会議の内容はどんどんと進歩していった。
さて、そろそろ終わりに近づいてきたところで。
また別のお題がリーダーの方から提供された。
『パーティを作ること』。
今現在、事実上のパーティとなっているシンダーとキリト、二人組。
だが、周囲では三人、四人と固まるものもおり、やや二人組だけでは心許ないかもしれない。
自分が死ぬのは兎も角、もしものことで師に危険が及ぶことを内心で恐れるシンダー。
さてはてどうしたものかと、キリトに相談してみようとした矢先だった。
いつの間にか、キリトは、彼の隣に座っていたマントを被った人物に話しかけているではないか。
体格、声質のみをとっても女性だろうと推測される人間。
聞こえる話をとってみれば、どうやら彼女は、今この場で一人、どうやらあぶれてしまったらしい。
それもどうかということで、キリトはパーティに誘ったようだ。
——恐らく、私も彼と出会っていなくて、かつここに辿り着いていれば、あぶれていただろうな。
ならば、私は口を出すこともなく、この場を静観すべきだろう。
そう決めた彼は、話がつくまで簡単に本へと目を通す作業へと移っていく。
理を追求するための、その行為は、『味方が一人増えた』という結果と共に、早く終えることになったが。
決戦を控えての夜。
キリトが、『史実で』マントの少女と、この世界での憂い、その語らいをしていれ時刻。
灯の止まった街道の下に、シンダーはいた。
だが、彼一人だけではない。
その前には、あの青髪の青年。
「えーと...呼んだ理由は何かな?」
そう、戦いの前日、休むべき時を削ることを謝りながらも、かの不死人は、こちらの統率者に言いたいことがある、と申し出たのだ。
それも、誰にも聞かれないように、一対一で。
「すまないな...貴公」
重ねて呼び立ての謝罪を申し出たところで、彼は、『彼が思っていたこと』を告げる。
見た通り、その推測を、何も着せず鋭く。
貶める為に突くのではない。
「もしや...と思ったのだが、貴公は『ベータテスター』というものの一員ではないか?」
蛮勇による死は、不死人でも無ければあまりに恐ろしいものだからだ。
夜が、明けた。
戦いは呼ぶ。
死を、血を、悲劇を。
それは、人の闇に塗れたかの地獄、その再現を求めるかのように。
ぶっちゃけキリト君とアスナさん二人組でも化け物じみてたのに、そこにもう一人手練れ、となると虐殺ショーにしか感じない。
あと、ちょっと今回描写が簡素な気もしますね...精進します。
むしろどれくらいが読みやすい、とかは微妙にわからないので...
さて、次はようやく描きたかった戦闘ですね。
ダクソでは人型なら割と致命狙いが出来た記憶がありますが、SAOの技はパリィ不可判定とかはゲームと同じ感じになるんでしょうか?
そこんとこ、少し気になったりしてますね。
【この先、強敵に注意しろ ここからが本番だ!】