風紀委員達とガンドイルは研究所へ着き、自動ドアには『研究所』と書かれている。
ドアが開いた瞬間、ロングヘアーの女の子が飛び出してきた。
???「うわっぷ!?ど、どこみてるんだよ!?」
ガンドイル「・・・すまない。飛び出してくると思わなかったが。」
???「き、気をつけろよ!!じゃあボクはここで帰る!じゃな!」
そういいつつ、慌てた様子で寮の方へ走っていく。
風子「やれやれ。災難でしたね。あの子は楯野望っていうんですが、霧の影響を受けやすいんで定期的に検査してるんです。めったに外に出れないんで、寮で引きこもってゲームばっかり・・・授業には出てもらいてーんですが・・・。」
結希「お話は終わったかしら。あら?風紀委員が来るなんて珍しいわね。」
風子
「すみませんねー風紀委員として、転校生の力を把握しておく必要があるんでねーてんこーせーさん申し訳ないけど検査に付き合ってくだせー。最初だけですよ。それに、ちょーっと危険ですということを把握してもらいてーんですよ。」
ガンドイル「俺の魔法が危険なのか?」
怜「委員長・・・そのような言い方は・・・」
風子「いーえ。言っておきましょーね。自覚がないのはいけません。アンタさんの力は、とっても危険なんですよ・・・検査しながらお話しましょ。」
結希
「今回の検査はキルリアン法を使うわ。アナログな方法だけど・・・どれぐらい魔力が充実しているか一目でわかる。このフィルムに手を乗せて。電気を流して写真を撮る。聞いていたよりもずっと多い、貴方の魔力量がこれではっきりするわ。」
風子「・・・他人に魔力を渡すという力。前代未聞だと、きーてますね?」
ガンドイル「確かにそのような話を聞いている。」
風子
「アンタさんとクエストに行った、南智香の反応も知ってますね?アンタさんといれば、お手軽に高威力の魔法が打てる。時には自分のキャパシティを超えて。それはとっても危険なんですよ。」
結希「結果が出たわ・・・。手のひらを映したものだけど、真っ白になっているのがわかるわね?」
怜「影も薄いところもないな・・・それで魔法力は?」
結希「測定不能ね。」
怜・風子「・・・・はぁ?」
風子「結希さんどーいうことか説明できますか?」
結希「言葉どおりよ。彼の魔力は最低でも2000人の魔力を持つわ。最大は・・・わからないわね。」
ガンドイル「かなりの魔力を持ってると聞いたがこれほどまでとは・・・。(ふむ・・・後でやってみるか。)」
風子「測定が終わったのでひとまず闘技場へいきましょーか。こっちです。」
~闘技場~
風子「とーちゃく。今日は精鋭部隊が練習していますがまぁ、気にせずに。」
ガンドイル「確かここは魔法OKだった・・・よな?」
風子「さいです基本的には授業はここだけです。クエストは別ですが。そーいえば、風紀委員の全員の自己紹介忘れてましたね。氷川からどーぞ。」
氷川「わ、私ですか!?・・・コホン。風紀委員氷川です。よろしく。」
梓「にんにん。ヨロシクっす。センパイ。自分は梓と申します。」
イヴ「・・・イヴ。よろしく。」
風紀委員メンバーの挨拶が済み、本題に入る
風子「それじゃーはじめましょーか。まずは私から。」
ガンドイルは風子の背中に手を触れ魔力を送る。そして風子の魔法が発動し通常よりも強い魔法を実感する。
風子
「んっ・・・ちょっとくすぐってーですが、魔力はかなり上がってますね。次。氷川」
氷川「わ、私ですか?背中触られるのはちょっと・・・。」
ガンドイル「少し距離を離しても渡せるが、魔力譲渡の質が下がるんでな。無理強いはしない。」
氷川「じゃ、じゃあそれで・・・。」
ガンドイルの魔力が球になり氷川の背中に当たり、氷川の魔法が格段に上がった魔法を見て驚く。
氷川
「これでこの威力・・・なるほど。直だったらもっとすごいんでしょうか・・・。イヴさん」
イヴ「結構です。弱点も大体把握しましたから。転校生さん」
梓「以下同文ッス。確かにこれはすごい能力ッスね。」
風子
「さて、ガンドイルさんの魔力譲渡はなんとなく把握しましたが、ガンドイルさんの魔法は見てませんでしたね。ひととーり見せてもらいましょうか。」
ガンドイル「一応風と雷は相性がいいが、それ以外はダメだそうだ。」
風子「では風と雷は後にしてそれ以外を試しに出してみましょーか。」
ガンドイルは詠唱を唱え、発動するが・・・明確なのは指先かライター並みの火が出る程度だった。
風子「ほんとーに使えないんですね。まーいーです。では風と雷を。」
ガンドイル「その前に。スカートは押さえておけ。」
そう言いつつ、構えをとり地面を払いのけ15mの竜巻と雷雲を起こす!
風紀委員達「わわっ!?キャァっ!」抑えられずスカートがめくれるが、ガンドイルは見えないため解除の呪文を唱える。竜巻が消えた後、氷川が近付き、怒鳴り込む。
氷川「あ、貴方ねぇ!なんて破廉恥な技を!?」
ガンドイル「だからスカート押さえておけって言ったのに。あ、風子さん」
風子「なんでごぜーますか?」
ガンドイル「今後俺とクエスト行く人は必ずスパッツ着用厳守で。」
風子「いーでしょ。伝えておきます。でなきゃクエストに支障が出ては困りますからね。」
ガンドイル「ありがとう。ああ、そうだ氷川。発動時は自分の目の前が見えなくなるから実際見えてないけどな。」
氷川「」
ガンドイル【フム。30%でこれぐらいなのか。加減が難しいな。】
風子「さて。お疲れ様です。これで用件はすべて終わりです。お疲れ様です。後は寮で休んでくだせー。」
ガンドイルは解散し、寮へ戻った。
その後ろ姿を見た二人はニヤリと笑う。
???「アイツの風と雷の魔法なかなかやるじゃねぇか。」
???「・・・まだ技術はないがな。まだまだスキが多いが、鍛えればより伸びるな。」