人理を照らす、開闢の星   作:札切 龍哦

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こちらが最後となります!ふかやん様、ありがとうございました!


2100到達記念恒例感謝マテリアル〜その五〜

『戦女神の寵愛厚き剛勇の王』

 

 

『アルゴス王、ディオメデス!人理を護らんとするお前達の一助になるべく馳せ参じた!我が槍、貴様達の道行きを切り開く力となろう!!…どうしたマスター、そんな呆けた顔をして?女性だったのか…だと?…成程、アテナのおせっかいという奴か。まあ、戦う事に支障がなければ構わんがな!!はっはっは!!』

 

 

クラス:ランサー

 

 

真名:ディオメデス

 

 

性別:女性(本来は男性)

 

 

出典:イリアス

 

 

出身地:アルゴス

 

 

身長・体重:183cm・89kg

 

 

属性:混沌・善

 

 

ステータス:筋力A 耐久B 敏捷A 魔力B 幸運C 宝具A+

 

 

好きなもの:戦い

 

 

嫌いなもの:卑劣や卑怯な行い、手段

 

 

クラス別スキル

 

対魔力:B

 魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。

 

 

固有スキル

 

 

魔眼:A

 女神アテナに与えられた浄眼を所有。人と神とを見分け、神としての相手の能力を把握する。対象の持つ『神性』スキルの高さに比例して、真名看破、能力の把握などの的中率は上昇する。

 

 

破天の猛将:B++

 幾度となく神に牙を剥いたランサーの剛勇の具現。威圧や魅了といった精神干渉に惑わされず、上位存在…すなわち神性に立ち向かう際の攻撃力を向上させる。

 

 その攻撃能力は絶対者たる神霊を人の身で屠り得るほどだが、神の偉力を知るランサーは独力のみによる神の打倒を不可能と断じるだろう。

 

 

女神の寵愛:A+

 戦女神アテナからの深い寵愛を受けている。魔力と幸運を除く全ステータスがランクアップする。

 

 このランクになると更に神々の防御兵装であるアイギスの使用許可、神性に対する真名看破、擬似的な不死をも齎す。

 

 

 …なのだが、どうやら寵愛の度合いが強すぎたのか本来は男性だったのが女性として姿を変えられてしまったようだ。

 

 

勇往邁進:A

 その場その時に目標と定めたことに向かって、驚異的な精神力・集中力を発揮できる。「勇猛」や「一意専心」等との類似スキル。

 

 

 生来の真面目さと果敢さの現れ。例え自分を阻む相手が神であったとしても、退けと言われなければ退くことはない。

 

 

宝具

 

 

『天狼式・神体結界(セイリオス・アイギス)』

ランク:A 種別:結界宝具/対軍宝具 レンジ:-/1~10 最大捕捉:1人/50人

 オリュンポスの神々によって造り出された防御兵装。

 

 

 トロイア戦争にて共に戦った英雄オデュッセウスが纏った鎧と同型だが彼以上に女神アテナからの寵愛が深いランサーが纏うそれにはさらなるカスタマイズが施されているだけでなく、彼女にとってなじみの深い当時のギリシャ風の甲冑に作り替えられている。

 

 

 強力な概念防御はそのままに、シリウスの如く燃え盛る蒼炎が周囲の空間を歪ませ敵の命中率まで低下させる他、真名解放により自身を中心に恒星を思わせる局地的な爆炎を巻き起こし周囲一帯を焼き尽くす。

 

 

『女神示す神撃の白槍(スリアンヴォス・グラウクス)』

 ランク:C++ 種別:対神宝具 レンジ:2~4 最大補足:1人

 オリーブの枝と蛇の装飾があしらわれた、白い長槍。

 

 

 トロイア戦争にて唯一人間でありながら不老不死の神々に手傷を負わせた事により、攻撃対象の神性に応じて攻撃の威力が倍加する。また攻撃対象の神性が高ければ高いほど数値化不可能なパラメーターに上昇してゆく数少ない対神兵装の一つ。

 

 

『アテナよ、照覧あれ!これこそがわが剛勇の具現。神威を前にしようと臆する事無く挑み、これを打ち破りし一撃なり!!『神威を穿て、破城の導火(スリアンヴォス・パラディオン)』!!』

 

 

『神威を穿て、破城の導火(スリアンヴォス・パラディオン)』

ランク:A+ 種別:対結界宝具/対軍宝具 レンジ:2~5 最大捕捉:30人

 城塞都市トロイアから盗んだ守護神像パラディオン。この像がある限りトロイアは不落とされたが、それが失われた途端に都市は陥落した。

 

 

 ランサーの手に渡ったことで守護神像は反転し『都市を滅ぼすもの』の概念となり、『女神示す神撃の白槍(スリアンヴォス・グラウクス)』と習合させる事で対象のあらゆる概念防御に風穴を開けるパイルバンカーのような兵器となった。

 

 

 反面、連続使用は出来ず射程もそこまで広くはないため広範囲を覆う障壁によって護られた複数のコアを持つ存在などが相手の場合、コアの全てを破壊しきれず撤退を許す可能性がある。

 

 

 FGO本編においては手にしている『女神示す神撃の白槍(スリアンヴォス・グラウクス)』に守護神像パラディオンが融合する事により、ブースターが装着された騎士槍の形状に変化し、その直後にブースターを吹かせながら対象に突貫する。神性の特性を持つエネミーに対してはさらに威力が上昇する。

 

 

能力:アキレウスやオデュッセウスといった英雄たちが活躍したトロイ戦争において、彼らに引けを取らぬほどの活躍をした勇士。

 

 

 ランサーとしての格付けも上位に入るほどであり、神性を持つサーヴァントに対しては強力なアタッカーとして期待できるほど。

 

 

解説:ディオメデス。トロイア戦争におけるアカイア側の英雄の一人。ティリンスの領主、アルゴス王。

 

 

 同じアカイア側の大英雄アキレウスに次ぐ武勇を持つ彼は知将として知られる戦友オデュッセウスと合わせ知勇兼ね備えていたため、共に女神アテナの寵愛を受けていた。

 

 

 彼を活躍させようとしたアテナの策略によりトロイアを守護していた軍神アレスが戦場から離れ、その間にトロイア側の将を次々と倒した。

 

 

 これを見た女神アフロディーテが息子を戦場から逃そうとした所を槍で突き刺し退散させ、救援に現れた太陽神アポロンにも三度まで挑むが「神々と対等であると自惚れるな」と告げられ退き下がる。

 

 

 しかし戦場へ戻ったアレスが戦車で出撃すると彼もまた戦車で迎え撃ち、アレスの攻撃を避けた後にアテナの加護を受けた槍で突き刺し、撤退に追い込んだという。

 

 

 その後、大神ゼウスがトロイア側を援護するために雷光を投げつけた時も彼は戦いを止めようとせず、三度まで戦場へ引き返そうとしたが、仲間の説得によって渋々思いとどまらざるをえなかった。

 

 

 神々によって予言された「トロイアを落とす為の条件」の1つである守護神像パラディオンをオデュッセウスと協力して盗み、またトロイア戦争の終局ともいえる木馬の策略において、一番槍を務めアカイア軍に勝利を齎す。

 

 

 しかしその後、アフロディーテに恨まれていた彼はギリシャを追放されイタリアへ渡り、都市国家の祖となる。死後、アテナによって不死を与えられ神になったという。

 

 

人物:腰まで伸びた白銀のロングヘアーに琥珀色の瞳をした、気高さと凛々しさを醸し出す美貌をした女性。スタイルも非常に整っており、オデュッセウスも装備している神体結界を纏っているが、彼とは違ってその意匠は、当時のギリシャで見られる様な甲冑を思わせるものとなっており、兜も緋色の毛がつけられたプルームヘルメットになっている。

 

 

 また肩にはアテナが使いとして送ったミネルヴァが止まっており、手には彼女が生前愛用した白槍を握りしめている。

 

 

 本来は男性のはずなのだが、どうにも自身に寵愛を向けるアテナによって女性に変えられてしまったらしいとのこと。もっとも本人は『戦いに支障がなければ構わんさ、はっはっは!!』と豪快に笑い飛ばしている。

 

 

 戦いをこよなく愛する好戦的な性格をしてはいるが『戦いとは無慈悲なものであり、ゆえにこそ犯してはならない行いもある』という考えをしており、戦いで死んだ者の亡骸を辱める真似や、子供や老人などの非戦闘員を手にかけようとする所業を唾棄するほど嫌っており、それをする者には一切の慈悲も呵責もなく殲滅する。

 

 

 性に対して開放的であり、女性に変えられたのなら別に不倫でもないしいいかなー?という感じでマスターを誘惑したりするなど意外に茶目っ気のある一面を見せるが、最後には何だかんだでアテナを大切にするところを見せる。

 

 

 アガメムノンと対立したアキレウスを公然と非難するなど法や規則を重んじる傾向もあるが、相手の言い分を聞いた上で判断を覆す程度の柔軟性はある。

 

 

 通常の聖杯戦争でも召喚は可能であり、召喚が出来れば非常に頼りになるサーヴァントと言える。それはカルデアで召喚できたとしても同様で、人理を取り戻そうとするマスターの一助となる事は請け合いであろう。

 

 

人物関係

 

アキレウス:トロイア戦争においてともに肩を並べて戦った戦友。

 

 

 ただアガメムノンと対立して自陣に引っ込んだ際には彼のテントに乗り込み『貴様の気持ちはわからんでもないが、好き嫌いで戦いを放棄するな』と嗜めたり、親友のパトロクロスを失う元凶となったヘクトールを討ち取ったのちにその亡骸を戦車で引きずり回した時には、その手綱を無理やりつかんで停車し、邪魔された事に憤ったアキレウスを殴り飛ばすと『友を失った貴様の怒りは最もだろう…だがっ!!だからと言って死者を辱める真似をするな!そんなことをして、貴様の友が喜ぶとでも思っているのか!!!』と怒りをぶつけるなどしていた。

 

 

『アキレウス…そうか、あいつもここにいるのか。奴とはともにトロイア戦争を潜り抜けた戦友ではあるのだが、いかんせん仲が良いとは言えなくてな。特にあいつが親友のパトロクロスを失い、その仇であるヘクトールを討った後にその亡骸を戦車で引きずり回した際には、私が無理やりやめさせて怒鳴りつけてしまったのだ。…あいつにしてみれば、親友を殺された怒りを晴らしたかっただけなのにな』

 

 

オデュッセウス:アキレウスと同じく共にトロイア戦争において戦った戦友。彼と共に守護神像であるパラティオンを奪還したり、木馬の作戦に同行して勝利を勝ち取った事は今なお色褪せぬ思い出として残っており、カルデアに召喚されていたのならば再び共に戦えることをうれしく思っているほど。

 

 

 …もっとも、当のオデュッセウスは様変わりした戦友の姿にさすがに驚いてはいたが。

 

 

『おお、オデュッセウス!そうか…お前も共に召喚されたか。かつての様に肩を並べて戦える事、これ以上なく嬉しいぞ!どうしたオデュッセウス?そんなに驚いたような顔をして…?』

 

 

リッカ:今回の召喚で自身を召喚したマスター。その強さもそうだがまっすぐな気性は、彼女にとっては好ましいと言えるほどであり、壁ドンと顎クイをして甘い言葉をかけてしまうほど…もっとも直後にミネルヴァにつつかれて邪魔されてしまい断念せざるを得なかった。

 

 

『今回の召喚、私にとっては僥倖と言ってよいかもしれん。強さだけでなく、心すらも美しい乙女の力となれるのだから…ふふ、良ければ鍛錬に付き合って(つつかれる音)痛い痛い痛い?!なぜつつくのだミネルヴァ!別に浮気をしているわけでは!?そもそも今の私は女性なのだから浮気には入らな…なに、ある意味浮気みたいなものだからダメ?むう、残念だ』

 

 

アテナ:自身を寵愛している戦女神。彼女曰くツンデレであり執着心が非常に強いらしく、今回女性となったのもそれが原因らしいとのこと。

 

 

アガメムノン:トロイア戦争において自身を含めたギリシャの英雄たちをまとめ上げた指揮官。性格はかなり悪かったらしく、ディオメデスもそこは養護できないらしいのだが、一癖も二癖もあるであろうギリシャの英雄たちをまとめ上げたその手腕だけは、手放しで認めているほど。

 

 

『アガメムノンか?まあ確かに知ってはいるさ。何せ私たちの指揮官だったからな…ただ、正直好ましい人間ではなかったぞ?強欲であり傲慢であり…アキレウスがへそを曲げるほどだったからな。だが…私たちを含めたギリシャの英雄たちを一堂に集め、これを纏め上げたその手腕は…認めざるを得ないな』




これにてマテリアル紹介は以上となります!本当に皆様、ありがとうございました!本編は火曜、明日から再会いたします!
2000話記念も折り返し!やるだけ、やっていきます!これからもどうか、よろしくお願いします!!

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