グリモア 疾風の刃とともに生きゆく   作:ウァルヅ

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野薔薇の怒り 第7次侵略

ガンドイル「思った通りだ。この霧・・・・。手ごわいな。」

 

ガンドイルが臭いをかぎ闘志を押さえつつバラ園の中へ入る。

 

ガンドイル「ム?このクエストほかにいるのか。どれ・・・・」

 

デバイス「野薔薇・自由・刀k」パタン

 

ガンドイル「・・・見なかったことにしよう。」

 

ガンドイル

「よりによってあのじゃじゃ馬・・・・昔から変わってないがまさか学園で一緒か・・・。避けられねぇな。こりゃ・・・。致し方あるまい。『霧よわが幻惑となり我を女子にせよ』幻惑魔法!」

 

ガンドイルは女騎士に変身し、クエストへ向かう!

 

一方野薔薇たちは・・・

 

 

野薔薇「ああ・・・私が手塩にかけた薔薇が・・・許せませんわ!」ギリギリ

 

自由「あーあ・・・霧の魔物ご愁傷様ですね。」

 

刀子「無論。姫殿が手塩かけた薔薇をぼろぼろにするとは・・・斬ってくれる!」

 

ベラ「あら。ここね。」(頼むからデバイス見るなよ・・・)

 

刀子「む?お主は何者だ!」

 

ベラ「申し遅れました。私はベラ・ホーエンハイム。イギリスから転校してきたものよ。以後よろしくお願いしますわ。」

 

野薔薇

「ベラ・ホーエンハイム・・・初めて聞くわね。まあいいわ。よろしくお願いしますわ。ベル・ホーエンハイムさん」

 

ベラ「よろしく。薔薇の魔物を確認しているわ。こっちよ。」

 

自由「・・・・どっかで見たような気がするのは気のせいかな・・・?」

 

ベル「気のせいよ。初めて会うんだから。あ、私のことはベラと呼んでください。」

 

野薔薇「野薔薇と呼んでくださいまし。なぎなたを持ってる方が刀子。メイド服が自由ですわ。」

 

刀子「よろしく頼む。」

 

自由「ヨロシクっす。」

 

ベラ「(さて。かかわりは最小限にしたいものだが・・・どうしたものか)」

 

野薔薇

「とはいえど・・・どこにいるかわからないわね・・・・。本当にここに魔物がいるのかしら?」

 

ベラ「私に任せて。ブラックベル!」

 

自由「ベル?」

 

ベラ「耳をふさいでて。」

 

ブラックベル「(この世とは思えないほどの音が鳴る)」

 

自由・刀子・野薔薇「!?」

 

ベルを鳴らした音で植物の根っこが動き襲い掛かってくる!

 

ベラ「甘い!レッドベル!」

 

ベラが持つベルが瞬時に代わり、ベルの音色から炎が噴き出す!

 

野薔薇「ちょっと・・・!」

 

その瞬間!その炎が蛇の形をし、根っこに入った。

 

ベラ「ヒート・ショック」パチン

 

植物の根っこは暴れだし、そのまま枯れ果てた。

 

ベラ「手塩かけた薔薇には危害を与えませんわ。薔薇の美しさはどの花よりも繊細なのでしてよ!」

 

野薔薇「・・・結構!やりますわねベラさん!」

 

ベラ「さん付けしなくていいわ。」

 

自由「(・・・!ほほう・・・。)」ニンマリ

 

刀子「(できるなこやつ・・・今度手合わせ願おうか・・・。ううむ。)」

 

自由は何かに気づき、刀子は試合を挑もうか悩んでいる。

 

ベラ「ここならまだ大丈夫そうね。魔方陣に入って。回復魔法をかけるわよ。」

 

自由・野薔薇・刀子は魔方陣の上に乗り、ベラが術式をかける。

 

風よこの魔法陣の上に立ちし者を癒せ。

「ヒーリングエアー」

 

魔方陣が光りだし下から風が吹き出るがスカートがひらひら舞い上がってしまう!

 

自由と野薔薇はスカートのため、しゃがんでガードする。

 

野薔薇「ちょっとベラ。下から風が吹くなんて聞いてなくってよ!」

 

ベラ「あれ・・・?ごめんあそばせ。説明してなかったわね。」

 

自由「まーまー女同士ッスから大丈夫でしょ」ニヤニヤ

 

野薔薇「・・・確かに。しかし、いい臭いですわね。」スンスン

 

ベラ「カモミールとミントをブレントしてますの。香りを抑えるために椿の香りを加えてますわ。」

 

野薔薇「貴方は入らないのかしら?」

 

ベラ「術者は入れないのよ。解除するためには外から解除呪文を唱えないといけないし。」

 

刀子「心なしか魔力も上がっている・・・。転校生みたいだな・・・。」

 

ベラ「転校生・・・?」ギクッ

 

自由「魔力譲渡できる人っすよ。わかりやすく言えばチートキャラっぽい人です。」

 

ベラ「ますますわかりませんわ・・・。」・・・バレテル?

 

野薔薇「自由。ベラを困らせないの。」

 

ベラ「術式を解くわよ。そろそろ向かった方がよさそうね。」

 

野薔薇「ええそうね。行きましょう。」




ベラが初登場です。
この話で自由はもうばれてますw

ちょっと混乱しそうなので次のお話はキャラクター紹介・設定を教えたいと思います。

今後の設定も入れておりますので時々確認してくれるとうれしいです。


更新の時は(〇月〇日更新)と書き加えます。

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