エクスカリバー編。ついに完結です!!
「お疲れ様です。フリードさん、ヴァーリ君」
「いやいや〜大したことないって!コカビエルくらい!」
「・・・・倒したのは俺だがな・・・・・・・・ところで清羅」
ん?ヴァーリ君が顔を引きつらせて何か言いたげな顔をしてますね?
何かあったんでしょうか?
「・・・・君の周りで倒れている悪魔達は一体何なんだ?良ければ説明を」
あぁ、コレのことですか。
別に隠すことでもないので説明することにします。
「はい。実はこの悪魔達がカオス?ブリザード?とかいう組織に入れって言ってきましてね。断ったら襲いかかってきたので返り討ちにしたわけなんですが・・・・」
「・・・・あぁ。確か『
・・・・ヴァーリ君。言い方えげつないですね。しかもそれに加えてアザゼルさんの事も軽くバカにするとは・・・・
彼、やっぱりサディストですね。
「さて、こんな厨二病患者達に関わっていても仕方ない。とっとと『
「そうですね」
「りょーかい」
そうして鎧を着込んだヴァーリ君に掴まり、飛び立ちます。
いやぁ。空から見る夜景が綺麗ですね。
―●●●―
「おう!お前ら!ご苦労だったな!」
施設に到着するなり、アザゼルさんが出迎えてくれました。
「任務は完了した。今日はもう遅いし寝ていいか?・・・・・・・・早く清羅と一緒に寝たい」
「うん、俺っちもお眠っスわ。・・・・・・・・チッ、今日は一人だな」
「おう!いいぞ!にしてもコカビエルの野郎。面倒事起こしやがって・・・・・・・・あ〜あ。報告書とか資料書かなくちゃなぁ。・・・・・・・・めんどくせー」
・・・・アザゼルさん。もう少し真面目に仕事しましょう・・・・・・・・シェムハザさんが泣きますよ・・・・・・・・
「あ、そうだ。お前ら。ちょっと相談したいことがある」
ん?なんでしょうか。アザゼルさんがいつもとは違う真面目な表情で語りかけてきました。
「実はここだけの話な。そろそろ隠れて
うん。でしょうね。それはよーく知ってます。
この話に対して、私やヴァーリ君達は首を縦に振って肯定します。
「というわけでだ!俺は今回の出来事を機に和平を持ちかけることにした!!」
「「「ッ!?」」」
え?本当ですか?
あのアザゼルさんが!?
コレには思わずヴァーリ君も、アザゼルさんが正気かどうかを疑います。
「・・・・アザゼル。大丈夫か?今日は休んだほうが・・・・」
「俺は正常だよ!」
「いやいや・・・・そりゃ俺達も疑うぜ?だって旦那。三すくみの中で最も信用ないじゃないッスか」
それには深く同意します。
「・・・・・・・・悲しいことにそうなんだよなー」
自覚があったのか少し項垂れるアザゼルさん。
__仕方ないですね。あれ、言ってあげましょうか。
「・・・・その・・・・元気出してください。
『お義父さん』」
「・・・・・・・・・・・・え?清羅。お前、今俺のことをお義父さんって・・・・!」
「さて、ヴァーリ君。一緒に寝ましょ?」
「あぁ、そうだな」
「おやすみッス〜」
「あ、ちょ!待ちやがれ!!」
うん。何か堕天使の総督さんが言ってるけど気にしなーい、気にしなーい!
・・・・・・・・『お義父さん』呼び。やっぱり恥ずかしいですね。言うの控えましょうか・・・・・・・・
―●●●―
そして、『お義父さん』呼び事件(私命名)から数日後。私は久しぶりにオカルト研究部部室に顔を出しました。
そして、そこにはソファに腰掛ける緑色のメッシュが入った青髪の少女。
「やぁ、赤龍帝。そしてお初にお目にかかるな。神殺し殿」
この前の事件で駒王町にやってきた
・・・・・・・・感じ取ることのできるオーラが悪魔のものになってるんですが・・・・・・・・・・・・マジですか?
というか『神殺し』って・・・・・・・・
「こちらこそ初めまして。その二つ名に関して言いたいことは山ほどあるんですがひとまずそれは置いときましょう。・・・・・・・・なぜ悪魔になってるんですか?」
二つ名についてはとりあえず放置して、とりあえず現在、一番気にしてることを聞きます。
「神がいないと知ったのでな。破れかぶれで悪魔に転生したんだ。今日から私も駒王学園の高校二年生のオカルト研究部所属だ。よろしくね、イッセー君♪清羅ちゃん♪」
・・・・そんな真顔で可愛い声出されても反応にこまるんですが・・・・
ていうか、神の不在を知ったからって悪魔に転生するとは・・・・
中々ぶっ飛んだ思考の持ち主ですね。この人・・・・・・・・
「ところでイリナはどうしたんだ?」
ここで兄がイリナさんの行方について質問します。
・・・・多分イリナさんは神の不在を知らなかったので異端扱いされず、そのまま教会にエクスカリバーの欠片を持って帰還したんでしょうね。
「彼女は、私が悪魔となったことをとても残念そうにしていたよ。別れの理由も言えず、なんとも辛い別れだった。・・・・次に会うときは敵だな」
・・・・それはそうでしょうね。
だってこれまで苦楽をともにしてきた相棒が、突然敵の勢力に行ってしまったんですから。
そう考えていると、部長が全員揃ったことを確認し、私達に向けて事件の件について話し始めました。
「全員揃ったわね。少し皆に話があるわ。
事件の真相について堕天使総督アザゼルから、神側と悪魔側に説明があったの。
今回のエクスカリバー強奪はコカビエルが独断で起こしたことで我々他の幹部勢は知らないことだった。
これにより、コカビエルは『
・・・・でしょうね。今回の事件は下手すれば再び戦争が勃発してもおかしくない出来事でしたから。これくらいの処置は当然ですね。
「今回の件を受けて三すくみの代表達が会談を開くそうよ。なんでもアザゼルが折り入って話したいことがあるみたいだから。それにしてもあのアザゼルが折り入って話したいことだなんて・・・・」
・・・・アザゼルさんや。こんなところでも貴方の信用は最底辺ですよ。
日頃の行いを正しましょうね。
「私達もその会談に招待されたわ。なんでも、事件の当事者だからその場で事件の報告をしなければならないみたいなのよ」
あ、そうなんですね。てっきりリアス先輩達は行かないかと思ってました。
「そして清羅も招待されているのよ。・・・・・・・・堕天使側の付き添い人としてね」
―●●●―
え?
どういうことだ?
清羅が堕天使側の付き人として会談に出る?
「・・・・その・・・・部長。清羅って・・・・」
「先程話した通りよ、イッセー。
詳しいことは本人に説明してもらうしかないけど、三代勢力の中で清羅と一番関わりが深いのが堕天使なのよ」
「そ、そうなんですか・・・・」
・・・・そうだったんだな。てっきり俺らとよくいるから、一番関わりが深いのは悪魔だと思ってたぜ
すると、俺の顔から聞きたいことを察したのか、清羅が詳しく説明してくれた。
「まぁ、三代勢力の中で一番依頼件数が多いのが堕天使ですからね。必然的にそうなってしまうんですよ。・・・・・・・・それに」
ふむふむ、そうだったんだな。それとなんだろうか?
「・・・・私の彼氏。堕天使側にいますしね・・・・・・・・」
へぇぇぇ〜・・・・・・・・・・・・・・・・・・・え?
「はァァァァァァ!?」
え?ウッソだろおい!
え?何!?清羅の彼氏って堕天使側にいたのかよ!
周りを見ると、俺以外も驚愕していた!その中でも、清羅と特に親しい小猫ちゃんなんかは普段の無表情を何処かに捨てて、目を大きく見開いていた。
「・・・・清羅。あの写真の彼、堕天使だったんですか・・・・?」
小猫ちゃんの呟きに、清羅は首を横に振って否定した。え?どういうことだ?ちがうのか?
「いや、彼氏は堕天使じゃないですよ?特殊な事情で、堕天使側に席を置いてる『
あ。そうだったのか!
びっくりしたぜ。俺の妹の彼氏が堕天使って・・・・
ん?よく見たらゼノヴィアが何故か驚愕してるけど、なんでだ?
そしたら、ゼノヴィアが清羅に恐る恐る声をかけた。
「・・・・まさかとは思うが、君の恋人は・・・・・・・・・・・・『白龍皇』なのか?」
・・・・・・・・
ゼノヴィアの質問に、部室が静寂に包まれる。
「はい、そうですよ」
それを破ったのは清羅だった。
「はぁぁぁぁっっっ!?」
やべっ!また思わず大声出しちまった!
隣にいる清羅だけでなく、皆が耳を塞いでいた。
え?嘘。俺の妹の彼氏が、あの時、コカビエルを一瞬で片付けたあの『白龍皇』なのかよ!
「・・・・噂で聞いたことはあったが、まさか真実だったとはな」
マジか。清羅と『白龍皇』が付き合ってるって事、教会でも噂になってたのか・・・・
すげぇな。俺の妹。
「さて、話は終わったことですし、私は退出させていただきますね。なにせ、このあとアザゼルさんとかと打ち合わせがあるものですから」
「・・・・まだ聞きたいことがあるけど仕方ないわね」
「すいません。また後日に」
そう言い残して、清羅は部室から退出していった。
・・・・清羅も色々あるんだな。
その後、ゼノヴィアが、アーシアを『魔女』と言って侮辱したことを謝罪して、二人が和解した。
・・・・良かったぜ。このままギクシャクしたのはやっぱり嫌だからな。
「さ、皆!清羅は今回用事でいないけれど、ひとまず、部活動再開よ!」
「「「はいっ!」」」
ありがとうございました!これにてエクスカリバー編は終了です!
次回からヴァンパイア編に突入します!
ヴァーリ君とお義兄さんの素顔での対面をお楽しみに!!