――――――――――グリモア校門前――――――――――――
ガンドイル「・・・っ」
虎千代「起きたか転校生?」
ガンドイル「・・・!魔物は!?」
虎千代「あわてるな。防衛ラインは無事復帰した。死亡者もいない。」
ガンドイル「・・・また気絶していたのか。」
虎千代「また?前にも使っていたのか?」
ガンドイル「説明したいが・・・何故私は背負われているんだ・・・。」
虎千代「気絶していたからな。お姫様抱っこの方がよかったか?」
ガンドイル「・・・ともかく説明はする。見られていたからな。」ソレダケハカンベンシテクレ
虎千代「そうしてくれ。先発メンバーと精鋭部隊が納得できるようにな。」フム。オモシロイノニナ
―――――――――――精鋭部隊控室―――――――――――
虎千代と精鋭部隊がそろい虎千代が確認する。
虎千代「ここにいるメンバーは黒い獣を見たもので間違いないな。」
エレン「無論だ。しかし、あの黒き獣に転校生がかかわっているのか?」
メアリー「ハッ!転校生がなんであろうが魔力タンクには違いないしな。」
メアリーは挑発をしかけてくるが・・・
ガンドイル「魔力タンク・・・ねぇ。まあいい。黒き獣のことだったな。」
スルーされた。
ガンドイル
「あの黒き獣は私自身だ。正しくは魔獣化と言う。霧を利用し、魔法による獣を自分に乗り移らせる。」
虎千代「・・・と言うことは転校生。お前・・・霧が体内に入っているのか?」
ガンドイル
「察しが速くて助かる。私の体内には霧が入っている。覚醒する前に遭遇した霧の魔物に傷をつけられた。」
守屋「なんであんな危ないことをしてるの!?」
ガンドイル「任務だ。」ギロッ
メアリー「一般人が霧の魔物を鍛錬代わりに討伐している部隊がいると聞いてはいたが・・・まさかお前も?」
ガンドイル
「ああ。俺はそこで一人で討伐するつもりだったが、タンコンテロガ並みの大きさで撤退する途中でな。」
ガンドイルは服を脱ぎ、背中を向ける。
ガンドイルには背中に大きな怪我の痕が見える。
エレン「覚醒した時に暴走と同時に回復もしていたのか。」
ガンドイル
「ああ。歩けなくなってもおかしくないというレベルだったが、異変を感じたのは転校する3週間前。リハビリ中のときに脳内に声が聞こえてな。」
焔「・・・中二病?」
ガンドイル
「そうであったらまだよかったんだけどな。はっきり聞こえてたからさすがにそうじゃないとわかったよ。身をゆだねて単独で行ってみたら黒い獣になっていた。もちろんそれは報告したさ。」
虎千代「魔獣化というのはなっている感覚があるのか?」
ガンドイル「ある。だから敵味方はっきり区別つけていた。」
PIPIPI! 虎千代のデバイスが鳴る。
虎千代「私だ。ん?わかった。」ピッ
虎千代「魔物がまた増えてきている。精鋭部隊はすぐに準備の上出撃。」
ガンドイル「俺もいく。」
虎千代「駄目だ。お前はまだ怪我をしているだろう。疲労もある。休め。」
ガンドイル
「魔獣化してなければまだ平気だ。今まで魔獣化に頼らずにやってきたからな。」
虎千代「・・・わかった。無理はするな。これだけは約束するなら認める。」
ガンドイル「・・・ああ。」
ガンドイルは武装服に切り替え、駆け抜けていく。
虎千代「さて。私も・・・うぉっ!?」
ガンドイル「念のためな。」
ガンドイルは虎千代を抱え、木の上を駆け上っていく!