—————洞窟—————
里奈「うわーっ!この魔物キモイのだー!戦いたくないのだ!」
萌木「だ、大丈夫だよリナちゃん!ほかの魔物と何も変わらないから!」
里奈「見た目が違うだろーっ!」
里奈が指さす魔物はまるでイソギンチャクのような触角をウネウネと動かし攻撃するときは触角を伸ばしてくるから厄介だ。
萌木「うっ…言い返せない…どうしよ、わたしもちょっと気持ち悪い…(。´・ω・)ん?あれは…まさか!」ダッ
萌木は魔物の攻撃をすり抜けて洞窟の奥に行ってしまう。
里奈「あ、お、おい!萌木、待てーっ!魔物押し付けて行くなーっ!」
—————魔法使いの村—————
里奈「ひぃ、ひぃ…も、萌木お前酷い奴だな…おい?おーい?」
里奈は萌木を揺さぶっているが動じない。
萌木「…魔法使いの村だ…」
里奈「魔法使いの村?なんじゃそりゃ。」
萌木
「昔、魔物は地下からくると考えられてたんだよ。最初に現れた魔物がそうだったし、地獄の悪魔だって認識だったから。だから魔法使いは、地下に防衛地点を作って戦っていたの。」
里奈「・・・ふーん・・・ん?でも魔物は霧から生まれるんだろ?」
萌木
「それが判明するまでに時間がかかったんだ。
地上で魔物が現れたときは・・・魔法使いが止められなかったと非難を受けた。
そして霧から生まれることがわかったら、地下の防衛拠点は引き払われた。
ずっと前のことだし破壊していったから遺跡みたいになってるのが普通なの。
でもここは・・・風化しているとはいえ、ほぼ原形を保っている。
風は入らなくても湿度が高いのに…不思議…」ウットリ
里奈「…おーい里奈?・・・あちゃあ。こうなったらしばらく動かないな…」
萌木「魔法でコーティングされているのかな。でもそれだったら術者は…」ブツブツ
里奈「…仕方ないなー。こちら里奈。萌木があっち行ったからしばらく足止めだー。」
守屋
「…了解。(ピッ)まったくもう、萌木ったら!ただの古い家じゃない。てゆーかなんで魔物が出るのよ!学園でしょここ!?」
焔「…………」
守屋「…焔、アンタなにか知ってそうね。」
焔「てめーには関係ねぇよ。」
ゆえ子「止めていた人がいたんですね。」
ガンドイルの背中にいるゆえ子が話しかける。
守屋「え?」
ゆえ子
「会長さんから聞きました。精鋭部隊の一部優秀者だけがここに入れると。ゆえはよく知りませんが、たまに魔物退治に来てたのですね、きっと。」
守屋「・・・そんな、ツク聞いてないわよ!」
ガンドイル
「(まだまだ実力が足りない二人だからこそ成長を期待して護衛を決めたが・・・選抜間違えたか?)」
焔「・・・クソっ!アノヤローが許可されてアタシはダメだってのかよ・・・!」
その時聞き覚えのある生徒の声が聞こえた。男の娘の我妻だ。
我妻「みなさーん!」
守屋「あ、アンタ・・・何でここに!?討伐パーティには入ってなかったでしょ!?」
我妻「ええと、そうなんですけど…寮に帰ろうとしたらここを通らないといけなくって・・・」
守屋「何でよ!?・・・はっ!?アンタ、いつも通る洞窟ってここのことだったの!?」
我妻「そうですよ?皆さんも通りますよね?」
ガンドイル「通らねえよ。」
守屋「どうやったら通るのよ!?いつもは封印されてて入れないじゃない!」
我妻「そうなんですか?」
その時ゆえ子の魔法が発動する。
ゆえ子「…むにゃむにゃ。魔物は悪魔の使者。扉を抜けて現夜を姿に現し、人に害をなす。」
ガンドイル「真野の脅威から人々を守るには最終儀式が必要ってことか?」
ゆえ子「・・・何でゆえ子の言おうとしたことがわかるんですか?」
ガンドイル「俺も霧の魔物の一部といえばわかるな。」
ゆえ子
「・・・・転校生さん。確かにあなたの中に魔物が見えます。ですが、光となってるところもあるみたいです。」
ガンドイル「・・・そうなれるようにするさ。」
ゆえ子「こほん。改めましてこれを。」
ゆえ子から我妻に可愛い人形を渡される。受け取った我妻は嬉しそうに喜ぶ。
ゆえ子「身代わり人形といいます。持ち主にふりかかる災厄を代わりに受けてくれます。」
我妻「災厄?」
ゆえ子
「はい。いつかはわかりませんが最終儀式のときにあなたの身に危険が迫るのです。その時のために持っててください。」
ガンドイル「話は終わったか?行くぞ。我妻は同行すること。そのために巻いておく。」
ガンドイルは瞬時に我妻をミノムシのように巻き、風の魔法で浮かばす。
守屋「あっ!ちょっと待ちなさい!」
焔「・・・・なんでアタシを防衛に選んだんだ・・・?」
我妻「あの~なんで私巻かれてるんですか・・・?」
ガンドイル「迷子防止。我妻なら異空間を迷う可能性は拒めないからな・・・。」
こうして5人は洞窟の深くへ向かっていく。