日曜日。今日、私は小猫ちゃんとともにスイーツ巡りに!そして兄は堕天使とデートです。というか私も久しぶりに彼とデートしたくなってきました。今度誘ってみますか。
それはさておき私達は今、目の前の巨大パフェに夢中です!!なんですかこれ!美味しすぎます!?もうスプーンが止まりません!!
「小猫ちゃん!これ美味しすぎません!?どこで見つけたんですか!?」
小猫ちゃんに勢いよく質問します。いやぁ、こんなに美味しいパフェは久しぶりに食べました。これは毎週通うこと確定ですね…
「…この前テレビで放送してるの見てこう、ビビッときまして、清羅と休日行こうと思ったんです。」
「小猫ちゃん、ナイスです!」
パーフェクトです、小猫ちゃん。さて!私も自慢のお店に案内するとしましょうか!!
―●●●―
オッス!俺は兵藤一誠!彼女持ちのリア充だ!今俺はデートの待ち合わせをしている!もうここに来て数時間程経ってる!それだけ今日の俺は気合十分だ!
「イッセー君!お待たせ!!」
そして私服姿の夕麻ちゃんが来た!!いつもの制服姿も可愛いけど今日の私服姿もすげぇ可愛い!こんな彼女がいるなんて!今日、俺はこの世界の男達に宣言する! ー俺は勝った!!ー
デートの最初は洋服の店に行った。清羅から教えてもらったときにはありきたりすぎじゃないか?と思ったけど『デートが初めてならありきたりな位がちょうどいい』って言われたからここにした。
その後、清羅に教えてもらったパスタの店に行った。ちなみに、ここのパスタはめちゃくちゃ美味しかった!夕麻ちゃんもすっげぇ幸せそうな顔して食べてたから、その顔を見た俺は思わず気絶しそうになったね!ここを紹介してくれた清羅には帰ったらちゃんとお礼を言っとかないとな!
そんな多分この世で一番幸せな時を満喫していたら、もう夕方になっていたんだ。楽しいと時間が早くすぎるって聞いたことはあるけどここまで早くすぎるとは思ってなかったぜ。
それと同時にもう終わりかという寂しさが浮かんできた。でも、これからもあるんだからそんな気持ちになる必要ないよな!!
そして場所は夕暮れの公園。この時期の公園は人がいないのかな?と思いながら夕麻ちゃんを見ながら妄想してたら夕麻ちゃんが俺の手を離れて目の前に立ってた。
「イッセー君、今日は楽しかったね!」
そう言って夕麻ちゃんは微笑んだ。それにしても可愛いすぎる!夕暮れがマッチして更に魅力が増してるぜ!
「ねぇ、イッセー君。」
「どうしたの?夕麻ちゃん?」
「初デートだからさ、私のお願い聞いてくれる?」
夕麻ちゃんが微笑みながら尋ねてくる。これはキタァァァ!!父さん!母さん!清羅!俺、ファーストキス今捧げます!!
「死んでくれないかな?」
・・・・え?どういうこと?今ありえない一言がとんできたんだけど…ハハッ、俺ってば緊張しすぎで聞き間違えちゃったみたいだ。
「……ごめん、もう一回言ってくれないかな?俺の耳変になっちゃったからさ…」
でも返ってきたのは同じ一言。
「死んでくれないかな?」
思わず「冗談やめてよ〜夕麻ちゃん」と言おうとした瞬間。頭上から黒い羽が落ちてきた。
え?と驚いているのもつかの間、夕麻ちゃんに黒い羽が生えていた。え?何これ?と思っていると、彼女の目が今までとは一変して恐ろしいものになっていた。
そして俺の体から光る槍が生えていた。比喩表現じゃない。本当に生えていたんだ。確認した直後、俺の体から大量の血が噴き出した。
足音が聞こえる。夕麻ちゃんだ。すると、夕麻ちゃんの声がかすかに聞こえた。
「ゴメンナサイね。あなたが私達の計画の危険因子だったから始末させてもらったわ。恨むなら、その身に
なんだよ、
というか俺死ぬのか!まだ何にもできてねぇよ!明日俺どうなるんだろ?
父さんや、母さんに親孝行も出来てないし。清羅にお礼も言ってねぇよ…そう思っていると、夕麻ちゃんからまたかすかに声が聞こえた。
「あなたとのデート、はっきり言ってままごとレベルだったけど。あのお昼のパスタのお店だけは良かったわよ。」
最後に言った一言に対して何も言えなくなったとき、ふと、 耳に聞きなれた声が聞こえて来た。
「そうですか。それはありがとうございます。」
そこに立っていたのは、見たことのない神々しい槍を持った俺の妹だった…
―●●●―
いきなり堕天使が正体を表したと思ったら馬鹿兄が串刺しにされてるじゃありませんか…これはあれですね?手を出したって認識でいいんですよね?
「あら、あなた、そこの人間の妹じゃない。まあ、見られたからにはここ」
この堕天使が言葉を言い終えるより前に、一瞬で堕天使の背後に回り込み、この汚らしい羽をすべて切り落としました。すると堕天使は。
「キャァァァァァァア!!!!!!!よ、よくも!よくもよくもよくも!!!至高の堕天使であるこの私のハ」
・・・・もう声を聞くのも不快になってきたので上半身をオーラによって消滅させます。そしたら、下半身がたおれこみ、汚らしい黒い羽が頭上から落ちてきました。
「さて。堕天使も掃除し終えたのでどうしましょうか、先輩?」
そして、私は串刺しになっている兄のポケットから出てたポケットティッシュに刻まれた魔法陣から出てきた赤髪の先輩に問いかけます。
「やっぱり気づいてたのね。清羅。」
「はい、いきなり先輩の気配が現れたものですから。」
というか先輩は所有する魔力からか、気配を察知しやすいので簡単にわかるんですよね。
「それにしても相変わらずすごいわねその槍は。中級堕天使を一瞬だなんて……」
先輩はそう言ってますが、あなたの魔力もこの程度の敵なら同じこと出来ますよね?と、喉まで出かかった疑問は置いといて、評価は素直に受け取っておきましょう。
「ありがとうございます。ところで、この兄はどうしましょうか?」
取り敢えず、この打開策を知ってそうな先輩に質問します。私もこの程度なら治癒できますが、『
「そうねぇ、堕天使が警戒するなら相当強力な『
「――私が拾ってあげる。私のために生きなさい。」
先輩はそう言って
「あれ?どういうこと?駒が入っても転生しないんだけど…」
・・・・なんか戸惑ってました。まあ、駒が足りないだけだと思うので先輩に助言します。
「先輩。駒を追加してみてはいかがでしょうか?」
そしたら先輩は、ハッとした顔で。
「そ、そうね!駒を何個か追加してみる事にするわ!」
そう言って駒を追加し始めました。というかこんなに転生に手間取ることなんてあるんでしょうか…もしかして兄さんの
「ちょっと!嘘でしょう!?駒7個でも足りないの!?」
・・・・驚きました。これやっぱり間違いありません。兄さんの
「先輩、
取り敢えず、リアス先輩に駒を8個使ってもらう事にしました。
「分かったわ。私の駒全部かけてあげる。そのかわり清羅。今度仕事手伝ってね?」
・・・・仕事を手伝わされますがまあ仕方ない。これも運命だと思って受け入れますか…
「それじゃあ、また今度説明するわね。お休みなさい、清羅。」
「お休みなさい、先輩。また明日。」
そう言って私と先輩は別れました。さて、気絶してる兄を家まで運ぶとしますか。
ありがとうございました!次の話もお楽しみに!!