―――――――――-校門前――――――――――――――-
ガンドイル「・・・気のせいかピリピリしてるな。」
虎千代「まってたぞ。転校生。」
そこには仁王立ちで立っている武田虎千代がいた。
ガンドイル「何の用だ?」
虎千代
「あたしとクエストにいくぞ。魔物が出た。正確には機能出たんだが・・・。どうやらタイコンデロガらしくてな・・・いや、まだ正体不明なんだ。情報が全くない状態でクエストが発令した。様子がおかしいだろ?」
ガンドイル
「確かにふつうはある程度調査が分かり依頼が来るのが当たり前なのにそれすらもないというのもおかしな話ですね。」
虎千代
「しかも出現場所は洞窟の奥深く・人的被害はまだ出ていない。こういう魔物は、軍が余裕を持ってあたるものだ。ただ、国軍は第7次侵攻に手を取られているから・・・」
ガンドイル
「出撃優先が変更され、後回しにされるんだな。」
虎千代
「平たく言うとそうなる。だから転校生。私と一緒に討伐に行くぞ。後々被害が大きくなっては困るからな。」
ガンドイル
「・・・わかった。引き受けよう。だが準備が必要だ。」
虎千代「ああ。待とう。」
ガンドイル
「30分後ここで再集合。それで。」
虎千代「・・・随分と時間がかかるんだな。」
ガンドイル
「洞窟は何かが起こるかわからん。それゆえ万全の準備が必要だ。」
虎千代「わかった。」
ガンドイルは準備を済ませ、MOMOYAに向かう。
―――――――――――MOMOYA―――――――――――――
もも「いらっしゃいませ!あ、センパイ!おはようございます!」
ガンドイル「もも?なぜここに。授業は?」
もも「それが売店の人手がたりなくって・・・。」
ガンドイル「ああ、なるほど。(侵攻が近づいてるからか?)もも。ルミカはあるか?」
もも「ルミカって・・・サイリウムですか?」
ガンドイル「ああ。非常用のサイリウムだ。こないだ注文したと思うんだが。」
もも「ああ、それなら・・・あ、ありました!えっと結構ありますね・・・。」
ガンドイル「それを10本もらえるだろうか?」
もも「はい!センパイこれって・・・。」ピラッ
ももはリクエストに書いてあった用紙を見せる。
仕入理由
「非常物資用として仕入れてほしい場合によっては購入もできるようにしてほしい」
ガンドイル「まさか購入する日が来るとは思わなかったよ。それにしてもよくわかったな匿名なのに。」
もも
「センパイの字だからすぐにわかりましたよ。っていつもこんな風に物資を依頼してるんですか?リクエストに軍で使うような食事もありますけど。」
ガンドイル
「ああ、それは近くなりそうだからな。念のため仕入れておいてくれ。ここの場所に俺の名前を使えばある程度は優遇をつけてくれる。」
もも
「わかりました。ちょっと掛け合ってみますね!」
ガンドイルはMOMOYAを出て、校門前に向かう。
虎千代「来たか。すぐ行くぞ。」
ガンドイル「場所はどこだ?」
虎千代「ん・・・ここだな。わかるか?」
ガンドイル「それなら行ったことがあるな。この板に乗ればすぐだ。」
そういうとガンドイルは空を飛ぶ円盤を召喚し、虎千代を誘う。
虎千代「・・・若干不安だが、転校生を信じよう。行くぞ。」
ガンドイル「話が速くて助かる。行くぞ。」ヒュイン!
虎千代「速い・・・!ってことは・・・」ヒュイン
ガンドイル「あ、スマン・・・操作方法・・・って使いこなしてる!?」
虎千代「これ面白いな。転校生。さあ行くぞ!」
ガンドイル「・・・生徒会長だからなのか?」
ガンドイルはすぐになれる虎千代を不思議に思い、目的地へ向かう。