妹は聖槍使い!?   作:天覧会の部長

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 お待たせしました!修行編!お楽しみください!!


第九話

 

 ライザーさんとの話し合いがあった翌日。私達は修行のためにグレモリー家が所有する別荘に来てました。

 

「さて、早速修行を開始するわよ!」

 

 ちょっと休憩したらリアス先輩達の準備が整ったらしく、修行を始めました。その間、兄は未だにバテてましたが、持ち前の気合で乗り切り、なんとか皆についていきました。

 

 

 

 

 

 最初の修行内容は木場先輩との剣術修行だそうです。現在、兄と木場先輩が打ち合っています。

 

「おりゃぁぁぁぁ!!!」

 

「はっ!やぁっ!」

 

 ・・・・木場先輩は最小限の動きで木刀を振るって対処しているのに対して、兄はただ力任せに木刀を振っているだけ。木場先輩が視野を広げろとアドバイスをしていますが、そう簡単にできるはずもなく、また木刀を叩き落されてしまいました。

 

 その後、何度も打ち合ってましたが、兄の木刀が木場先輩に当たることは一度もありませんでした。

 

 

 

 木場先輩との剣術修行の次は朱乃先輩による魔力修行。

 

「できました!」

 

 この修行で早速才能を開花させたのはアーシア先輩でした。教わってすぐに魔力の塊を作るのに成功しています。

 

 一方兄は、元々魔力が子供以下なのでロクに魔力が練れていません。ようやく作れた魔力の塊も米粒程度の大きさ。

 

 

 ・・・・ヴァーリ君。どうか絶望しないでください。

 

 

 

 朱乃先輩の魔力修行の次は、小猫ちゃんによる格闘技の特訓でした。

 

「のわぁぁぁぁ!!」

 

 あ。また兄が吹っ飛ばされました。これに、思わず小猫ちゃんは。

 

「・・・・弱っ」

 

 容赦の無い毒舌を放ちます。この言葉に兄は吹っ飛ばされた時より落ち込んでいました。

 

 

 

 

 ・・・・というか格闘技がこのレベルってかなりヤバイのではないでしょうか?このままだとライザーさんの兵士にすら手が出せずに終わりそうです。

 

「・・・・さ、もう一回です」

 

 そう思っていると、小猫ちゃんは兄に軽く死刑宣告を言い渡し、兄を吹っ飛ばし始めました。

 

 

 

 

 

 兄が吹っ飛ばされる状況を眺めた後、次はリアス先輩との基礎トレーニングだそうです。その間、私は兄とリアス先輩以外の面子の修行をつけることになりました。

 

「では始めますよ。木場先輩」

 

「うん、よろしく頼むよ」

 

 私達は互いに向き合い礼をします。そして、木刀を構え、試合開始を待ちます。

 

 「始め!」

 

 朱乃先輩の号令がかかりました。そして、試合開始と同時に先手を取ったのは木場先輩。私に一瞬で肉迫すると鋭い突きを放ってきます。

 

 ・・・・中々の速度ですね。まぁ、騎士なら当然ですか。そう考えながら木場先輩の突きを難なく弾き、友人から教わった刃くずしで木刀を叩き落としたあと、極限まで威力を抑えた蹴りを叩き込みます。

 

「グッ!」

 

 これが効いたのか木場先輩は蹴りをもらった後、地面に倒れ込みます。流石に手加減したとはいえやり過ぎた感がすごいのでとりあえず近くによって手を差し伸べます。

 

「・・・・すいません、手加減した一撃とはいえやりすぎました。怪我とか大丈夫ですか?」

 

 この発言に、木場先輩だけでなく、小猫ちゃんと朱乃先輩も驚いていました。

 

「・・・・あれで手加減なんて・・・・」

 

「・・・・相変わらず規格外ですわ」

 

 なんか二人に超生物を見たような目で見られましたが気にしないでおきます。これは気にしたら負けな気がしてきたので。

 

「三人とも、これはまだ軽い方です。私の師匠の修行は殺す気で行かないと逆に殺されるレベルだったので・・・・」

 

 これを言うと、朱乃先輩と木場先輩は更に目を見開いて驚きました。そんな中、小猫ちゃんは。

 

「・・・・清羅、体震えてますよ。大丈夫ですか?」

 

 と、心配させてしまいました。

 

 ・・・・あぁ、師匠との修行内容を思い出して自然と体が恐怖で震えてしまっていたようです。

 今考えても本当に恐ろしい事この上ないです。だっていきなり魔獣の群れの中に放り投げられたと思ったら今日はその中で生き残れって言われたり、昼食中なのに槍を投げられたり、寝る時も槍を投げられたりと、修行中はまともな生活ができませんでした。

 

 

 

 ・・・・そう考えると今の修行ってかなり楽ですね。

 

 

 

 この後、小猫ちゃんには筋肉の使い方の指導を。そして朱乃先輩には魔力の流れを加速させて今の雷の出力をあげさせたりしました。そうしてる間に、兄のメニューが全て完了したのか、今日の修行はひとまず終わりを迎えました。

 

 

 

―●●●―

 

 

「旨い!旨すぎる!!!」

 

 皆!聞いてくれ!俺は今幸せを噛み締めている!!

 

「ありがとうございます」

 

 今日の修行が終わって、俺は今妹が作ってくれた食事をいただいてる。というか何これ!?めちゃくちゃ美味しいんだけど!?コレには皆も。

 

「あらあら、負けてしまいましたね」

 

「・・・・流石です。清羅」

 

「美味しいなぁ」

 

「・・・・これ、下手したら家のシェフよりも・・・・」

 

「うぅ。こんなおいしい料理は食べた事がありません!」

 

 などと各々の感想を口にしている。ていうか妹ってこんなに料理旨かったの!?兄は驚きだぜ!

 すると、俺の顔から言いたい事を察したのか。

 

「料理は彼氏と過ごす内に学びました。今では皆で集まってよくパーティーをしてるのでこういうのには慣れてるんです」

 

 と答えてくれた。というか妹の彼氏はこんな美味しい料理をいっつも食べてるってことか!?こんなに可愛い妹を彼女に持っていて更にこんな美味しい料理を食べられるって・・・・

 

 なんだそのリア充野郎!!許せん!ライザー以上に許せん!!!いつか会ったら絶対に殴ってやろう!!

 

 とまぁ、俺の妹はかなり可愛い部類に入ると思う。それこそ部長達と張り合えるほどに。

 

 肩辺りまで下ろしたアーシアとは髪色の違う金髪にサファイアを連想させる瞳。そして身長に少し不釣りあいな胸と綺麗なクビレを描くウエスト。張りのあるお尻といい、学園の二大マスコットとして人気が出るのも分かる。

 

 というか本当に兄妹か?と疑問に思っていたら部長から声をかけられた。

 

「さて、イッセー。修行してみてどうだった?」

 

 この質問に対して俺は正直な感想を口にした。

 

「・・・・俺が一番弱かったです」

 

「そうね。それは確実だわ」

 

 そう。実は俺は妹に挑んでも負けた。最初は妹に負けてたまるか!って息巻いてたんだけど一瞬でやられてしまった。これに対して、皆は私達も同じようにやられたから仕方ないと励ましてくれたけどやっぱり悔しかった。

 

 夕食が終わり、露天風呂の話になって覗こうとしたら小猫ちゃんには「・・・・覗いたら、恨みます」と言われ、妹には聖槍を突きつけられて覗くなと忠告された。

 

 

 

 ・・・・妹よ。最近兄の扱いが雑じゃないか?

 

 こんな感じて結局木場と二人っきりで風呂に入り、修行一日目は幕を閉じた。

 

 

 




 ありがとうございました!次回もお楽しみに!!
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