グリモア 疾風の刃とともに生きゆく   作:ウァルヅ

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ガンドイルの日常~ガンドイルの過去~

~~~ガンドイルの過去~~~

 

―――――ガンドイルの部屋の窓―――――

 

ガンドイル「大丈夫か?」

 

風子「・・・・大丈夫に見えますかねー。」

 

氷川「」キュ~

 

ガンドイル「・・・すまん。」

 

―――――ガンドイルの部屋―――――

 

風子「・・・で。」

 

氷川「・・・」スヤァ・・・

 

風子「なんであんな大樹に住んでいるんですか?アンタさんは。」ハァ

 

ガンドイル「一応高いところが落ち着くしな・・・。たいていはあそこに住んでいる。」

 

風子「他の生徒からも転校生の部屋にいないと言われたことあるんですよ?」

 

ガンドイル「・・・俺は昔標高が高いところで生まれ、10歳までは親がいたが魔物に殺された。」

 

風子「そこまでは聞いてますね。資料に書いてありましたし。」

 

ガンドイル「・・・トップシークレット資料は生徒会長と精鋭部隊だけが知っている。それを今から風紀委員にも伝える。」

 

風子「・・・・まだ秘密があるんですか?」

 

ガンドイル「一人で小規模の霧の魔物を討伐するためだったが、想定外の魔物が現れてな。」

 

風子「それがタンコンテロガだったと?」

 

ガンドイル「ああ。」

 

氷川「でもそれが魔法使いに覚醒したきっかけになったと聞いてますが?」

 

ガンドイル「表向きにはな。俺は魔物を討伐した時大けがを負い、霧に取り込まれた。」

 

風子「なっ・・・!?それが事実だとしたら魔物化になってもおかしくね―ですよ!?」

 

ガンドイル「そう焦るな。俺のいた町には魔法使いがいてな。障壁を作ってもらった。」

 

氷川「転校生さんが魔法使いに覚醒したのって・・・」

 

風子「おや、氷川起きたんですか。」

 

氷川「おかげさまで。あ、スコーンおいしそう・・・。」

 

ガンドイル「・・・話を戻すぞ。」メシアガレ

 

風子「すみませんね―こっちはアップルパイなんて。」モグモグ

 

ガンドイル「一応、作り置きだけどな。」

 

氷川「あ、スコーンおいし・・・このジャムも・・・」

 

ガンドイル「・・・話を進めるぞ。」ハァ・・・

 

ガンドイル「取り込まれているときに魔法使いに覚醒してな。その時の暴発魔法を発動した。」

 

氷川・風子「」ムグムグ

 

ガンドイル

「俺は気絶をしてたから詳細は病院で聞いた。魔物がいたところだけぽっかり穴が開いてたんだとよ。」

 

氷川

「転校生さんは魔法の練習をされていたんですか?初めてのクエストにしてはかなり上達が速かったのですが。」

 

ガンドイル

「学園に入るまではな。師匠に上達が速いと言われて凹んでいたがな。障壁もいくつか改善できたし。」

 

風子「じゃあ、第7次侵攻にいたあの獣はガンドイルということですか。」

 

ガンドイル「正確には魔獣化と言う。」

 

氷川「魔獣化・・・?霧の魔物になって戦うんですか?」

 

ガンドイル「少し違うな。魔獣化は霧の力を防具に変え自分の体内にある霧の力を解放する荒業だ。」

 

風子「自分の体内にある霧の力を使うならいずれはなくなるんじゃありませんか?」

 

ガンドイル

「そう思うだろうな。しかし使った霧はまた自分の体内に戻って暴れるんだよ。だから変身解除はしばらく動けなくなる。」

 

氷川「厄介な能力ですね・・・。」

 

ガンドイル「使いこなせればある程度は戦えるがな。」

 

風子「魔獣化のことはよくわかりました。しかし、転校生さんは相変わらず無茶をしますね。」ヤレヤレ

 

氷川「全治1か月なのに1週間で完治するって・・・。」

 

ガンドイル「(魔法を使って無理やり回復させたことは黙っておこう。)」

風子「ともかく、魔獣化は自由に使えるんですかね?」

 

氷川「一応意識はあるんですか?」

 

ガンドイル「ある程度はな。」

 

風子「いちおう検査だけは受けておいた方がいいでしょーね。」

 

ガンドイル「ああ。即に終わっているが、特に問題ないそうだ。」

 

風子「・・・転校生さん。もし、アンタさんが魔獣化してそのまま意識が完全に消えた時はどうなるんですかね」

 

ガンドイル「わからないが、魔力がほぼ無限にある状態だからまずは巨大化するだろうな。」

 

風子「・・・どこのウル〇〇マンですか・・・。」

 

ガンドイル「まあ、今のところはコントロールは聞いてるからな。よっぽと危険な状態でなければ使わないさ。」

 

風子「ともかく無事でよかったには変わりないですねー。あまり無茶しないでくだせー。」

 

ガンドイル「ああ。精進するよ。」

 

氷川「それともう一つ。」

 

ガンドイル「なんだ?」

 

氷川「寮を使ってください。」

 

ガンドイル「・・・・」

 

氷川「何故そこで無言になるんですか!?」

 

風子「緊急時にいないと困るんですよ。不便かけたら困るんで申し訳ねーですが、協力してくだせー。」

 

ガンドイル「わかった。善処する。」

 

風子「すみませんねー。よろしくおねげーします。」

 

ガンドイルは大木のところに戻り、生活品を寮へ戻した。

 

風子「戻したと聞き、確認しに来たんですが・・・。」

 

氷川「なんで二段ベットとハンモックが・・・?」

 

ガンドイル「ん?ああ、高いところじゃないと何気に落ち着かなくってな。」

 

風子「・・・まあ風紀を乱してないのでよしとしますか。」

 

氷川「そうですね。」

 

ガンドイル「恩に着る。」

 

こうしてガンドイルは寮生活に戻り、一件落着だったが・・・・

 

ガンドイル「・・・・寝れん。トランシーバーでも置いておくか。」コトッ

 

翌朝

 

風子「てんこーせいさんおはよーごぜーます。朝ですよ。・・・ん?トランシーバー?」

 

ガンドイル「呼んだか?」

 

風子「うわぁっ!?いきなりあらわれないでくだせー!」プンスコ

 

ガンドイル「すまん。外で寝てた。やはり外で寝る方がよく寝れるみたいだ。」

 

風子「・・・風紀委員としてはあまりよくないんですがねー。特例を考えておきましょーか。」

 

ガンドイル「ありがとう。助かるよ。」

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