ちょっと?変わったコードギアス   作:はないちもんめ

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祝100話!

しかし、それでやっとナリタかぁ…

記念ついでに彰のイメージ絵投稿してみました。
着ている服が真選組の隊服みたいになりましたが、何か似合ってたのでそのままにしました笑


100 女性に気軽に触れるな!それがマナーだ!

「ゼロ。マーヤちゃんの部隊の編成が完了したわ。凄いわね、あの娘。私も負けてられないわ」

 

「…そうか」

 

負けて良いだろと思いながら、ルルーシュはゼロとして重々しく頷く。

 

「カレンも自分と同年代の友達が入って嬉しいんでしょうね。あんなにはしゃいじゃって」

 

フフッと井上は微笑みながら、少し離れた光景を目に映す。ルルーシュもチラリとそこに目を移す…が、余り精神衛生上見ない方が良い光景だったので目を逸らす。

 

そこではカレンによるマーヤの講義が行われていた。

 

「だから、何でアンタはそんなに攻撃的なのよ!?覚えてる技「殺す」しかないの!?」

 

「そんなことない!「すぐに殺す」か「情報を吐き出させてから殺す」か「苦しめて殺す」とか色々あるよ!」

 

「いや、そこにそんなバリエーション要らないから!てか、苦しめて殺すって何!?ただのアンタの趣味じゃない!」

 

「楽に殺すわけにはいかないブリタニア人なんていくらでもいるでしょう!」

 

「いるでしょうけど!それを堂々と言ってるのがヤバいって言ってんのよ!」

 

アレをはしゃぐと言って良いのだろうか。同じ光景を見ているとは思えない感想の違いにルルーシュの顔は引き攣る。

 

あんな問題しかない奴の講師役を押し付けたカレンには流石に申し訳なさしかないが、他に選択肢など無かった。

 

ルルーシュはマーヤの入団初日の光景を思い浮かべる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「マーヤ・ディゼル。君の入団を認めよう」

 

「ありがとうございます、ゼロ」

 

ゼロの言葉に、マーヤはそっと頭を下げる。

 

マーヤの後ろにはカレンや扇、玉城といった黒の騎士団立ち上げ当初からのメンバーである幹部人が揃っていた。

 

「では、諸君。知っているとは思うが、新メンバーの紹介だ。マーヤ・ディゼル。ここでは紹介も込めて本名で呼んでいるが、色々本名が広がるとまずいのでな。以後、このハンバー以外との会話では百目木と呼べ」

 

その言葉にマーヤー百目木は全員にペコリと頭を下げる。

 

そして、更にゼロは言葉を続ける。

 

「加えて正式入団初日で異例ではあるが、百目木は今後ここにいるメンバーと同等の扱いをする。幹部会にも顔を出してもらうことになるから、全員そのつもりでいろ」

 

「「なっ」」

 

ゼロの言葉に、マーヤの実力を書類上でしか知らない杉山や南は声を上げる。それもそうだろう。今まで幹部といえば、立ち上げ時のメンバーしかいなかったのに初日から幹部入りとは異例中の異例だ。

 

しかし、ゼロとて特別扱いでそう言っているわけではない。

 

「言いたいことがある者もいるだろうが、百目木は既にナイトメアの腕ではカレンに次ぐ2番手だ。加えて、裏で行っていた試験の結果も完璧に近い。これで一般の者たちと同じ扱いをするわけにはいかん」

 

能力が高すぎる者を下に置いておくわけにはいかない。黒の騎士団に現状、そんな余裕はない。

 

「皆にも言いたいことはあると思います。だけど、ゼロは…黒の騎士団は結果で証明してきたはず。ですから、私も結果で証明してみます。私の実力を」

 

マーヤのその言葉に全員が少し沈黙する。その沈黙を破ったのは意外なことに玉城であった。

 

「ま、まあ、良いじゃねぇか別に」

 

「そりゃ実力があるなら構わないが…玉城がそれを言うのは意外だな」

 

一番文句を言いそうな玉城が納得をしていることに杉山は首を傾げる。

 

試験の時のマーヤとのトラウマで余り関わりたくないが故の反応なのだが、杉山にはそんなこと知る由もない。

 

「ま、ゼロも認めてるし玉城も文句がないなら構わないさ。これから、よろしくな」

 

そう言った南がマーヤの肩に触れるが…同時に宙へと舞い、南の悲鳴が鳴り響く。

 

同じく過去のトラウマから、ルルーシュも少し震えるがいち早くカレンはそれに声を上げる。

 

「ちょっ!?アンタ、触れたら投げ飛ばすのってブリタニアの男性だけじゃなかったの!?」

 

「ごめんなさい…あの…ロリコンとか本当に無理で」

 

「アンタのセンサーどうなってんの!?」

 

確かに南はロリコンだが、そんなことマーヤが知るはずがない。にも関わらず、それを正確に言い当てた。普通に怖い。

 

「まあ。なら、しょうがないわね」

 

「いや、しょうがないのか!?」

 

今の流れを『しょうがない』で済ます井上に杉山は声をあげるが、ニコリと笑みを返されると推し黙るしかない。力関係が如実に現れている。

 

「ま、まあ、皆、落ち着いてくれ。確かに南はロリコンの毛があるからな。迂闊に女の子に触るのは避けるべきだ」

 

扇が苦笑しながら間に入り、マーヤと杉山はそれぞれに軽く触れる。その瞬間、例によって扇も宙に舞い、巻き込まれた杉山もろとも悲鳴を上げる。

 

「扇さん!?アンタ、今度は何でよ!?」

 

「本当にすいません!あの、私、ワカメとかもダメで…」

 

「アンタ、本当は投げ飛ばしたいだけじゃないの!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなことがあり、全ての男陣から恐れられてしまったマーヤを教えるのはカレンと井上しかいなくなってしまった。

 

であれば、戦闘関連のことはカレン、それ以外のことは井上と役割を決めたが…その結果がアレである。

 

後でカレンの愚痴を延々と聞く未来しか見えないが、ルルーシュは他にすることがあるので関わるわけにもいかない。

 

目の前の光景を見なかったことにして、ゼロは井上に確認する。

 

「井上。ピクニックの準備は万全か?」

 

「ええ。ピクニックの準備は整っているわ」

 

ゼロはピクニックに関しての詳細は説明しない。井上も事前に説明されていることから、詳細など確認しない。

 

今のところ、ピクニックの詳細を知っているのはゼロを除けばカレンと扇、井上の3人だけだ。

 

「流石だな。では、始めるぞ。この作戦は行動が遅れたら全てが無駄になる」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そこから更に数日後

 

ナリタの側のブリタニア側の拠点ではコーネリアがつまらなさそうな顔で報告を聞いていた。

 

「大した動きもなく、旧式の装備で籠城か…これで私たちの出撃を知っている可能性は消えたな」

 

「仰る通りです。部下からの報告でも、確実に日本解放戦線の主兵力はここにいることが確認できております」

 

「キョウトに切られたか…哀れなものだな」

 

証拠が出てこなかったというだけの話で、コーネリアはキョウトと解放戦線の繋がりがあったこと自体を疑っていない。

 

であれば、残る可能性は捨てられたということ以外にない。

 

「はい。ですが我々の行動に変更があるわけでもありません」

 

「無論だ」

 

コーネリアとギルフォードのそんな話に割って入るように、ダールトンが敬礼後、報告をする。

 

「姫様。出撃準備整いましてございます」

 

「うむ」

 

「それと、特派も来ておりますが…」

 

「どうせ、帰れと言っても居続けるだろう。放っておけ」

 

「承知しました」

 

ダールトンの言葉の了承の言葉の後に、コーネリアが立ち上がる。その姿を目にした全ての部下は背筋を伸ばし、号令を待つ。

 

「大袈裟に構えることもあるまいが…言うまでもなく油断はするな!全軍、出撃開始!」

 

「イエス・ユア・ハイネス!」

 

異口同音に唱えられる叫び声。ブリタニアの中でも最強の一角、コーネリアの軍隊が動き出す。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ゼロ。動きありです」

 

「そうか…始まるな」 

 

ピクニックという名の演習の名目で一足先にナリタへと入っていた黒の騎士団は各自休憩を取っていた。

 

もちろん、事情を知っているカレンに扇、井上は除いての話ではあるが。

 

数時間前に説明を受けて索敵に出ていたマーヤの報告にゼロが軽く頷く。

 

事情を知っているカレンに扇、井上といった面々は顔を引き締め、ゼロは扇と井上に指示を飛ばす。

 

「扇。全部隊を呼び集めろ。これからの作戦を伝える。井上は事前に指示した通りだ。指定した部隊だけ動かして配置につけ」

 

「ああ、分かった」

 

「わかったわ」

 

黒の騎士団も動き出す。

 

 

 

 

 

 

 

 

「そろそろか」

 

キョウトにて軟禁されている彰も、かぐやからの情報からの推測でそろそろ動き出すことを感じ取る。

 

おまけに部屋の警護が見るからに適当になっている。最早、間に合わないということだろう。

 

彰はため息を吐く。

 

「今から行っても間に合わんだろうが放っておくわけにも…いかんよな」

 

隠し持っていたピッキング道具を取り出す。

 

「さて、無駄かもしれん抵抗を始めるか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ナリタ攻防戦開幕。

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