Sword Art Online For Dark Souls   作:心折れた男

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マリア様と人形ちゃんダブル√か、女の子らしさ全開のユウキ√に行きたい(900ダメージを受けつつ全身から血を吹き出し発狂しながら)

倒したものの、DLCでゴースの遺子に殴られ過ぎやほおずきによる啓蒙高すぎ発狂が現在起こっております。

そしてサチの声優さんが日本語の人形ちゃんだったという今明かされる衝撃の真実。

意外とサチに血の意思を持っていくとレベルを上げてくれるかも...?

重要な言葉を後に持ってくる、騙して悪いが...『sao四話』をさっぱり覚えていない。

どげんしよか。


【一網打尽!
そして、不幸の予感...】





『逃走者』

 

森、といえば思い出す場所がある。

 

否応無く毒の沼に叩き落とされ、もがいていればいずれ、そんな哀れな獲物を襲うために虎視眈々と待ち続け、酷く喰らいつくすグール達の住処でもある森だ。

 

そして、かの深淵歩きの意思を継いで、狂気に塗れた後もなお、闇の眷属であるダークレイスと戦い続けたファランの不死隊が佇んでいた王の域でもあった。

 

あの時、命を奪う感覚と共に味わった、深淵歩きの友の悲鳴のフラッシュバックを、シンダーが忘れる事は永久に無いだろう。

 

 

しかし、この森はそんな地獄絵図ではない。

 

むしろ暗闇の中で、飴玉模様のように疎らな蛍光と、怪しげな木々の雰囲気はとても美しく、仮想のものとは思えない感触と綺麗さに見惚れてしまう幻想的、かつ儚げな世界は、もはや一枚の絵だったとしても、なんら不思議では無いだろう。

 

 

...そういえば、あの絵画世界を描いていた少女は、『暗い魂』の染料を用いて、今でも絵を描き、世界を生み出しているのだろうか。

 

果たしてあの時、彼女が慕っていた老騎士を殺し、その血を求めていたとはいえ、彼女に手渡したのは正解だったのか、今でもふと悩むことがある。

 

あまつさえ、老騎士が使っていた剣を、殺害したシンダーが使用することができるなど、どこまでの冒涜なのか?

 

 

「...ままならんな」

 

 

浸るべき『幻想』の光を踏み躙り、地獄へと自身を投げ出したのは、誰だ。

 

そう、それは自分自身が選んだ選択。

 

 

「シンダー?」

 

「いや、なんでもない」

 

 

そして、今は黒のコートを纏った『黒の剣士』と、この35層で彷徨っているだろう一人の少女を救い出す為に歩みを進めていることもまた、その選択がもたらしたことなのだろう。

 

 

時も、この戦いが始まってからかなり経た。

 

シンダーの知らない情報、もとい年代と日にちであるが、現在は2023年の8月辺りとなっている。

 

故にまだ『史実』でこの場を訪れた時よりもキリトのレベルは数段劣る50付近だ。

 

 

最も、格段にレベルを上げられていない理由は最近まで所属していたというギルドにあったと聞く。

 

彼が食事の肴にと教えてくれた内容によると、なんと最近、本気で戦ってしまったことにより20ほどサバを読んでいたレベルがバレてしまい、そこから、そのギルドのリーダーの、『攻略組レベルのキリトをこのギルドで腐らせる訳にはいかない』、そんな意味合いの言葉と共に退団を勧められたらしい。

 

聞くだけではレベル差を疎まれたりしたのか、と疑念を抱く聞き手だが、なんと今でも普通に、そのギルドの人達とレベル上げや食事など、行動を共にする友人としての付き合いを続けているそうで。

 

それを語るキリトの面持ちも、初対面の時とは比べ物にならないほど楽しそうなもの。

 

つい、彼の表情も、見えずともたしかに微笑みが浮かんでしまった。

 

 

 

『ふ、貴公らしいな』

 

『?どういうことだよシンダー』

 

『褒めているのだよ、キリト』

 

 

 

友と一緒に、この死に狂いの場から少しでも離れられることならば、本当に良いことなのだろう。

 

彼くらいの若人であれば、そのように遊ぶのもまた一つの生き方なのだから。

 

 

だが、今回彼に渡ってきた依頼は急遽のもの。

 

それを早期、かつ確実に成功させるには、スキルという概念が存在していないシンダーは、高レベルの『索敵』を持つキリトが必要だと踏んだわけだ。

 

戦わぬ事を喜ぶのに、その戦場へと誘って赴かせる事には悔恨の意も無くはない。

 

しかし、救える者は出来る限り救いたい、そんな『暗き魂』らしからぬ真っ直ぐな気持ちに、また純粋な青年であるキリトは応えてしまった、というわけである。

 

 

 

先程『渡ってきた依頼』と言ったものの、勿論普通ならばそんなものは来るはずも無い、更にシンダーは巷で噂の【青の騎士】その人という、彼を知る者すら珍しい程の希薄な存在感しか街にはないのだから。

 

なら、何故そんな彼に依頼がこの度舞い込んできてしまったのか。

 

その理由は、数ヶ月前に話した情報屋にあった...

 

 

アルゴの依頼を完遂してから、彼女に『依頼請け負い』の称号と共にこの姿の事を広められてしまったらしいのだ。

 

勿論彼も抗議を申し立てに、アルゴの足取りを知るもの(主に黒の剣士)から聞き出し、理由を問い詰めたのだが。

 

 

なんとまぁ、どういうことだろう。

 

あの犬も食わぬ(実は犬には最高に弱いのだが...)彼女が、シンダーの姿を見るやいなや、凄まじい速度で飛びついてきて、何度も何度も、とても申し訳なさそうに深い謝罪を繰り返したのだから。

 

それによると、なんとうとうとしていた最中、間違えて一部の冊子に、彼女が気分で残していた冗談混じりのメモの文章を打ち込んでしまった、なんて言うではないか!

 

そこにシンダーの件もあったらしく、誤情報は本当に十程度そこらの少数の人にしか知らないものらしいが、やはりそれを押し通すことなく全て回収して回り、その上でしっかり謝罪もする姿は。

 

 

 

 

——パッチにも見習わせたい誠実さだ、ノーカウントなんて言わないところは特に、な。

 

 

 

『しっかり』とシンダーの好感度を掴み取りつつ、それを許す寛大さを彼に与えたのだ。

 

まぁ、彼もまさかそんな都市伝説のような自分に、その十数人が来るなんて思わなかったようだが...結果は、見ての通りである。

 

 

 

今日、35層の街の真昼間、あちらの世界では、食べる必要もなかった不死人の性に縛られていた為にありつけもしなかった美味しい食事にのほほんと興じていたのだが。

 

 

『僕は...僕はロザリアさんの言葉で、とんでもないことをしてしまったかもしれないんだ...!依頼請け負い人の中でもレベルが一番高い貴方にしか出来ないことなんです...!お願いします、お願いします...!』

 

 

とまぁこんな風に、やらねば命すら捨てかねない必死さに、つい彼の良心が依頼を受けてしまい、今に至った。

 

 

 

「どうだ?」

 

「...フェザーリドラの痕跡と一緒に、あまり大きくない人の靴跡が一人分あるから、それを今辿ってる」

 

「想定距離はどれくらいかは分かるか?」

 

「これだけじゃどうにもならないな...」

 

 

 

現在、キリトの索敵をフル活用してもらい、その被害者の捜索に当たってもらっているのだが、どうも芳しく無い。

 

そもそも、依頼される前に一悶着あった時から、既に数時間は過ぎているのだ。

 

もしかすると、もうその被害者の命が尽きているかもしれない。

 

そんな焦燥に、二人はどこか駆られ始めていた。

 

 

ここに来てからも十分程度は経過している為、気長に行くしかないとはいえやはり仕方ないことだろう。

 

 

と、その時。

 

彼等が望んでいた痕跡が、ありがたいことに『被害者』から溢れることになった。

 

 

「いやああぁぁぁぁぁ!!」

 

「!?まさか!」

 

 

シンダーが良からぬ想定を頭に浮かべるのと同時に、キリトがその悲鳴の方向へと駆け出し、シンダーも遅れを取ることのないよう地を颯爽と蹴り出して行く。

 

木々の隙間を華麗に2人共縫いつつ、更に立ち塞がるモンスターは、キリトの袈裟斬り、シンダーの物差し竿による超広範囲の切り伏せで一瞬のうちに命を散らしていった。

 

彼等の邪魔をした存在自体が悪いのだ、この層の敵など2人の敵ですら無い。

 

その余裕もあり、全速力で走りながら、口早にキリトの索敵スキルが伝えた情報を語ってゆく。

 

 

「シンダー!まずい!フェザーリドラの反応が消えた!その上に、女の子がモンスター4体に囲まれている!」

 

「...厄介と言わざるを得ないな、それは」

 

 

軽く舌打ちしながら、今現状何を使えば最善か、物干し竿をしまいながらも考える。

 

ずっと、長く、そして短い時間で。

 

 

「私が一瞬有象無象共の足止めをする...その一瞬で、その敵達を全滅できるか?」

 

 

考え出したその言葉に、余裕綽々とばかりに不敵な笑みを浮かべるキリト。

 

 

その会合が終わった、まさにその時、木々だらけの視界が開け、敵の姿を視認。

 

姿形を確認するよりも早く、また敵がこちらを悟るよりも、更に速く。

 

 

「シッ!」

 

 

シンダーが右手を横薙ぎに払った瞬間、彼の籠手に纏われた手の隙間から、4本の鋭い光が飛び出した。

 

疾風怒濤の俊足で、その光は一本ずつ、しかも人型モンスター達の足の関節へと綺麗に直撃、そのまま足の重要な間接の骨ごと刺さるだけではなく串刺しにした!

 

ぐらり、とよろめくモンスター達。

 

ああ、しかし最後に彼等が見たものは、自分に不意打ちをしかけたボロ布の鎧を纏う男ではなく。

 

 

「遅いッ!」

 

 

隼のように地をかけ、その勢いと共に剣を横に構えて一回転、その遠心力を乗せて横に薙ぎ払い、自分達の命をまとめて切り捨てた黒の剣士のみだった。

 

砕け散る怪物達を見届け、剣をしまいながら悔しそうに歯嚙みをするキリト。

 

 

「ごめん...君の友達、守れなかった...っ」

 

「えっ...あ、あ...ああ...」

 

 

死の恐怖に縛られて放心していた少女だったが、キリトの言葉で思い出した、思い出してしまった。

 

自身の友が、彼女を庇って死んでしまったこと。

 

そして、それは彼女自身の意地と傲慢による、最悪の自業自得だということに。

 

 

痛みと後悔、悲哀。

 

それらが全て合わさったかのような少女の悲鳴は、キリトの背後に佇むシンダーの耳にも、嫌という程に聴こえていた。

 

 

 

 

 

 

——『何故だ、何故だ!どうして私が...私が彼を殺さねばならなかったんだ!どうすればよかったのだ私は!』

 

『誰か、誰でもいい!私を殺してくれ!もう嫌だ!彼を殺して、彼自身の『魂』を自分のものとする私が憎い!私はもう生きていたくない!』

 

『もう嫌だ...殺すのも、殺されるのも...辛いんだ...』

 

『私は...死にたい...』

 

 

 

 

 

 

 

彼の友を殺したその時の記憶が、自身の絶望の声が、少女の友の助けに間に合うことが出来なかった自身を苛む。

 

『まだ救えなかったわけ』ではないとはいえ、彼女を傷付けてしまったのは自身の責任の一つでもある...

 

 

「キリト、そろそろ...」

 

「ああ、勿論だ」

 

 

彼女の泣き声をこれ以上聴くのは忍びない、そして、更なる記憶の苦しみを味わうのも。

 

そんな彼の促しに頷くキリトは、『救い』の事を、少々泣き声が収まってきた少女に語りかける。

 

 

 

 

 

 

 





いやぁ、レベルが史実よりも足りない分、最高の致命が無ければキリト君の一刀両断で全滅は少々きつそう、もしくはできないことを忘れかけていました。

故に灰の人特有のピンポイント直球投げナイフを利用することに。

因みに4本投げのことですが、確かカーサスの地下墓の曲剣戦士も最大三本でした。

ちょっと主人公を強くし過ぎですかね...?


そして、前のメッセージの『卑怯者』、今回は卑劣なメッセージじゃなくてほんとの事です、ほんとの事ですとも。

大人は嘘つきではないのです。

さてはて、10話にいくかいかないかでこうも読者の方がいらっしゃるとは、もう感涙しそうな程です。

他の方のチーレムとかの箸休め程度に見られると、そこそこの違った楽しみがあるかもしれません。

...にしても、ハーレムにチーレム、あれを書ける人って凄いと思いません?

女の子の『かわいい!』って感じのところとか...


【闇の予感...
そして、この先、癒しが必要だ】


追記:あっさりディアベル兄貴と黒猫団の方々、そして他数百人が生存してるんですけど、これ原作ブレイクとかそこらのタグがいるんですかね?

まだその時ではない的なことは...ない?ない...今現在でも普通に生きてるということになりますしなぁ...
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