受け継がれてゆく魂の絆   作:雷月皆無

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「前回までのあらすじだよ~。ホロスコープ読めない人なんていないよね~?」

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「これさ、見た感じ手が込んでるように見えるけど」
「……ただの手抜きじゃないの」
「てへぺろ~」


第五話 元気を出して(中編)

 任せときな。と、そう自信満々に言っていた諸星(もろぼし)三花(みか)と名乗った女性……というよりも女の子。人間離れしたとんでもない身体能力を持ってはいても、やっぱり彼女も人間だったということなんだろう。

「―――あっ!?」

 諸星さんが大きく動くための予備動作で身をかがめる。だけどその拍子、疲労で力が抜けたのか、体が大きく左へ傾く。

 そう思った次の瞬間には、彼女は後方へ大きく跳び退っていた。

 抉られる地面と舞い上がる土や石。間一髪セーフといったところだろうか。

 ……だけど、今の僕は本当に文字通りのお荷物そのものだ。短剣さえあれば、変身さえできれば、こんな奴に負けることはないのに。

 チラリと諸星さんを覗き見る。彼女の仮面の左側に小さなひび割れが入っていた。どうやらビーストの腕が仮面をかすめていたみたいだ。

 意味のない生よりは、意味のある死を。これは僕が今まで生きていた中で得ることができた心理だ。人はふとしたことで簡単に死ぬ。終わりがあるからこその生であり、終わりがあるからその足跡を残そうとする。そもそも、生に元より意味なんてなくて、生きている誰かが意味を与えることで生に価値が生まれる。はっきり言ってしまえば、人間に、いや生物そのものに生きている意味なんてなく、無意味だ。けれど、誰かに意味を求められているからそこに価値が生まれるものだと僕は思っている。だからこそ命は大事にしないといけない。

 こうして諸星さんに負担をかけ続けるぐらいなら、今の僕にできることは……。

「諸星さん。僕のことなんか放っておいて、早くあの化け物を倒して」

「そんなことッ……できるわけないだろ!」

「なんで? 少なくとも僕を降ろせばその分身軽になるし。そもそも、こんな役立たずを死なせないでいる理由なんてあるの?」

「はぁ!? 何言ってんだお前!?」

「それに、僕を死なせないでいるのは通信先の人に命令されたから? それとも僕が巨人に変身できるから?」

「…………そんな理由じゃねえよ! 戦いに赴いてるお前が死ぬ覚悟を持ってるのは別にいいさ。けどな……死ぬ覚悟ができていることと、端から死ぬつもりでいることじゃ、全然意味が違ってくるんだよ。お前が生きる気を少しでも持っていてさっきのを提案したんだったらなら渋々だけど承知したさ。けど、今のお前は誰が見ても明らかに死ぬ気満々だ。だから断っ……セァア!」

 土煙が晴れると同時に回し蹴りを繰り出した彼女が叫ぶ。すぐ近くの地面にビーストの腕が地面にめりこんでいるから、蹴り一つであの攻撃を何とかしたんだろうってことは理解できた。

 だけど彼女は本当に僕と同じ人間なのか。そんな馬鹿げた疑問がふと頭に浮かんでしまうぐらい、やってることがメチャクチャに過ぎた。

「それにな……敵を倒して、みんなで日常を謳歌したかった奴らを知ってる。死ぬ気で命を燃やして、生き残るために全力を尽くして、それで頑張りすぎて失敗しちまった馬鹿野郎を知ってる。……もう、誰も目の前で死んでほしくない。ただ、それだけのちっぽけな理由だ!」

 どうして彼女はそんな綺麗事を何の躊躇いもなく言えるんだろう。

 何の気なしに、仮面で隠されている諸星さんの顔を見る。仮面の一部が割れて、彼女の顔の一部が露出していた。彼女の瞳はビーストを見据えていて、映っているのは、強い意志、悔い、悲しみ、怒り。それらの感情がどこに向けられているのかは分からない。

 でも彼女の横顔はどこか見覚えがあるような、ないような。思い出そうとしていると、遠くから聞こえた大きな声に遮られた。

「クソがッ! 音響閃光弾、三秒後爆発!」

 そんな男性の声とともに、飛んできた複数の円筒状の物体がビーストの眼前に転がり落ちる。

「ゲッ!? 目と耳塞いで、口開けろ! 早く!」

 大慌てで叫んだ諸星さん。振り返りビーストに背を向けると、脱兎のごとくジグザグに駆け出した。

「―――ちょ!? 嘘でしょ勇魚(いさな)さぁん!」

 さっきまでの勇ましさとは裏腹に情けないことを叫びながら、諸星さんは必死に転がってきた円筒状の物体から遠ざかる。

 きっかり三秒後に爆音。それと目を瞑っていても分かるくらいの眩い閃光。彼女が即座にターンで向き直るのが、風を顔に感じたからなんとなく理解できた。瞼を開ける。目に入ったのはビーストが怯んでいる姿。

 それはそれとして、さっきから動きが激しくて、胃から酸っぱいのが込み上げてくるんだけど。具体的に言うと吐きそう。

「諸星を援護、合流する! 西片(にしかた)、撃て!」

 さっきと同じ男性の声が聞こえた。

 昔見た流星の様に、尾を引く光が無数に目の前を横切った、そうかと思えば。非常に軽い音が連続して、というよりも切れ間なく、辺りに反響しながら響く。

 光が命中したビーストは当たった箇所が焼け、煙を上げながら甲高い悲鳴をまき散らして苦しみ身悶えていた。

 走ってきたのは計四人の人物、そのうちの二人が僕たちに背中を見せて、両手で保持している大型の銃らしきものを構える。ビーストへ向けられている銃口から吐き出され続ける光の弾としかいえないものが次々と命中する。だけども効果は薄いらしく、どれだけ弾を浴びても倒れる気配が全くない。

「勇魚リーダー! 効き目が薄いみたいです。次はどうすれば!?」

 僕と諸星さんの前にやってきて、僕たちを守るように布陣しているのは大赦の仮面を着けた集団。彼らの姿は神事(かみごと)等で偶に見かける狩衣(かりぎぬ)を纏った神官の恰好ではなく、動きやすさを重視したのだろう暗い緑色の装束。その上には身体の各所を守る暗褐色の軽鎧のようなものを身に着けている。頭には仮面の他に、防護帽。両手で持っている銃らしき物は本物なんだろう。背中に負っているのは半円に近い形状をした、分厚い金属製の刃物と思われる何か。

「攻撃は継続、動きを封じ続けるぞ。諸星、高木(たかぎ)、お前らはデュナミストと共に後退。そいつの応急処置と護衛は任せた」

「了解。諸星ちゃん、そこの木の陰までその子を」

「はいっス」

「うん、そのあたりでゆっくり降ろして」

 指示一つで流動的に取り巻く状況が変わっていく。攻撃を続ける人たち、銃を構え待機する人。淀みなく、まるで一つの生き物のように、彼らは疑問を抱かず陣形を変えていく。

 高木と呼ばれた女性らしい声の持ち主と諸星さんがビーストからじりじりと距離を取り、ある程度離れた場所で僕はようやく諸星さんの肩の上から降ろされた。

「ちょっと……ううん。かなりごめんね」

 そんな高木さんらしき人物の言葉とともに服が小さな刃物で裂かれ、肌が剥き出しになると、傷を負った部分を(まさぐ)られる。

「…………。胴体部に骨折と内臓破裂は恐らくなし、打撲と内出血だけで済んでるみたいだから相当運がいいみたい。諸星ちゃん、そっちはどう?」

「ええっと……見ての通り、裂傷と出血だけです。すぐに死ぬことはないです」

「うん分かった。じゃあ、消毒だけお願い。後は私がやるから」

「わっかりました」

 消毒液、脱脂綿、包帯と、手際良く応急処置を施されていく。彼ら彼女らにとって怪我を負うのは日常茶飯事で、こういったこともよくあるのだろう。

 応急処置をしてくれている二人と、染みる消毒液から意識を反らして、ビーストと戦っている二人ともう一人に意識を寄せる。

「い、いつまで足止めしてればいいんですか勇魚リーダー!?」

「分かってるささ、君は俺の指示に従っていればいい。波戸(ばど)、後何秒だ」

「最低で、残り二五セコンド」

「聞こえた通りだ。後二五秒だけ薄汚いビーストをここに釘付けにするぞ」

「でも! あいつ、ちょっとずつこっちに近づいて!?」

「チッ、本当に腑抜けだな。距離を保ちつつ、射撃を継続」

「りょ、了解!」

 ダメージを負いながらも距離を詰めてくるビーストだけども、一定の距離を取りつつ確実にダメージを与え続けている彼らとの相性は悪い。今の今までこのビーストは火球や衝撃波といった攻撃をしていない。いや、出来ないというのが正しいのかもしれない。ビーストの攻撃手段は高速で腕を伸縮させるという単純なもの。その伸縮する腕も勇魚と呼ばれた人物の射撃が腕のみに集中していることもあって、攻撃手段すら封じられている。現状において遠距離攻撃の手段を持たないビーストは近づくしか攻撃する術を持たないということなんだろう。

「カウントダウン開始。五……四……三……二……一……チャージ完了。リーダー、指示を」

 そうこうしている内に波戸と呼ばれた人物が勇魚さんに指示を仰ぐ。

「撃て」

 酷く端的な指示だった。それを受けた波戸さんは、抱え持った銃の引き金を引く。

 彼らが装備しているのは同じ銃器の筈なのに、その銃口から光の弾は発射されず。銃口の先には巨大な光の弾が形成されていた。そして再度引き金を引かれることで発射される。

 巨大な光の弾がビーストに命中した! そう思うのとほぼ同時に、突然黒い雷がビーストに落ちて、発生した煙がビーストの姿を覆い隠す。

 空を見上げると、さっきまでは確かに晴れていたにもかかわらず、黒く怪しげな雲が渦を巻き、その内部で稲光を轟かせていた。

 何が起こったのか理解できていないのは僕だけではないらしく、勇魚さんも矢継ぎ早に指示を飛ばしている。

「クソッ、これだから動作保証の確認できてない精密機器は! 西片、銃器が使えないなら近接戦闘の準備だ! 波戸はナパーム弾を装填しろ。念のためビーストの照合も急げ!」

「……了解です!」

「了解、確認します。……照合完了。レジストコード:ペドレオン。依然変わりありません」

 西片さんと勇魚さんが背負った金属製の刃物を抜くと、盾のように構える。波戸さんは銃口をビーストに向けると、側面のつまみを回し、銃口に何かを装着し始めた。

 煙が晴れる。そこには傷一つないペドレオンという名前らしいビーストが一回り巨大化した姿で鎮座していた。

「ギぎャアアあァァアアぁぁあぁぁ!!」

 ペドレオンが咆える。不快な音が耳を(つん)ざく。

「……何が何でも時間を稼ぐぞ」

「は、はい!」

 波戸さんを守るように位置取りを変えた二人。それを見たペドレオンは三人と正面から向き合う形を取った。大きく広げた口部が発光する。

 あの動作はまさか……。

「にげ――――――!」

 逃げて。と、僕は声を枯らさん勢いでそう叫んだつもりだった。けど鉄臭い味が口の中に広がる。これはよく知ってる味、血だ。

 ペドレオンから不可視の衝撃波が放たれる。三人がまとめて吹き飛ばされる。

 勇魚さん、波戸さんが地面に転がる。

 西片さんは、すぐ近くの木に叩きつけられ、運悪く後頭部を強く打ったようにしか見えず、そのまま動かなくなる。

 このままじゃ……全滅する。やっぱり行かなきゃ、僕がやらないと。応急処置を受けてる場合じゃない。

「ちょっと何しようとしてるの!?」

 起こそうとした体を高木さんに押さえつけられる。

「離してください! ビーストを倒すことが僕のやるべき事、やらなくちゃいけない事なんです!」

「これは私達の仕事なんだから、怪我人は大人しくしてて……」

「でも!」

 叫んだ勢いで血が高木さんの仮面に飛び散る。こんな言い争いしてる場合じゃないのに。

「ごめんなさい高木さん、包帯借りていきます!」

「ちょ、ちょっと諸星ちゃん! どこ行くつもり!?」

「西片さんの武器を借りて、みんなが態勢を整えるまでの時間稼ぎですよ」

「そんな体で無茶だよ!」

「でも、今戦えるのってアタシしかいないじゃないですか」

「だからって……そんな体で、たった一人で」

「例えば、ですけど……腕がちぎれたり、体に穴が空いても、人間って結構生きてられるもんですよ?」

「え……っと? 映画とかドラマで変な影響でも受けたの?」

「そーかもしれないですね。でも、アタシは一人じゃないですよ。もう会えない人がいるけど、明日も明後日もこれから先も、ずっとずっと世界は続いていくんです。だから、アタシは死にません。……この世界を、守りたいから」

「はぁ…………。うん、行ってきて。この子は私が見張っておくから」

 本当にどうしようもない、といった感じで高木さんが溜息を吐いた。

 諸星さんは、西片さんが盾として構えていた分厚い金属製の刃物を拾うと、武器の持ち手を逆手持ちの状態で右手に包帯で固く結びつけて、安易に外れないよう念入りに固定していた。

 そうか、諸星さんは右手が使えないって言ってたけど……そういうことだったんだ。物を持つことができる程の握力がないからそうせざるを得ないんだ。

「っしゃあ! 突撃!!」

 立ち上がり、何かを確認するようにその場で一回転した諸星さん。一つ頷くと、右手の武器を地面に少し引きずりながらペドレオン目掛けて駆け出した。

 ペドレオンの腕が諸星さんを貫くように伸ばされる。

 前方宙返りしながら、左手でビーストの腕を掴んで自身の体をを後方……ビーストに近づく方向に投げ飛ばす。姿勢が元に戻ったところで更に、伸びきったビーストの腕を踏み台にして跳んで、加速した。ビーストの頭も踏みつけ、ビーストを無視して走り去っていった。その方向にあるのは地面に突き刺さっている、馬鹿げた大きさの刃物だ。

 空いている左手で刺さった刃物の柄を掴み、走り抜けながら豪快に地面から抜く。

 そこから更に走る勢いを殺さずに一八〇度転回して、再度ビーストに向かう。

 振り向いたビーストの口部が光ったように見えた。その時既に、左手の刃物の面の部分を体の前面で構えている諸星さんがいた。

「その攻撃はもう、知ってるよ!」

 草が散り、木の葉が揺れる。衝撃波を受け止めながら突貫する。

 ビーストが諸星さんに腕の薙ぎ払い攻撃を仕掛けた。初動は見えた。けど鞭みたいに振るわれたんだろうその軌跡は見えなかった。

 僕に分かったのは、速度を落とさずに姿勢を低く、前かがみになって、倒れそうな姿勢になりながらも避ける諸星さんの姿だった。

 諸星さんの体が更に前のめりになる。そのまま倒れるのかと思ってしまった。

 けれどそうはならず、左腕を軸にして跳んだ彼女。エクストリームマーシャルアーツ染みた動きで、右手の得物を遠心力のみで振り回し、ビーストの腕を切り飛ばした。

 悲鳴を上げるビースト。宙で無防備になっている諸星さん。ビーストは宙に浮いている彼女目掛けて火球を放った。

「その攻撃も、何度も見てるから!」

 なんの焦りも見せずに諸星さんは左手の武器を前方に投げ、盾代わりにして防ぐ。火球が爆発。火球を受け止めた武器が上方へと飛んだ。

 着地した諸星さんは宙返りしながらの切り上げで無数の牙を切り落とし、間もおかずに半時計周りに回転して巨大な口を切りつける。そこから、蹴り付けながらビーストの体を駆け上がり、上空へ跳んだ。

 諸星さんを見上げる形になるビースト。腕を切り落とされた傷口から新たな腕が生えてくる。空中で身動きできない彼女に、伸ばされた両の腕が襲い掛かる。

 諸星さんは、落ちてきた武器を左手で順手に掴むと、重力と武器の質量に逆らわずに空中で回転してビーストの攻撃を回避しながら、伸ばされた両腕を切り落とす。それだけに終わらず、まるで焼き直しのようにビーストの体をを両断した。

「……は?」

 自分自身もびっくりするくらいに馬鹿みたいな声が出た。

 いやいやいやいや! ちょっと意味が分からないんだけど。

「これで……! どうだぁぁぁぁああああああああ!!」

 強く大地を踏みしめ、刺さった武器を引き抜いて、体ごと後ろ倒しになったかと思うと、時計回りに一回転しながら左手の大得物を振るった。

 丁度四等分にされたペドレオン。けれども傷口が蠢き、体を再生させようとしていた。

「ナパーム弾準備完了。いつでも発射できます。リーダー、指示を」

「諸星、そこから離れろぉ!」

「分かりま…………あ、あれ?」

 勇魚さんの声を聞いた諸星さんだけど、何故か膝をついてしまう。

「おいどうした!?」

「あはは、急に足の力が抜けちゃいました」

「なんだと……」

 そうこうしているうちに体の再生を終えたペドレオン。それだけにとどまらず、肉体が更に変化していく。以前までの如何にも蛞蝓然とした姿ではなく、平たく薄っぺらい姿に変貌していた。

 姿を変えたペドレオンは後方へと、体から何か気体らしきものを噴射し始める。気体を噴射する勢いが徐々に強まってゆき、途中でいきなり爆発的に加速すると、円の軌道を描きながらビーストは空へ飛び去る。

 ビーストを目で追って空を見上げる。その先にあるのは先程突然発生した、渦を巻く黒く怪しげな雲。理由はよく分からないけど、あそこへ逃げるつもりだ。

「……波戸」

「射程距離外です」

「くそっ」

 悔しげな声を上げる勇魚さん。

「絶対に、逃がさない!」

「諸星、無茶するな!」

「アタシが……アタシのせいで、人類の敵を逃がしてたまるか! ―――これでも食らいやがれぇ! ペダニウム……スラッガー!!」

 一回転、二回転、三回転。三歩の足取りで一つの回転を刻み、回数を重ねるたびに体の回転速度が早くなる。そして五回転目でついに投げ放たれる、左手に握っていた長大な刃物。

 高速回転しながら飛ぶ刃物が、逃飛行するビーストの体右半分を削ぎ落した。

 左右の体積バランスが崩れたのが原因になったのか、悲鳴を上げて落下するビースト。

 地面に落ち痙攣しながらも、削ぎ落された右半身を再生させようとするビースト。傷口が盛り上がり、欠損部分が徐々に再生していく。

「今だ、薄汚いビーストを焼き尽くせ!」

「了解」

 ぽしゅ、と気の抜けた音で発射される円筒。山なりに飛んだそれはビーストに着弾。燃え上がり、ペドレオンは炎に包まれた。

 断末魔の叫びを上げて炎上を続けるペドレオン。だけど、やがてその叫び声も時を経るにつれて小さくなっていく。体に着いた火を消そうともがく動きも徐々に小さくなっていった。

 そしてついにペドレオンは、叫びも、動きも、何の反応も示さなくなった。

 多分、息絶えたんだと思う。

 

「ターゲット消滅。状況終了」






SSSS.GRIDMAN:アニメだけど、特撮だった。いやもうあれだよ、1話としての掴みが完璧でした。いつもの特撮見てる感じで見れて、完全にいつもの特撮な戦闘シーン。王道中の王道の行く展開にばらまかれる謎。CG作画も手書き作画も素晴らしかった。不満点を一点挙げるならなんで朝or夕の放送じゃないの。

陳謝。真面目な話、これからはコンスタントに投稿します。

感想くれる方ありがとうございます。
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