暇つぶしに行くD×D世界で祖龍がBalance Break!!   作:ぬくぬく布団

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布団「どっりゃあああああああああ!」
ミラ「はやっ!?」
黒「何だと!?」
紅「病気か!?」
雌煌「明日は槍が降るのか!?」
布団「そりゃあ・・・タイトルから察してくださいよ」
ミラ「・・・宣言通りという事ね」
黒「年内に終わらせやがったぞ・・・こいつ!」
ティア「今までが駄目だっただけだろうに」
布団「いいもん!自称神なんて所詮引き立て役なんだもん!」











ねる「さいご・・・はじまる・・・・・」



















第81話 決着とエピローグ

~美羅side~

 

「連続普通のパンチ」

 

「プロテクション!」

 

美羅と自称神の戦いは単純明快、攻撃して防ぎの一辺倒だ。純粋な力のぶつかり合いをしている

 

「出会い頭の一発は痛かった。痛かったぞぉおおおおおおおお!」

 

「神様なんでしょ?あれぐらい防ぐ事が出来なきゃ駄目じゃない」

 

「キェエエエエエエエエッ!」

 

自称神の手からエネルギー弾が発射され、美羅は避けるがホーミング機能があるのかどこまでも追いかけてくる。それこそ、当たるまで永遠にだろう

 

「まだだああああああ!」

 

今あるエネルギー弾を更に追加して美羅を追い詰めようとするが、その全てを素手で殴って消滅させた。だが、自称神とて一応は神様なのだ。自身の権能―――異世界への干渉及びコピー。簡単に説明すると、異世界にある物質や生物をコピーして召喚出来るという物だ

手から魔法陣を浮かべ、美羅を殺せそうな物を召喚する。その一つが核のミサイルポッドで、一斉射された。下手に攻撃すれば大爆発は免れない。ツァーリ・ボンバ級のロケットミサイルが迫るも、美羅は赤雷を放ち消し炭にした

 

「何故爆発しない!?」

 

「はぁ~?原子消滅する攻撃を放っただけよ。核爆発は原子分裂での爆発―――それを引き起こす本体を消滅させれば何も問題はないでしょ?」

 

モンハン世界では原子爆弾の威力、理論諸々分からなかったが、地球にはネットという大量の情報が広がっている。仕組みが分かれば簡単に消滅させる攻撃を新しく作ればいいだけの話だ。破壊力も理解力も、美羅の右に出る者は居ないので何一つ問題はない

 

「ならば、これでどうだ!」

 

自称神は、龍を召喚した。その龍の腐敗臭は凄く、人間が吸えばドロドロに溶け、神でも意識が朦朧とする毒性だ。自称神は特殊なフィールドの上に立っており、その瘴気を弾いていた

 

「くっさ!環境破壊兵器のシュールストレミング並みの臭さじゃん!」

 

この瘴気の方がもっと臭いのだが、今の美羅は慢心する事のない完全無欠のスーパーボディーなのでその程度で済んでいるという事だ。だが、美羅でもそこまで匂うという事は尋常ではないレベルの毒であると捉える事が出来る

 

「汚物は消毒!」

 

美羅は自身の身体から光を迸らせ、爆発―――。瘴気は全て消し飛び、原因の龍も塵一つ残さず消え尽くした

 

「渡航者の分際で僕に逆らうなっ!」

 

次は懐中時計を手に持って、蓋を開く。すると、周囲の時間は静止した

 

「ザ・ワールド。僕に出来ない事は何もないんだぁ!先ずは指を一本ずつ切り取ってホルマリン漬けにしてあげるよ」

 

自称神は動いていない美羅の傍まで近づき、金色のハサミを手に持って美羅の指を切ろうとした。だが―――

 

「ドラァッ!」

 

目にも留まらない速さで放たれた美羅の拳が黄金のハサミを砕いた

 

「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァアア!」

 

「ブルゲェッ!?」

 

美羅の乱打は全て顔面に叩き込まれ、自称神は鼻血を噴き出しながら吹き飛ぶ。美羅の拳は黄金のハサミで少しだけ切れており、血が滲んでいた。だが、そんな事は気にせずに自称神に追い打ちをかける

 

「肘打ち、裏拳、正拳――――どりゃああああああああ!」

 

「こ、この僕が手も足も出ないだと!?ふざけるなァアアアアアア!!」

 

次は体全体に満遍なくダメージを蓄積させて地に落ちる事が出来ないように、とにかく連打する。自称神はこの攻撃を脱出しようと神気を放出して美羅を弾き飛ばそうとした。だが、美羅は全く体勢を崩す事はなかった

 

「この程度のそよ風で攻撃をためらうとでも思った?残念でぇしたああああああ!ずっと私のターン!!」

 

「来い、忠実なる僕よ!この僕に歯向かう愚か者を殺せ!」

 

新たに出現したのは、筋骨隆々の男だ。咆哮を上げて美羅に石斧を叩き込むが、硬い何かに弾かれて止める事が出来なかった。ならば、掴んで攻撃を止める。少しだけ攻撃の間隔が鈍くなった隙に自称神は距離を取る。だが、筋骨隆々の男は美羅の雷神拳一発で上半身をごっそりと抉られ絶命した

 

「ヒャッハー!首置いてけ!!」

 

「奴を足止めしろヘラクレス!僕が攻撃する時間を稼ぐんだ!!」

 

筋骨隆々の男の正体はヘラクレス。D×D世界のヘラクレスではなく、一誠の前に現れたギルガメッシュと同じ時空に生きたヘラクレスである。美羅はもう一発雷神拳を放つが、ヘラクレスは押し込まれながらも両腕でがっちりと掴んで防いだ

 

「理性+力ってとこね。雷神拳の耐性が出来たとはいえ、完全に防ぐ事は出来ないから吸収して防ぐ。いい判断じゃない。流石は大英雄ってところかな?」

 

「■■■■ッーーーー!!」

 

「いや、理性はあっても人語を喋れないというのが正しいのね。ふんっ!」

 

美羅は、拳に力を入れて魔力を放出。雷の魔力がヘラクレスの身体を飲み込み上半身を消し飛ばし、美羅の背中に剣が直撃する。浅い切り傷を負うが、自然回復力が高いのであっという間に回復する

 

「この程度?よわっちい攻撃ね」

 

「神殺しの剣が直撃したのに!?」

 

ほーん、神殺しねぇ。・・・この世界の神は薄っぺらな強さなのね。これじゃあ注意しなければいけないのはヘラクレス位かな?

 

美羅は自称神の方に振り返らず、自身に敵意を向けているヘラクレスだけを見る。二度の殺しに警戒しているのか射程圏内に近付かない

 

「動かないねぇ~。だったら、動かすか」

 

「なに―――ぎゃああああああああああああ!?」

 

美羅は手を上げて雷を蓄える。体から赤雷が迸り、風船が破裂する様な音が鳴ると自称神に赤雷が直撃した。だが、直撃はしていないので炭化していない

自称神は痺れる身体でヘラクレスに手を伸ばし権能を発動。すると、ヘラクレスの目の前に一振りの大剣が出現。ヘラクレスはその大剣を手に取り美羅へと突撃した。美羅が迎撃で赤雷を落とし残機を減らすが、完全に無くなる前に美羅の懐に飛び込み一閃

 

「さっすが大英雄~♪」

 

ヘラクレスの袈裟斬りは、美羅の肩から斜めに沿って傷を負わせた。かすり傷ではなく、人間でいう所の重症レベルだ。だが、美羅はそんな攻撃に当たってもニヤニヤと笑みを浮かべていた

 

「その武器が何処まで持つか分からないけど、私に深い傷を負わせた褒美として本当の戦いを魅せてあげるわ」

 

美羅の体が光に包まれて晴れると、真っ白なドレスを見に纏っていた

 

「はっ!戦いで動きにくいドレスを着るとか馬鹿じゃないか!ヘラクレス、残機は常に回復させるから倒してこい!」

 

「■■■■ッーーーーー!!」

 

「来なさい、大英雄。命令に背くのではなく、私にただ単純に命のやり取りの素晴らしさだけを感じさせなさい!」

 

久々に感じる―――、幾千幾万幾億の時を生きた私に人間の限界を魅せる強者。武器は一流でも担い手が駄目なら興味もない。だけど、目の前に居るのは不撓不屈の男。時空や世界が違えど偉業を成したその肉体、その精神、どれもあの男に通ずる物がある

 

「さぁ始めましょう、管理の力に挑む人よ。汝、我が力を見よ」

 

美羅は手足に嵌めていた拘束具を全て外した。頭部には龍の角が生え、爪は鋭くなり、尻尾が生える

 

「龍だと!?だったら、龍殺しの概念武器を存分に食らえ!」

 

自称神が龍殺しの逸話を持つ武器を沢山生成して美羅に飛ばす。だが、その全てが服に傷を付ける事も出来ず弾かれる

 

「―――外野は静かにしろ」

 

「っ!?」

 

美羅の威圧を当てられた自称神は、動きを止めた。神に準ずる圧―――、己よりも強者なそれは初めての感覚なのだろう。顔を青褪めヘラクレスに支援の武具を装着させていた。そのどれもが最上級の代物

 

「良い、実に良い!星の管理者として赴いた先の楽しみがこんなに踊れる場所だなんて最っ高!!」

 

バレエの様に舞いながら、ヘラクレスに一発一発重い攻撃を加える。美羅の放つ攻撃は、ヘラクレスであろうと全て即死の攻撃だ。腕は吹き飛ばされ、頭を砕かれ、胴体に風穴を開けられと命のストックがギリギリ無くならない程度だ。回復と破壊が追い付いているからこそ死なないだけで、一瞬でもそのどちらかが上回れば戦闘継続時間が一気に傾く

 

「ほらほらほら!もっとだ!もっと私に消えない記憶を刻み、武を、技術を、底力を示せ!」

 

「■■■■ッーーーーー!」

 

美羅の攻撃が更に激しさを増し、ヘラクレスも呼応する様に手数を増やし、防御し、受け流しと己の技術を全て絞り出す

ここで話を変えるが、何故美羅が完全な龍になっていないかという点だ。黒達ですら、枷を外したなら龍になると思い込んでいる。だが、美羅は過去でハンターと戦い学んだ。龍では図体が大きく小回りが利かず、攻撃を与える隙になると。それからは人化で戦闘出来る様に鍛えるだけだった。だが、美羅と激闘したハンターは人間―――人化状態で戦う事は一度も無く、ただただ暇を持て余すだけ

そんな中、神の試練を乗り越えた人間が相手となるのだ。そりゃあ、テンション爆上げの全力で相手にするという事が必然だ。攻撃一つ一つが即死の威力で、「もっと試したい」「すぐに死なないで」等の願いもある

 

「もっともっと激しく、苛烈に、激流の様にギアを上げるぞ!」

 

均衡していた戦いが徐々に傾く。美羅の攻撃がより一層激しくなり、受け流しても腕が痺れて動けない状態となって命を散らす。美羅の得意とする雷を織り交ぜ始めたのだ。残機はどんどんと減り、自称神が魔力を注いで回復させるが、その魔力は無限ではない。既に七割の魔力を消費している自称神は、ヘラクレスに一縷の望みをかけるしか残されていなかった

 

「どうしてだ・・・どうして僕の邪魔をするんだ!」

 

「そんなもの―――星がお前を殺してくれってお願いしているからよ。はい、閉廷~。これ以上の言い訳は聞きませーん」

 

美羅は自称神の言い訳をこれ以上聞く事はない。星を殺す元凶を生かして何の得がある?何もない―――そういう事だ

 

「さて、続きを殺ろう。貴方は何も気にせず我に挑み、我は貴方に記憶を刻み、刻ませる。その記憶は本流へと流れ込む―――良い事尽くめだろう?」

 

「・・・・・」

 

ヘラクレスは叫ぶのを止め、防具を全て脱いで武器を構えた。特攻かと思えるが、美羅との戦いで感じた防具の意味の無さ+逆に身に着けている事で筋肉の動きを阻害されて迎撃が遅くなる欠点を防ぐ為だ。一秒でも長く耐えて攻撃しないと美羅を倒せないと悟ったのだろう

 

「一つ言っておくが、今までの攻撃は全て前座―――所謂ウォーミングアップだ。そして、今から一撃で全損する力を解放し、防ぐ事を考えず――――ただただ我を殺す事だけに全力を注げ」

 

「ッ!?」

 

美羅の体に赤雷が迸った瞬間、姿が消えた。ヘラクレスは、己が感じる直感と野生による体捌きで美羅のアッパーを回避。スウェーではなく、コマの様に回転して流れる様に武器で攻撃。美羅は、片腕でガードして致命傷だけは避けるが、それでもヘラクレスの繰り出す斬撃に腕の表面が切られて血が流れ落ちる

 

「赤雷よ―――大地を蹂躙せよ!」

 

美羅が震脚したと同時に、蜘蛛の巣状に広がった赤雷がヘラクレスの足を襲う。ヘラクレスは、咄嗟に後退した事で致命傷となる攻撃を回避出来たものの、足は炭化して力強く大地を踏めば崩れる程のダメージだった

 

「響け、轟け―――天空に振動させよ!」

 

「■■■■■■■■ッーーーーーーーーーーー!!」

 

数多の雷柱が天から降り注ぐ。一つ落ちただけでも大地が揺れ、空気が振動して三半規管を揺らす。ヘラクレスは、最初の雷柱の落下の振動が直撃して動きが鈍くなった。だが、二つ目は特大の咆哮を上げて振動を少しだけ和らげた

 

「赤雷の本流よ、収束せよ」

 

美羅がヘラクレスへと突き出した手には、赤雷が集約して赤黒い光の玉が形成されていた

 

「幕引きだ。この本流に呑まれて消え去れ、大英雄」

 

赤黒い光の玉は弾け、雷柱よりも太いレーザーとなってヘラクレスを吞み込んだ。美羅はこれで終わったと確信したが、レーザーがいきなり弾けた

 

「なっ!?」

 

「■■■■■■■■ッーーーーーーーーーーー!」

 

身体は焼け焦げ、両足と片腕も無い状態なのにも関わらず美羅の眼前に躍り出たヘラクレスは、全力の一振りで美羅の突き出していた腕を切断。続いて切り返しで美羅の首を狙ったが、それは美羅の空いた手で武器を握り砕かれた。しかし、それは計算内。ヘラクレスは武器を手放し、最後の力で美羅の首を掴んだ

 

「・・・見事。大英雄と呼ぶに相応しい戦いだったぞ」

 

ヘラクレスの行動は何一つ間違いはなかった。だが、相手が悪かった。美羅は己の身体に力を入れ、発光

光はヘラクレスを呑み込んで全てを消し去った

 

「流石は大英雄と言ったところか。我にこれ程までに傷を負わせた人間はお前を含め二人目だ。―――さて、後は貴様だけだ。星の破壊者」

 

「ひぃっ!?」

 

美羅から見て、自称神の残り魔力量は一割程。だが、油断はしない

 

「貴様は輪廻を破壊し、数多の星の運命を殺そうとした。己の世界だけでなく、並行世界、異世界を巻き込んだその罪過―――たとえ貴様が神であろうと赦す事は出来ぬ。そして、星の管理者である我が貴様の概念全てを消す」

 

「が・・・概念全て!?」

 

「貴様が並行世界の元人間なのは知っている。だが、己の欲を満たすその行為―――看過する事は出来ぬ。その生命を軽んじる精神性諸共この世に、この世界に残さん」

 

大地は割れ、舞台は宇宙へと移り変わった。三百六十度逃げ放題、自称神は交戦よりも逃走を選んだ。だが、忘れてはいけない。この舞台、空間を作ったのは美羅だ。その気になれば無限に等しい空間を作れるが、逃走をさせない様に球状の結界が張られている。ビッグバンを起こしても砕けない超高性能なそれは、自称神を逃がさないだけに作られたかの様な檻だ

 

惑星(ホシ)は誕生し、巡る厄災より終焉へ―――――

創世と破壊、森羅万象何事も不可能の回避―――――

永劫の狭間に堕ちる事もなく、時を遡ることもなく、ただ崩壊する―――――』

 

美羅が何時もとは違う口調で告げる

自称神を殺す為の感情は入らない。自称神も輪廻転生で生まれ変わった元人間だとしても、それを滅する事にはただ当たり前の定義した。美羅は、人化を解いて龍の姿に戻り体を赤黒く染めていた

 

『赤雷よ、爆ぜろ。創世破壊の絶理をただ此処に―――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

始光終雷の因果滅亡(ニフラム)!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

先程の戦い同様、美羅の体から光が大きくなって宇宙を徐々に明るくする。自称神が通り過ぎた後を光速で追いついた光が届いた

 

「嫌だ!いやだいやだいやだ!!いやだああああああああああああああああああーーーーーーーーーーー!」

 

自称神は必死に逃げるが、とうとう美羅が設定した壁に衝突して必死に殴って壊そうとする。しかし、壁は壊れず、自称神が後ろに振り返った瞬間光が全てを吞み込んだ

存在する事すら許されない光は、自称神の身体を蒸発させ、遺伝子を、魂も―――この空間にある全ての物を消し尽くした。だが、第二波、第三波と光が空間全てを覆い尽くすという徹底した攻撃に、わずかに残った魂の輪廻転生の道を消し飛ばし、遂には概念諸共消し飛ばしたのだった

 

『・・・・・消えたか』

 

龍に戻っていた美羅は、人化して省エネモードに切り替えて転移した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~一誠side~

 

美羅が不思議ワールドに帰ると、そこには一誠や黒達も帰ってきており全てが終わった事を理解する事が出来た。そして、美羅が発した第一声は

 

「疲れた~!疲れた~!!もうこんな仕事したくないー!」

 

完全に駄々っ子の状態だ。あまりのギャップに一誠達は呆然とする中、黒達は、「今回は色々とめんどかったな~」と口漏らす位だった

 

「はい、報告ー。黒達はどうだったの?」

 

「俺達か?全員滅殺したぜ。途中で雌煌が合流したから手柄が取られたけどな」

 

「けっ!あんな雑魚を相手に遊んでるから駄目なんだよ」

 

「そういう雌煌はどうだったのだ?」

 

黒と雌煌の間に、珍しくまともな紅が口を挟む。雌煌が相手にしたリコリスは、以前出会った時は尻尾と突き上げで重症との事だった。紅にしてみれば、今回は美羅から油断はするなと言われていたのでそこまで苦戦するとは思っていなかったのだ。それこそ、秒で始末して合流すると思っていたぐらいだ

 

「あ、それなー。最初は余裕でぶっ飛ばしたんだが、細胞一つでも残ってたら再生する奴になっててな」

 

「えっ、何それ。本当に人間?」

 

俊屋は、頬を引き攣らせながら突っ込みを入れる。もしも、雌煌と俊屋達の立ち位置が逆だったらと思うと禄でもない目に遭っていただろう

 

「そして、ここからが重要だ。あいつを一度木っ端微塵にした後復活したんだが、そこで変化が起きた。俺達の世界の禁忌―――イコール・ドラゴン・ウェポンになりやがった」

 

「おい・・・それマジか?」

 

「美羅、これはやばいんじゃないか?」

 

「そこら辺はだいじょーぶ。自称神の概念を消したから情報が漏れ出る事は無いよ。概念を消す=その者は居ない=もたらした情報も全て消えるってね」

 

「ちゃっかり最強攻撃使ってんなぁ~。サン値削り外敵との戦いで使った時以来じゃね?」

 

「まぁねぇ~、だからしんどいの~」

 

美羅は、テーブルに顔を乗せ餅の様に溶けきっている事からとても大変だったのだろうと把握する事が出来た

 

「・・・・・んで?やっぱりしばらくは無理そうか?」

 

「だねぇ~、最短で百年~五百年ってところかな?」

 

美羅の事を知っている黒達は、「まぁ、仕方がないわな」と口漏らすが、一誠達は何が何だか理解していない様子だったので、雌煌がその理由を説明する

 

「めっちゃ簡単に説明すると、次に美羅と会う事が出来るのは最短で百年~五百年って事だ」

 

『えっ!?』

 

「というわけで、黒達はここをしっかりと維持よろしく~。はぁ~、仕事したくないなぁ・・・」

 

「ちょ、ちょっと待ってください!美羅先輩と会えるのはこれでこれで最後って事なんですか!?」

 

「あ~、長引いたらそうなるね~。まぁ、星の回復なんて百年で出来たらもんの凄く幸運よ。五百年でも厳しいし・・・千年あれば大丈夫かな~」

 

美羅はもの凄く呑気な事を言っているが、常人からすれば―――いや、悪魔やそれ以外の種から見ても異常とも言える精神性に驚愕している

 

「まぁ、龍だからこそ出来る管理よね~。一誠君もえーゆー王に私の正体についてネタバラしされちゃったんでしょ?残念ね~、私は龍でした~!結婚も出来ないし子も産めないよ。だからハーレムに入らないし、胸も触らせないし見せないからね」

 

「チックショーーーーーーーーーー!」

 

一誠の夢、ここで砕け散る。ドラゴンでも問題ねぇ!と言うだろうが、何せ美羅はこれから星の修復作業なり何なりの仕事が入っている。それはもう早急にというレベルなので、これから荷物も纏めずに出るというのだ

 

「それじゃあ、湿っぽい言葉もなしで!仕事という名の地獄へいってっきま~す」

 

「美羅先輩、俺強くなります!美羅先輩より強くなったらおっぱい触らせてください!」

 

「一誠・・・お前・・・そりゃ無理ってもんだ。叶わない夢は追いかけるな」

 

雌煌にまでも止められる始末―――哀れ一誠

そして、美羅は転移した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~美羅side~

 

・・・百年後

 

「うわぁ~、終わんないよぉ~。もう無理ぃ~、何か面白い事ないかなぁ~」

 

ひたすら星を治し並行世界の亀裂の修復を行う美羅の後姿は、ブラック残業中のOLの姿の様だ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・五百年後

 

「修正修正~、って外敵が現れたぁっ!?抑止力の出番よ!私ばっかり働くのは駄目だよね!」

 

時には自分が働き、奴隷にした抑止力を使ったり、黒達が自然と介入したりと事件は解決する

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・千年後

 

「やっと終わった~。皆は何してるかな~?ちょいと覗いてみようかな」

 

ようやく星の修復作業も終わり、さてどうしようかなと思い不思議ワールドの現状を覗く。そこでは、家庭を持った黒達の幸せな暮らしや、何故か未だに生きている舞樹姉弟やジャンヌ達が警備したりしていた

 

「あれぇ~?春ちゃんや俊屋君もだけど、ジャンヌちゃんも人間辞めちゃってるっぽい?」

 

悪魔の駒を基盤として新しく作られた龍の駒という代物によって長命を得ているのだ。無論、その子供達にも長命になっていたりする。実は、この駒を作ったのは紅なのだ。美羅が修復へと旅立った際、その場に居たのは突入組だけだった。美羅が帰ってくるだろうと思っていた者達は、理由を聞いて暗い気持ちになりながらも気丈にふるまった

だが、ここで心優しいアーシアが紅に、「・・・白野先輩は帰ってきますよね?また皆で一緒に写真も撮れますよね?」とウルウルした瞳で訴えかけた事によって、紅の感情が天元突破。悪魔の駒を一気に研究し、デメリットを排除して龍の駒を作ったのだ。龍の駒の特性は、不思議ワールドと現世の自由転移+寿命の延長+老化防止が主となっている。こうして出来上がった駒を美羅サイドの人間達に使用する事で、誰一つ欠ける事なく今まで変わらず生きていたのだ

 

「・・・戻ったらきっと、「おばさんだぁれ?」って言われそう。ま、その時は黒達をどつくけどね!」

 

美羅は、ひと段落した修復作業を終えて不思議ワールドへと戻ってきた。勿論皆が驚いたのは言うまでもなく、黒達の子が美羅を不審者扱いしようとしたら、親に止められ止められたりしていた。そして、なんと黒だけが結婚ではなかった事が驚いたのだ

これは皆も予想通り、俊屋とジャンヌが結婚。これについては美羅は、「なるほどなるほど、子供も居て孫も居ると!」とからかった。だが、一番驚いたのはそこではない

 

 

紅と春が結婚していたのだ!

 

 

美羅の第一声は、「紅はアーシアちゃんとくっつくと思ってた」という当時の紅を知っているからこその言葉だった。勿論子供もいるし孫も居る。そのアーシアはというと、一誠と結婚して子供もいるそうだ

そんな中、雌煌だけは結婚にも興味なしといった感じだ。雌煌の事を子供たちに聞くと、「引きこもりなのに意味不明に強い」「のんべんだらりなくせに戦闘狂」「美羅お姉ちゃんの事をBBA?って呼べって言ってた」等と色んな意味で変わらずという感じだ。最後の言葉を聞いた美羅が雌煌を岩盤送りにしたことは言うまでもなく、子供達も怒らせてはいけないのは美羅だと理解した

 

「さて、アーシアちゃんの希望通り皆で写真でも撮って記念を残しましょうか」

 

その後、一誠達にも連絡が行き家族全員が揃い、一誠が美羅の胸をせがむがメッタメタに叩きのめされズタボロにした。まぁ、一誠はいつも通り平常運航しているという事が分かった。そして、何気に一誠を慕う者が増えている事もあったりした。そんな話は置いておき、アーシアが泣きながら抱き着いたのは言うまでもない。そして、白の祖というのが美羅だという事もバレたり色々と楽しいお話を聞いたりして写真を撮った

 

「さて、楽しい再開も終わった事だし私は修復作業に戻ろうかな」

 

「・・・まだ終わってないんですか?」

 

「ガラスの罅が入った様なものだからねぇ~。窓ガラスなら交換すれば大丈夫だけど、これは星という名の器のガラスと例えた方が良いわね」

 

「永遠に終わらねぇな」

 

「今は消費して六割方力が落ちているけど、全快時ならこのヒビも修復出来るし・・・そのうち何とかなるわよ。気長にやるだけよ」

 

皆は、「え?今で四割!?」と普通じゃねえ!と言いたげな表情をしていた。美羅は転移しようとした時、『千年の時が経っているなら現代って色々と知らないわよね。・・・なら違う世界でバカンスしよ』と内心で思いながら並行世界の転移門を展開して移動する

 

「おらぁ!俺も連れてけよ!!」

 

「はぁっ!?」

 

後ろから雌煌が飛び掛かり、美羅が予定していた型月世界への旅行座標が狂ったのは言うまでもない。そして、二人は転移門に吸い込まれ別の世界へと飛び立った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

美羅の異世界旅行はまだまだ続く―――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




布団「かなりぶっ飛ばして書いたけど、いいんじゃね?とりあえず終わったから・・・」
ミラ「まぁ、処女作と言いながら並列して他も執筆しているからねぇ~。まぁ、こっちが先に終わったから折檻はしないよ」
布団「寛大なお心に感謝いたします!」
ミラ「さぁ~て、のんびり旅行するぞ~」
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信じられないと思うが聞いてくれ ▼俺は昨日までしがない大学生としてベッドに転がりながらいつも通り動画を見て惰眠を貪っていたんだ▼別にトラックに引かれたとか、手違いで殺しちゃったから転生させるね!おじいさんにあった訳でもない▼気付けば俺はだだっ広い平原の真ん中で全裸で突っ立っていて▼鋼のような肉体に転生していたんだ▼……進撃の巨人の世界に……▼


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ワイ「やろうと思えば何でもできる不思議パワーが使える種族に転生したから色んなモノ模倣してみるわ」(作者:rikka)(原作:葬送のフリーレン)

目が覚めたら身体が小さくなっていた▼目が覚めたら頭に角が生えていた▼目が覚めたら『魔法』が使えるようになっていた


総合評価:34320/評価:8.8/連載:30話/更新日時:2026年05月12日(火) 19:04 小説情報

七囚人『災厄の狐』(成り代わり転生者)(作者:百合って良いよねって思う)(原作:ブルーアーカイブ)

七囚人『災厄の狐』狐坂ワカモに成り代わったブルアカユーザーが、色々破壊しつつ頑張ってキヴォトスが滅ぶのを阻止する話。▼なお、若干二名ほどは彼女が先生であった時の記憶がある模様。▼一部、年齢や神秘などに関して独自設定・独自解釈があります。▼途中からガッツリ百合要素入って来る予定なので注意です。▼ほぼないも同然ですが性転換要素があります。▼また、「先生に惚れてな…


総合評価:8347/評価:8.82/連載:11話/更新日時:2026年05月09日(土) 18:00 小説情報


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