グリモア 疾風の刃とともに生きゆく   作:ウァルヅ

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何か忘れていたと思ったら武田虎千代を忘れてました・・・。エミリアが終わりましたらすぐ作成します。


6-1クエスト エミリア寝坊する

―――――――――――-校門前――――――――――――-

 

ガンドイルが帰ろうとするとエミリアが校門前に立っていた。

 

 

エミリア

「転校生君。第7次侵攻、お疲れ様でした。現役学園性にとっての初めての大規模な作戦・・・学ぶことが多かったです。」

 

ガンドイル

「ああ。まだまだ鍛えなければならないところがたくさんあったな。課題は山ほどあるが・・・。」

 

エミリア

「転校生君とは別の配置でしたけど、走り回ってたの、見ましたよ。あんなに頑張っているのを見て、私も頑張らなきゃって思ったんです。」

 

ガンドイル

「そう思ってくれるのはありがたい。しかし、訓練をしっかりしないといけないのはわかっているよな。」

 

エミリア

「『勝って兜の緒を締めよ』とあやせさんに教えてもらいました。日本のことわざにならい油断することなく訓練するつもりです!」

 

ガンドイル

「で、用件は?」

 

エミリア

「あ、ごめんなさい。よかったら一緒に訓練しませんか?何度か歓談部には来てもらってるけど、訓練やクエストはまだですもんね。あ、もちろん今日じゃなくて大丈夫ですよ。時間のある時に・・・」

 

PIPIPI!PIPIPI!

初音屋ァ!電話屋ァ!

 

二人のデバイスが鳴る。

 

エミリア「・・・ああ、ちょうどクエストですね!明日・・・一緒にどうですか?」トコロデソノチャクシンオンは・・・

 

ガンドイル「ああ。構わんぞ。」キニスルナ

 

エミリア「ありがとうございます!では明日8時にここで集合で。」

 

---------翌日--------

 

ガンドイル「フム。こんな感じか。」

 

ガンドイルの服装が変化し、ガンマンスタイルになっている。

 

ガンドイル「時間は・・・まだあるな。一応もあっとで連絡しておくか。」

 

----------訓練所----------

 

ドガガガガガガガガ!

 

ガンドイルは銃撃を繰り出し、調整している。

 

ガンドイル「銃に異常はなさそうだ。」ジャコッ

 

ガンドイルが一息つくとメアリーが話しかける。

 

メアリー「ん?デスゴットじゃねえか。もしやお前か?」

 

ガンドイル「何の話だ。」

 

メアリー「なーに昔の戦争で絶体絶命の時に突風が吹いたと思ったら相手が全員気絶していたからな。」

 

ガンドイル「・・・ああ。たぶん俺だが、なぜ「デスゴット」なんだ?」

 

メアリー「ああ、裁きの天秤使ってただろ。あれを使っているときの顔が兵隊共が恐れてつけた名前なんだよ。」

 

ガンドイル「・・・・」

 

メアリー「まーこれだけは言わせてくれ。あの時は助かった。ありがとな。」

 

ガンドイル「そうか。メアリー。お前の部隊を全員助けられなくてすまなかった。」

 

メアリー「・・・知ってたのか。」

 

ガンドイル

「全部隊の救助がミッションだった。それをクリアできなかったのは俺が弱かったからだ。すまない。」

 

メアリー

「謝ることはねえ。今度の戦いでそれを証明する。私が強くなったことをな。」

 

ガンドイル「ああ。・・・おっと集合時間だ。じゃあな。」

 

メアリー「たまには訓練にも来いよな。」

 

ガンドイル「ああ。」

 

 

----------校門前-------------

 

ガンドイル「・・・遅い。もあっとも既読になってないし。電話してみるか。」

 

エミリア「・・・ふぁい。」

 

ガンドイル「・・・何か忘れてないか?」

 

エミリア「・・・・あああ!!」

 

エミリアが叫ぶと寄宿舎から大きな音が鳴る。

 

ガンドイル「・・・完全に寝坊だな。やれやれ。」

 

エミリア「ご、ごめんなさい。私転校生君と一緒に行けるからって楽しみにしてなかなか寝れなかったのよ。」

 

ガンドイル「・・・まあいい。ほれ。サンドイッチ。」

 

エミリア「えっ・・・あ、おいしそう。」

 

ガンドイル「移動までは時間ある。途中で食べるぞ。」

 

エミリア「はい。行きましょう!」

 

ガンドイル「この板に乗って俺の腰をつかんで。」

 

エミリア「?」ギュッ

 

ガンドイル「行くぞ。」ヒィィィィィン!

 

エミリア「えっ!?ちょっ!?キャアアアアアアア」

 

ガンドイルが乗ったのは飛行板にのり、空を飛んでいる。

 

ガンドイル「まずまず・・・っと目的地はあそこか。」

 

エミリア「おおおおおおおろしてえええ!?」

 

ガンドイル「・・・・今下ろしたら大けがだぞ?」

 

エミリア「いいからおろしてぇええええ!」

 

ガンドイル「・・・ほら。」

 

目的地から100m離れたところに着陸し、エミリアは崩れ落ちるように降りた。

 

ガンドイル「少し休憩だな。さすがにその状態では無理だろう。」

 

エミリア「助かります・・・。ん?」

 

ガンドイル「どうした?」

 

エミリア「・・・あれは!人型の霧の魔物・・・!」

 

ガンドイル「なんだと・・・!?学園へ連絡する。待機してくれ。」

 

エミリア「一刻も被害が出る前にいくしか・・・!」

 

ガンドイル「待て!エミリア!」

 

 

 


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