グリモア 疾風の刃とともに生きゆく   作:ウァルヅ

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5-4 虎千代負傷する

朝・・・といっても洞窟の中だからよくわからんがな。警戒蛍のおかげで朝が分かる。

 

ガンドイル「・・・。」

 

なぜ私がここまでだんまりかというと・・・・。

 

虎千代「zzzむにゃむにゃ・・・。」

 

ガンドイル「なぜいる・・・。確か別々のテントで寝たはずだよな?」ハァ・・・

 

虎千代「ふああ・・・。」

 

ガンドイル「虎千代。おい。」ユッサユッサ

 

虎千代「ん~・・・」

 

虎千代の寝巻がはだけ胸が見えそうになる。

 

ガンドイル「・・・ハァ。」

 

ガンドイルはそんな虎千代を気にせず、業務連絡をする。

 

ガンドイル「こちらガンドイル。応答願う。」

 

エレン「エレンだ。そっちは無事のようだな。」

 

ガンドイル「ああ。しかしここは霧が濃い。怪我でもすればそこを狙って入ってくるだろう。」

 

エレン「となると遠距離を得意とする私と焔か。守屋は・・・」

 

ガンドイル「守屋はサポートとして焔と同時に魔法を出せるようにしておけ。威力が増す。」

 

エレン「わかった。そっちも無事でいろ。それが訓練だ。」

 

ガンドイル「ああ。そっちもな。お互い無事で出るぞ。」ピッ

 

 

ガンドイルの通信を聞き虎千代が起きる。

 

虎千代「ふぁあ・・・ん?ガンドイルなんでそこで通信してるんだ?」

 

虎千代の服がはだけ、肌が見えたのですぐに目をそらすガンドイル。

 

ガンドイル「おはようございます。まず自分の身なりを見てから言ってください。」

 

虎千代「ん?身なり?・・・なんだ無問題じゃないか。」スッポンポン

 

ガンドイル「服を着ていただけますか?」ゴゴゴゴ

 

ガンドイルは後ろ向きのまま銃を抜く。

 

虎千代「!?わ、わかったからそんなに怒らないでくれ・・・・。」

 

ガンドイル「・・・ったく。」

 

虎千代は身なりを整え、戦闘服に変身しテントをたたむ。

 

ガンドイル「収納はまかせてください。」

 

ガンドイルが手を差し出すと異空間が生み出される。

 

虎千代「便利だな・・・。」

 

ガンドイル「あくまで運搬用ですけどね。」

 

虎千代「あたしの荷物も運べるのは便利だな。」

 

ガンドイル「必要な時は言ってくれ。すぐに出す。」

 

ズズゥン・・・

 

ガンドイル「地響き・・・?近いな。」

 

虎千代「ああ。ヤツだ。」

 

ガンドイルと虎千代はドラゴンを確認し、作戦を練る。

 

虎千代「でかいな・・・。タンゴンデロガ・・・か。」

 

ガンドイル「・・・・気になったんだが、何故空想であるモンスターがここにいるんだ?」

 

虎千代「アタシに詳しいことはわからんが、人々が怖がるものを具現化する・・・らしい。」

 

ガンドイル「・・・ふぅん。」

 

虎千代「ともあれ討伐しないといけない。行くぞ。」

 

ガンドイル「ああ。」ジャキッ

 

ガンドイルは銃を構え、敵の足元に撃った。

 

虎千代「居場所がばれr」メヲトジロ!!

 

バシュン!

 

破裂音とともに強い光が放たれ、霧の魔物の目が見えなくなった。

 

ガンドイル「今だ。」

 

ガンドイルと虎千代は死角に入り、攻撃のタイミングを狙うが・・・

 

ガンドイルが一足先に気付き、虎千代を突き出す!

 

虎千代「転校生・・・!?」ブォン!

 

押し出したガンドイルはドラゴンの尻尾にあたり、吹き飛ばされる!

 

ガンドイル「・・・っつ!」

 

虎千代はすぐに反撃をしようと構えるが、押さえられ少しずつ爪が虎千代の皮膚に食い込む。

 

虎千代「ぐああああっ!」

 

ガンドイル「今助ける!」ズドン!

 

ガンドイルはバズーカを放ち、ドラゴンをよろめかせた隙に助ける。

 

虎千代「す、すまない。」

 

ガンドイルはすぐに障壁を貼り、虎千代を安全なところに移動させるが・・・!

 

ドラゴン「ゴアアアアアァァァァァ!!!」

 

先回りされた・・・もはやここまでか?と思った瞬間横から銃撃と魔法が当たる。援軍だ!

 

エレン「らしくないな。転校生。だが、よく頑張ったといっておこう。」

 

ガンドイル「救助を頼む。生徒会長の皮膚に爪が入った。」

 

エレン「わかった。守屋。すぐに回復を。」

 

守屋「いいけどアタシそこまでうまくないわよ!?」

 

エレン「大丈夫だ。転校生がサポートする。」

 

ガンドイル「それは後だな。今はこいつをどうにかしないと・・・。」

 

ガンドイルは目をつぶり、呪文を唱える。

 

「空中に舞う霧よ我に力をささげよ。わが力を糧に魔物を滅する力を。」

 

      ―――――――――――――魔獣化――――――――――――――――-

 

エレン

 

「私は夢を見ているのだろうか?転校生が変身した瞬間ドラゴンの尾がちぎれた。

いや、引きちぎったというほうが正しいか。」

 

「アイツの目は・・・百獣の王のように鋭く・・・あっという間に切り刻んだ。」

 

ズズウン・・・

 

ウァルヅ「遅すぎる。大した敵じゃなかったな。」

 

エレン「転校生。単独で討伐する力はすごいが自分の力でやろうとするな。周りを頼れ。」

 

ウァルヅ「我に指図するのか?少なくとも主はずっと孤独でやってたのに巻き込もうとするのか?」」

 

エレン「どういうことだ?」

 

ウァルヅ「それはこいつに聞け。じゃあな。」

 

そういうとウァルヅの周りにまとっていた霧が消えてガンドイルが見えてくる。

 

ガンドイル「・・・ふう。守屋。会長の様子は?」

 

守屋「何とか回復はできてるけど魔力がそろそろなくなりそうよ。」

 

ガンドイルは守屋の手を握る。

 

守屋「ひゃっ!?」

 

ガンドイルは目をつぶり守屋に魔力をあげる。

 

守屋「てててててんこうせい!!手をつかむなら一言言いなさいよね!?」カアアアア

 

ガンドイル「ム。そういってられんと思ってな。スマン。」

 

守屋「…あ、でも結構魔力がわいているわね。これなら・・・!」ヒィィン!

 

虎千代の傷がふさがるがまだ細かい怪我が多い。

 

ガンドイル「残りは学園で治癒だな。・・・待てよ。これがあったな。」

 

ガンドイルはポケットから魔方陣が書かれたシートを虎千代の下に敷き、術式を起動させる。

 

ガンドイル(治療術式「ヒールウォール」)

 

そのあとガンドイルは虎千代を浮遊呪文で浮かせ、収納空間に入れた。

 

エレン「便利だなそれ。」

 

ガンドイル「荷物があるからギリギリだけどな。」

 

ガンドイルたちは出口に向かう。そしてガンドイルは感じる。

 

「・・・・魔物の量が多い。けた違いだな・・・・ってことは始まるのか。」

 

エレン「どうした?」

 

ガンドイル「・・・いや。なんでもない。」

 

ガンドイルは出口を見つけ、水鉄砲で破壊し固定させた。(クエスト完了後確認が必要のため)

 

ガンドイル「・・・1日ぶりか。ただ、空気がよどんている。すぐにでも戻ったほうがいいな。」

 

ガンドイルは一枚の布をだし、みんなに座らせるように指示をする。

 

焔「ンだこれ?柔らかい布・・・どぉわっ!?」

 

エレン「これはなかなか柔らかい布だ・・・おおっ!?」

 

守屋「へぇ。こんな柔らかい布で何をする・・・きゃぁっ!?」

 

ガンドイルは浮遊呪文で布ごと浮かべ、学園へ直行する。

 

ガンドイル「さあ行くぞ。しっかりつかまってろ。」

 

ガンドイルは出発する前に蔓を生徒たちに縛り付け出発する。

 

 

守屋が気絶したことは言うまでもない。

焔は炎の魔法を発生させようとしたが密封されてるから日は起きてもすぐ鎮火するだろうし

何より肝が据わっているのはエレン・・・・

 

エレン「・・・・」ガクガク

 

・・・・なんでもない。見なかったことにしておこう。

 

そうして俺たちは学園へ到着した。次の戦いのために。

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