グリモア 疾風の刃とともに生きゆく   作:ウァルヅ

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阿川奈鬼城譚

校門前

 

レナ「にく!にく!まもの、にんげん、くう!にんげん、にく!」

 

花梨

「魔物が人間食う?そったらこと今までなかったべよ?それによ、レナ、どこの魔物のことさ言ってんだべ。」

 

明鈴「ボクにもわかんないのだ。あっちのほう見ながらずっと言ってるアル。」

 

夏海「なになに?なんの話?面白いこと?」

 

明鈴「うわ、出たアル。」

 

夏海

「うわってなによ、うわって。ジャーナリストたるもの、スクープの匂いがすればどこにでも出るわよ。」フフン

 

花梨「人間ば食う魔物が出るってレナが言ってるんじゃよ。」

 

夏海「人間を食う魔物?魔物ってものを食べないんでしょ?」

 

花梨

「んだ。あれんど(あいつら)は生き物の真似してるだけだすけな。ただレナがこったら(こんな)言い張んのも珍しいべよ。」

 

レナ「まもの、くう!にんげん、くう!」

 

花梨「本当にそった(そんな)魔物出んなら、放っとけねぇすけな。」

 

夏海「ふーん・・・人を食う魔物ねえ・・・確かに放っておけないわ!最初の記事は私が書かなきゃ!」

 

ガンドイルが校門を通りかかるが気配を消し呆れてる。

 

ガンドイル&花梨「・・・・」

 

夏海「レナ!案内して!その魔物、どのくらい遠いか知らないけど探しに行くわよ!」

 

レナ「うう・・・いく!れな、なつみ、いく!」

 

 

ガンドイル「そこまでだ。」

 

夏海「げっ。転校生・・・」

 

ガンドイル

「ちょっと聞き捨てならないことを聞いてな。夏美。お前クエスト請けてないだろ。校則違反になるが?」

 

夏海

「ふっふーん。そんなことわかってるわよ。無問題無問題。こんなこともあろうかと、あらかじめそれっぽい方の出現情報持っているから例えばこの阿川奈城砦跡に出てる魔物のクエストを請けて‥・近くを探すってわけ。取材が目的だから戦わないしね♪」

 

花梨&ガンドイル「悪知恵ばっかり逞しくなって…」

 

夏海「処世術と言ってよね。そんじゃレナ借りていくわよ。」

 

花梨「お前、レナの言ってることわかるっきゃ?」

 

夏海「さすがに半年もいればね。最初に比べたらマシよ。」

 

花梨「んー・・・インフルエンザはやってなきゃおらも行くんだけんど・・・」

 

夏海「食堂でしょ?おばちゃんたち大変みたいね。まあまあ、こっちは任せて。ばっちりスクープゲットしてくるから!」

 

花梨「そっちじゃねえ。夏海はあぶなっかしいすけな。怪我しねぇようにきぃつけろじゃ。」

 

夏海「はいはい。わかってるって。じゃレナ!行くわよ!」

 

花梨「・・・やっぱり心配だすけ。明鈴。」

 

明鈴「え?ボク?ボクがついてくアル?」

 

花梨「いんや、お前は小連と転校生で食堂手伝ってもらわねばな。」

 

ガンドイル

「(あ、手伝うこと確定なのね。)・・・わかった。」

 

~阿川奈城砦跡~

 

ミナ「・・・つまり我々の目的は!この愚かな戦いに終止符を打つことだ!」

 

恋「長い!他のものは行ってしもうたぞ!」

 

ミナ「今回は我がサーヴァントも召喚している!聖戦を始めるぞ!」

 

恋「・・・おらんが?」

 

ミナ「!?何故おらぬ!?」

 

ミナがあわててもあっとを開く。

 

ミナ「サーヴァント!なぜいない!?今どこにいる!?」

 

ガンドイル「学園だが?それに招集なんて聞いてないんだがな。」

 

ミナ「え!?そんなはずはない!リストに・・・あれ?入れたと思ったのに…」

 

ガンドイル「・・・大丈夫だ。」

 

ミナ「え?き、来てくれるのか!?」

 

ガンドイル「地獄の切断が終わり時代すぐ行く。」

 

ミナ「え?え?地獄の切断ってなんだ!?」

 

 

 

恋「どうじゃった?」

 

ミナ「・・・地獄の切断が終わったら来るって・・・。」

 

 

恋「はぁ?」

 

卯衣「多分食材の切断だと思う。食堂のおばちゃんがインフルエンザで人手不足だから。」

 

恋「なるほどそれなら納得じゃな。ほれ、ミナさっさと行くぞ。」

 

ミナ「あ、待ってよ!恋ー!」

 

ガンドイル「・・・・」トントントントントントントントントン

 

花梨「転校生今のはミナか?」ストトトトトトトトト

 

ガンドイル「ああ。招集してたはずが、申請漏れしてたらしいな。まあ、終わった後すぐ行くけど。」

 

花梨「そんなら今行けば・・・」

 

ガンドイル「不要だ。ちょっと電話かけるぞ。」ピッ

 

虎千代「虎千代だ。魔法の許可か?」

 

ガンドイル

「察しが早くて助かる。使用目的は調理場の食材切断のみ。終了後のクエストに向かうため。」

 

虎千代「わかった。周知しておく。」

 

ガンドイル「すまない。助かる。」ピッ

 

ガンドイル「花梨❕食材をそこに置いておけ!魔法で切断をする。指示を!」

 

花梨「わかったっきゃ!」

 

・・・・・・・・・・

 

ガンドイル「・・・よし。終わったな。」

 

氷川「お疲れ様です。え、もうおわったんですか!?」

 

ガンドイル「ああ。視察か?わざわざおつかれさん。」

 

花梨「ほんと早すぎ・・・。」

 

ガンドイル「じゃあ行くぞ。」

 

氷川「え!?どこに!?」

 

ガンドイル「周知されてないのか?」

 

氷川

「え!?ちょっと待ってください。魔法の使用目的は食材の切断としか書いてませんが?あとクエ釣りに行くとしか・・・」

 

ガンドイル「クエストに行くってことだよ。じゃあな。」ドヒュン!

 

氷川「え!?ちょっと!!!」

 

花梨「転校生の言ってることは本当だよ。阿川奈城砦跡へ向かっていくって。」

 

氷川「あ…そういうことですか。」

 

花梨「まあまあ、せっかくきたっきゃ。クッキーでも食うか?」

 

氷川「いただきます。」

 

花梨「(スイーツには素直なんだなぁ・・・)」

 

 

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