人修羅とガラクタ集めマネカタが行く 幻想郷紀行   作:tamino

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あらすじ


ついに姿を現した妖怪の山異変の首謀者。
なんとその正体は、強力な神である天逆毎(あまのざこ)だった。

威圧される3人ではあるが、勇気を振り絞り戦いに挑む。


第21話 幻想郷の一番長い日 10

魔理沙「オイオイ……とんでもないな」

 

妖夢「れ、霊夢さん、ありがとうございます」

 

霊夢「……」

 

 

 

敵の高密度弾幕は、なんとか霊夢の二重大結界でかわすことができた。

 

しかしこの攻撃、相手からすれば牽制程度のものだろう。

 

もっと強烈なものが来る。

 

それをどうしていくか、霊夢は考えていた。

 

 

霊夢が思考を巡らせている中で、魔理沙が動く。

 

 

 

魔理沙「……ええい!ごちゃごちゃ考えるのは性に合わないぜ!先手必勝!」

 

妖夢「あ!ちょっと、魔理沙さん!」

 

 

魔理沙「神だか何だか知らないけど、くらえっ!

 

―――『マスタースパーク』!!」

 

 

 

ズビイイィッ!!

 

 

 

魔理沙が勢いよくそう叫ぶと、

 

天逆毎に対して構えたミニ八卦炉から極太のレーザーが放たれる!

 

 

 

魔理沙「これでどうだっ!」

 

 

天逆毎「フン……」

 

 

 

天逆毎は顔をしかめつつ、傍らに生えていた大木に手をかける。

 

 

 

魔理沙「防げるもんなら防いでみやがれっ!!」

 

天逆毎「ハァッ!」

 

魔理沙「!?」

 

 

 

天逆毎は魔理沙の攻撃をかわすことをせずに、

 

手をかけていた大木を引き抜き、マスタースパークに投げつけた!

 

 

まるで草むしりをするように、あっさりと大木を引き抜くチカラ。

 

鬼にも匹敵する怪力である。

 

 

 

ズゴゴウッ!!

 

 

 

マスタースパークと大木がぶつかり、木の破片が激しく弾ける!

 

 

 

魔理沙「少し驚いたが……その程度じゃマスタースパークは打ち負けないぜ!!」

 

天逆毎「その程度……? それはこちらの台詞じゃ」

 

 

 

ズボッ!ズボッ!

 

 

ブンッ!ブンッ!

 

 

 

大木を一本粉砕しただけでは、マスタースパークの勢いは殺し切れない。

 

それを見た天逆毎は、事もなげに、周りの大木を次々と投げつける!

 

 

 

ズババァッ!

 

 

 

魔理沙「……!! クソッ……もう限界……!」

 

 

 

シュウウゥン……

 

 

 

マスタースパークは魔理沙の持つ魔力を大量に使用する大技だ。

長時間放ち続けることはできない。

 

高威力のレーザーは敵に届くことなく消滅してしまった。

 

 

 

天逆毎「やれやれ……その程度かえ?」

 

魔理沙「……クソッ!」

 

 

 

大木を何本も投げ飛ばした天逆毎だったが、全く疲労しているようには見えない。

 

本当に身体能力は鬼と同等か、それ以上あるのだろう。

 

 

 

天逆毎「最大火力でこの程度なら、法力を使うまでも……ッ!?」

 

 

 

ヒュヒュヒュッ!!

 

ビビビビッ!

 

 

 

魔理沙の攻撃をいなし、隙ができた天逆毎。

 

そこに死角から、霊夢のパスウェイジョンニードルが襲い掛かる!!

 

 

 

天逆毎「ッ!……誰じゃあ……? 妾の話の腰を折る大馬鹿者は……!」

 

霊夢「戦闘中にごちゃごちゃ話してるからよ。 この間抜け」

 

天逆毎「ホウ……よっぽど死にたいようじゃの……いいだろう。

望み通り無残に殺してくれる!!」

 

 

 

明らかに天逆毎は逆上している。

 

先ほどまでは、こちらのことなど相手にもしていなかった。

しかし今は霊夢に向けて殺意を向けている。

 

 

 

妖夢「ま、魔理沙さん、なぜ霊夢さんはわざわざ敵を怒らせるような真似を……?」

 

魔理沙「わ、私もっ……よくわからない……ゼーッ、ゼーッ……」

 

 

 

天逆毎「妾を虚仮にしたこと、死んでも許さぬ!!生き地獄を味わわせてやろうぞ!」

 

霊夢「御託はいいからかかってきなさい。もしかして、私達とお話ししたいのかしら?」

 

天逆毎「生意気な……!!」

 

 

 

霊夢は尚も天逆毎を煽り続ける。

 

彼女がわざわざ相手を逆上させた理由は唯一つ。

 

相手のペースを乱し、戦闘の不確定要素を増やすこと。

そしてその中に逆転の一手を見つけることである。

 

 

魔理沙のマスタースパークを軽々とあしらう様子を見て、

正攻法で戦っては負けると確信した。

 

ならば数々のイレギュラーにイレギュラーを重ね、

何が何やらわからないまま、相手を敗北させるほかに勝ち筋はないだろう。

 

 

古来から格下が格上を打ち倒す例は、枚挙にいとまがない。

 

しかし正攻法ではその幸運を掴むことはできない。

 

なにか機が必要だ。勝負を一発で決められるほどの機が……!

 

 

 

天逆毎「今すぐ灰にしてやろうぞっ!! ―――『マハラギダイン』!!」

 

 

 

ゴオッ!!ゴオウッ!!

 

 

何かの呪文を唱えた天逆毎から、

3人に向かって特大の火球が放たれる!!

 

 

 

3人「!!!」

 

 

 

ババッ!

 

 

 

何もない空間から突如現れ、とんでもない勢いで迫る火球!

 

幸いにして3人とも何とかかわすことができたが、

当たれば一発で黒こげになってしまうだろう。

 

 

 

霊夢「……ッ! 魔理沙、妖夢! 私があいつの気を引くわ!

アンタ達も隙を見つけて、とにかく攻撃しなさい!」

 

魔理沙「わかったぜ……ハァ、ハァ……」

 

妖夢「しょ、承知しました!」

 

 

 

天逆毎「何をコソコソ話しておる! さっさとくたばらんかっ!」

 

天逆毎「―――『マハザンダイン』!!」

 

 

 

ビュオオオッ!!

 

 

 

今度は身を切り裂く竜巻が足元から出現!!

 

 

 

魔理沙「う…うわあああっ!!」

 

 

霊夢「魔理沙っ!!」

 

妖夢「ま、魔理沙さんっ!!」

 

 

 

ドォン!

 

 

 

霊夢と妖夢の二人は何とか回避できたが、

マスタースパークで体力を消耗していた魔理沙はよけきることが出来なかった。

 

魔理沙の体は暴風で吹き飛ばされ、周りに生えていた大木に打ち付けられる。

 

 

 

天逆毎「まずは一人。お前たちもさっさとくたばらんか」

 

妖夢「……! 誰がくたばるもんか! 絶対勝ってやる!」

 

霊夢「その意気よ、妖夢。

幸い魔理沙は気を失っているだけのようだし、アイツに集中するわよ」

 

妖夢「ハイ! 絶対勝ってみせます!」

 

 

 

魔理沙はやられてしまったが、

それがきっかけで妖夢にスイッチが入った。

 

今度はこちらが攻める番。

 

 

 

霊夢「行くわよっ!!―――『夢想封印』!!」

 

 

 

霊夢の体から七色の光球が出現!天逆毎を取り囲む!!

 

 

 

天逆毎「ハァッ!」

 

 

パパパァンッ!

 

 

しかし天逆毎は光球を一つ一つ殴り飛ばすことで被弾を回避!

 

 

 

妖夢「スキあり―――『結跏趺斬』!!」

 

 

 

ザシュッ!

 

 

 

天逆毎「……ッ! この……!!」

 

妖夢「!!」

 

天逆毎「―――『アイアンクロウ』!!」

 

 

 

ズガガガッ!!

 

 

 

天逆毎が振り上げた右手からは、魔力が大きな爪の形となって出現!

そしてそのまま振り下ろし、地面を軽々とえぐっていく!

 

しかし妖夢は攻撃の気配を事前に察知し、回避に成功した!

 

 

 

妖夢「スキの大きい攻撃には注意しないと―――『燐気斬』!!」

 

 

 

ザシュッ!

 

 

 

天逆毎「ウグッ……!!」

 

 

 

霊夢「やるわね妖夢。一気に畳みかける!―――『神霊宝珠』!!」

 

 

 

バチチィッ!

 

 

 

天逆毎「ヌオッ……!」

 

 

 

霊夢と妖夢の隙の無いコンビネーションに、天逆毎は反撃できない!

 

 

 

妖夢「これでどうだ!―――『弦月斬』!!」

 

 

 

ズバアッ!

 

 

 

天逆毎「グアアッ!」

 

 

 

息もつかせぬ連撃に、流石の天逆毎も膝をつく。

 

 

強大なチカラを持っている天逆毎だが、

霊夢と妖夢は、そのチカラをうまく殺すような戦い方をしていた。

 

相手の攻撃が繰り出される前にこちらの攻撃をたたき込む。

異変解決経験のある二人は、息があった連携をとることに成功していた。

 

 

 

このままいけば、この格上の相手を倒すことができる!

 

 

 

……二人がそう思った時だった

 

 

 

天逆毎「おのれ……小童ども……!ここまで妾を虚仮にしてくるとは……!!」

 

妖夢「おとなしく負けを認めなさい!貴女の攻撃はもう見切りました!!」

 

天逆毎「見切った……? 愚かな……!!」

 

 

 

ブオッ

 

 

 

霊夢・妖夢「!!?」

 

 

 

天逆毎の体から不穏な霊力が漂う……

 

 

 

天逆毎「妾が小童程度にやられるとでも……? 思い上がりも甚だしい!」

 

天逆毎「貴様等如き、ひっくり返っても妾には敵わんわ!

文字通りひっくり返っても、な!!」

 

 

霊夢「妖夢!何か来るわよ!!」

 

妖夢「分かってますよ!」

 

 

天逆毎「恐れおののくがいい!これが神のチカラよ!!」

 

 

 

カッ

 

 

 

クラッ……

 

 

霊夢「……!?」

 

妖夢「……な、一体!? 頭が……気持ち悪い……!!」

 

 

 

天逆毎から放たれた光を浴びた二人。

 

言いようもなく気持ち悪い感覚に体が支配される。

 

それと同時に立っていることも困難になり、その場に倒れ込む。

 

 

 

天逆毎「フフフ……どうじゃ?いい気分であろう?」

 

妖夢「一体……うぷ……なにを、した!」

 

天逆毎「妾は神にして天邪鬼の始祖。重力感覚をひっくり返させてもらった」

 

妖夢「重力……かん……かく?……うぷ」

 

天逆毎「ホッホッホ!苦しいであろう!?

今貴様等は天地の感覚のみがひっくり返っている状態じゃ!」

 

霊夢「成程……ね……」

 

 

 

この体中を支配する嫌悪感と吐き気。

 

その感覚の正体は、地上にいるのにもかかわらず落下している感覚があるせいだった。

 

それ以外の感覚は正常なのが逆に厄介だ。

 

いっそすべてがひっくり返ってくれれば対処しようもあるのだが、

こうもピンポイントで感覚を狂わされたら、普通に戦うことは困難。

 

以前ひと暴れした天邪鬼もひっくり返す能力は持っていたが、

あちらは全部まとめてひっくり返すだけだった。

 

流石に能力の精度が段違いだ。

 

 

 

天逆毎「小童共!思い知るがいい!

妾に勝とうなどという愚かな夢を見た結果がこのザマじゃ!」

 

霊夢「まだ……負けてないわ……!」

 

天逆毎「口だけは達者よのう。ロクに動けないというのに」

 

妖夢「幻想郷を……好きにさせるわけには……いかない!」

 

天逆毎「全く動かない体で何を言っても無意味じゃよ。むなしいむなしい」

 

 

天逆毎「それにもし、何かの間違いで妾が敗れるとしても、

妾よりも強力な神など結界内に何柱もおるわ!

その程度の実力で奴らの相手をしようと考えているなど、片腹痛い!」

 

 

妖夢「な……!?」

 

 

天逆毎「その筆頭が妾の息子よ!九天を支配する王、天魔雄(あまのさく)よ!

全ての荒神を統べる魔神じゃ。貴様等では相対することすらできはしまい」

 

 

霊夢「まさか……とは思ったけど……本当に……天魔雄まで……」

 

 

天逆毎「それだけではない。さらに強力な神々も眠っておる。

この地を支配するのも、この国をもう一度我々の手に取り戻すための布石。

貴様等は喜んで人柱となるがよい!」

 

 

 

天逆毎から放たれる殺気を受け、霊夢は冷や汗を流す。

 

 

……これは本当にまずい。

 

あと3分もあれば天地反転の感覚にも慣れることができるだろうが、

目の前の相手はそれを許してくれそうにない。

 

今攻撃されたら避けることも守ることもできずに、確実にやられる。

 

自分よりも近接戦闘のセンスがいい妖夢でも、復帰に時間がかかるのは同様だろう。

 

何か手はないか……何か手は……

 

 

 

天逆毎「この一撃で塵と消えるがよい。―――『メギド……』」

 

 

 

ここまでなのか、そう霊夢が思った時

 

 

 

魔理沙「―――『マジック……ミサイル』」

 

 

 

ヒュヒュヒュッ!

 

 

パパパパァン!

 

 

 

天逆毎「……?……ほう、もう目覚めていたか」

 

魔理沙「うぐっ……二人を……殺させはしないぜ……」

 

天逆毎「ホホホ!何を言うかと思えば、虫の息ではないか!

先ほどの攻撃も、蚊が刺すほどの威力もなかったぞ?」

 

魔理沙「う、うるさい……」

 

天逆毎「貴様はそこで仲間が無残に焼き尽くされるところを見ているといい」

 

魔理沙「止め……ろ……」

 

 

 

天逆毎「では改めて……!!??」

 

 

 

……突然天逆毎の様子がおかしくなった。

まるで何かに狼狽えているように見える。

 

今まで3人に対して、まるで見せたことがない態度だ。

 

 

 

天逆毎「そんな……まさか……!? ありえない……我が息子よ!!!」

 

 

 

妖夢「グッ……一体……何が……?」

 

霊夢「天地反転の術が……弱まっている」

 

 

 

何が起こっているのかはよくわからないが、

これは間違いなく霊夢が待ち続けていた勝負の機!!

 

 

ここで……決める!!

 

 

同様に感覚が戻ったであろう妖夢に、霊夢は指示を出す!

 

 

 

霊夢「妖夢!!」

 

妖夢「!! ハイ!!」

 

 

 

妖夢は狼狽える天逆毎に近づき、必殺の一撃を放つ!!

 

 

 

妖夢「獄神剣―――『業風神閃斬』!!」

 

 

 

ズバババァッ!!!

 

 

 

天逆毎「オオ……オオオオッ!!」

 

 

 

妖夢の斬撃により、天逆毎に何本も剣閃が入る!!

 

 

 

霊夢「いい仕事よ……!こっちも準備が整った!」

 

 

天逆毎「グフッ……おのれ……小童ども……!!」

 

 

霊夢「もう一度眠りなさい!!

 

 

 

―――『簡易版・博麗大結界』!!」

 

 

 

霊夢は集中力を高めると、

用意しておいた大量の御札を展開する!!

 

 

 

天逆毎「……バカなっ!博麗大結界だとっ!?」

 

霊夢「あんまり人間を舐めるんじゃないわよッ!!」

 

 

 

数百年前、妖怪の賢者と守り神の龍神、

そして初代博麗の巫女で完成させた博麗大結界。

 

それを簡易版とはいえ、たった一人で張りなおすとは!!

 

 

 

霊夢「これで……お終いっ!!」

 

 

天逆毎「あり得ぬっ!!この……妾がぁッ……!!!」

 

 

 

バキキイイィンッッ!!

 

 

 

天逆毎「ああアァァぁ……」

 

 

 

簡易的に張られた結界の中に、天逆毎は呑み込まれていった。

 

 

裏・博麗大結界が破られた時と違い、

今度は物凄い実力とは言え、たった一柱に対する過剰なほど強力な封印だ。

 

管理を適切に行えば、破られることはまずないだろう。

 

 

・・・

 

 

妖夢「や、やったんですか……?」

 

霊夢「ふぅ……やったわ。いい動きだったわよ」

 

妖夢「もうダメだと思いましたよ……」

 

霊夢「私も正直諦めかけたわ

……魔理沙が必死で時間を稼いでくれたおかげで助かったわね」

 

妖夢「そうですよ!ありがとうございます!魔理沙さん!」

 

魔理沙「へ、へへ……一矢報いたってとこかな……」

 

霊夢「一矢どころじゃないわよ。とにかくお疲れさま。もう限界でしょ」

 

魔理沙「すまないな……早く帰って……ベッドで寝たいぜ……」

 

霊夢「それじゃ妖夢、魔理沙を家まで送っていってくれない?」

 

妖夢「ええ、わかりました。霊夢さんはどうします?」

 

霊夢「私は今張った結界を仕上げてから、天魔のところへ向かってみるわ」

 

妖夢「そうですね。あちらも心配です……私も同行したほうがいいのでは?」

 

霊夢「大丈夫。今は魔理沙の体調の方が大事よ」

 

魔理沙「す、すまないな……」

 

妖夢「いいんですよ。気にしないで下さい」

 

霊夢「それじゃ妖夢、頼んだわよ」

 

妖夢「お任せください。では霊夢さん、ご武運を」

 

魔理沙「後は……任せたぜ……」

 

 

 

魔理沙を抱えて飛び去っていく妖夢を見送る霊夢。

 

 

……今回は本当に危なかった。

 

生死を分ける瞬間がいくつもある、極限の戦いだったといってもいい。

 

 

……しかし何故、天逆毎はああも取り乱したのだろうか?

 

自分の知らないところでも、何か大変なことが起こっているのだろうか?

 

 

色々考えていても仕方ない。それにこんな状況でもなんとかなる気がする。

 

 

……今は目の前の仕事を終わらせよう。

 

そう考えながら、霊夢は結界作成の仕上げに取り掛かるのだった。

 

 

 

つづく




略称一覧

霊夢…博麗霊夢(はくれいれいむ)。幻想郷を覆う、博麗大結界の管理をしている。通称・博麗の巫女。幻想郷で起こる数々の異変を解決してきた実績があり、各勢力からの信頼は篤い。年齢からは想像できないほど、物事を達観した目で見ている。

魔理沙…霧雨魔理沙(きりさめまりさ)。魔法の森の辺りで暮らしている魔法使い。霊夢とは昔からの知り合いで、仲が良い。明るく前向きな性格。彼女も霊夢と共に異変解決をしてきた経歴を持つ。ただし罪悪感なしに泥棒をしていくので、一部からはお尋ね者扱いされている。

妖夢…魂魄妖夢(こんぱくようむ)。白玉楼住まいの庭師にして剣術指南役。とても真面目であるがゆえに、主人の幽々子からは日々からかわれている。従者としての能力も剣術の腕も上々。半霊という人魂のようなオプションがくっついているが、それは彼女がそういう種族だから。

天逆毎…あまのざこ。天狗の先祖にして、天邪鬼の先祖でもある。尚且つスサノオから生まれたという経歴もあり、押しも押されぬ強力な神。伏ろわぬ神々の中でも強力な神であり、裏・博麗大結界から抜け出ていた数柱のうちの一柱。裏・博麗大結界の破壊に合わせて、事前工作の仕上げを始めた。怪力無双にして、天邪鬼な性格。

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