グリモア 疾風の刃とともに生きゆく   作:ウァルヅ

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ガンドイルの日常 ツクとのキャンプ③

ツク「・・・・・」ムー

 

ガンドイル「まーだむくれてるのか。戦場じゃなきゃ怒鳴りつけてたんだがな。」トントントン

 

そういいつ俺は夕飯の料理を作っている。ツクはまだ気にしているみたいだが。

 

ガンドイル「まあ、もうすぐ合流だろうし、それまでには機嫌直せ。ホレ。」

 

ツクにチョコレートを差し出し、料理に戻る。

 

ツク「・・・ゴ○ィバ。なんでアイツいつも高そうなチョコを渡すのよ。」

 

ガンドイル「ん。来たか。」

 

メアリー「よう。訓練は上出来なのか?」

 

ガンドイル「まあまあだ。ついていけるのがやっとだがメニューは少しずつこなしている。」

 

エレン「どれ・・・。ふむ。(私が出している守屋のトレーニングメニューより厳しいな。)」

 

メアリー「我妻は・・・いるな。」

 

ガンドイル「・・・なんでジャージ?」

 

メアリー「デバイスが故障したんだよ。そのせいで変身もできなかったしな。」

 

我妻「ご、ごめんなさい・・・。」

 

ガンドイル「どれ。デバイスを貸してみろ。たぶん治せる。」

 

ガンドイルは我妻のデバイスを調べるためにパソコンを開く。

 

我妻「あ、あの・・・表示されたら壁紙は見ないでほしいんです・・・。」

 

ガンドイル「善処はする。」

 

そういいつつガンドイルはパソコンにつなげ、デバイスのデータログを調べる。

 

ガンドイル「・・・・なるほど。」タンッ

 

ガンドイルは解析が終わり、プログラムを実行するとデバイスが表示される。

 

ガンドイル「ウィルスだな。我妻。変な画像が急に出たりするサイトに行ったか?」

 

我妻「・・・・はい。」

 

ガンドイル「たぶんそれだな。そのせいでデバイスにウィルスが入り故障した。」ピロン

 

ガンドイルはデバイスに残っていたウィルスを削除し、浅梨に渡す。

 

浅梨「あ、ありがとうございます!」

 

ガンドイル「・・・・」ナンデオレノシャシン?

 

ガンドイルは気にせず、カレーをふるまう。精鋭部隊は好評だったそうだ。ただ、ツクを除いては・・・。

 

メアリー「アイツまだテントから出てないのか?」

 

ガンドイル「ああ。考えている途中で寝てると思うんだよな。」

 

エレン「・・・確かにな。」

 

エレンが確認するとツクは横向きに寝ていた。

 

メアリー「だからテメーは食わねえのか。」

 

ガンドイル「一人で食べる食事は美味しくないんでな。まあ、気長に待つさ。」グゥゥゥゥ

 

メアリー「説得力ねーな・・・。」

 

メアリーはからかうように笑う。

 

ガンドイル「・・・ほっとけ。」

 

・・・なぜなのか。

ツクが起きないから起こそうと思ったが、何故にツクが私のタオルをかいでいるのか。

 

ツク「うーん・・・転校生のにおい・・・」スーハー

 

見なかったことにしよう。

 

ガンドイル「おい。守屋。」

 

ガンドイルはテント越しで話しかける。

 

ツク「ひゃあ!?あ、転校生?」

 

ガンドイル「なんだ。起きていたのか。飯できているぞ。」

 

ツク「あ、わ、わかったわ。あれ?精鋭部隊は?」

 

ガンドイル「聞くだけ聞いて先に帰ったよ。」コト

 

ツク「ふーん・・・あ、おいしそう。」

 

ガンドイル「腹が減って限界なんだ。さっさと食べるぞ。」

 

ツク「えっ?先に食べてたんじゃ・・・?」

 

ガンドイル「一人じゃおいしくないだろ。さっさと食べるぞ。」

 

ツク「・・・・ありがと。」ボソッ

 

ガンドイル「何か言ったか?」モグモグ

 

ツク「・・・なんでもないわよ」オイシィ

 

ツクのおいしそうな笑顔にガンドイルは不思議な感覚に包まれた。

 

ガンドイル「・・・今の感情は。・・・まさかな。」

 

ツク「転校生!おかわり!」

 

ガンドイル「ああ。しっかり食べることも大事だ。」

 

ツク「転校生みたいに筋肉ムキムキになりたいわ。」

 

ガンドイル「・・・・ガンバレバナントカナルトオモウヨ」

 

ツク「なんで片言なのよ!?」

 

ガンドイル「・・・ばれたか。だが、ツク今の身体ではまだまだ鍛えられそうにない。」

 

ツク「・・・」

 

ガンドイル「だが、俺の訓練を耐えたんだ。これからしっかり頑張るのであれば筋肉はつく。」

 

ツク「当然よ。あたしは軍師であり、そして共に戦うの。」

 

ガンドイル「それだったら俺の将棋に勝ってからいうことだな。」

 

ガンドイルはエレンやメアリーでの対局で負け知らずだった。メアリーはチェスで簡単に打ち負かしたがな。

 

ツク「うう・・・。」

 

ガンドイル「ハンデなしで戦えるようになったら軍師は目の前だと思うがな。」

 

ツク「・・・頑張る。」

 

ガンドイル「ああ。頑張れ。いつか俺を抜くことを期待している。」ワシャワシャ

 

ツク「ふぇっ!?ちょっと・・・なでないでよ。・・・やっぱなでなさい。♪」

 

ガンドイル「・・・さあ、もう寝る時間だ。明日も少し練習の上、報告する。」

 

ガンドイルはテントに戻り、寝袋に入る。

 

――――――――――――――数分後―――――――――――――

 

ガザガザ

 

テントがこすれる音を感知し、ガンドイルは目を覚ます。

 

チャックを開けると目の前にツクがいた。

 

ツク「・・・転校生。」

 

ツクは今にも泣きそうな顔でガンドイルのテントに入る。

 

ガンドイル「・・・で、怖くて寝れないというのか。」

 

ツク「だって・・・ガザガザなるし。ねえ。一緒に寝て。へ、変なことしたら承知しないわよ!?」

 

ガンドイル「そういうと思った。」

 

ガンドイルはバックから透明なシートをだし、テントに取り付ける。

 

そうすると仕切りのように透明のカバーがツクと半分に分けて使えるようになっていた。

 

無論これのおかげで氷川も「いい考えだと思います」と満足げに承認していたからだった。

 

だが、ツクは不満げだった。

 

ツク「うう・・・転校生と隣で寝れると思ったのに・・・。」

 

ガンドイル「万が一を備えてきちんと対策は練る。基本だろ・・・。」スヤァ

 

ツク「・・・バカ」ムー

 

ツクはふてくされているが、寝息が聞こえたのでガンドイルも寝る。

 

 

続く

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