「未来ー、調子どうー?」
「んー、まあまあかなー」
「未来が居れば心強いから安心するよー」
「んもー響ったら、あんまりだらけてると殺られちゃうよ?」
「分かってるって、でも翼さんやマリアさんだっていることだし…まだ私達が出る頃じゃないって、ルーカスちゃんも言ってたでしょー?」
「そうだけど…、いつ要請くるか分からないじゃない?」
「ここの居心地好きだけどなー、私は」
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ルーカスのマインドコントロールによって響、未来、翼、マリア、調は特殊部隊の拠点である基地へと連れてこられていた。
ルーカスは5人の装者に他のシンフォギア装者を殺せと命令したが、マインドコントロールという事もあって、普段の生活とあまり変わらない雰囲気だった。
5人の装者は特殊部隊に元から居たとルーカスに操られ、一見普通に見えるが完全にルーカスの手の中に居たのだ。
連れてこられた5人の装者は響と未来、翼とマリアと調という2つのチームに分け、第一部隊を翼率いるチーム、第二は響と未来と言われた。
勿論操られている装者はルーカスとゾイの仲間だと脳に命令されたため、ルーカスともいつも通りのテンションで響や翼は話していた。
「とりあえず、翼とマリアと調は第一にシンフォギア装者の殲滅、言うならば奏、クリス、切歌だな」
「何故奏は……敵になってしまったのだろうか……」
「それを考えても仕方ないわ、奏は誰かに操られている可能性もある」
「なるほど……その為には……」
「殺すしかないんだよ、奏をね!」
ルーカスはニコニコしながら翼に言う。
「やはり、そうするしかないのか……」
「切ちゃんは私に殺させて…その方が切ちゃんも楽だと思うから……」
「うん、いいよー。でももし負けるようだったらひびみくに要請入れるからねー!」
「あぁ、頼む」
翼とマリア、調はルーカスの要請が来るまで、家事の手伝いや鍛錬を積み重ねていた。
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響と未来は裏庭の様な庭園にある大きな木の下で溢れ日を浴びながら2人で話していた。
「クリスちゃん、どうしちゃったんだろうね……」
「クリス…突然怖い顔になっちゃったもんね…」
「やっぱり誰かに洗脳されたとしか思えないんだよ!」
「響…?」
響は立ち上がって言う。
「だってそう思わない?クリスちゃんがいきなり敵になるはずがないんだよ!なら誰かの脅しで動いているか、洗脳されているか…」
「脅しを喰らってもクリスなら口が強いから何とかなりそうだけどね」
未来は微笑すると、座っていた体を横にした。
「風が気持ちいいよ、響。たまにはお昼寝でもしようよ」
「未来から誘われたら断れないじゃんかー」
響は未来の隣に横になり、2人は木の下で揃って昼寝を始めた。
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切歌はクリスの目覚めをずっと待つようにベッドの横の椅子に座っていた。
「切歌さん、そろそろ寝たほうがいいのでは…?」
時計は既に12時を回っていた。
エルフナインは切歌が心配で寝る事も出来ずにいた。
それは切歌も同様だ。
ちょくちょくクリスの呼吸が止まってないか、心臓が止まっていないか確認するが、さっきよりも安定している。
「クリス先輩が起きた時、誰も居なかったら寂しいデスよ。なら私がずっとここに居るデス」
そして切歌はクリスの目覚めを待っている間に眠ってしまった。
その後、切歌は目覚めると外は明るくなっていてクリスが目覚めて切歌の頭を撫でていた。
「クリス先輩!!!」
切歌が嬉しそうにクリスの名前を呼ぶ。
「あまり大声出すなよ、エルフナインが起きちまうだろ」
「良かったデスよ、私のせいで死んだら……どうしようかと……」
「だから、あたしは死ぬわけには行かないんだよ」
クリスはそう言うとバタンとベッドに横たわる。
「マインドコントロールはどーなんだ?」
「どうやら完全に消えたっぽいデース」
「それなら、お前は対抗した。充分すげぇ事じゃねぇか?」
そう言うと切歌はえ?という顔をしてクリスを見る。
「あたしに少し当たっちまったけど、切歌がマインドコントロールを解くことが出来たんだ。それなら他の奴も解くことが出来るって分かったじゃねぇか」
「クリス先輩……」
気付けばクリスの優しさに切歌の目からは涙が溢れていた。
「あれ、おかしいデス。なんで泣いてるデスか……」
クリスは涙を隠すような仕草をした切歌をぎゅっと抱きしめた。
予想もしなかったクリスの行為に切歌は驚き尚更涙を流してしまった。
「おいおい、もう泣くなって、泣くのはすべて終わってからだ」
切歌は首を縦に振るが到底泣き止む雰囲気は無かった。
ご覧頂きありがとうございます!
投稿遅れてしまいました、すみません…
今回は連れていかれた5人の装者、残された3人の装者の今を書いてみました。
会話文が多くなり、内容が短いですが目を瞑ってください…(笑)