九番目の少年   作:はたけのなすび

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感想、誤字報告下さった方、ありがとうございました。

では。


act-17

 

 

 

 

 

 ざぁざぁと潮騒の音が聞こえてくる。

 瞼を開くと自分の前には果てしない灰色の海があって、足は岩壁のすぐ縁にあった。

 

―――――これは夢だ。

 

 それも久しく見ていなかった、英霊の記憶が見せる幻だ。

 デミ・サーヴァントになってから、ノインは眠りに落ちるか、意識が完全に断絶すると、いつもこうして英霊の記憶を夢として見る。

 あまり見過ぎると、そのうち自分の記憶なのか英霊の記憶なのかが朧になりそうになる。それが怖いから、ノインは普段からほとんど眠らないし、眠ったとしても極めて浅いものにしかならない。

 だったら何故今回はここに来たのだろうかとノインは思う。

 

―――――ああ、そうか。令呪か。

 

 令呪を切った主の冷徹な声を思い出した。

 驚愕と憤怒に染まった主の眼から、生命の光が消えていく様を思い出した。

 ただしそこから後が、全く思い出せない。それがひどく不安だった。

 

―――――死んでいないのは確かだが。

 

 夢を見ているというのなら、現実の自分はまだ生きているのだろう。死ねば夢見ることもなくなるのだから。

 眼の前の果てのない海を見る。荒々しいそれを見ていると、唐突にこの向こうへと行ってみたいという想いが湧いてきた。

 

―――――行きたくて行きたくて、堪らない。これを渡れば、きっとそこに会いたい人がいる。

 

 胸を焼き尽くすような勢いで湧き上がってきたその想いをノインは否定する。

 それは自分の感情ではない。力を貸してくれている英霊のものだ。

 自分には海を越えてまで会いたいと願うような人などいないから、だからそういう感情は生まれようがない。

 

―――――いや、違うな。

 

 会いたい人たちならいた。

 ライダーとは能天気にまたなと別れたし、戻って来てしまった無鉄砲なジークには何か言わないと気が済まない。それとまだ会っていないが―――――ルーラーの中にいる誰かがいる。何となく彼女には会ってみたいと思っていた。

 何かをしたいと、そう思う。他の誰でもない、ノイン自身がそうしたい。

 英霊の熱情に自分を侵食させて、荒々しくも美しい海の側に留まっている訳にはいかなかった。

 この海を渡っても誰にも会えない。ノインの帰るべき所は現実の世界だった。

 

―――――ここには何も無いから、心が穏やかでいられる。

 

 でも、自分一人だけが味わう穏やかさは、不要だった。

 そうと決めたならとっとと起きなければならないと、ノインは腰から短剣を抜いた。

 この夢から目覚める術は二つある。一つは自分の自然な覚醒を待つこと。穏やかで緩やかなやり方だが、時間が一分一秒惜しい今はやっていられない。

 だから、かなり荒い二つ目の方法しかない。

 短剣の銀の刃に映る顔を見る。あまりやりたくないのだがと思いつつ、ノインは刃を自分の首に当てた。

 夢から覚めるための二つめの方法とは、夢の中の自分を自分で殺すことである。

 無意識の幻の中にいる自分が死ねば、現実の自分は動き出す。

 何度かの経験からすると、この記憶の見せる夢の世界はそういう法則で成り立っているのだ。

 刃の冷たさを感じながら、ノインが目を閉じて手に力を込めたとき、後ろに気配を感じた。

 岩の上に立つ、布の靴を履いた足が視界の片隅に入り込む。靴はサーヴァントになったときの自分が着けているものと、同じ形をしていた。

 今までのように『彼』は何も言わない。ただ背中に確かに視線を感じた。刺すような、とまではいかないがあまり暖かいものではない。

 当然だろうな、と思う。英雄の力を借りているのに、こんな体たらくでしか生きていられない存在だ。さぞ歯痒いのだろう。

 しかしそれを振り払うように、ノインは短剣を持つ手に力を込めると、一気に喉をかき切った。

 

 たちまち世界に、罅が入る。

 

 体から力が抜け、潮騒の音がみるみる遠くなった。空にはすぐさま蜘蛛の巣のような罅が走り、呆気なく世界が割れた。

 ノインの意識は、暗転した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 痛む体に意識が戻って来る。

 最初に戻ったのは触覚だった。体が全体に重く感じる。

 次に戻ったのは聴覚。奇妙に静かで、少なくとも剣戟の音はしない。

 血の臭いは感じ取れず、ただかなり間近にサーヴァントの気配が一つあった。

 ノインは薄目を開ける。

 見えたのは“黒”のキャスターの背中だった。湖に向き合い、何か器具でも扱っているのか手をしきりと動かしている。

 動こうとして、ノインは体が上手く動かないことに気づいた。流体ゴーレムに枷のように手足を固定され、ノインは草地に転がされていた。

 片腕を動かしてみたが、ゴーレムの枷は硬い。弱ったこの状態では、少なくともすぐには破壊できそうになかった。

 

「……眼が覚めてしまったのか。この短時間で正気を取り戻すとは、想定外だな」

 

 その気配を察知したのか、キャスターが振り返る。表情はやはり仮面に隠されて分からなかった。

 というより、キャスターの表情どころかノインには状況が分からない。

 庭園にいたはずなのに、何故ここに居るのかが理解できない。キャスターが自分を捕らえている理由は、何となく分かったが。

 

「……どこだ、ここは?」

「そちらかい?僕が君を捕えた理由は聞かないのかね」

「聞かなくても分かる。裏切った俺を『炉心』にするんだろう」

 

 巨大過ぎて最初見えていなかったのだが、眼が慣れれば湖に、岩と植物で造られた巨人が半身を浸して佇んでいるのが見えた。

 キャスターの宝具、『王冠:叡智の光(ゴーレム・ケテルマルクト)』、又の名を原初の人間(アダム)というのがあれなのだろう。

 

「……ああ、なるほど。君は自分がダーニックを裏切ったから『炉心』にされると考えた訳か」

 

 それは違う、とキャスターはノインに背を向けて作業へ戻りながら答えた。

 

「“黒”を裏切ったのは僕の方だ。“赤”の陣営に付けば、君を『炉心』にできるからだ」

「……」

 

 言われた意味がすぐに頭に染み込まず、ノインの瞳が丸く見開かれる。

 

「正直な所、君とロシェは資質の面で甲乙つけがたかった。だが、より良い形での成就が望ましいんだ」

「……俺がマスターではないから、使うことにしたと言う訳ではないのか?」

「いや、やはりロシェよりも英霊と混ざり合った影響の出ている君の回路の方が良いと判断しただけさ。……それに、裏切る裏切らないで言えば、僕に比べて君は余程マシだと思うね。君はダーニックには逆らったが、公王を裏切った訳ではないのだから」

 

 キャスターの言葉は“黒”を裏切った自分への自嘲のようにも取れた。

 マスターへの情ではなく、単純に質の観点で見た場合デミ・サーヴァントが良いと判断したのだと言う彼に、ノインは唖然としていた。

 ロシェとキャスターは、良い師弟に見えていた。弟子は師を尊敬し、師はその敬意を受け取り技術を学ばせる。そういう関係だと思っていたのだ。

 確かに彼らは揃って無機質な眼でジークやノインを見ていた。が、それは自分たちが彼らにとっては材料だからで、対等な魔術師へは向ける感情からして違うのだろうと思っていたのだ。

 けれどキャスターは、そのマスターすら公平に材料と見なしていたのだ。

 

「……ロシェ・フレイン・ユグドミレニアはあんたを慕っているんだぞ?それなのに、あんたは何も思わなかったのか?」

「ロシェに慕われることが心地良かったことは認めよう。だが、僕も僕の悲願を諦めることはできないんだ」

 

 枷に囚われながら、自分を睨み上げる少年の方を振り返って、キャスターは奇妙なものでも見たように首を傾げた。

 

「何故君が(いか)るのかね?僕が召喚される以前に、ロシェと交流があったのかい?」

「ある訳無いだろう、そんなもの。あんたが、あんたを信頼している人間を犠牲にしようとしていたことに腹が立つんだ」

 

 叩き付けるように言ったノインに、キャスターは肩を竦めることで応じた。

 

「弁明はしない。だが僕はロシェでなく君を選んだし、その結果として犠牲になる君は僕を恨む資格がある」

「ここにいるのが俺じゃなくてロシェだったとしても、あんたは同じことを言ってあいつを惜しみながら殺したんだろう?……恨む資格の有無なんて、殺されようとする側に何の意味がある。そんな悔いなど捨ててしまえ。不愉快なだけだ」

 

 そちらの身勝手な感傷など知るか、とノインは獣が唸るように言った。

 

「……君にはやはり確固たる我があるようだな。歪なのは否めないが。ダーニックの話より君は余程強い人間だったようだな。それとも、この闘争の間に強くなったのかね?」

 

 ノインは答えない。というより答えられない。

 キャスターは嘆息するように言って、ノインの令呪である書物を取り出した。三画すべてが消えていたはずのそれは、一つだけ輝きを取り戻していた。

 

「君の令呪は、空間転移などの高度な現象は起こせず、君の強化も行えない。が、強制力は高く魔力を注ぐことで補填できるという特殊なものだね?―――――これは令呪というより、君を精神的に戒めていた刻印だ。……確かに年単位でデミ・サーヴァントを御すために必要な措置ではあるが」

 

 図星を指されてノインが顔を背けた。

 

「暴れられても面倒だ。補填した分を使わせてもらうとしよう。……()()()、デミ・アーチャー」

「……ッ」

 

 ノインはまた体に魔力が絡み付くのを感じた。この数時間だけで一体自分はどれだけ令呪に縛られれば良いのかと、そんなどうでもいいことが頭を過る。

 これでノインは満足に動けなくなる。

 それきり興味を失くしたように背中を向けるキャスター。

 彼の視線が外れた瞬間、ノインは全身に力を込め、次に来る衝撃に備えた。

 

恐慌呼び起こせし魔笛(ラ・ブラック・ルナ)ッ!」

 

 天から響いたのは、正に耳を劈くような音と、凄まじい衝撃波。

 それがノインとキャスターに叩き付けられ、ノインは吹っ飛び、キャスターは石のように湖へ叩き落された。

  宝具でノインを吹き飛ばした場所に、ヒポグリフが舞い降りると粒子となって消える。その背中から飛び降りたのは、“黒”のライダーだった。

 

「ノイン!まだ生きてるかい!?」

「……今ので死にかけたぞ!」

 

 念話で急襲するとは言われたものの、宝具の大音量は流石にノインにも響いた。

 だが助かったのは事実だ。

 

「あ、じゃあ平気だね!」

 

 屈託なく言ったライダーはノインの手を拘束している枷を全力で殴るが、罅が入るだけに留まる。

 

「硬ッ!キミも力込めてくれよ!」

「やっているが、体が動かないんだ」

「また令呪か!じゃあこれでマシになるよ!多分!」

 

 ライダーは、懐から取り出した魔導書をノインに押し付けた。戸惑うが、確かに体が軽くなる。

 ノインが込める力とライダーの怪力スキルが合わさり、ようやく枷が砕け散った。足の枷も同じように叩き壊した所で、ノインはサーヴァント化して立ち上がる。

 その頃には、キャスターが復活していた。彼が指を動かすと、辺りの土からゴーレムが立ち上がり、二人を囲い込む。

 キャスター本人が直に操るゴーレムは、並のものとは動きが違う。“赤”のセイバーとすら、短い時間ながら互角に撃ち合えるのだ。それが十数体現れる。

 

「ライダー、君か」

「そうだよっ!裏切りだなんてどういうつもりなのさ、キャスター!」

「願いの為の行動、と言えば君は納得するかい?」

「するもんか!してやるもんか!」

 

 断言したライダーに、ゴーレムの豪腕が襲い掛かる。ライダーがそれを避けた所にノインの槍が伸びて、巨人の腕を叩き壊した。

 だが、次がすぐ押し寄せる。

 ノインは舌打ちし、ライダーを片手で担ぐと殴り掛かってくるゴーレムの腕を跳んで避け、逆にその腕を駆け上がる。続けてゴーレムの頭部を踏み台にして囲みを抜けた。そのとき足に力を込めたせいでゴーレムの頭部は砕け散る。

 

「うわわっ!?」

 

 驚愕するライダーの声も構わず、兎のような跳躍力で跳ねたノインは、湖を囲む森まで跳んだ。

 ただそこまでがノインの限界だった。ノインはライダーを地面に下ろすと、草地に膝を付いてしまう。ぐらりと意識が揺れた。

 元から疲弊していた所に、三画の令呪で行動を縛られたことが体への負荷になっているのだ。

 『王冠:叡智の光(ゴーレム・ケテルマルクト)』を背に、キャスターは更にゴーレムを向かわせるべく手を伸ばす。

 だが、風切り音が響いた。

 飛来したのは三本の矢。並のサーヴァントの知覚の範囲外からの狙撃が、キャスターと彼の宝具を襲う。

 

「く……。もう来たのか」

 

 宝具の頭部を砕こうとした矢を障壁で弾き、引き換えに肩を矢で貫かれたキャスターは、空を睨む。

 

「ノイン君、ライダー!」

 

 森からルーラーが現れ、ゴーレムとキャスターを睨み据え旗を正眼に構えた。

 キャスターは嘆息した。

 

「……余計なことを喋りすぎたな」

 

 感情が薄いとダーニックが言っていたはずのデミ・サーヴァントが見せた、奇妙なほど真っ直ぐな怒りに対して、キャスターは妙な問答をした。

 予想外に早くデミ・サーヴァントが令呪から抜け出たこと、その彼がマスターを犠牲にしようとしていたキャスターの罪悪感を突く糾弾をしたことで、致命的に時間を取られた。

 ルーラー、“黒”のアーチャー、そしてライダーまでもが揃ってしまえば、キャスターでは勝ち目がない。

 直後の彼の行動は速かった。

 左手に術式を展開すると、それで自分の心臓を貫いたのだ。

 

「なにを!?」

「自分を……燃料にする気だ」

 

 ノインの言葉通り、キャスターの体は粒子になりゴーレムの中へ取り込まれる。

 ゴーレムが眼を覚ますかのように身震いする。岩にしか見えなかった頭部が動き、眼球が二つ姿を現す。

 魚の眼のようにぎょろりと動いたそれは、ルーラーたちを捉える。そこにキャスターの視線が生きているとノインは感じた。

 ゴーレムの片腕が伸ばされる。ライダーは自力で避け、ルーラーはノインを抱えると跳躍した。

 ゴーレムは明らかにルーラーとノインの方を狙う。

 

「何故動くのですか!?キャスターはいないのに……」

 

 ルーラーに担がれて振り回されつつ、ノインは意識を繋ぎながら答える。

 

「『核』が欲しい、んだ」

「『核』?」

「……アレは、部品が足りてないまま起動した機械だ。だから、生きるための部品を求める。……この場合は、俺だな」

 

 要するに、生きたいから俺を取り込みたくて暴れてるんだ、と少年は淡々と答えた。

 原初の巨人は彼の言葉通りノインの方を狙って、湖から今にも這い上がろうとしていた。

 そこを狙って、アーチャーの矢が飛来する。しかし脳天に飛んできた矢を、巨人は掴み取った。

 その反応速度に誰もが驚愕する。加えてもう一つ。ノインに砕かれた腕が再生していたのだ。片腕が岸を掴み、湖から巨人は体を持ち上げかける。

 

『ルーラー、アレには核が二つあります。心臓と頭部、同時に壊さない限り動き続けるでしょう。……魔力切れを待つ手もありますが、予想できない進化を遂げる可能性もある』

 

 “黒”のアーチャーからの念話がルーラーに届いたのはそのときだ。

 ここで倒すべきとルーラーの直感は囁いていた。ただこのままでは手が足りていない。

 ノインが口を開いた。

 

「ルーラー、俺を降ろせ。一度だけ俺があれの動きを止める。その隙に頭と心臓を砕け」

「……できるのですか?」

「できる。一度だけだが」

 

 四の五の言う暇は無かった。

 ノインは地面に立つと槍を換装。穂先にルーンを描くと、眼先でこちらに手を伸ばしている巨人を見た。

 それは、一人の魔術師の生命と悲願を組み込まれた原初の人間(アダム)だ。荒々しいがどこかそれをノインは美しく神々しいと感じた。人にそう思わせる気配を、この巨人は発している。

 ノインは“黒”のキャスターがこのゴーレムをこの世界に生み出そうとした理由は、知らない。

 愛弟子を生贄にすることを考えるくらい、崇高なものだったのかもしれない。喩えば、万人の幸福を願うような、綺麗なものだったのかもしれない。

 それでも、ノインはここを生きる為に借り物の力を振るってこれを砕くのだ。

 はぁ、と息を吐いて少年の体が沈む。そのまま、何の予備動作もなく彼は槍を放った。

 真正面からの芸の無い一撃を巨人は苦もなく受け―――――押し込まれる。

 疲弊し、脱力しているはずの人間が放ったものとは思えないほどの威力に巨人の体が傾ぐ。

 だがそれだけだ。槍は止められる。両腕を使えば造作ない。

 

 だが、それで良いと、少年はもう一度腕を振るう。

 

 巨人の視界は、放たれた小石を捉えた。魔力を込めた一撃。だが小さい。

 払い除けられ小石は敢え無く湖に落ちる。

 瞬間、湖のすべてが凍り付く。必然、片脚が未だ水中にあった巨人は動けなくなった。

 

「よーし!ありがと、ノイン!」

 

 陽気な声と共にがら空きになった巨人を背後から急襲したのは、“黒”のライダーである。

 天から舞い降りる幻獣の勢いを乗せたライダーの槍の一撃は頭を、射手の一矢は心臓を、それぞれ過たず撃ち抜いた。しかし砕かれた巨人の破片が、もう力を使い果たして動けなくなった少年へ雨霰と降り注ぐ。

 勿論、岩は少年の頭蓋を砕くことはなかった。翻った聖旗が降り注ぐ岩をすべて砕き、ノインは守られる。

 それを見届けて、彼はすとんと腰を落とした。まるでもう、立っている力すら無いというように。

 ルーラーは駆け寄り、少年の額に手を当てた。

 

「ノイン君、どこか怪我でもしたのですか!?」

「違う。……ただ、疲れただけだ」

 

 本当に、本当に今日は疲れただけだ、とノインは言って、へらりとルーラーに笑ってみせたのだった。

 

 

 

 





“黒”のキャスター、脱落。

結局働かされたヒポグリフ。


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