戦姫絶唱シンフォギア 罪人となった装者   作:ぬヰ

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あけましておめでとうございます(*・ω・)*_ _)
投稿遅れまして申し訳ありませんでした!
この話は13話となっております!


【13話】それぞれの戦い

「……いつから?」

 

「最初現れた時から」

 

「ふーん、バレてたのねぇ…」

 

フードを脱いだ未来は奏の方へ歩き出す。

 

「お前、マインドコントロールが効いていなかっただろう?」

 

「正確にはルーカスちゃんが拠点に連れてきた時ぐらいに解けた」

 

「そうか、私は何度も操ろうとしたが変わる様子は無かった。何故だ?」

 

「さぁ、私は響さえ無事ならいいと思っているからかもね」

 

未来が調を見つめると調はルーカスに話しかける。

 

「ねぇ、どうせ未来敵でしょ??壊しちゃダメ……?」

 

「ダーメ、今の状態はまだ未来はこっち手の中だ響がいる限りな。だからここで未来を敵にすると響までも敵になっちまう可能性がある」

 

「そんな事言ってると…………殺されるよ」

 

調が指を差したところには未来が奏の槍を持ってルーカスに飛び込んで来る姿があった。

 

「なるほど、もう未来は仲間じゃないと……」

 

「私は1度だってあなたに従ったことはない……」

 

ルーカスは決意したのか目を瞑ると何でもしてくれと言うように手を広げた。

その姿に甘えた未来は槍をルーカスに向かって投げつけた。

投げた槍は一直線にルーカスの頭へ飛ぶ。

そして、額に刺さる一歩手前で………

 

「死ぬなんて認めねぇぞルー」

 

「そうだ、あんたが居なくなったらあたし達困るんだよ……」

 

その時、とある男女の2人が槍を食い止めた。

 

「イーサンに、エヴリンじゃんか。まだ出てくる時じゃないだろ」

 

「てめぇが死にそうな絵が成り立ってたってのに出る時じゃないとかてめぇは死ぬつもりだったんかよ?」

 

「いいや、死ぬつもりじゃなかったけど」

 

「やっぱりあんたよく分からないねぇ」

 

イーサンが男の方でエヴリンが女の方で、どうやらルーカスの仲間の様だった。

 

恐らく姿を現していない2人だろう。

奏はそう捉えると未来がそっと寄ってくる姿が見えた。

 

「奏さん…」

 

「どうした?」

 

小声で話しかけてくる未来に合わせて奏も小声で応じた。

 

「力を貸してください…」

 

「何をする気だ……?」

 

「ルーカスちゃんを目覚めさせます」

 

「どー言うことだ…?」

 

「ルーカスちゃんは自分の持っている力に操られています」

 

「そんな間抜けな話あるのか?」

 

「ルーカスちゃんは普段は優しい仲間想いの人なんです、だから私をまだ仲間だと思っていてくれた。きっと昔なにかのトラウマで仲間を失いたくないんだと思います」

 

「んでもなぁ、協力はしてやりだけど具体的にどーすりゃいいんだ?」

 

「まずはあの二人組のイーサンとエヴリンって言う人たちをルーカスちゃんから離れさせないといけないですね…」

 

「……話は聞かせてもらったぞ」

 

未来と奏が小話をしていると後ろから低い声が聞こえた。

二人揃って後ろを振り向くとそこにはキャロルが腕を組みながら立っていた。

 

「あの2人は俺に任せな」

 

「キャロルちゃん大丈夫なの…?」

 

「ふん、お前達に心配される筋合いは無いな、俺は死なない。これはフラグでもなんでも無い、いいか、俺があの2人を引き付けている間にお前は調の相手だ」

 

と未来を指さして言う。

 

「え?ちょっと……」

 

「んでお前がアイツの相手しろ、アイツを殺すつもりでやれ」

 

「キャロルちゃん、私たちはルーカスちゃんを助けようと……」

 

「分かってる、この間俺がアイツに攻撃を仕掛けた時に確かに急所に当てたはずだったがアイツは何事もないように動きやがった。つまりアイツは殺すつもりでやったとしても死ぬ事はない。俺から話す事は終わりだ」

 

「キャロルちゃん……」

 

「お前、案外優しいじゃねぇか!」

 

「ふ、ふんっ…ただ俺は気に食わないだけだ……」

 

キャロルは頬を赤らめて言った。

 

「死ぬんじゃねぇぞお前達は……」

 

キャロルはそう言うとイーサンとエヴリンの2人に錬金術で攻撃をし始めた。

 

「あ?いい度胸してんなあのチビ錬金術師」

 

「私達に攻撃を仕掛けるとはねぇ」

 

「忠告しておこう、痛い目見るのはお前達の方だ」

 

「まさかダウルダブラを使おうってか?使ったところで俺らには勝てねぇよ」

 

キャロルはダウルダブラの存在を知っていた事に多少驚いていた。

だが魔法少女事変を起こしたぐらいだ、知られててもおかしくはない。

 

「ダウルダブラなど、使うまでも無いな。エルフナインがくれた体だ、そう簡単には負けん」

 

そう言うとイーサンがキャロルに向かって銃弾を放った。

キャロルはその銃弾を錬金術で受け止め、放たれた弾は地面にカランッと音を奏でて落ちた。

 

「今のうちだ未来、調を頼む」

 

「え、う、うん」

 

その瞬間に調が未来に向かって走り始めた。

 

「ごめんね、調ちゃん、少しの間大人しくしてて……!」

 

未来は走ってくる調の右足を引っ掛け調の体は前につんのめる。

未来は調の頭を掴み前ではなく後ろへ引っ張った。

軸となっていた左足を思いっきり蹴り、バランスを崩したところでバナナの皮を踏んだように滑らせるように足を掛けた未来はそのまま調の頭を地面に叩きつける。

 

「とりゃぁああああ!!」

 

頭から落ちたのも当然の衝撃を喰らった調はグタッと動かなくなった。

調の心臓辺りを確かめると鼓動を打っている音が聞こえたので、予定通り気を失わせることが出来た未来は、すぐ様キャロルの元へ向かう。

 

 

「いつまで錬金術が持つか見ものだなこれはぁ!」

 

イーサンとエヴリンは二人揃ってキャロルに片手銃のようなものをリロードしながら打っている。

その銃弾はキャロルに向かって飛んでいくが、キャロルは何とか錬金術で抑えていた。

 

「あんなデカい口叩いておいて何も出来ないのかい?これは飛んだーッ!!」

 

エヴリンの様子の変化に気付いたイーサンは目線を向けるとそこには未来が立っていた。

 

「後ろがガラ空きだよ、余裕を見せる暇があるなら背後の敵にも気付かなきゃね」

 

どうやら未来は手刀でエヴリンの後頭部に衝撃を与えたようだ。

しゃがみ込んだエヴリンの背後に居た未来はピョンピョンと2回ほど飛んだ後エヴリンの頭を掴み持ち上げた。

 

「てんめぇ!何しやがる!!」

 

イーサンが未来に向かって銃弾を放つが、その弾はキャロルの錬金術に寄って防がれた。

 

「俺を忘れるな」

 

イーサンはクソがッ!と叫びながら未来に向かって連射してくる。

しかし、それ全てキャロルが防いでしまう。

 

その間にも未来が持ち上げた頭を離して、左足を軸にクルッと回ると上げた右足をエヴリンの腰辺りに直撃し、勢いよく木々の中へ飛ばされた。

 

「回し蹴りってやつだなアレは…」

 

キャロルがボソッと言うと未来がキャロルの元へ走ってくる。

 

「キャロルちゃん、大丈夫??」

 

「手を出すなと言ったのに、お前は…」

 

「まあまあ、2対2の方がいいでしょ?」

 

「俺はまだ攻撃を受けているんだぞ」

 

話している間にもイーサンが銃弾を放っていた。

それをキャロルずっと食い止めていたのだ。

 

「じゃあ終わらせればいいんじゃない?」

 

「お前なぁ……んまぁいいか……」

 

キャロルはそう言うと食い止めていた錬金術の盾のようなものからその大きさ分程の特大レーザーをイーサンに向かって放った。

 

「え、ちょまて………!」

 

そのレーザーから逃げる事も出来ずにイーサンはレーザーに飲まれた。

 

「キャロルちゃん凄いね!」

 

「少しばっかり使いすぎてしまったな、疲れた……」

 

「後は奏さんに任せよう……」

 

「あぁ……」

 

 

しかし、未来もキャロルも奏とルーカスの戦いを見て、瞬時に同じ答えが出た。

 

奏は勝てない

 

 

 

 




ご覧頂きありがとうございます!
新年初めての更新となります!
大幅に遅れてしまい申し訳ありませんm(_ _)m
今回は新キャラ登場と退場のお知らせでした!
次作の物語は今構成中なので、出来れば今週中に第1話かプロローグを投稿出来ればいいなと思っております!
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