ちょっと?変わったコードギアス   作:はないちもんめ

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何時までこのペースで投稿できますかね


16 踏み込むな!その先はプライバシーだ

「ねぇ、ルルーシュ」

 

「何だ?」

 

場所はルルーシュが住んでいるゲストハウス。カレンに話しかけられたルルーシュはカレンがいることに驚きもせずに読んでいた本から目も話さず応える。

 

最初はある程度客として対応していたルルーシュだが、恋人(笑)の権利を得たカレンは毎日のように兄の看病がてら訪れているので、最早、客としての対応もしなくなった。

 

「彰の奴が何時此処に来るか知らない?聞きたいことがあるんだけど」

 

「ああ、奴なら日本解放戦線の会議があるとか言っていたから暫くは来ないだろ」

 

「は?会議?」

 

「らしいな」

 

「何であんたにそんなことを?」

 

「知らん。聞いてもいないのに、奴が勝手に喋っていただけだ」

 

ルルーシュとしても何故それを自分に言ったのかが分からない。自分にそれを言うメリットと理由をルルーシュは100通りほど考えたが、どれも正解とは思えなかった。

 

ちなみに、彰がルルーシュにそれを言ったことに特に理由はない。只の報告会議であり、別にそれがバレたことで問題は生じないので言っただけだ。

 

勿論特に言う理由もない。言ったのは、ぶっちゃければ「何となくの気まぐれ」なのだが、無駄に深読みをするルルーシュには、その解答は導き出せない。

 

(ふーん、まあ、アイツのことだから、特に意味もなく言ったんでしょうね)

 

(本当に分からん……あいつは何故俺にそんな情報を与えたんだ?俺に何を期待していた?いや、もしくは反応しないかどうかを探っていたのか?)

 

直感で生きているカレンの方が正解だった。

 

居ないにも関わらず、今日も今日とて、彰に振り回されるルルーシュであった。

 

「そういえば、あいつって日本解放戦線でどんな扱いをされてるのかしら」

 

「さあな。奴の扱いなどどうでも良いが、奴を扱わなければいけない上の人間を俺は同情するよ」

 

この言葉を藤堂が聞いていれば、激しく同意してくれたことだろう。

 

付き合いが短いにも関わらず、苦労が目に見えるようである。

 

 

 

 

 

 

 

「これで報告は以上です」

 

「うむ。良くやった。戻っていろ」

 

やれやれ、これで俺の報告は終わったか。

 

今は日本解放戦線の幹部達の報告会議の真っ最中である。

 

……もう一度言おう。幹部達の報告会の真っ最中である。

 

何で一等兵の俺がこんなもんに出なきゃならんのだ。

 

聞いた話によると藤堂さんが俺を出席させるように片瀬さんに頼んだらしい。

 

余計なことをしてくれたもんだ、おかげで面倒事が増えたじゃないか。

 

というか、何故皆反対しないんだ。

 

これも聞いた話だが、片瀬さんはともかく、あの草壁さんも俺が参加するのに賛成したらしい。

 

しかも、四聖剣も朝比奈さん以外全員賛成したそうだ。

 

ここまでいくと悪意を感じる。嫌がらせなのか?このメンバーに藤堂さんが加われば誰も反対できんだろーが。

 

まあ、いいや。もう終わったことだし。さて、後はボケッと座ってれば「待て」……そういうわけにもいかないようだ。

 

「何ですか?草壁中佐」

 

「桐島一等兵。報告はそれだけか?隠していることがあるだろう」

 

「何を仰っているのかは存じ上げませんが」

 

桐島は首をすくめる。

 

「私は自分の任務をこなして、それを全て報告しましたよ?何が不満なんです?」

 

「これだけの期間がありながら、お前がこれだけのことしかしないと儂が思っているとでも「よさんか、草壁」片瀬少将!しかし」

 

珍しいことに片瀬さんが援護に入ってくれた。

 

「桐島一等兵は自分の任務を適切にこなしただけでなく、プラスの報告もした。何の問題があるというのだ?」

 

心底分からないといった感じで片瀬さんは質問する。

 

「……はっ。確かに問題はありません」

 

その片瀬さんの質問で草壁さんは渋々といった体で食い下がるのをやめる。

 

確かに問題はなかったのだろう。草壁さんは疑問があっただけなのだから。

 

「よし、では次は」

 

やれやれ、これで本当に終わったか。

 

そう思いながら桐島が自分の席へと向かうために藤堂さんの前を通ると

 

「桐島。後で私の部屋に来い」

 

……またしても、まだ終わらないようだ。

 

 

 

 

 

 

 

「で?何で藤堂さんに呼び出されて藤堂さんの部屋にいるのにあんたたちまでいるんです?」

 

渋々向かった藤堂さんの部屋には藤堂さんだけでなく四聖剣の皆さま方が勢揃いしていた。いや、何でよ。

 

俺の質問に千葉さんが当然だとでも言うように話始める。

 

「当たり前だろう。お前のような適当な男と藤堂さんを二人きりになどしておけるか」

 

ねぇ、この人一体何を心配してるの?変な誤解が生まれそうだから止めてくんない?

 

「いや、千葉さん。悪いけど、俺そういう趣味ないから。俺はノーマルですから。そりゃあ、千葉さんが書いた本だとそうかもしれないし、あの本を勝手に持って行ったのは悪かったですけど、そういう嫉妬は女性の方にした方が良いと思うんですけども」

 

「誰がそんな話をしてるか!というか、やっぱり、あの本を持っていったのはお前だったのか!返せ!一体何処にやった!」

 

俺の返しに千葉さんは顔を真っ赤にしながら、襟首をつかんで怒鳴ってくる。落ち着いて下さいよ、そんなことをしてもあの本は返ってきませんから。あの本は日本とブリタニアの架け橋になりましたから。

 

「ほう、千葉は本を書いてるのか。どんな本だ?」

 

俺と千葉さんの騒ぎを何時ものことだと冷静に見ていた藤堂さんは自分にとって初耳な話に興味を覚えて会話に加わってきた。

 

いや、どんな本と聞かれてもねぇ。

 

チラリと千葉さんを見ると慌てて良く分からない日本語で返している。テンパりすぎだろ。

 

ふむ……とはいえ、何と返すべきか。嘘をつかずに事実をねじ曲げて伝えるには……

 

「男と男の受け方と攻め方を書いた本ですね」

 

俺の発言に朝比奈さん以外の四聖剣のメンバーが何!?と言いたげな顔でこちらを見る。嘘はついてないよ?

 

「なるほどな……戦術の本か(戦闘の)」

 

「ええ、新しい戦術の本ですね(恋愛の)」

 

藤堂さんはある程度の理解をしてくれたようだ。何か誤解をしている可能性は高いが気にしちゃいけない。

 

「どの辺りが新しいのだ?」

 

「今まではこうした戦術に興味がなかった女性に新しい世界を見せた点が新しいと思いますね」

 

「何?女性が好む戦術なのか?」

 

「ええ。まあ、好む男性もいるかもしれませんが、俺は好きではないですね」

 

「お前がか?興味があるな。千葉。良ければ私に一冊見せて貰っても構わないか?」

 

「ええ!?いや、それは、あの、その……」

 

突然自分に飛び火したことに慌てふためく千葉さん。流石に哀れだ。もし、万が一見られたらこの人自殺するんじゃないだろうか。

 

俺がそんな風に思っていると卜部さんと仙波さんが藤堂さんの肩を叩いて首を振る。あ、この人たち何の話をしてたか分かってるな。

 

「藤堂中佐。それだけは勘弁してあげて下さい。武士の情けってやつですよ」

 

「武士の情け?私は今後の参考に新しい戦術を知りたいだけなのだが」

 

「中佐。その戦術はとても危険なんです(千葉の精神にとって)。うかつに見て良いものじゃありませんぞ」

 

「何!?知ることがそんなに危険なのか!?(命にとって)」

 

「はい。大変危険です(千葉の精神が)」

 

「それほどか……分かった。興味はあるが止めておこう」

 

その言葉にあからさまに安堵する千葉さん。多分藤堂さんは今後も詳しく聞いてくるだろうけど、それは黙っておこう。知らなくても良いことはある。

 

「それで、藤堂さん。何でわざわざこいつを呼び出したんですか?」

 

話が一段落すると今まで黙っていた朝比奈さんが俺に指を突きつけて藤堂さんに質問する。相変わらず、嫌われているようだ。一体俺が何をしたというのだ。

 

「ああ。聞きたいことがあってな」

 

その朝比奈さんの言葉で藤堂さんは真面目な顔になり、俺を問いただす。

 

「桐島。何を隠している?」

 

「嫌だなぁ、藤堂さん。何も隠していることなんてありませんよ」

 

その言葉に藤堂さんは深くため息を吐く。相当疲れているようだ。

 

「訂正しよう。あの時会議で言わなかったことで、ここ最近お前がブリタニアについて得た情報は何だ?」

 

その言葉で俺は笑みを深くし、朝比奈さんと千葉さんは目を鋭くし、卜部さんと仙波さんは頭を抱える。いや、気にしすぎですって。

 

「新しいナイトメアの情報……ですね」

 

「新しいナイトメア……だと?」

 

「ええ……

 

 

 

ブリタニア新型兵器。第7世代ナイトメア。ランスロットについてのね」




さーて、次くらいで新しい原作キャラを出せそうですね

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