東方花憑伝 作:残念美人布教教会関東支部支部長斎藤宰慈
紫「幽香さんに聞きたいことがあるんですけど、良いですか?」
幽「なにかしら?」
紫「幽香さんが言う地母神って、幽香さんみたいに皆胸が大きいの?」
幽「諏訪子も地母神の一種なのよ」
紫「そうなんですね!じゃあ、諏訪子様みたいに子供みたいな地母神もいるんですね!」
諏「なっ!!」
幽「諏訪子、子供は無邪気なんだから、気にしちゃダメよ。無邪気っていうのは、無慈悲と同義なのよ。ほら、子供が虫を捕まえて羽を
諏「そ、そうだよね!?子供は無邪気なんだから仕方ないよね!!」
幽「それに、諏訪子だって成長すればきっと胸も大きくなるんじゃないかしら?
でも、貴女は神だから成長することはないのよね。だから、一生幼児体型じゃないかしら?
ほら、私って無慈悲じゃない?つまり、私は無邪気なのよ」
諏「このサディスト!!」
幽「うふふふふ」
無邪気=無慈悲、無慈悲=無邪気。
つまり、無慈悲な幽香さんは無邪気であったという話。
誰かこのネタ使ってくれませんかね?
目の前の神が言うことを纏めたのだけれど、不愉快な結果だわ。
1.諏訪の國を即刻差し出せ。
2.差し出さないのなら、民を一人一人嬲り殺す。
ここまででも不愉快なのに、もう人続くのよね。
3.抵抗するならば、四肢を切り落として凌辱する。
二つ目の途中で紫は室外に出して結界を張ったから聞かれてることは無いのだけれど、私からしても不愉快なのだから、この目に座る前の神が肝を据えかねてるのは当たり前だわ。
だから、私達に殺気を向けて来たのだろうけど、私だったのなら、殺気ではなくて物理的に首を飛ばしていかもしれないわね。
「手を貸すわ。
妖怪の弟子とはいえ、小さな子供を保護してる身。少なくともあの子を保護してる間は誇れる師として在りたいの。だから、手を貸しましょう」
「恩に着るよ。
あっちは阿修羅って鬼を囲ってるみたいでさ、私じゃどうにもならなかったんだ」
阿修羅、ね。
深く馴染みのある言葉だわ。
【千剣万掌の阿修羅】と呼ばれていた彼を思い出すわね。確か、三年前から行方不明になってたのだけれど、まさか死んで此方に来てるなんて無いわよね?
彼とは互角に殺り合えるとはいえ(彼は温厚でマイペースだからそうなることはまず無いのだけれど)、彼自身がそれに加担するとは思えないのよね。
彼は基本的に義を重んじる武人だし、何より、率先してそういうことを潰してるから有り得ないのよね。
…………まあ、彼はご飯を食べれれば問題ないって質だから心配だけれど。
「気を付けておくわ」
「んじゃ、居間に行ってご飯食べようか───って言いたいけど、まずは自己紹介しない?」
❄❄❄❄❄❄❄
「私はこの諏訪を治める神様であり、祟り神の頂点の号を持つ洩矢諏訪子だよ。
この子は、東風谷
「よ、よろしくおねがいいたします」
実子では無いと言うのなら、恐らく神力を使って母体を受胎させたっていうわけね。
その場合は確か、神力の大本が身に宿す性質を宿し易いという話が多いわね。
つまり、目の前に居る深碧色をした長髪の彼女はどっちの性質を持っているのかしら?
祟り神の性質を持っているのなら、相応の処置をしなくては往けないのだけれど、彼女の性質は
「ええ、よろしく。私は簡単に言えば天と海と地の全てを治める神、識別名はガイアよ。まあ、私は一応妖怪でもあるけれど、神力の方が妖力の大半を侵食してるからわかり辛いのではないかしら?
隣の子は八雲紫という名を授けた今のところは一個体の妖怪って言ってわかるわよね?」
「よろしくおねがいします!」
そろそろお腹が減ったわ。
「諏訪子、もう食べても良いのかしら?」
「良いんじゃない?」
目の前の料理は何というか、この時代に在る筈の無い料理群なのだけれど、流石に内蔵を取り除いていない魚は食べたくないからどちらかと言えば最高なのだけど、まだこの時代にお茶や塩、胡椒に唐辛子なんて何処から仕入れたのかが物凄く気になるけれど、この際だから気にしないで食べてしまいましょうか。
『いただきます』
【千剣万掌の阿修羅(本名:御山 七花)】さんの見た目は名前の通り、鑢 七花の外見です。
性格について本編中に語られたのを補足すると、マイペースののんびり屋で、ご飯が食べれれば住む場所の環境は問わないというワイルドな性格です。ちなみに、姉が居ます(両者相互超過保護です)。