戦姫絶唱シンフォギア 罪人となった装者   作:ぬヰ

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この話は10話となっております。


【10話】続く襲撃

「ルーカス、おかえりなさい」

 

料理を作っていた未来が帰ってきたルーカスを迎えた。

ルーカスの右手にはダラっと力が抜けて意識もない調が居た。

 

「………」

 

未来はそれを見て、心配そうにルーカスに聞いた。

 

「調ちゃんだけ……?」

 

「あぁ、つばマリはクリスに殺された」

 

「そんな……響には言わないでね…」

 

「そのつもり」

 

「あ、そうだ。サンドイッチ作ったの、お腹空いたら食べて」

 

「ありがとう」

 

ルーカスは未来の作ったサンドイッチが乗っている皿を受け取り、自分の部屋へ戻る。

 

「未来ー?」

 

「あ、響。サンドイッチ作ったんだ、どう?食べない?」

 

「食べる食べる!!」

 

響は未来の料理を食べている間に未来は片付けをする事にした。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「さてと、お持ち帰りした調を改造しなきゃ」

 

「……離してッ!」

 

「それは出来ないなぁ、だって調は改造しなきゃいけないからね」

 

「改造……?」

 

調は手錠を掛けられ、その手錠を吊り下げて手が頭の後ろよりちょっと上に来るように拘束した。

 

「まずは第一段階ねー」

 

ルーカスはみんなの前で見せたマインドコントロールの波のようなものを調だけに掛ける。

 

調は一瞬操られそうになったがなんとか自我を保つ。

 

「私はもう……そんなので操られない……!」

 

「じゃあ効力あげるよー」

 

ルーカスから発せられる波紋は次第に細かくなり調を襲う。

 

「ぐっ……まだ、耐えてみせる……」

 

「んー、しぶといな……もうめんどくさいから全力でやろ」

 

ルーカスは今よりも50倍以上の威力の波を調に当てる。

 

「いや、まって……やだ…おかしくなる…やだやだやだ…」

 

「ほーらー、早く諦めなよ」

 

「うわぁぁぁぁぁ!!!」

 

調が叫ぶとダラッと力が抜けたようで、手だけが上に吊るされてる状態になった。

 

「よし、後はずっと浴びせてれば洗脳されるっしょ」

 

ルーカスはそう言うと、マインドコントロールの波が発せられるスポットライトのような機械を使って、永久的に調に向かって当て続けることにした。

 

「ひびみくの出番だからね、出番来るまで浴びててよ」

 

そう言うとルーカスは部屋から出ていこうとした。

 

「…や…まってぇ……止めて行ってぇ……頭がおかしくなるぅ……」

 

「その為にやってんのに止めたら意味無いでしょ」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「ひびみくー」

 

「あ!ルーカスちゃん!」

 

「つばマリは遠征に出てもらったから今度は君達の出番だ」

 

「おぉ!やったね!未来!」

 

「もー響はしゃぎすぎ」

 

「クリスは絶唱を使って寝込んでる。ミアは私しか攻撃して来ない、切歌も重体。つまり今は奏しかいない、こんなチャンスないでしょ?」

 

「確かにそうね…」

 

未来が考えているように言うと、響が早く行こうと急かしてくるため、未来を含めルーカスも行く準備をした。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「奏さん!」

 

「なんだ…?」

 

紅茶を飲んでいた奏の元にミアが近づいてくる。

 

「ルーカスが!恐らく響さんと未来さんを連れて…!」

 

「分かった、向かおう」

 

奏はそう言うと紅茶をテーブルに置き、扉を開く。

奏は小屋に行く経路にある崖の上からルーカスの出没を待つ。

 

「あれかも!」

 

ミアが指した先には3人の集団が居た。

 

「先手必勝とか言うやつだな」

 

そう言うと奏はイグナイトになり、槍をルーカス目掛けて投げる。

 

「ん?」

 

ルーカスは槍の存在に気づき落下地点から遠ざかる。

地面に突き刺さった槍は煙を立てて勢いが止まっていた。

 

「おっかないなぁ」

 

ルーカスは槍を持って呟くと、槍を投げ返す。

しかし、その槍は奏の思っている以上に速度が速く、ギリギリ対処するほどだった。

 

「っぶね…!」

 

「ひびみく、よろしくね」

 

「はいさー」

 

「私は小屋の方に偵察してくるね」

 

「おーけー、よろしくな未来」

 

そう言うと未来は走って小屋の方を見に行った。

 

「ガングニール対ガングニール…見ものだねぇ」

 

ドォォンッ!

 

と言う轟音と共に光の槍のようなものがルーカスの胸部を貫通する。

 

「なっ……、誰が……」

 

「ったく、なんで俺が助けないと行けないんだ……」

 

小屋の前にエルフナインが立っているのが見える。

 

「いや、あれは…キャロルちゃん……?」

 

「どうやら、エルフナインにある俺の記憶を復元して、一時的に俺が表に出ることを許してくれたらしい……しっかし、呼ばれたと思ったら仲間を助けろって……」

 

エルフナインの姿をしたキャロルは頭を掻きながら言った。

 

「クソ………不意打ちとはね……」

 

「あまり余裕見せまくるといつか自分に降り掛かるぞ」

 

キャロルはそう言うと小屋の中に入ろうとした。

その時、姿や気配など全て消していたゾイがキャロルを襲う。

 

「はぁ…攻撃する時に気配をバリバリ出してどうする……」

 

呟いたキャロルは振り返り、黄色い光線の様な物を飛ばした。

あまりの速さにゾイは能力を展開する事が出来ずに、そのまま体が倒れた。

 

「ゾイッ!!」

 

膝をついて、胸部を抑えながらルーカスは叫ぶがピクリとも反応しなかった。

 

「ん……ま、念の為心臓潰しとくか」

 

キャロルは右手をゾイに照らし合わせその手を握り締める。

その途端にゾイの体から血が噴き出した。

 

「お前……ゾイを殺しやがったな…」

 

「お前こそ、翼とマリアはほぼほぼお前のせいだろうが」

 

その瞬間にもガングニールとガングニールのぶつかり合いは始まっていた。

 

「はぁぁぁッ!!」

 

奏が声を上げながら迫ってくると響は拳で奏に猛攻撃を行うが、全て槍で防がれ、奏が槍で振りかざすも響は拳でやり合っていた。

 

「奏さん!目を覚まして!!」

 

「それはこっちのセリフだな、何故お前はアタシ達を狙う」

 

「それは殺すためだよ」

 

響は途端に声が低くなる。

何かを感じ取ったのか奏は警戒心を強く抱く。

 

「じゃあなんでお前達はアタシらを殺してなんのメリットがある?」

 

「メリット…?そんなの、世界が穏やかになる、平和になる、争いも何も無くなる…」

 

「今の平和じゃ物足りないと言いたいのか?」

 

「うるさい!!うるさいうるさい!!」

 

響はそう叫ぶと、姿が赤黒いオーラに包まれた。

ガルルッと呻くと奏は響が希に起こす「暴走」状態だと悟り、槍を構える。

 

「ギャアアアアア!!」

 

暴走した響が手を上げるとその手は奏に向かって、鋭く当てに来た。

しかし、それをガードしたのは奏ではなくキャロルでも無い。

 

「お前は……」

 

茶色いマントとフードを被った少女が響の拳を止めていた。

 

「暴走状態になるなんて、何を思ってたんだか……」

 

するとフードの少女は掴んだ響の手を投げ飛ばすと響の体も一緒に付いて響自体がフードの少女によって投げ飛ばされた。

 

「お前は何者だ……この間も居ただろ……」

 

「私は、中立の存在だよ…」

 

 

 




ご覧頂きありがとうございました!
ずっとこの話は戦い戦い戦いと言う話です、どんだけ好きやねん()
今回も出てきましたフードの少女、そして復活しましたキャロルちゃん、なんか色々やばい調。
今回はこんな所を中心となっております。
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