ーーーーーーーーー生徒会室-----------
生徒会室にはフードを被った女の子が虎千代と会話している。
???「・・・・・・この学園の地下、ですか。」
虎千代「転校早々、こちらの都合で悪い。だがお前の魔法が必要だ。」
???
「ゆえ子の魔法は近い未来を具体的に予知するのには不向きです。レネイ女史やアンクル・ツォフのような預言者とは違います。ご期待には添えられないかもしれませんが。」
虎千代
「もともとお前は覚醒してそんなに日が経っていない。承知の上だ。アタシは年内にやっておきたことがあった。お前をダシに使ったようなものだ。」
そういうとゆえ子は目をつぶる。
ゆえ子
「…むにゃむにゃ…生徒会長さん。あなたの先は辛く険しいです。ですがその先にある光を見失わないよう。これをどうぞ。」
そういうと金色の半透明の球を虎千代に渡す。
ゆえ子「ゴールデンカルサイト…栄光と繁栄の力を持つ石です。」
虎千代
「ふむ・・・せっかくだがそれは受け取らないでおこう。アタシに目標は国造だ。それを成し遂げるための力をつけねばならん。自分の限界までやってみて、それでもだめだったら使ってみるとするよ。」
虎千代は自信ありげにゆえ子に言う。
ゆえこ「そうですか。お強いのですね。」ニッコリ
虎千代「そして覚醒したてのお前には護衛をつける。」
コンコン「失礼します。」
虎千代「入れ。・・・噂をすればちょうど来たな。紹介しよう。転校生だ。」
ガンドイル「緊急の用事と聞いてきたが・・・。」
ゆえ子「・・・はて?転校生は私なのですが・・・。」
虎千代「なぜか転校生と言ったらこいつなんだ。なぜかあだ名がそうなってる。本名は忘れたがな。」
ガンドイル「まあ、気軽に転校生って呼んでくれ。」
ゆえ子「そこは問題にしないんですか・・・。」
虎千代「ともかく、転校生。今日のクエストだが、こいつの護衛だ。」
ガンドイル「・・・ああ、予知能力者の?随分と貴重な魔法使いだな。」
ゆえ子「よろしくお願いします。・・・ゆえ子のこと知っているんですか?」
ガンドイル「ちょっと知り合いがいてな。レネィだっけな。」
ゆえ子「!」
レネィ「近いうちにゆえ子という日本人がここに来る。力が弱いので護衛をしっかりと。」
ガンドイルはボイスメッセージを流す。わざわざ日本語というのは虎千代に対しての配慮だろう。
虎千代「話が早くて助かる。・・・それで、護衛はお前に任せようと思う。ただ一つだけ注意してくれ。」
ガンドイル「なんだ?」
虎千代「必ずその日までに戻ってこい。これは『絶対命令』だ。」
ガンドイル「ああ。その日のうちに戻れるようにする。」
ガンドイルは精鋭部隊から焔と守屋を選択し、準備を済ませる。
ガンドイル「今日は魔法剣を持っていくか。」
ガンドイルは緑の宝飾がきらめく双剣を持っていく。
洞窟入口
洞窟入口には瑠璃川姉妹・さら・龍季・ノエルが準備している。
秋保「…すごい。コロシアムの地下がこんな風になってたなんて。」
春野「秋保危ない。お姉ちゃんに任せて。」
シロー「ワンッ!ワンワン!」
さら「シロー、どうしましたか?怖いですか?大丈夫ですよぉ。龍季ちゃんも春野さんも来てくれましたし。」
ノエル「ノエルちゃんもいるからね!ばっちりサポートするよ!」
龍季
「…クソ。来なきゃよかったぜ。瑠璃川とかめんどくせーヤツがいたもんだ・・・おいさら!お前、わざわざ参加する必要なかっただろーが。」
さら「私、十年学園にいますから!」
龍季「・・・だから?」
さら「学園のことは何でも知ってるんですぅ!」
龍季「…この地下のことも?」
さら「いいえ…初めて知りました。」シュン
ガンドイル「・・・緊迫感がないな。」
守屋「・・・ふぅん・・・あんたが転校生?」
ゆえ子「ゆえ子です・・・。よろしくお願いします。」
焔「・・・・」
ガンドイル「作戦はブリーディングで話した通り。メインはゆえ子の防衛。サブは調査を。」
焔「歯向かう敵は?」
ガンドイル「殺ってよし。」
焔「それさえできればいい。」
ガンドイル「ああ、それと。焔・守屋。1日で戻るぞ。」
焔「はぁ?なんで1日で?長めに捜索したほうが得策だろ?」
守屋「ツクもそう思うわ。なんでそうなってるのよ?」
ガンドイル「虎千代から『絶対命令』だ。拒否はできん。」
守屋「虎千代がそういうなら・・・。」
焔「チッ・・・わかったよ。」スタスタ
ガンドイル「ああ、それと。」
焔「まだあんのかよ。」
守屋「なによ。」
ガンドイル「ゆえ子は遅いぞ。」
ゆえ子「ひぃひぃ・・・ま、待ってください・・・。」
ガンドイル「よっと。」
ガンドイルはゆえ子を背負い洞窟の中を捜索していく。